[科学] ラップの包む働きはファンデルワールス力 [2021/12/11] ID35837

ファンデルワールス力

器などを包むときに使われるラップは、ポリ塩化ビニリデンかポリプロピレンが使われているます。これらの分子密度は、ポリ塩化ビニリデンでは高いのでニオイなどを通しにくい。ポリプロピレンは低いためニオイなどを通しやすい。

ラップする機能は、分子密度が高いほど高くなります。それは、分子間力の一つであるファンデルワールス力 (van der Waals force)が、その分子の分だけ働くためです。このように、ラップがモノにくっつく働きは、ファンデルワールス力を基本として、ミクロ的にその表面が真っ平で、且つ、厚みが薄いことで柔らかく柔軟に物の表面を覆うことができるためです。更にラップ時の環境、即ち、空気圧の差(ラップの外は無限大の大気の量と、ラップで部分的に包まれた器との間の微小な空気の量との差)により、器にピッタリとラップがくっ付き易くなります(2021/12/11, 朝 by NHK チコちゃん)。チコちゃん、勉強になりました。ありがとう。

分子間力には

  1. ファンデルワールス力 (弱い結合力)
  2. 極性引力 (プラスとマイナス,条件が整えば強い結合力)
  3. 水素結合 (強い結合力)

編集履歴

2021/12/11, Mr.Harikiri
2023/10/08,追記(結合力)