[TOP] BIOLOGICS

イノベーションなんてクソ喰らえ

日本のバイオロジクスについて能力レベルはどれくらいだろうか。いまだにイノベーションを標榜することが多く、それを言っておげは誰も文句は出ないことが問題である。今の日本では、その戦略は間違っている。出来もしないことを高らかに標榜して、答えのない目標を設定し何度も失敗を繰り返し無駄なループをしている。そもそもイノベーションは、密かに行うべきだ。誰も知らない内に完成させなければならない。凡人はイノベーションの主人公を求めてはいけない。天才に任せておけばいいのである。今の日本のレベルを上げるのは、イノベーションではなく、むしろ、事業を「やり切れる」能力である。

「イノベーション」と事業を「やり切れる」は、両輪として常に回して行かなければならないが、日本に本当に必要なことは、イノベーションではなく「やり切る」能力である。

前置きが長くなったが、日本の現状は、(1)バイオロジクスの製造委託会社(CDMO)の能力は正直言って低い、(2)バイオロジクス関連の部材は、世界のメーカーが牛耳っていており、日本の容器関連ディスポ製品メーカー、クロマト・レジン関連、などの影は薄い、(3)同様に、バイオロジクス製造に使用される装置も然り、(4)用いられる細胞培養用の培地、試薬も然り、である。この状況は、40年前から変わっていない。国内産は、何一つ無いと言ってもいい。このような状況下で、1つ2つイノベーションを起こしたとしても、「タスキ」渡し事業として成り立たせる受け皿としての「やり切る」能力がないため、日本全体のレベルアップには繋がらず、世界の「やり切っている企業」が恩恵を受けるだけである。イノベーションの受け皿である企業が増えること、その能力の改善を同時に考えていく必要がある、と考える。

Biologics最新記事ページ

FAQ

バイオロジクス-FAQ [2021/02/13] ID24847

Post Views: 132 このFAQは、バイオロジクスについて初学者を対象にしています。バイオロジクスは、低分子医薬品と異なり、直接的な合成には関わらず、生物に合成させる技術、すなわち、遺伝子組換え技術の使用を基本 […]

Education

[Bio-Edu] 遺伝子 – 生体内におけるDNAからタンパク質の合成 ・基礎知識 – ID2216 [2020/06/13]

Post Views: 42 目次1 遺伝子1.1 遺伝子からタンパク質まで1.2 構成物質1.3 コドン1.4 翻訳の場所1.5 希少なコドン2 DNAからタンパク質に変換 遺伝子 遺伝子組換え技術を知るには、遺伝子の […]

[Bio-Culture] CHO細胞の培養における制御パラメータ、添加物及び装置・設備の事例 – ID6721[2020/09/08]

Post Views: 38 目次1 細胞培養とは1.1 参考文献 細胞培養とは 細胞を無菌・人工的に育てること 制御パラメータ 培養装置 細胞バンクの保管容器 フラスコ (ポリ材質) WAVE培養装置 iCellis […]

[Bio-Edu] タンパク質サンプルを得るまでのフローと装置 : 培養→精製→分析→保管 – ID9802 [2019/12/08]

Post Views: 40 目次1 原材料2 精製3 分析4 保管 原材料 タンパク質の原材料 : 以下の記事に詳細があります。 培養 浮遊培養(バッチ式) 培地 連続培養 培養するための原材料 media nutri […]

[Bio-Edu] バイオ医薬品における生産細胞株の構築の方法 – ID5029 [2020/08/19]

Post Views: 37 目次1 細胞株の構築1.1 導入遺伝子の構築1.2 遺伝子導入とは1.3 どんな細胞を使うか1.4 原材料1.5 導入 ( Transfection )2 参考記事2.1 遺伝子増幅2.2 […]

[Bio-Edu] 医薬品製造に使われる原材料の動物由来について – ID6684 [2020/01/09]

Post Views: 40 動物由来原料 対策は2通り。 最初から使わない 低減化しながら、使用できる原産国のものを使用 医薬品製造に動物由来の原料が使われている場合、感染性、BSE/TSE、などの問題を低減化するため […]

[Bio-Edu] バイオロジクスの原材料が、天然型から遺伝子組換え蛋白質へ移行した理由 – ID6622 [2020/06/25]

Post Views: 42 目次1 移行先の宿主細胞2 低分子量のタンパク質の場合3 高分子量のタンパク質の場合4 遺伝子組換え技術と生産株のマッチ 移行先の宿主細胞 出発材料を天然の原材料から遺伝子組換え細胞に変更し […]

[Bio-Edu] タンパク質を調製するための原材料 – ID9804 [2019/12/08]

Post Views: 37 目次1 タンパク質調製のための原材料2 遺伝子組換え細胞2.1 mammalian2.2 Fungal3 株価細胞培養上清4 血液5 組織のホモジナイズ抽出液5.1 動物由来5.2 植物 タ […]

[Bio-Edu] 今昔 – 天然型から遺伝子組換え型への移行圧力 – ID6626 [2020/01/09]

Post Views: 39 天然原材料のリスク 血漿由来の蛋白製剤は、ヒト由来病原性の混入リスクがあるため、遺伝子組換え型への移行が望まれている。 ある遺伝子組換えアルブミン(Albumin)の酵母による医薬品開発は、 […]

[Bio-Edu] 遺伝子組換え大腸菌からタンパク質を精製する製造フロー概略 – ID6624 [2020/01/09]

Post Views: 44 製造方法の概要 大腸菌に目的蛋白質の遺伝子を導入 大腸菌の培養 刺激剤(IPTG)添加 低温培養 大腸菌の最大増殖(蛋白質は大腸菌内に蓄積) 蓄積した蛋白質は、立体構造が異常(Inclusi […]

[Bio-Edu] 高分子蛋白質の組換え宿主細胞として大腸菌、酵母に勝るCHO細胞 – ID6629

Post Views: 41 目次1 大腸菌2 酵母・カビ3 動物細胞3.1 細胞株 大腸菌 大腸菌では、翻訳後修飾における糖鎖付加機能がないものの、糖鎖の付加がされないタンパク質で、且つ比較的分子量が小さいバイオロジク […]

[Bio-Edu] 今昔 – 天然型から遺伝子組換え型への移行圧力 – ID6626 [2020/01/09]

Post Views: 39 天然原材料のリスク 血漿由来の蛋白製剤は、ヒト由来病原性の混入リスクがあるため、遺伝子組換え型への移行が望まれている。 ある遺伝子組換えアルブミン(Albumin)の酵母による医薬品開発は、 […]

[Bio-Edu] 夢の薬 – インターフェロン – ID6619 [2020/01/09]

Post Views: 38 インターフェロン 1954年に抗ウイルス活性の発見としてインターフェロンの歴史が始まる 当初の製造方法では、白血球にある種の化学物質やウイルスで刺激すると天然型のInterferonを産生さ […]

[Bio-Edu] (1) 血液中の蛋白質の濃度 – ID6520 [2020/01/09]

Post Views: 30 血液 血球 : 赤血球 血漿 : 遠心分離して血球を除いた上清画分 血清 : 血液を凝固させて凝固画分を取り除いた上清画分 蛋白質 濃度 説明 Albumin 35-55 mg/mL 血中浸 […]

[Bio-Edu] (2) 血漿分画製剤 – ID6526 [2020/01/09]

Post Views: 38 目次1 血漿分画製剤のいろいろ2 主な血漿分画製剤の適応症 血漿分画製剤のいろいろ アルブミン製剤 (JBより) 免疫グロブリン製剤 (JBより) 血友病製剤 (JBより) アンチトロンビン […]

[Bio-Edu] 高分子蛋白質の組換え宿主細胞として大腸菌、酵母に勝るCHO細胞 – ID6629

Post Views: 41 目次1 大腸菌2 酵母・カビ3 動物細胞3.1 細胞株 大腸菌 大腸菌では、翻訳後修飾における糖鎖付加機能がないものの、糖鎖の付加がされないタンパク質で、且つ比較的分子量が小さいバイオロジク […]

[Bio-Edu] ATCCを代表とする各国の生物資料センター – ID3857 [2019/12/20]

Post Views: 38 Bioresources ATCC(American Type Culture Collection) 米国、非営利団体 1925年設立 世界最大の生物資源バンクを保有・分譲 細胞株は3,4 […]

バイオロジクスの実製造プロセスと装置および機材 – ID20713 [2020/02/29]

Post Views: 37 目次1 バイオロジクスの実製造2 抗体医薬の製造は,プラットフーム化され,既にコモディティ技術となっている3 rAAVの製造には,これまでの装置技術の流用が可能4 実製造プロセスと装置および […]

最新

Biologics最新記事ページ


更新

Biologics更新記事ページ

編集履歴
2020/02/20 AAV関連記事を統合
2020/04/14 2カラム化
2020/10/07 1カラム化

用語の解説、関連タグ付き投稿の抽出

Update ID21920

BIOLOGICS, company, J&J, vaccine
[Vc] J&J/Janssen – 新型コロナウイルスに対するワクチン – ID29399 [2021/08/02]

BioNTech社とPfizerが共同開発するmRNAをベースの新型コロナウイルス感染症に対するワクチンです。開発ワクチンは、SARS-CoV-2受容体結合ドメイン(receptor binding domain; RBD)をコードするヌクレオチド修飾メッセンジャーRNAをベースにしている(BNT162b2)

security, Synology, WordPress
[Synology] NAS/Router ログ・センターは、毎日1回は見るべし – サーバーへの総当たり攻撃を発見、システムのログイン制限の適切な設定と自動ブロック- ID16720 [2021/08/01]

Post Views: 48 目次1 はじめに1.1 Log Center1.2 これまで2回のattackに対する設定概要2 基本設定2.1 前回、MailPlus Serverへのattackを受けた時の状況3 基本 […]

app, Synology
[Synology] 写真の管理 / Photo Station & Moments はDSM 6用 – ID26326 [2021/08/01]

Post Views: 40 目次1 はじめに1.1 必要なもの2 補完的に活用する3 バックアップ4 Windows10のiCloudフォトからバックアップを取る5 MomentsからPhoto Stationのフォル […]

更新された投稿の最新順

その他記事(ALL-RANDOM, ID:16786)

BIOLOGICS, production
[Data Link] Continuous Manufacturing in Biotech Processes – Challenges for Implementation – ID9077 [2020/02/10]

Post Views: 32 Continuous Manufacturing in Biotech Processes – Challenges for Implementation https://isp […]

BIOLOGICS, cell, key-word
[用語] PCL – Packaging Cell Line/Producer Cell Line – ID22010 [2020/08/23]

Post Views: 37 目次1 Producer Cell LineとPackaging Cell Lineの違い2 FDAガイドライン2.1 遺伝子治療ベクターの遺伝子解析3 対応できる企業4 PCL関連文献リン […]

key-word
[企業] Pfenex – タンパク質の高生産株の樹立技術 – [2020/09/02] ID21966

Post Views: 40 Pfenex カリフォルニア州サンディエゴ 機能性タンパク質(酵素、抗原、ナノボディ)の高生産株の樹立技術 PF708; ボンシティ(Bonsity) PF743 PF745 CRM197( […]

- 以下のツールに敬意を示します -
Support to AMP (Accelerated Mobile Pages) by official AMP plugin for WordPress, and compatible powered by
Post viewing : Flex Posts - Widget and Gutenberg Block