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  • [Synology] NAS (DS918+/DS920+)の バックアップを考える – システム構成は「Hyper Backup」、「Snapshot Replication」および「Synology Drive」- Smartプラグによる外付けHDDケース電源の管理によるセキュリティ向上、最後にシステムコンフィグレーション /クラウドバックアップ,Active Backup for Bisunessの設定も追記 [2023/11/15][2025/03/18]追記]

    [Synology] NAS (DS918+/DS920+)の バックアップを考える – システム構成は「Hyper Backup」、「Snapshot Replication」および「Synology Drive」- Smartプラグによる外付けHDDケース電源の管理によるセキュリティ向上、最後にシステムコンフィグレーション /クラウドバックアップ,Active Backup for Bisunessの設定も追記 [2023/11/15][2025/03/18]追記]

    はじめに

    2023/11/15,内容(クラウドバックアップについて追加)を更新しました.編集履歴は,最後尾を参照してください.

    ローカルネットワークに、DS918+とDS920+を立ち上げています。DS918+では、DS918+の外付けHDDにバックアップしています。DS920+のストレッジはSSDで構成しているので,HDDでストレッジを構成しているDS1621xs+(DS918+から移行)より少ないため、DS920+のバックアップ先は、DS1621xs+に設定して行っています。以下,DS918+はDS1621xs+に読み替えてください (2022/11/13).

    最近までのバックアップ体制は、「Hyper Backup」と「SnapShot Replication」の2つの構成でしたが、「Synology Drive」を追加した3つの構成にしました。Synology Driveは、PC/iPadなどの端末のデータバックアップを目的に導入しています。

    Hyper Backupは、NAS間や外付けUSB HDDにシステム設定やアプリケーションをバックアップすることができます。

    SnapShot Replicationは、#snapshotフォルダーというシステム・フォルダを作り、そのフォルダー内に、指定した時間毎に差分のバックアップを作成し続けます。

    Hyper BackupとSnapshot Replicationにより、復元能力が高まります。

    忘れてはいけないのは、システムの設定などのバックアップです。これについても最後に示しています。

    Driveは、Synology NAS同士でもバックアップが可能ですが、PCやiPadのデータをSynology NASにバックアップできます。そのモードは、(1)同期、(2)アップロードのみ、が可能です(追記、2022/01/08 by Mr. Harikiri)。

    Hyper Backup/Snapshot Replication、そしてDrive

    Synology NASのパッケージには、いくつかのバックアップ・ソリューションが無料で提供されています。その内、以下の2つのバックアップ・アプリケーションについて役割を意味付けし、それぞれを使い分ける運用を考えます。最後に、3つ目のパックアップアプリのDriveは、端末のデータ バックアップを目的に解説しました。

    • Hyper Backup
    • Snapshot Replication
    • Drive

    Hyper Backupで十分か?

    これまで、Hyper Backupのみで運用していました。どのようにパックアップを捉えたらいいのか、余りわからないまま使用していたわけです。

    バックアップの運用では、長らくSnapshot Replicationも併用していまましたが、PCやiPadのデータ バックアップも統合的に行いたかったので、Driveの運用を追加しています。

    Hyper Backup

    Hyper Backupの運用は、毎日1回のバックアップを実行するにように、スケジューリングしています。

    Hyper Backupの機能の概要は以下の通りです。

    • EXT4, Btrfswiki (Synology NASの+シリーズで対応)
      • 対応するファイルシステムは、EXT4, Brtfsです
      • Snapshot Replicationと併用するには、ファイルシステムをBtrfsで構築する必要があります
    • バックアップファイルの「暗号化」
      • AmazonやGoogleなどの、ローカルでないパブリック・サーバーへの保管もある程度は安心です
      • 何らかの理由で、マシンを全てロストした場合でも、新しいDS918+を購入してデータを復旧できます
    • 復元
      • バックアップファイルは、Hyper Backupでしか復元できない
    • バックアップの内容
      • 「システム構成」のバックアップと復元
      • 「アプリケーション構成」のバックアップと復元
      • 「ブロックレベルの増分バックアップ」機能(初期バージョンの差)
      • 「データ」のバックアップ
    • バックアップ先
      • 「外付けUSB HDD」へのバックアップが可能。Btrfsである必要はない
      • 「リモートSynology NAS」へのバックアップが可能。異なる敷地にあるNAS間が理想です
      • 「ファイルサーバー」へのバックアップ
      • 「クラウドサーバー」へのバックアップ
    • バックアップの「スケジューリング」

    2つのバックアップソフトのインストールは、以下のリンクをご参照ください。

    Synology NASをバックアップする方法

    https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/tutorial/Backup/How_to_back_up_your_Synology_NAS#t2.3

    Snapshot Replication

    Snapshot Replicationの複製先に必要な機能

    ここで複製と言っているのは、2つの機能のことです。

    1. Snapshotとは
      • 選択した共有フォルダのスナップショットを取得します
      • 取得先は、共有フォルダ直下の「#snapshot」フォルダです
      • 設定した間隔でスナップショットを取得します
      • リビジョン管理できます。Windowsのエクスブローカーから以前のバージョンを見たり,復元することができます
    2. Replicationとは
      • 選択した共有フォルダの複製をスナップショットの形式ではなく、正に複製(replication)を取得します
      • 複製先は、ローカルとリモートを設定できます。最近、DSMがバージョンアップしてから、ローカルが設定できなくなりました(2020/09/27, Mr. Harikiri)
      • リモートにも同様に「SnapShot Replication」をインストールしておく必要があります
      • 複製先には、以下のファイルシステム(Btrfs)の要件が必要です
      • リモートにReplication(複製)しても、#snapshotフォルダも複製されます。スイッチオーバーも可能ですsource
    • Btrfsボリューム
      • システムHDD (または最近ではSSD)の初期設定においてBtrfsを選択している必要があります
    • Snapshot Replication
      • 必要なアプリです
      • 複製先にリモートを設定する場合、リモートにも「Snapshot Replication」がインストーされている事が必要です

    実質的には,Synology NAS間でしか複製(Replication)はしにくいか、または、できないのではないかと思われます.Synology製以外,且つ高機能なNASを持っていないので分かりません.

    Snapshot Replication – DiskStation Manager – より

    https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/help/SnapshotReplication/data_protection_mgr

    SynologyのDSMでNAS2台をLAN経由&インターネット経由で同期させてバックアップ&フェイルオーバー&リカバリしてみた

    https://gigazine.net/news/20171005-synology-6th-review/

    SnapShotの使用例

    [Life] WordPressメンテナンス – Ultimate Memberプラグインをインストールしたらページが見つからない不具合?

    [Life] WordPressメンテナンス – Ultimate Memberプラグインをインストールしたらページが見つからない不具合? はコメントを受け付けていません

    Drive

    Synology Driveによるバックアップは、PC端末のデータを専用のクライアントソフトで修正されたら即時にそのままのフォルダ構造でバックアップしてくれます。また,当然,2つのNAS間でも可能です.

    他方,HyperBackupの場合,1回限りのバックアップでは,そのバックアップ先ではそのままファイル/フォルダを閲覧したりアクセスが普通にできるようですが,定期的にバックアップする場合,バージョン管理されるため特別なフォーマットでバックアップされます.そのため,ファイル/フォルダは普通に閲覧することはできません.

    そこで,NAS(1) – PC間または,NAS(1) – NAS(2)間で,そのままのフォルダ構造でバックアップしたい場合,即ち,ミラー情報としてバックアップしたい場合は,Synology Driveを使用します.

    必要なアプリのインストー

    Driveによるバックアップには、Synology NASにサーバー(Drive)をインストールし、データを保持している端末(PC/iPad/Synology NAS)にClientアプリをインストールして使用します。

    • サーバー用アプリ : Synology Drive (Synology Drive Adminコンソール)
      • Synology Driveでは、Adminコンソールで、すでに存在する共有フォルダに対してチームフォルダに設定したフォルダ内にサブフォルダの作成や、チームフォルダ/個人フォルダ内のファイル閲覧ができます。
      • Adminコンソールでは、クライアントと共有するためのチームフォルダの設定、クライアント・リストの確認、同期/アップロードなどのログの確認、及びドライブ容量などの情報の確認ができます。
    • NAS用のクライアント アプリ : Synology ShareSyc
      • ShareSycモードでは、シンクロモード(同期)やアップロードモード(サーバーにあるファイルを削除しない限り残る)させるモードの設定、及び、サーバー接続の設定が可能です。
      • サーバーにアップロードのみのモード
    • 端末用のクライアント アプリ : Synology Drive Client
      • NAS用のクライアント アプリ (Synology Drive, webブラウザを使用)と同様の機能を持つPC用クライアントです。

    パッケージセンターから「Drive」をインストールすると,以下の3つが機能追加されます.

    1. Synology Drive: NASのDrive閲覧
    2. Synology Drive ShareSync: NAS間の同期を設定
    3. Synology Drive Admin Console: NAS上のフォルダーを指定

    Synology Driveを追加したシステム構成全体としてのSynology DriveのモードやサーバーNASの構成は以下の通りです。

    • クライアント アプリではアップロードモードに設定
    • アップロードした先のサーバーNASでは、Hyper BackまたはSnapShot Replicationでバックアップを実施
    • 運用(1) : PC/iPadは、それぞれのクライアントアプリをインストールして運用.
    • 運用(2) : 以下は特種な運用方法ですが、事例として参考になると思うので、その運用概要を示しました。
      • A拠点には、光ネットワーク、サーバーNASを設置しています.
      • B拠点には、SoftBank Air (WiFi)、クライアントNASとPC/iPadを設置しています。日々、クライアントのデータが増加します.
      • B拠点のデータをA拠点にバックアップすることが目的です.
      • B拠点のNASのチームフォルダには、PC/iPadからネットドライブやDrive クライアントからデータがアップロードされます。
      • B拠点のNASのチームフォルダは、A拠点のDrive サーバー NASに自動的にアップロード(モード)されます。
      • A拠点のNASは、Hyper Back/SnapShot Replicationでバックアップされます。

    ミラーでバックアップ

    クライアント側で,ミラーによるバックアップができるように設定します.下図は,NASのクライアントソフト(Dirve ShareSync)の場合の設定例です.

    注意点ですが,項目「再リンクしたときのデフォルトの操作を選択します」の設定では,以下の事象が起こったので,その場合の対応策を示しました.因みに,「リモートNAS」は「サーバーNAS」のことです.

    事象 : 不具合と対処方法

    1. 初期設定で,(1)「・・・リモートNASから再取得されます」としていました.
    2. ミラーによるバックアップに変更するために,(2)「・・・リモートNASから削除されます」に変更し,OKで閉じて設定できたつもりでした.
    3. 一旦,リンクを解除して再接続したところ,(1)の設定が生きており,クライアントNASに削除したばすのテストファイルが生き返ってしまいました.
    4. そこで,クライアントNASを再起動したところ,削除したテストファイルは生き返ることなく,リモートNASから削除されました.
    5. この状態で,クライアントNASにある既存ファイルを削除してみたところ,リモートNASのミリーファイルも削除されることが確認できました.
    すでにこのsynology nasに接続しています.

    Synology Drive Clientで「同期タスク->作成」で新しくタスクを作ろうとした時に「すでにこのsynology nasに接続しています.」により作成できない場合があります.解決策の一つは,「バックアップタスク」を見てください.接続しようとしているDriveサーバーのタスクがあるはずです.これが既に接続されているという理由です.このタスクを削除すると「すでにこのsynology nasに接続しています.」は表示されなくなりタスクを作成できるようになります.

    「同期タスク」と「バックアップタスク」の画面は機能面からすると本来は同期していなければならないはずですが,同期していないことで,「同期タスク->作成」ができないのか,だいぶ悩んでしまいましたが,これで無事解決です.

    バックアップ体制の構築

    まず最初に設定しておきたい機能は、Snapshot Replicationの「snapshot」です。スケジュールングして、例えば10分や、30分毎に差分のバックアップを取るように設定します。最小5分の間隔も設定できます。

    以下に、これら機能について、今一度まとめました。

    • Windowsからネットドライブとして使用している場合、前のバージョン(リビジョン)が保存されているので、ファイルのプロパティのバージョンから以前のものを復元できます
    • NAS モデルが Btrfsファイル システムをサポートしている場合、Snapshot Replicationを使用してローカル コピーを作成できます(DS918+/DS920+は可能)
    • iSCSI LUN対応
    • Hyper Backupより処理速は高速
    • スナップショットのスケジューリング(予約スナップショット)は、の3モードがある
      • 常に維持する
      • 最新を維持する
      • カスタマイズ
    • Synology Snapshot Manager
      • Synologyサイトからダウンロードし以下のプラットフォームにインストールすれば、Snapshotを直接管理できる(http://www.synology.com/から無償)
      • VMware
      • Windows Server

    Snapshot, Synologyサイト –

    https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/help/SnapshotReplication/snapshots

    最初のスナップショットを取ると、フルバックアップが取られます。その後、バックアップとの差分が取得されます。いずれも、スナップショットです。

    Snapshot Replicationのインストールと設定方法及びスナップショットの概念について、ATCさんの以下の記事が大変参考になります。

    Synology NASでスナップショットを取得する | Snapshot Replication

    https://www.atc.jp/synology_nas_snapshot_replication/

    バックアップの充実化

    Synology NASに保管しているデータおよびNote StationやDBなど一部サーバーのバックアップは、Hyper Backupで必要十分です。

    Snapshot Replicationを使えば、システム構成というより、データの復元に特に向いています。

    この2つのバックアップを使うことで、よりきめ細かなバックアップにより、ほとんどの異常事態においても完全な復元および短時間で最新の復元が実現できます。

    対応するNAS

    Synology製品で、SnapShot Replicationが使用できる、Synology NASシリーズは、Synology siteを参照してください。

    Hyper BackupとSnapshot Replicationの比較

    Hyper Backup

    Hyper Backupの処理時間は、Snapshot Replicationの処理時間より多くかかるが、以下のリストおよび表1に示したように、5種類のストレッジにバックアップできます。暗号化も可能。

    1. ローカル
    2. 外部USB
    3. 別のSynology NAS
    4. ファイルサーバー
    5. パブリッククラウド

    Snapshot Replication

    一方、Snapshot Replicationは、基本的に指定した共有フォルダのスナップショットを取得します。これがsnapshot機能です。そのスナップショットをバックアップするのが、replication機能です。

    ランサムウェア対策には、Snapshot Replicationが良く使われているようです。

    その対応策は、別途、replicationしていたデータを使いデータを再構築します。

    表1. バックアップ・アプリの比較(Synology Siteより)

    バックアップ先Hyper BackupSnapshot ReplicationUSB CopyCloud Sync
    ローカル共有フォルダありありなしなし
    外部デバイス (USB)ありなしありなし
    別の Synology NASありありなしなし
    ファイル サーバーありなしなしWebDAV と OpenStack データ同期専用
    パブリック クラウドありなしなしあり

    バックアップ戦略

    バックアップは、(1)データが破損などによりカレントのデータ自体が無くなる場合、(2)サーバーが損傷する場合、(3)サーバーが置かれている場所が崩壊するなど、データ自体が無くなる要因は、最悪の場合も予想できます。

    • (1)データのみが無くなった場合は、ローカルのバックアップから復元すれば済む
    • (2)サーバーが損傷した場合、同じサーバーをあらためて購入するなどして用意し、別にバックアップしていたSynology NASやファイルサーバーから復元すればよい
    • (3)サーバーが置かれていた場所の崩壊の場合、パブリッククラウドのバックアップや別サイトのSynology NASのバックアップから復元できる。

    個人の場合、自宅内にある別Synology NASか、Windowsのファイルサーバーにバックアップするものと想定されます。それは、一般的な選択肢になります。

    また、パブリッククラウド(iCloud, Amazon, Googleなどから提供されるサービス)をバックアップの保存先に選択することは、Hyper Backupが暗号化機能を有していることから、そのハードルはそれほど高くないと思われます。

    実際の運用

    別のSynology NASがない場合、すなわち2台もNASないのが一般的だと思われるので、それを前提にすると、以下の運用がベターです。

    因みに、最近、DS918+の後継機であるDS920+をblog用に導入しました。現在は、この二台体制によりバックアップ体制が充実しています(2020/09/08 HARIKIRI(MR) )。

    1. Snapshot Replicationの運用

    小さなトラブルのためには、日頃から小まめなバックアップをして、また、復旧も迅速にするために活用します。バックアップ先はローカルにします(一般的な使用ではそれしかない)。

    例えば「web」フォリダーをバックアップ元すると、バックアップ先には「#snapshot」というフォルダーが作成されます。設定したスケジュールでスナップショットは、この「¥web¥#snapshot」ローカルフェルダーに、スケジュールされた日時を表すフォルダー名で作成されていきます。

    日々の大きなバックアップは、Hyper Backupに任せます(毎日)が、Snapshot Replicationによるスナップショットの間隔は、Hyper Backupより短い方がよいです。例えば1時間や2時間、5分毎も可能です。#snapshotフォルダーは、Hyper Bacvkupによるバックアップ対象のフォルダーではありません。従って、Hyper Backupのバックアップ先には、#snapshotフォルダーは含まれません。

    2. Hyper Backupの運用

    おすすめは、Synology NASにHDD毎に独立の電源スイッチがある裸族のお立ち台を接続(USB4台)して、毎日のパックアップ、パックアップ完了後のアンマウントしてオフラインにする設定が安全面からベターでです。

    ただし、バックアップの後の次のパックアップには、HDDケースのスイッチのOFF/ON操作が必要になります。こまめなOFF/ONは必要とは思わないので、気づいたときにOFF/ONする運用でもよしとします。ただし、バックアップ先のHDDが再マウントされていないため、HDDがオンラインにならないとバックアップは失敗します。HDDのOFF/ONによりマウントされている場合は、その時に限りバックアップされます。この点は注意してください。

    3. 自動化

    当サイトでも記事にしている「Switch Bot」シリーズの「プラグ」を用いて、外付けHDDケースの電源をコントールしバックアップの自動化を行う。これにより、手動によるHDD電源のオン/オフは不要となり、不必要な時間帯での外付けHDDケースの稼働が避けられることで、セキュリティ向上につながる。

    • 当サイトでも記事にしているSmart Botシリーズのプラグを、DS918+のUSBに接続した外付けHDDケースの電源プラグと家庭用コンセントの間に接続
    • iOS用SmartBotアプリからプラグの稼働時間を設定します
      • Hyper Backup、および Snapshot Repricationがバックアップするタイミングに応じた時間帯に設定します
      • 設定する時間帯の開始と終了の時刻は、5分から10分程度の余裕時間も考慮します
    • 設定した通りに、外付けHDDケースに対してバックアップできているか、ログを確認します
    WD BlueTM (5400 RPM Class)
    • 2年保証
    • 3.5 inch
    • Win/Mac対応
    • 4Kセクタ(AF)
    • SATA, 5Gb/s
    • 5400 rpm
    • イメージバックアップソフト(無料ダウンロード), Acronis True Image WD Edition (Windows版)
    • NoTouchTM ランプロードテクノロジー搭載: 記録ヘッドがディスクの表面に触れないように安全に配置されており、データを保護する

    USB Copy

    もっと柔軟なバックアップには,USB Copyも活用できます.

    • DS918+/DS920+では,全面とは背面に,1つずつUSB 3.0ポートがあります.外付けHDDにフォルダ/ファイルをコピーすることができます.
    • コピー動作のトリガー
      • USBデバイスのホットプラグしたとき
      • ハードウェアコピーボタンを押したとき
      • スケジュールを有効にして,その稼働時期になったとき
    • モード
      • フレキシブルモード
        • インクリメンタル
        • ミラー
        • マルチバージョン
    • 高度なオプション
      • インクリメンタで以下のオプションが使用できる
        • 送り先フォルダーの元のファイル構造を削除
        • ファイルの競合ポリシー
        • コピーが完了したら,そーすファイルを削除
      • マルチバージョンで以下のオプションが使用できる
        • ローテーションポリシーオプション
          • 古いバージョンからローテーション
          • Smart Recycle
          • 最大65535のバージョン保存
    • タスクが完了するとUSBデバイスは安全に自動排出される
    • フィルター機能が使える
      • 音楽,動画,画像,文章
    • ログ作成機能
      • 最大100,000
    • 通知機能
      • SMS
      • E-mail
      • モバイル
    • ビープ音
      • 開始時
      • 終了時

    USB Copy — Synology サイト —

    USB Copy の仕様 | Synology Inc.

    PC/Macなどのバックアップ

    以下のActive Backup Suiteによるバックアップに関するる記載は,古くなっています.2023年現在,Active Backup Suiteは,名前を変えてActive Backup for Bisunessとなりパワフルになりました.

    以下の内容は古いですが,記載内容は残しておきます(2023/10/08)

    Active Backup for BisunessでPC/Macをバックアップする方法は,別の記事を参考にしてください.

    https://harikiri.diskstation.me/synology/42352/(新しいタブで開く)

    Active Backup suite (古い,2023/10/08現在)は,Synology NAS以外のマシンのバックアップをSynology NASにすることを可能にします。

    Synologyが提供するライセンスフリーのバックアップバッケージは、SMB、rsyncによりSynology NAS以外のマシーンのデータやシステムをバックアップすることができるようになります。

    • Windows 10 PCのデータ、システムのバックアップと復元
      • バックアップは、Synology NASをバックアップする同様の技術で、差分バックアップすることでバックアップ容量を削減できる
      • リストアでは、CDやUSBメモリーで起動して、バックアップデータを保存しているSynology NASに接続することで、指定の復元ポイントに戻すことができる
    • ファイルサーバー
    • 仮想マシン

    Active Backup Suite – Synology Site –
    (2023/10現在,Active Backup for Bisunessと名前を変えてパワフルになりました.以下の記述とリンクは参考までに止めてください)

    Active Backup は、VMware、Hyper-V、Windows エンドポイント、Microsoft 365、G Suite のバックアップタスクを Synology NAS で一元管理し、一台のシンプルなコンソールで管理できるようにします。高速で信頼性の高いリカバリを実現し、実行中のサービス、VM、およびファイルを即座に利用できるようにします。

    具体的には、Active Backup for BuisinessパッケージをSynology NASにインストールし、Windowsをバックアップしたい場合は、Windows10用のエイジェントをPCにインストールするところから始まります。

    https://www.synology.com/ja-jp/dsm/feature/active_backup_suite

    Active Backup for Businessの簡単な使い方

    • PC/MacにはAgentアプリをインストールしておく
      • このAgentからはバックアップのスケジュール設定はできないので,NASのサーバーアプリから設定すること.
    • Synology NASに”Active Backup for Bisuness”をインストールする.
      • 左のメニューからWindows/Macの場合,PC/Macをクリック
      • WindowsかMacの何れかのタブをクリック
      • バックアップタスクを作成するために「作成」をクリックして編集
      • 以上でPC/Macはスケジュールとルールに従いバックアップされる
    • スケジュールの変更
      • NASにあるサーバーアプリの”Active Backup for Bisunessを開く
      • 左のメニューからWindows/Macの場合,PC/Macをクリック
      • WindowsかMacの何れかのタブをクリック
      • 既に作成されているデバイスをクリックすると,タスク名が表示される.
      • 表示されたタスクをクリックすると画面が変わり,タスク名やデバイス名のリストが表示される
      • 編集タブが表示され有効になっているので,編集をクリック
      • ダイアログが現れるので,ルールやスケジュールを編集する
      • 以上

    システム・バックアップ

    以下で説明する「システム・コンフィグレーション」のバックアップは、Synology NASシステムの各種設定についバックアップすることが可能です.システム障害が起こった時に、できるだけ最小限の復旧作業で済みます。

    以下挙げた項目がバックアップされます。以下の図のように、拡張子が、「dss」のシステム・コンフィグレーション」ファイルをダウンロードし,その時まで安全に保管しましょう。

    • ユーザー
    • グループ
    • 共有フォルダー
    • ワークグループ
    • LDAP
    • SMB
    • AFP
    • NFS
    • FTP
    • Advanced
    • ネットワークパックアップ
    • ユーザーホーム
    • パスワード設定
    • パスワード期限
    • SNMP
    • タスクスケジュール
    • ノーティフィケーション

    最終防衛線はクラウドか!

    以上,バックアップしたデータの保管場所(サイト)を自宅にするという前提で解説してきました.即ち実データとバックアップデータが同じ場所という設定でした.実データとバックアップデータが同じ場所にあるということは,もしも,侵入者が実データを奪取できたとした時,同じ場所にあるバックアップデータも危険に曝されていることになります.

    そこで,考えられるのは,バックアップデータを保管を他サイトにするという提案です.それが,今後の在り方なのかも知れません.でも,個人的には少し抵抗がありますが,暗号化したバックアップデータであれば,少し積極的にはなれそうです.

    クラウドサービスは,どこでもよいのですが,例えば,マイクロソフトのOne Drive,AppleのiCloud,それとSynologyが提供するC2 Storage,等があります.クラウドサイトの地域は,Synology C2では,ヨーロッパ,北米,台湾です.One Driveおよび iCloudは,日本だと思われますが公表されているのかは不明です.

    Synology C2のアドバンテージは,Synology NASの機能に沿ったサービスが提供されます.C2の価格は,以下のリンクから確認できます.

    C2 Storageの価格 – Synology

    https://c2.synology.com/ja-jp/pricing/storage

    まとめ

    Snapshostによるバックアップは、ランサムウェア対策に使われることが多いと聞きます。短い間隔での差分バックアップであるため、最も近い過去での最新バックアップを持っているためです。

    ベースとなる「まるごとバックアップ」は、Hyper Backupに任せて、そのHyper Backupのバックアップ間隔の隙間を埋めるのが、Snapshot Replicationです。

    最後に、バックアップと共に、セキュリティとして重要であるのが、データの漏出の防止です。その為には、暗号化についても考える必要があります。もしも、Synology NASを使用しているのであれば、暗号化について以下の記事もご覧ください。

    編集履歴

    2019/12/01 はりきり(Mr)
    2020/01/03 追記・文言整備
    2020/03/05 文言整備
    2020/04/24 追記 (関連記事)
    2020/05/01 追記 (Snapshot Replicationは、Btrfsで使用できる)
    2020/05/04 追記 (ランサムウェアについて、まとめ)
    2020/08/13 文言整備、修正(web-1フォルダーが作成される → #snapshotフォルダーが作成される)、追加(DS920+とDS918+について)
    2020/09/08 文言整備、追記 (DSMでの操作画面)
    2020/09/27 誤記修正 (誤記であったHyper Backupでリビジョン管理を削除)、文言整備
    2021/01/03 追記 (自動化 - Smart Botのプラグを使って外付けHDDケースの電源のON/OFFを管理する)
    2021/03/28 追記 (USB Copyについて)
    2021/04/03 追記 (Active Backupパッケージについて)
    2021/05/15 追記 (システムコンフィグレーションのバックアップ)
    2021/10/16,文言整備(SnapShot Replication関連)
    2022/01/08,追記(Synology Driveによるバックアップ)
    2022/11/13,修正(DS918+からDS1621xs+に移行したことに伴う)
    2023/08/28,追記(Synology Driveを使ったミラーバックアップについて)
    2023/10/08,追記(Active Backup for Bisunessは,Suiteからパワーアップ)
    2023/11/11,追記(パッケージセンターからDriveをインストールして追加される3つの機能: Synology Drive, Synology ShareSync,および Synology Drive Admin Console)
    2023/11/15,追加(クラウドにバックアップするについて)
    2024/07/14,文言整備(誤記訂正など)
    2024/12/29,追記(同期タスク->作成がてきない場合の対処法)
    2025/03/18,追記(Active Backup for Bisunessとクライアント(agent)のインストールと設定)

    以上

  • 今日の英語 – しなければならない – must/have to ; しなくて良い – don’t have to [2019/11/29]

    今日の英語 – しなければならない – must/have to ; しなくて良い – don’t have to [2019/11/29]

    must

    must は、主観的、強制的、義務的
    must not : してはいけない

    have to は、客観的、主観にはまかせる(=客観的たちばからの)感覚
    don’t have to : しなくて良い

    TryItより

  • [行ってみたい] 和歌山高野山、恵光寺 [2019/11/28]

    [行ってみたい] 和歌山高野山、恵光寺 [2019/11/28]

    宿坊体験は、外国人に人気。平日のこの日で60~80人の外国人の宿泊。年間1万人が宿坊を利用。宗教上の理由で浴場に入れない外国人でも、内風呂完備の宿坊もある。

    護摩体験

    夜の奥の院のツアーなど

    2019/11/24

  • 気になる企業 – WuXi Biologics – 生産能力を精力的に拡大中 – ID3693 [2020/07/14]

    気になる企業 – WuXi Biologics – 生産能力を精力的に拡大中 – ID3693 [2020/07/14]

    WuXi Biologics

    WuXi Biologics

    • 2019年の売り上げは、約3,980億円
    • 培養タンクは、PerfusionおよびFed-batchを整備している
    • 現在、中国に4つのPlantにおいてSUB 2,000Lをメインに稼働している
    • MFG 4には、SUB 4,000Lを擁している
    • 今後も、Singapore, Irlandなどに製造サイト増設を予定
    • 子会社のWuXi Vaccineは、ワクチン製造にIrelandで製造所を建設

    WuXi Technology as platform

    • WuXiBody
    • OMT Platform
    • ADC Platform
    • More

    Manufacturing site

    表1. WuXi BiologicsのFacilityまとめ

    2020/07/14現在

    SiteBioreactor typeCapacity
    Wuxi city (MFG 1), 2012GMP Perfusion200L x 2 (ATF6(TM))
    (approved by U.S. FDA, EMA)GMP Fed-Batch200L x 1
    500L x 1
    1,000L x 1
    2,000L x 3
    Primary purification suitesPre-viral
    Final purification suitesPost-viral
    Wuxi city (MFG 2), 2017GMP Perfusion1,000L x 2 (AFT10 (TM))
    GMP Fed Batch (suite 1)2,000L x 7
    GMP Fed Batch (suite 2)2,000L x 7
    Shanghai (MFG 3), 2018GMP Perfusion200L x 1
    500L x 2 (ATF6(TM))
    1,000L x 1 (ATF10(TM))
    GMP Fed-Batch200L x 1
    500L x 1
    1,000L x 1
    2,000L x 2
    Purification 2 suitespre and post-virus
    Process development labs
    GMP cell banking suites and storage x 10
    Wuxi city (MFG 4), 2019GMP Fed-Batch1,000L x 2
    2,000L x 2
    4,000L x 1 (ABEC)
    Harvest room dedicatedcentrifuge/depth filtration
    Segregated purification roompre and post-riral
    Bulk drug substance fill isolator
    Media and buffer preparation systemdisposable
    Wuxi city (MFG 5 & 9)GMP Available Q1 2021/2022
    60,000L fed-batch (9 x 4KL ABEC, 12 x 2KL GE)10,000L for clinical in MFG 9
    12K-16KL for commercial in MFG 5
    Ireland (MFG 6 & 7)GMP Available 2021for commercial
    Perfusion1,000L x 6
    Fed-batch48,000L
    Shijiazhuang city (MFG 8)GMP Available 202248,000L for clinical and commercial
    Singapore (MFG 10)GMP Available 2022
    Perfusion500L (ATF6(TM))
    Fed-batch2,000L x 2
    Worcester, MA, USA (MFG 11)GMP Available 2022Perfusion 500L
    Fed-batch 2,000L x 2
    Chengdu city (MFG 12)GMP Available 20224,000L x 12
    Crandury, NJ, USA (MFG 18)GMP Available 2021Fed-batch 200L to 2,000L
    https://www.wuxibiologics.com/services-solutions/commercial-drug-substance-cgmp-manufacture/#wuxi1

    Bioreactor : ABECの4,000L SUBを持つ

    Bioreactor capacity 180,000L by 2022

    スケールアウトの戦略

    20,000Lなどの巨大なBioreactorを揃えるのでなく、それより小さいBioreactorで容量を達成するために、その数を増やす戦略が、スケールアウトです。これまでは、スケールアップが一般的でしたが、WuXiは、スケールアウトで、処理量の拡大化を進めています3)

    参考文献

    1)

    Bayer and WuXi Biologics enter into an agreement on a Leverkusen drug product plant

    https://media.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/Bayer-and-WuXi-Biologics-enter-into-an-agreement-on-a-Leverkusen-drug-product-plant
    2)

    WuXi Biologicsの子会社であるWuXi Vaccinesが、生物製剤の発見、開発のために、2億4千万USDを投資してダンダルク、アイルランドに新しいワクチン製造施設を建設すると発表 (2019年11月22日)。2019年初めにWuXi Vaccinesによって20年間の製造業許可書(Letter of Intent: LOI)を得ている。

    https://media.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/Bayer-and-WuXi-Biologics-enter-into-an-agreement-on-a-Leverkusen-drug-product-plant
    3)

    Scale-Out Biomanufacturing – A Paradigm Change to Scale-Up – Summary of Webinar provided by Dr. Jie Chen, Vice President of CMC Management

    https://www.wuxibiologics.com/News_Media-Press_Release-Perspectives-Scale_Out_Biomanufacturing_A_Paradigm_Change_to_Scale_Up.html

    編集履歴

    2019/11/24, Mr.Harikiri
    2021/06/05,追記(スケールアウト)
  • 気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

    気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

    ABEC

    ABEC

    • Type : Private
    • Headquater : Bethlehem, US
    • 1974年以来、バイオ医薬品業界で製造するための統合プロセスソリューションとサービスを提供するリーダー
    • 世界の製薬企業およびバイオテクノロジー企業の大部分はABECの顧客で、設計、製造、設置、およびサービスを受けている
    • 業界最大のグローバルなバイオ医薬品製造能力を、顧客に提供している。
      • ABECの製造スペース : 32,000m² (東京ドームは47,000m²)
      • 2 x ISO-7クリーンルーム
      • 工場受け入れテスト(FAT)用機器

    ABEC, ベツレヘム、US

    製品にどのようなものがあるかわかる写真

    Thermo Fisherと肩を並べる大型のSUBを供給するインダストリー関連メーカー

    今現在(2019)、6,000LのSUBを製造供給するUS企業

    Bug Mixing Systemを持っているメーカー

    • ABECとThermoは、最大スケールのバイオリアクター供給で競争している(2018)
    • Merck, Pall, Cytiva(旧GE Healthcare), Saint-Gobain, JM BioConnect, DrM, Sartorius Stedim Biotecchは、先進的にはスケール拡大していない(2018)
    • 以上、Single-Use Technology in Biopharmaceutical Manufacture より引用

    ABEC関連

    [Bio-Equip] Single Use Bioreactor, 4,000L – ABEC [2020/09/19]

    Post Views: 981 Bio-Equipment 2,000Lを超えて 2,000Lを超えるSingle use bioreactorは、ABECが2015年に4,300L(3,500L working vol…

    [Bio-SUB] Single Use Bioreactor – バイオ医薬品の要である培養装置 – 製造メーカーまとめ [2020/08/12]

    バイオロジクス(バイオ医薬品)の製造工程の最初のステップである動物細胞の培養には、殆どにおいて、シングル・ユーズ・バイオリアクター (SUB)が使用される。多数の大手メーカーが、使い捨てバッグを含めてSUB製品を提供しており競争は厳しい。今後も競争を激化していく大手メーカーをリストアップした。

    気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

    Post Views: 710 ABEC ABEC ABEC, ベツレヘム、US 製品にどのようなものがあるかわかる写真 Thermo Fisherと肩を並べる大型のSUBを供給するインダストリー関連メーカー 今現在(2…
  • 気になる企業 – Rentschler Biopharma – バイオロジクスCDMO 製剤・包装のVetter Pharmaとの提携発表 – ID3665 [2020/09/01]

    気になる企業 – Rentschler Biopharma – バイオロジクスCDMO 製剤・包装のVetter Pharmaとの提携発表 – ID3665 [2020/09/01]

    Rentschler Biopharma SE

    • 1927 or 1974年創立
    • ドイツ
    • Headquarters Regions : European Union (EU)
    • Full-service CDMO as outsourcing partner for bioprocess development
      • cGMP manufacturing and filling
    • Early Stage Venture
    • Employees : ~1,000
    • IPO Status : Private
    • 会社形態 SE : Societas Europeae
    • 製造所としてShire plcの子会社を買収(2019/01)source
      • Boston in Milford, Ma, USA
      • 93,000ft2
      • 70 employees
    • Vetter Pharmaとの提携を発表 (2020/07)

    crunchbase.com

    https://www.crunchbase.com/organization/rentschler-biopharma-se#section-overview

    VETTERとコラボレーション – Rentschler News

    https://www.rentschler-biopharma.com/news/press-releases-and-announcements/

    Rentschler Biopharma

    Cell line

    • TurboCell (TM) cell line (CHO-K1)
    • Vectorは、geneの特定部位に導入される
    • 同時に最大20の候補まで調製
    • どんな遺伝子組換えタンパク質にも適用可能

    ベネフィット

    • 7 週間でPool株を作成でき、Material Supply用の培養が開始できる
    • cGMPガイドラインに適合している
    • ロイヤルティ/ライセンスがフリーである
    Stepweek
    Vector + Master TurboCell(TM) Clone -> Transfection (RSMCE/FACS)4
    Producer TurboCell(TM) Pool -> Material7
    Cell Cloning Limiting dilution5
    Expansion2
    10~20 Producer TurboCell(TM) clones -> Stable cell line (material)14
    Total32
    (8m)

    Cell Culture

    • 2,000L SUB
    • 3,000L SS

    Aseptic Filling

    ~60,000 vials

    Formulation

    Strategic Alaianceは、製剤化のためのFormulation検討をLeukocare社 (LEUKOCARE AG, Martinsried/Munich)とアライアンスしている。

    Commercial FormulationはPhase IIIに入る前に決定させるのが一般的である。

    • Initial Formulation (Pre-clinical ~ Phase II)
    • Commercial Formulation (Phase III ~ Commercial)
    図1. Phase IIIからCommercial Formulation

    Leukocare社のFormulation Platform

    Rentschler社では、SPS technolgoyという100以上のExcipientリストによりFormulation検討を実施できるLeukocare社とのアライアンス・サービスを提供している。Phase IのタイミングでのFormulation検討を支持する。

    • Initial Formulation (Pre-clinical ~ IND)
      • Phase Iでは最初の決定したFormulationを提供する
    • First Commercial Formulation
      • Phase I ~ First Commercial
      • SPS key step
        • Step 1 ~ Step 5 : ~9 months
    図2. Leukocare社のFormulation scheme

    Strategic Partner

    Vetter

    • Home Page
    • ドイツ、US, シンガポール、日本、韓国
    • Fill & Finishと包装
    • Employee : 4,600
    • 2019年売上高 : 役900億円 (595 m€) source
    • 2020/07/06, Rentschler BiopharmaとVetterは、コラボレーションを発表 source

    Leukocare Biotechnology

    • Home Page
    • LEUKOCARE is a privately owned, product-focused, clinical-stage biotechnology company founded in 2003 and headquartered in Martinsried/Munich, Germany.
    • SPS Formulation Platform
      • Antibody
      • Biosimiler
      • Vaccine
    編集履歴
    ID 3665
    2019/11/24 はりきり(Mr)
    2020/07/23 文言整備
    2020/09/01 追記(Strategic PartnerのLeukocare, Vetterの情報)
  • [Trip] 日本基督教団大阪教会をフランシスコ教皇の来日(2019/11/24)に合わせて紹介します [2019/11/24]

    [Trip] 日本基督教団大阪教会をフランシスコ教皇の来日(2019/11/24)に合わせて紹介します [2019/11/24]

    フランシスコ教皇の来日

    ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、今日、日本に来日されていて、長崎と広島で演説をされているようです。教皇は、イタリアのローマにあるバチカン市国におられます。バチカン市国の広さは、東京ディズニーランドよりも小さいとのことです。

    キリスト教には2つあり、プロテスタントとカトリックがあります。プロテスタントは、聖書の言葉を重要視しています。世界に信者は約6億人いるそうです。カトリックは、教会でのミサを重要視していて、世界に信者は約13億人いるそうです。

    • プロテスタント (聖書の言葉を重要視)
    • カトリック (教会でのミサを重要視)

    以上、NHK – SEKAIMAより, 2019/11/24 はりきり(Mr)

    日本基督教団大阪教会

    先日、日本基督教団大阪教会(にほんきりすときょうだんおおさかきょうかい)が、一般公開されると聞き、行ってきました。バザーが行われていました。昼からは、神父さんのお言葉のあと、パイプオルガンによる演奏(なんというのかな、ミサで奏でられる曲)がありました。この教会は、最近の地震や台風で、だいぷ傷んでいるとのこと、修理のための寄付も募っておられます。
    (2019/10/27)、by はりきり(Mr)

    外観

    教会の中

    パイプオルガン

    2019/10/27

    まとめ

    今回、フランシスコ教皇は、カトリックであることを知りましたし、大阪市の都会に、歴史の古い教会「日本基督教団大阪教会」があることも知りました。一般公開の機会に、教会の中を見せていただきました。

    以上

  • 気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    Lonza

    バックグラウンド

    細胞培養における60年以上の経験を持つLonzaは、治療用途向けのメディアの大手プロバイダーであり、 CHO、Hybridoma、NS0、PerC6、Insect、Hematopoïtic、またはKidney細胞など、すべての一般的な細胞プラットフォーム用の培地の完全なポートフォリオがありる。 クライアントのすべての要件を満たすために、プラットフォームごとにいくつかの処方が存在します。 これらのプラットフォームは、単純な無血清、無タンパク質、または化学的に定義されたものから、動物以外の排他的な成分を使用して作られる。

    LONZABiologicsIbexLonza Glance

    製造施設

    モノクローナル抗体(mAbs)と哺乳類細培養からの組換えタンパク質の受託製造の先駆者の1つとして、Lonzaは、以下の4つの最先端cGMPマルチ製品施設で製造を行なっている。せいぞう設備は、MES化が進められておりリアルタイム管理が進んでいる。

    ロンザ・バイオロジクス生産サイト:前臨床から臨床

    • Slough, UZ
      • 1985~
      • 5 x 1,000L of Bioreactor
    • Taus, Singapore
      • 200L
      • 1,000L
      • 5,000L
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
    • Portsmouth, US
      • 3 x 5,000L(Airlift)
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
      • Since 2001 the Portsmouth facility has hosted 33 regulatory inspections by FDA, EMA, Health Canada, Japan, Brazil, Mexico, the Korean FDA and the Turkish MOH. 8 customer product currently. 33 regulatory inspections.
    • Porriño, Spain
      • 20L~8,000L(Inoculum)
      • 4 x 10,000L
    • 中国に進出 – Lonza to Establish Strategic Biomanufacturing Base in China Using GE Healthcare Solution – in 2020, 広東省にGEのKUBioを導入(by Bloomberg)

    哺乳類細胞培養生産サービス

    • モノクローナル抗体と組換えタンパク質
    • 大手製薬会社へのバイオテクノロジーのスタートアップ
    • 細胞株の構築と規制当局対応
    • 商業供給への実験室規模
    • 工業用哺乳類細胞培養で30年以上
    • 攪拌タンク、エアリフト、使い捨てバイオリアクター
    • 高度な技術
    • GS Gene ExpressionSystem®、Epibase®
    • Potelligent®CHOK1SV™  

    プロセス R&Dサービス

    LonzaのプロセスR&Dサービスは、ベクターの構築や細胞株の開発から本格的な製造にまで及ぶ。 これらには、臨床試験および市場での供給のための完全な分析サービスと規制サポートが含まれる。

    DNAからBLAまでのフルライン開発および製造、一部のサービスも提供する。 さらに、抗体薬物コンジュゲートの生産に関する幅広いサービスを提供している。 Vispの化学設備と連携して、目的のmAbを生成し、選択した薬物に結合させることができる(ADC抗体)。

    Ibex Service

    Ibex Serviceは、スイスのVispサイトで実施されます。VIspには化学設備があり、ADC抗体製造が可能となっています。

    • Ibex Design : Gene to Vial in just 12 months
    • Ibex Development : Process Characterization to BLA in just 22 months
    • Ibex Dedicate : コマーシャル製造のためのフレキシブな専用設備。自社製造設備の投資判断を30ヶ月遅くすることができる。自社製造設備は4~5年はかかり、着工からでも2年は必要。

    AAV製造

    2018年、Lonza社は、細胞/遺伝子治療の生産に特化した30,000ft2の工場を開設。CEO Mark Funkは、最近のインタビューで45の顧客とウイルスベクターに取り組んできたと述べている(BioPharma Diveより)

    編集履歴
    2019/11/24 Mr.HARIKIRI

    KUBio関連

    Post Views: 855 JHL Biotech 台湾、中国企業、サイト スピンオフ企業を支援するCDMO Bioreactor: 2 x 50L, 2 x 500L KUBio facilityを採用 (by C…
    Post Views: 479 Lonza バックグラウンド 細胞培養における60年以上の経験を持つLonzaは、治療用途向けのメディアの大手プロバイダーであり、 CHO、Hybridoma、NS0、PerC6、Inse…
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  • 気になる企業 – パセオン(patheon) – ThermoFisherグループ – 抗体/rAAV – ID3631 [2020/08/20]

    気になる企業 – パセオン(patheon) – ThermoFisherグループ – 抗体/rAAV – ID3631 [2020/08/20]

    パセオン

    バイオロジクス・サービス

    • 高分子
      • Therm FisherプランドのGibco™Freedom™CHO-S™細胞株は、ロイヤリティや年会費が不要
      • Quick to Clinic™for Biologics
        • 14ヶ月でDP(安定性1ヶ月データ)を提供
        • 細胞株開発
        • 細胞培養および精製プロセス
        • 液体充填バイアル製剤
        • 分析方法
        • 毒性学研究のための初期の非GMP資料
        • GMP原薬を放出
        • GMP製剤を発売
        • ウイルスクリアランスおよび安定性研究データ
      • Clinical Supply
        • Batch Size : 500L, 1,000L and 2,000L
      • Cold Chain & Storage service source
        • Ambient (15°C to 30°C)
        • Refrigerated (2°C to 8°C)
        • Freezer (-25°C to -10°C)
        • Ultra-low freezer (-70°C to -90°C)
        • Vapor-phase liquid nitrogen (-135°C to -196°C)
        • Liquid-phase liquid nitrogen (-195°C)
      • 柔軟なバイオ製造ソリューション
        • 中型バイオファーマに対するトップエキスパートのアドバイス YouTube
    • 低分子・バイオ原薬(製造実績100以上) CDMO
      • 治験薬の製造、サプライチェーン
      • 細胞構築
      • プロセス開発
      • 商業生産
      • PCからの製剤開発、ADC製剤・製造
    • 遺伝子治療薬
      • rAAV vectorの受託開発・製造 (Brammar担当)
    • 拠点
      • 開発・製造 : 北米(Single Use, ワンとルイス)、欧州、オーストラリア
    • NDA実績
      • 過去10年で、COM最多の107年(

    https://ptj.jiho.jp/product/30813/company/129663

    ロジスティック・サービス

    経験豊富なロジスティクスプロバイダーで病気の発生の複雑さを克服する – patheonより

    https://go.patheon.com/CNT-FS-CTD-TTM-COVID-19-3-Selection_Content-Page-2.html

    今回のCOVID-19では、医薬品のサプライチェーン滞りが懸念される。医薬品の欠品は許されない。

    ThermoFisherは、CDMOとしてのpatheonの経験を生かして、サプライチェーン支援サービスを提供している。

    世界各国の宅配業者、関税などに精通している。

    ThermoFisherグループ

    2017年に、Thermofisherにより72億円で買収されている。

    https://www.genomeweb.com/business-news/thermo-fisher-completes-72b-patheon-acquisition#.Xnhry4FcW-o

    pahteon

    バイオロジクスへの本格的テコ入れ

    2008年から2017年までに、低分子・高分子などを含めクライアントの117の新薬申請(NDA)の承認を得ている。 これは、他のCMO / CDMOの2倍。

    バイオロジクスに関しては、2014年以降から本格的な活動となっており、コマーシャルに関する技術移管は180を数えている。

    バイオロジクスのサイト

    • BRISBANE, AUSTRALIA
      • 250~2,000L SUB
      • 50~500L perfusion.
    • COKE, IRELAND
      • 400人
      • 5 commercial site (450L~16,000L Bioreactor)
      • ~2,500LのPilot

    Large Molecule Quick to Clinic™ Program

    • Fast:  released drug product in as little as 14 months, which is enabled by our:
      • Platform cell culture and purification processes
      • Automation:  Beacon, ambr® 15, and Tecan systems
      • Integration of drug substance and drug product timelines where work is done in parallel
      • Pre-qualification of common vials
      • Templated, QA-reviewed documentation
      • > 45 年の経験 
    • Flexible:  we will work with your cell line, our cell line, or a third-party’s cell line:
      • We give you the flexibility to work with your cell line and media, a third party’s, or our own.
      • Your process is not tied to proprietary media
      • Our Gibco™ Freedom™ CHO-S™ cell line is free from royalties and annual fees – there is a simple one-time fee for a single or multiple molecules
      • With the Freedom CHO-S cell line, you have the ability to transfer or sell the molecule without any additional fees
      • The Freedom CHO-S cell line is well established and fully documented

    培養技術は、XD Cell Culture Techdnologyを持っている。


    世界の製薬会社上位20社、バイオテクノロジー企業上位20社のうち18社の信頼を得ている。

    過去10年間で、patheonの施設は325件以上の規制検査を受けており、33件の事前承認検査(PAI)がFDAによって免除されている。

    昨年だけで、70か国以上で承認された700以上の大小分子製品を製造した。 しかし、成功とは規模だけではなく、優れた品質とサービスを提供する当社の能力も反映している。 2008年、2010年、2011年、2012年に、最も効果的なスケールアップと技術移転が認められ、欧州アウトソーシング賞を受賞している。
    出典:PharmSource®Trend Report、2016年3月。

    編集履歴
    2019/11/24 Mr.HARIKIRI
    2020/08/20 内容補充(バイオロジクス-高分子)