水上バス水上バス
大阪城周辺を走って、川に入るコース。
大阪の京阪電鉄・天満橋駅の川の駅、水上バスのツアーがあります。この辺りの道でよく見かけるこの水上バス。どこから発着するのか疑問でしたが、灯台下暗し、見つけました。
川の駅の1Fは、お寿司の大輝水産があります。よろしければどうぞ。
編集履歴
2019/10/06, Mr. Harikiri
大阪城周辺を走って、川に入るコース。
大阪の京阪電鉄・天満橋駅の川の駅、水上バスのツアーがあります。この辺りの道でよく見かけるこの水上バス。どこから発着するのか疑問でしたが、灯台下暗し、見つけました。
川の駅の1Fは、お寿司の大輝水産があります。よろしければどうぞ。
2019/10/06, Mr. Harikiri
CRISPRは,clustered regularly interspaced short palindromic repeatの略号です.
京都大学より
CRISPRとは
http://www.tmd.ac.jp/grad/bac/CRISPR.html
Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeatsの略で、近年原核生物でファージやプラスミドに対する獲得免疫機構として機能していることが判明したDNA領域のことを指します。
リピート配列とスペーサー配列
CRISPR – wikipedia.j
CRISPR – Wikipedia
CRISPR/Cas9 (核酸分解酵素): 核酸を切断する遺伝子編集法に使用される
切断した時に元どおりに修復する機能と稀にエラーする機能を応用する。
https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/crispr-cas.asp?entry_id=14354
用語
2019/10/06, Mr.Harikiri
2023/10/20, 追記(簡単なまとめ)
かに道楽の本店は、大阪の南・道とん堀にありますが、今回紹介する「かに道楽」は、東大阪店です。10年くらい前までは、布施にありましたが、移転して現在の長田にあります。贅沢したいときは、いつもお世話になっています。
2019/10/05 Mr.HARIKIRI
2015年時点のrAAV製造(Upstream, Downstream)に関するReview文献をもとに解説します.
目的の遺伝子をAAVに包含させて作ったAAVベクターが、遺伝子治療薬になります。ここで、目的の遺伝子がAAVの殻に含まれていれば良いのですが、何も含まれない空の粒子も確率的には作られてしまいます。空の粒子をEmptyと言います。一途方の粒子をFullと言います。
ウイルスを精製するには、従来から遠心、特に超遠心を使われてきました。精製目的のウイルスでも、中に何も入っていない殻と目的遺伝を含む粒子を分別精製するためにも、超遠心が使われます。手技も固まっており簡単なので、よく使われます。
参考文献から、AAVの比重 (密度) の情報を抽出しました。
rAAVの殻の部分は3種類のタンパク質でVP1, VP2およびVP3でできていますが、これらの総分子量は、600kDaです。そして、その空の中に収められるベクター遺伝子は、4.7kbpの長さで、その分子量は、170kDaです。前述の比重の差は、この分子量の差になります。
AAVは、負に荷電しています。したがって、陰イオン交換体 (AEX)に吸着性を示します。AEX resinとして、以下のものが使えそうです。ただし、最近の遺伝子治療薬としてAAVの精製方法に関する文献や特許を見ていると、その精製条件は、一般的な方法では、精製度をあげることは難しく、少し特異な条件を使用していることに目が惹かれます。例えば,pH10を超えるような条件で吸着させます。
AAVサンプルを超遠心分析により、Emptyを含めた不純物を除くFullの純度分析が可能となります。
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編集履歴
2019/10/15 Mr.Harikiri
2020/10/01 追記 (文言整備)
2020/11/10 超遠心分析
2024/08/12 文言整備,引用文献の整備
ネット検索で,特許を検索すればすぐに目当ての特許の内容を探すことはできます.例えば,Googleがまとめた特許などです.しかし,引っかかってきた特許文書は,オリジナルでなかったり,オリジナルの翻訳であったりして,図が無かったり,翻訳ミスなどがあったりするので注意が必要です.
例えば,特許検索するときは,知りたい技術があったとして,その主たる目的は技術内容が大きな目的であり,その権利関係については不随的なことも多いと思います.それでもネット検索して得られた特許の内容を根拠にすると誤解した理解をしてしまう可能性があります.是非,原文に当たるようにしましょう.
以下には,特許の原文の得るためのサイトをリストアップしましたが,先ずは,特許制度につい理解するために参考となるサイトへのリンクを張っておきました.
PTC国際特許の権利発生までのフロー
http://www.yakupat.jp/ip_information_pct_application_procedure.html
米国特許商標局(USPTO)が提供している無料デー タ ベ ー ス
Patent Fulltext Database (PatFT/AppFT)
日本の特許検索
J-Plat Pat
このサイトでは,WOから始まる管理番号でる国際特許出願を検索できます.
国際特許検索サイト、使用方法は、このリンクを参照.
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
欧州特許庁(EPO)
ESPACENT
2019/10/05, Mr.Harikiri
2020/10/01,文言整備
2023/10/21,追記(はじめに,特許出願制度の概要,PTC国際出願フローの概要)
リコンビナントAAV(rAAV)の大規模精製方法に関する方法特許(Method Patent)です.
精製のためのスタート原材料は,rAAVを発現した細胞培養上清です.
精製ステップは,2段のクロマトグラフィーになっています.1段目には,高い塩濃度で吸着が可能な疎水クロマト,2段目には,低塩濃度で吸着が可能な陰イオンクロマトです.
以上のステップにより,目的遺伝子を包含していな不要なウイルス粒子を効率的に除去可能であるとしています.
当該特許は、現時点では「国際調査報告公開」です。
特徴的なのは、pH10.2を採用していることです。タンパク質にとってpH8以上のアルカリ性は、タンパク質に良い条件ではありません。それと、システイン残基のSS結合が緩むのが、pH8から上のpHです。それをpH10.2を使っているのは、それでしか精製できないからでしょう。ある程度のタンパク質の劣化を許容しているということですが,劣化も精製度もコントロールできるのであれば,品質上問題ではありません.ただし,その結果が効力や副作用などに影響する場合は,投与の仕方を工夫する必要性が生じるでしょうか,それも臨床試験で確認していけばいよのです(Mr.Harikir, 2020/10/01)
クレーム
国際特許の権利発生までのフローは、このリンクを参照のこと。
国際特許検索は、このリンクを参照のこと。使用方法は、このリンクを参照.
特許庁 実務者向け説明資料は、このリンクを参照のこと.
文献
特許
WO 2017/160360 A9, SCALABLE PURIFICATION METHOD FOR AAV9
https://patents.google.com/patent/WO2017160360A9/en
2019/10/15 Mr.HARIKIRI 2020/10/01 追記(pH10.2について) 2023/10/23 追記(pH10でウイルスの品質に影響はあるだろうが,開発段階では問題にせずに,先に進むのが良い) 2023/10/24 追記(概要)
培養液のバッファ組成をTFF処理で調整、硫安(AmSo4)沈殿処理と第4級アンモニウム陰イオン交換クロマトグラフィー(HiPrep Q XL)によるFlow through mode、最後にSECによる精製でrAAV9を得る
Highly Efficient Ultracentrifugation-free
https://www.cell.com/molecular-therapy-family/methods/pdfExtended/S2329-0501(18)30111-6
Chromatographic Purification of Recombinant
AAV Serotype 9
Improved methods for purification of recombinant aav vectors, EP2443233A1, 2009
https://patents.google.com/patent/EP2443233A1/en
2019/10/15, Mr. Harikiri
2023/10/23, 追記(永木の精製ステップについて日本語でコメント追加)
Fibrinogen (フィブリノゲン)は,巨大分子であること,タンパク分解酵素に分解されやすいこと,などから遺伝子組換え技術による医薬品レベルの製造がコストを度外視しても難しいタンパク質である.
フィブリノゲンは、血液中にある血液凝固因子である。血液の凝固の最終段階に関与している.フィブリノゲンは血液中では溶けているが,出血時にトロンビンと言う酵素からある部位に切断を受ける事で巨大な部分分子同士が絡むことが可能となり、不溶性のFibrin (フィブリン)線維となり物理的に出血を止める.
フィブリノゲンの検査は、血液凝固の異常や出血傾向を調べるために行われる.フィブリノゲンの正常値は、約150~400mg/dL.フィブリノゲンの値が高いと、血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患のリスクが高まる.フィブリノゲンの値が低いと、出血が止まりにくくなり、貧血や出血性ショックなどの危険が高まる.
フィブリノゲン製剤とは、先天性低フィブリノゲン血症や産科危機的出血に伴う後天性低フィブリノゲン血症に対する治療薬.人の血液のプラズマ成分から精製されたフィブリノゲンを医薬品としたもの.点滴静注で投与される.
下図に示すようにAα鎖,Bβ鎖およびγ鎖の3本のタンパク質が絡まった構造で真ん中にEドメインと呼ばれる球状部分と,両端にDドメインと呼ばれる小球状部分で,コイルドコイルという棒状部分で連結された構造を取っている.
Aα鎖とBβ鎖のN末端には、それぞれフィブリノペプチドAとフィブリノペプチドBという小さなペプチドが付いいる.これらのペプチドはトロンビンによって切断されると、フィブリノゲンはフィブリンに変化し、重合反応を起こす.
Fibrinogen:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jat1973/23/9/23_9_505/_pdf/-char/ja
低フィブリノゲン血症の患者数:
https://www.shouman.jp/disease/details/09_22_037/
フィブリノゲン – QLIFE –
フィブリノゲンとは|病気の検査法を調べる – 医療総合QLife
3. 血液凝固因子の分子進化 – フィブリノーゲンとvon Willebrand因子を中心に – 2008, 決戦止血誌
日本血栓止血学会誌 第19巻 第2号 (jst.go.jp)
2019/10/14, Mr.Harikiri
2023/10/23, 追記
2016年の文献よりAAVの精製について解説する。また、Pall製品による精製についても解説する。
文献によれば、最終的には超遠心によりAAVベクターを濃縮精製するが、その超遠心では、CsCl濃度勾配を使用しない方法を提供する。遠心操作を多用したAAVベクター精製は、遠心機があれば簡単に行える。
Pall製品による清朝濾過。
Pall 製品とこれらを用いたPallとのCo-Developingがサービスとして可能です。
Inexpensive, serotype-independent protocol for native and bioengineered recombinant adeno-associated virus purification
http://www.jbmethods.org/jbm/article/download/102/90
2019/10/04 Mr.Harikiri 2020/10/01 文言整備 2020/11/05 追記 (Pall膜製品による精製 Pall Webinarより) 2023/10/24 追記 (説明を追加)