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  • [COVID-19] pfizerに続いて、modernaとAstrazenecaのワクチンが承認 [2021/09/19]

    [COVID-19] pfizerに続いて、modernaとAstrazenecaのワクチンが承認 [2021/09/19]

    日本で承認されたCOVID-19ワクチン

    今日(2021/05/21)にも、pfizer社の新型コロナウイルス感染用のワクチンの承認に続き、moderna社とAstrazeneca社のワクチンが、日本で承認されました。

    Astrazeneca社のワクチンは、極稀に血栓症の副反応が出ることが懸念された結果、感染症法における対象ワクチンとはならないとのことです。今後、他国の状況を見ながら使用上の注意など取り決めていくようです。

    日本における感染症対策-感染症法-、大幸薬品
    正式名称 : 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」

    https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/japan.html
    項目pfizermodernaAstrazeneca
    開発国アメリカアメリカイギリス
    ワクチンのタイプmRNAmRNAウイルスベクター
    発症予防有効率95%94.1%70.4%
    副反応頭痛、倦怠感、発熱など、まれにアナフィラキシー左に同じ左に同じ、血栓症 10.0/100万回
    保管温度-75℃、6ヶ月間
    -20℃、14日間
    2~8℃、5日間
    -20℃、6ヶ月間
    2~8℃、30日間
    2~8℃、6ヶ月間
    摂取方法1回目の後3週間後/2回/人1回目の後4週間後/2回/人1回目の後4週~8週間後/2回/人
    日本の契約数9,700万人分2,500万人分6,000万人分
    メモ感染症法対象外*1
    2021/05/20,NHK総合 夜9時のニュース、2021/05/21 NHK総合 朝7時のニュース(一部改変)

    *1 感染症法に対象となってれば、公費の費用負担がある。

    コロナウイルスワクチンモデルナの添付文書などの情報リンク, 2021/09/19現在

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069615

    モデルナとアストラゼネカのワクチン 厚労省部会が承認を了承 , 2021/05/20

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013042731000.html

    日本の企業による開発状況

    アンジェス、塩野義製薬、第一三共及びKMバイオロジクスが開発しているが、臨床試験数は、まだまだ少ない。

    企業名タイプ臨床試験数
    アンジェスpDNA約500人
    塩野義製薬遺伝子組換えタンパク質214人
    第一三共mRNA152人
    KMバイオロジクス不活化ワクチン*201人
    2021/05/20, NHK総合

    * アンジェス

    https://www.anges.co.jp/progress/

    * 塩野義製薬

    https://www.shionogi.com/jp/ja/sustainability/informations-for-id/covid19-initiative.html

    * 第一三共 – 独自のワクチン開発 –

    https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ221OH0S1A320C2000000/

    * KMバイオロジクス

    https://www.kmbiologics.com/corporate/news/2021/pdf/20210322_01.pdf

    武田製薬はmodernとNovavaxと提携

    企業名タイプ臨床試験数
    武田薬品は、厚生労働省とmoderna社の3者間mRNA(moderna社の製剤化)全世界でのPhase 3
    武田製薬とNovavaxとの提携遺伝子組換えタンパク質/Nano粒子UKでのPhase 3

    * 武田製薬

    https://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2021/modernatak-919-2/

    * Novavax, 有効率は89.3%
    Novavax COVID-19 Vaccine Demonstrates 89.3% Efficacy in UK Phase 3 Trial, Jan 28, 2021 at 4:05 PM EST

    NVX-CoV2373 was created using Novavax’ recombinant nanoparticle technology to generate antigen derived from the coronavirus spike (S) protein and is adjuvanted with Novavax’ patented saponin-based Matrix-M™ to enhance the immune response and stimulate high levels of neutralizing antibodies

    https://harikiri.diskstation.me/myblog/wp-admin/post.php?post=30044&action=edit

    編集履歴

    2021/05/20,Mr. HARIKIRI
    2021/05/21,修正、追記(武田製薬とNovavax、etc.)
    2021/09/12,追記(モデルナワクチンのKEGG情報をリンク)
  • COVID-19 – 日本で3度目の緊急事態宣言 / 東京・大阪・京都・兵庫 (期間4/25~5/11) – 大阪を中心に新規感染者数が増加 – スパイクタンパク質の変異: N501Y, E484K, E484Q, L452R [2021/06/26]

    COVID-19 – 日本で3度目の緊急事態宣言 / 東京・大阪・京都・兵庫 (期間4/25~5/11) – 大阪を中心に新規感染者数が増加 – スパイクタンパク質の変異: N501Y, E484K, E484Q, L452R [2021/06/26]

    はじめに

    今回の第3波では、大阪における夜(22~24時)の停滞人口を抑えられると感染者数は減少すると考えれたが、その効果は見られず、新規感染者数の減少は見られていない。今般、3度目の緊急事態宣言が出された。

    その原因として変異型ウイルス(N501Y)*1の感染の増加にあると見られている。その感染力は、1.32倍と推定れている(国立感染研究所)1)。一方、インドの変異株(デルタ変異)の感染力は、2倍とされている(2021/06/26現在)。

    家族の感染率は、以前では、約半数、今回では、ほぼ全員が感染している。その他の特徴は以下の通りである。

    *1 : N501Y変異は、「感染しやすい」可能性が指摘されている。英国(VOC-20212/01)、南アフリカ、ブラジル、フィリピンで確認された変異ウイルスと同じ箇所が変異している。英国の変異株では、「重症化しやすい可能性」が指摘されている。
    一方、E484K変異は、同様に、上記4国で確認されている。この変異の場合「免疫やワクチンの効果を低下させる」可能性が指摘されている。すなわち、日本においては、E484K変異のみの株の存在も確認している(396例) 3)

    表 1. COVID-19変異株の変異の概要
    Strain Name (株の名前)SpikeSpikeSpikeSpikeSpikeSpike
    VOC-20212/0160-70 del144 delN501YP681H英国
    501Y.V169-70 del144 delN501YP681H
    B.1.1.769-70 del144 delN501YP681H
    501Y.V2243-245 delE484KN501Y南アフリカ
    B.1.351E484KN501Y
    501Y.V3E484KN501Yブラジル
    P.1E484KN501Y
    CAL69-70 del144 delE484K
    B.1.52569-70 del144 delE484K
    S: L452R69-70 del144 delE484K
    hCoV-19/Japan/IC-0824/2021142-144 del243-244 delE484KN501YP681H日本
    特徴がある変異について抽出 (出典 3) )

    • 感染力
      • 従来のCOVID-19ウイルスの1.32倍
    • 家族での感染
      • これまでは、半数が感染、今回は、全員が感染
    • 発症から重症化までの日数(大阪府)
      • 8日から6.5日
    • 重症化の割合(大阪府)
      • 50代以下で17%から35%に増加
    • 重症化の増える割合(大阪府)
      • テレまでの3倍早い
    • 変異ウイルスの割合(大阪府)
      • 8割超とも9割とも言われている
      • 2021/3/16時点、新規感染者548人から変異株検査実施数181で陽性60この時点で30%を占めている)

    3度目の緊急事態宣言

    • 緊急事態宣言(東京、大阪、京都、兵庫)
    • まん延防止等充填措置(宮城、埼玉、千葉、神奈川、愛知、愛媛、沖縄)
    • 期間 4/25 ~ 5/11 (17日間)
    • 休業要請 (飲食店、路上飲み、商業施設、1000m2以上)
    • 無観客試合 (イベント)
    • 在宅勤務(>7割)
    • 終電繰り上げ・減便 (交通)
    • 一律の休校は行わない・分散登校(学校の部活動など)
    • 医療人材の派遣、一般医療の制限

    政府の対応

    • 高齢者の摂取 (供給体制の強化)
    • 介護施設の検査 (対象数3万件)は、半数にとどまっている
    • 病床確保の要請に法的根拠 (奈良県が全国で初の要請を3病院に行った)

    4/24の感染者数 : 東京(759人), 大阪(1162人は四日連続1000人超), 京都(130人), 兵庫(567人は過去最多)

    注意する点は、連休中では、検査数が自ずとへるので感染者数は見かけ上減少する。

    今日の日本におけるCOVID-19の状況

    • 今日の感染者数 : 5,110人(うち検疫など4人)
    • 死亡: 50人
    • 累計感染者 : 558,854人
    • 累計死亡者 : 9,879人
    • 退院 : 495,541人
    • 重傷者 : 816人

    被要請側の対応

    • 大手居酒屋、ファミレス : 酒提供やめる方針
    • スーパー、コンビニは通常通り
    • デパートは、要請に沿う、食料品の営業は継続
    • ディズニーランド、要請に検討
    • プロ野球 : 無観客か延期を検討
    • 大相撲 : 初日は延期せず、26日に方針決定
    • 学校 : 分散登校を行う、部活動は中止を検討
    1)

    時論/公論 2021/04/24 -NHK-

    2)

    NEWS 7 2021/04/24 -NHK-

    インドの状況は他人事ではない

    インドにおける一日あたりの感染者数は、33万人となり世界で最も高くなった。インドにおける1日あたりの感染者数が、1万人から30万人に増加するまでにかかった日数は17日間でした。アメリカの場合の30万人になるまでにかかった日数は61日でした。インドのこの急激な感染者数の増加は、二重変異と一般的に言われていますが、その変異は、E484Q, L452Rの2箇所です。表1の変異とは異なり、これが、インドにおける感染者数の増加の原意と考えられています 4)。日本国内で5人が確認されている。

    酸素不足

    工業用酸素の転用も行われているようですが、酸素不足が生じており、患者の家族が酸素を求めて探し回っているという状況が生じています。政府は酸素を製造する生産工場を新たに作ろうとしていますが、その状況は、建設認可が下りした初期の段階のようです。イギリス、アメリカなどの世界からの援助の発表もされました(2021/04/22, NDTV)。

    3)

    新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応 – 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策出師新本部 –

    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000755158.pdf
    4)

    感染症疫学者 マリア・ヴァン・ケルコフ – テレビ大阪 –

    https://www.youtube.com/watch?v=AVDYDD95bDc

    編集履歴

    2021/04/24 HARIKIRI(MR)
  • [COVID-19] 最近知った情報のまとめ(1) – ID27016 [2021/01/16]

    [COVID-19] 最近知った情報のまとめ(1) – ID27016 [2021/01/16]

    • 肺に直接入ったウイルスは、肺の細胞に感染するため、ワクチンで生成された血中に存在する抗体の効果は限定的である
    • 鼻に付着したウイルスは、ゆっくりであるが血中に入り込むなどして、血中に存在する抗体により弱毒化の可能性が、肺感染より高くなると考えられる
    • RNAワクチンやDNAワクチンは、遺伝子操作により改変が容易であるため、変異ウイルスへの対策は素早くできる
    • 中国から闇新型コロナウイルスワクチンが日本に入ってきているが、不活化ワクチンであるためワクチン効果は限定的と考えられる
    • 昨年2020/01/15、初めて新型コロナウイルス感染者が日本で確認された。日本に住む中国人の方が、その翌年年末に武漢に言っていたことと症状を事前に伝えていたので、初めての日本の感染者に対して適切な対応が病院でなされていた

    編集履歴

    2021/06/16, Mr.Harikiri

  • [気になる企業] シオノギ製薬 /国内初の新型コロナ治療薬  [2020/12/17]

    [気になる企業] シオノギ製薬 /国内初の新型コロナ治療薬 [2020/12/17]

    塩野義製薬

    話題

    • 2023/10, ゾコーバとFetcrojaの新たに得られた臨床試験の結果を発表する予定(塩野義のプレスリリース, 2023/10/12)
      • 米国感染症学会週間Infectious Disease Week 2023(以下「IDWeek 2023」2023/10/11~15)
      • エンシトレルビル フマル酸(日本での製品名:ゾコーバ®、以下「エンシトレルビル」)の安全性,有効性(見つか以内)の日本における臨床データ.
      • COVID-19でない患者におけるグラム陰性菌感染治療薬であるシデロフォアセファロスポリン系抗菌薬セフィデロコル(米国での製品名:Fetcroja®、欧州での製品名:Fetcroja®)は,早期投与による死亡率低下が認められた.
    • 2023/05, 塩野義製薬、新たなコロナ治療薬の治験を開始
    • 2023/03, エンシトレルビルが薬価基準に収載
    • 2023/02, プレスリリース:ゾコーバ(R)錠125mgのグローバル第3相臨床試験(STRIVE)の開始を発表
    • 2022/11, 厚生労働省により緊急承認される(国内で初めて承認された新型コロナ治療薬)
    • 2022/09,プレスリリース:エンシトレルビル(S^217622)第2/3相臨床試験Phase 3 part良好(速報)
    • 2022/07, 薬事分科会・医薬品第二部会合同会議 資料
    • 2020/12, 治験開始: 新型コロナウイルスのワクチン(組換えタンパク質)「製品名:ゾコーバ」として、国内2例目の臨床試験を開始(2020/12/16)朝日新聞
    • 日本
    • Home Page

    エンシトレルビル : ゾコーバ(R)錠125mg (KEGG)

    編集履歴

    2020/12/17, Mr. Harikiri

    2023/10/17, 期日順記載へ変更及び追記

  • [Vaccine] 世界で開発された 新型コロナウイルス用ワクチンの有効性 – Pfizer, Moderna, Astrazeneca, Sinovac [2021/06/15]

    [Vaccine] 世界で開発された 新型コロナウイルス用ワクチンの有効性 – Pfizer, Moderna, Astrazeneca, Sinovac [2021/06/15]

    はじめに

    変異株は、イギリス株に加えインド株(デルタ株)が、感染力が良いため、感染拡大の問題が明らかになってきました。イギリスでは、国民全体にワクチン接種を早期に完了させることを戦略として、2回摂取までの間隔を長くすることで感染の進行を抑えてきました。ここに来て、インド由来の変異株であるデルタ株の感染が増加しており、市中感染においてデルタ株に殆どが置きかわっているとされます。2回摂取の必要性が明らかに成りつつあります (NHK News, 2021/06/14)。

    • 2021/05/23, インド変異株(デルタ株)に対する有効性について、1摂取では、AstrazenecaとPfizerとも33%, 2回摂取でAstrazenecaは60%, Pfizerは88%であると、イングランド公衆衛生庁(PHE)が発表, BBC News(ファイザー製とアストラゼネカ製ワクチン、2回接種でインド型変異株に有効=英研究, 2021/05/23))

    各社のワクチン

    新型コロナウイルスに対するワクチンは、世界で開発が進められています。最も進んでいるワクチンは、第3相の臨床試験の結果が既に得られており、その有効性が確認されています。

    開発を先行している製薬会社として、アメリカのPfizerとModerna、およびイギリスのAstrazenecaの3社の有効性について比較した表を以下に示します (ひるおび, TV, 2020/12/01, 一部改変)。

    表1. mRNAワクチンとウイルス・ベクター・ワクチンの比較

    項目PfizerModernaAstrazenecaJannsen
    企業国アメリカアメリカイギリス
    ワクチンタイプmRNAmRNAAdenovirus VectormRNA
    有効性
    (第3相臨床試験)
    95%94.1%平均70%
    最高90%
    重症化への抑制率は、80%程度
    摂取2回2回2回1回
    保存条件-80 ~ -60℃, ~ 半年
    2 ~ 8℃ (5days)
    – 20℃, ~ 半年
    2 ~ 8℃ (30days)
    2 ~ 8℃ (半年以上)
    日本への供給国内での審査/承認は、早くても2021/02~03,
    ~ 2021/06
    (6,000万人分)
    ~ 2021/09
    (2,500万人分)
    2021 ~
    (6,000万人分)
    N/A
    アメリカでの提供2020/12/11, FDAは緊急使用を認めた(emergency use authorization (EUA)*1)2020/12/01, アメリカでの緊急使用を申請
    提供国イギリス(2020/12/07= (予想)), EUU.S.EUスペイン
    臨床2020/11/8
    副作用血栓が危惧されている

    *1: EUAのマイルストーンを達成

    • 一次有効性分析は、BNT162b2が初回投与の28日後にCOVID-19に対して95%有効であることを示した; 170の確認されたCOVID-19の症例が評価され、プラセボ群で162例、ワクチン群で8例が観察された。
    • 有効性は、年齢、性別、人種、民族の人口統計全体で一貫していた
    • 65歳以上の成人で観察された有効性は94%以上
    • 米国食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可(EUA)に要求する安全性データのマイルストーンが達成された
    • データは、43,000人以上の参加者が登録されたすべての集団でワクチンが十分に許容されたことを示している。
    • 重大な安全上の懸念は観察されなかった。
    • 頻度が2%を超える唯一のグレード3の有害事象は、3.8%の倦怠感と2.0%の頭痛であった
    • pfizerは、EUAのために数日以内にFDAに提出し、世界中の他の規制当局とデータを共有することを計画している
    • 両社は、2020年に世界で最大5,000万回のワクチンを製造し、2021年末までに最大13億回のワクチンを製造する予定
    • pfizerは、ワクチンを世界中に配布するための豊富な経験、専門知識、および既存のコールドチェーンインフラストラクチャに自信を持ってる

    PFIZER AND BIONTECH CONCLUDE PHASE 3 STUDY OF COVID-19 VACCINE CANDIDATE, MEETING ALL PRIMARY EFFICACY ENDPOINTS

    https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-and-biontech-conclude-phase-3-study-covid-19-vaccine

    1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナワクチンは米国で3月に配布開始の見込み

    https://jp.techcrunch.com/2021/01/30/2021-01-29-johnson-johnsons-covid-19-vaccine-is-85-effective-against-severe-cases-and-66-effective-overall-per-trial-data/?guccounter=1&guce_referrer=aHR0cHM6Ly93d3cuZ29vZ2xlLmNvLmpwLw&guce_referrer_sig=AQAAAHWrulzT5dtNkepyOEfFTC-ncFJkYJ_Qu2Dr4Hsfximdft7bNNibxg4ZE-mkWPLZUrbi2CHc68WnFCOudaD31tU8K7fPJJvbVHlmP7KyKY114TuFC4ZnirWqr58xYKq2jlg2XE_ve15FNnkOkdEJRKuzXCJ2YK5kMCfejJNGtfdT

    評価

    当初、僕が最初に調査した時は、核酸ワクチンと比較して、ウイルス・ベクターの方が免疫賦活化効果が高いのではないかという印象がありました。ところが、今回の2種類のmRNAワクチンと1種類のウイルス・ベクター・ワクチンとで、有効性に違いが見られました。mRNAワクチンの方が高いという結果です(表1)。いずれのモダリティーも新しいモダリティーであり、世の中には、まだ存在しない医薬品です。今後も、それぞれのモダリティーにおいても改良が加えられた製品が出て来ますが、ワクチン効果としての有効性が、本当にmRNAワクチンに軍配が上がるのかは、もう少し待ってみようと思います。

    *有効性: ワクチンを摂取しても感染するヒトがいますし、当然、ワクチンを打っていなければ、その感染率は更に高いはずです。有効性とは、ワクチンを摂取した群での感染者数が5人であったとき、ワクチンを摂取していない群での感染者数が100である場合に、有効性は、95%になります。100人、5人では、統計学的に信頼性が低いので、データとして信頼性が高くなるように、第3相臨床試験では、全体の試験に参加するボランティアは4万人程度、そこから、偽薬とワクチンのそれぞれの群に2万人ずつに群分けして、臨床試験が実施されます。それぞれの群で、発症した患者数を比較します。

    その他

    CoronaVac (by SinoVac)

    • 中国、シノバックのCOVID-19ワクチン(CoronaVac)は、Vero細胞で増やして不活化処理した不活化ワクチンです。ブラジルのサンパウロで使用され、その有効性は、50.4%であると報じられています。
    • Virus strain (ウイルス株) : CZ02
    • Adjuvant (アジュバント) : Aluminum Hydroxide
    • Excipients (添加剤) : リン酸水素2Na (12水和物), リン酸2水素Na, NaCl
    • milky-white suspension

    NIKKEI Asia – Sinovac vaccine disappoints at 50.4% efficacy: latest Brazil data – 2021/01/13

    https://asia.nikkei.com/Spotlight/Coronavirus/Sinovac-vaccine-disappoints-at-50.4-efficacy-latest-Brazil-data

    COVID-19 Vaccine (Vero Cell), Inactivated (Brief Edition), 薬剤名 : CoronaVac

    https://www.fhb.gov.hk/download/our_work/health/201200/e_PI_CoronaVac_brief.pdf

    tozinameran (by Pfizer-BioNTech)

    • PfizerのCOVID-19ワクチンの副作用のうち、アナフィラキシーショックは、1/100万人と通常のワクチンに比べて若干高いが、死亡例は報告されていない。日本でも投与が開始間近かとなり、投与後に通常15分、アナフィラキシー既往者の場合は30分の観察の実施により万全が尽くされる(2021/02/15)
    • Brand name : Pfizer-BIoNTech COVID-19 Vaccine
    • Company name : BioNTech Manufacturing GmbH
    • Ingredient : tozinameran

    Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine (tozinameran) – Government of Canada –

    https://covid-vaccine.canada.ca/pfizer-biontech-covid-19-vaccine/product-details

    編集履歴

    2020/12/01 Harikiri(Mr)
    2020/12/02 追記(評価、有効性)
    2021/01/13 シノバック
    2021/05/11 追記 (SinoVacとPfizer-BioNTechのCovid-19ワクチンの薬剤情報)
    2021/06/15,追記 (イギリスでは、インドの変異株は置き換わっている)
  • [Bio-Edu] ワクチンの製造 – Pallのソリューション [2020/10/14]

    [Bio-Edu] ワクチンの製造 – Pallのソリューション [2020/10/14]

    はじめに

    誰しもがインフルエンザウイルスでのパンデミックを予想していました。しかし、誰も予想していなかった普通の風邪ウイルスのパンデミックが今回起きたのでした。パンデミックは実在したのです。

    COVID-19によって、従来のワクチン開発手法が一変したと断言します。核酸ワクチンが多数開発され臨床試験が実施されました。関連する技術革新がなされ開発期間の短さも更に進みます。今後は、不利な点は許容しそして克服しながら、優位性を更に高めてパンデミックに対応していくことで、核酸ワクチンは更に技術革新が進み、主要な技術となっていくものと思われます。

    種類抗原典型的なプロセス
    核酸ワクチンプラスミドDNA(pDNA)、メッセンジャーRNA(mRNA)、組換えベクターワクチン発酵、化学合成、細胞培養
    組換えワクチン組換えタンパク質、組換えウイルス細胞培養
    サブユニットワクチン組換えタンパク質、多糖類とペプチド結合体細胞培養(哺乳類/昆虫)、発酵(バクテリア/酵母)
    細菌性トキソイドワクチントキソイドタンパク質発酵
    全細胞ワクチン弱毒生ウイルス、弱毒生細菌哺乳類細胞培養、微生物細胞培養
    不活化細菌、不活化ウイルス微生物細胞培養、卵/哺乳類細胞培養

    Vaccine Production
    Securing process quality with flexible manufacturing solutions for all vaccine platforms – Pall –

    https://www.pall.com/en/biotech/vaccine-production.html?_ga=2.53595304.1803705756.1602653437-1800534053.1602653437

    LNPは、ろ過における性能低下を伴うためSterile filterの選択は重要な課題である。以下のPallのWebinarでは、マイクロエマルジョンとその溶液のSterile Filtrationについて解説されている。

    https://vimeo.com/408772789

    ワクチン製造

    Pallのソリューション・リンクです。参考になります。

    Automated Systems

    Featured Product: Single-Use Batch Chromatography Systems link

    Biocontainers

    Featured Product: Allegro (TM) 3D Standard Systems link

    Hardware

    Featured Prouct: Allegro Plastic Totes link

    Mixers

    Featured Product: Allegro 50L High Performance Mixer for Single Use Operations link

    Powder Transfer Bags

    Featured Product: Pall PD2 Powder Handling Bags link

    Services

    Featured Product: Helium Integrity Test (HIT™️) Technology for Allegro™️ 2D Single-Use Systems link

    Valves

    Featured Product: ARTTeSYN – Pinch Valves link

    Sterile connector

    KLEENPAK PRESTO STERILE CONNECTOR link

    取扱ビデオ link

    mRNAのLNP化は、今回のCOVID-19ワクチンにも使われていました。Precision NanoSystemsの技術がそれです。

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    2020/10/14 はりきり(Mr)
    
  • 新型コロナワクチン開発、日本はどうする?[2020/06/07]

    新型コロナワクチン開発、日本はどうする?[2020/06/07]

    GDPの1位と2位は先行

    国の豊さを知る指標としてGDPがある。2018年のGDPは、アメリカが2220兆円、中国が1443兆円、日本は、536兆円であるsource。人口は、それぞれ、3.29億人、14.3億人、1.27億人であるwiki

    アメリカのと中国のGDPは、世界1位と2位であり、それぞれの国のベンチャー企業である、ModernaとCanSinoは、新型コロナウイルスのmRNAワクチン開発でフロントランナーとして駆けている。

    Modernaは、2020/04/16, Biomedical Advanced Research and Development Authority (BARDA, 米国生物医学先端研究開発局)から最高4億8,300万ドル (約500億円)助成金の供給が決まっており、商用製造を見据えたパートナーとしてCMOの優であるLonzaと提携したことも発表されている。資金は潤沢、用意は万全のようだ。

    一方、CanSinoは、アメリカの企業である製剤処方の技術を持つPrecision NanoSystemsとの提携を発表している。CanSinoは、自社のmRNA技術、Precision NanoSystemsは、mRNAの製剤技術であるLNP(脂質なの粒子)組成開発能力と自動製造システムを、それぞれ持ち寄り臨床試験を進めている。CanSinoのマーケットは、日本を除くアジア圏、Precision NanoSystemsは、その他の国々の権利を有する。

    Moderna、CanSinoは、それぞれ、2020/03に新型コロナウイルス・ワクチンの臨床試験に入っている。

    さて、日本では、どれだけのベンチャー、技術に助成できるのか?

    2016年、武田製薬は、2016年にジカ熱の治療薬開発にBARDAから3億1200万円(337億円)の助成を受けると発表しているsource

    日本のベンチャー企業からすれば、投資をしてほしいのだか、日本政府としては、それだけの技術があるのかが心配であろう。その場合、技術の目利きが無いと投資は出来ないか、小額になっていまうのが関の山だ。しかし、そもそも、開発資金がないと技術の磨き上げはできない。鶏と卵であるが、最終的には、資金提供者がリスクを負うべきと考える。

    編集履歴

    2020/06/07 はりきり(Mr)
  • [健康] 新型コロナウイルス感染症・今日までの世界のトレンドをまとめた – 世界的な新規感染者数は高止まりしつつある –  (~2020/08/27)

    [健康] 新型コロナウイルス感染症・今日までの世界のトレンドをまとめた – 世界的な新規感染者数は高止まりしつつある – (~2020/08/27)

    新型コロナウイルス感染症

    世界のトレンド

    2020/08/27における世界の新型コロナウイルス感染症のトレンドを、Google検索からまとめました。セレクトした国・地域は、個人的に気になる観点を中心に選択しました。

    世界的な感染症者数の推移は、2峰性に見えます。最近のトレンドは減少トレンドに移行したようにも見えます。

    感染累積と日々増加数は、共にアメリカが最も高く、累積感染者数は、ブラジル、インド、ロシア、南アフリカと続きます。スペインは9番目、イギリスは13番目、イタリア・フランス・ドイツは18・19・20番目、カナダは25番目、日本は44番目、シンガポールは49番目、韓国は73番目です。

    アメリカ

    アメリカは、感染が世界的に始まった頃から現在までに2峰性の感染者数の増加パターンを示しています。ニューヨークとカリフォルニアは、それぞれ始めの感染ピークと2つ目のピークを代表するようにして、1つの大きなピークを示しています。人の移動の遅れによって第2波がカリフォルニアに現れているのかも知れません。最近の新規感染症者数のトレンドは、減少傾向ですが日々、4万人程度で推移しています。

    ブラジル

    ブラジルは、感染対策をしていなかったため、現在までに増加の一途を辿っています。最近の新規感染者数は、日々4万人程度です。若干の減少傾向です。

    インド

    インドは、常に増加傾向を維持しつつ現在に至っています。新規感染者数は、日々8万人程度で推移しています。減少傾向は見られていません。

    ロシア

    ロシアでは、世界的な新規感染者の拡大の頃に一気に1万人/日程度拡大しました。その後、徐々に減少傾向で維持しつつ現在に至っています。最近の新規感染者数は、日々5千人で推移しており、減少傾向を維持しています。

    南アフリカ

    南アフリカでは、北半球より遅れて7月に感染拡大があったものの、その後急速な減少傾向のまま日々3千人で推移しています。

    スペイン

    スペインは、アメリカと同様に2峰性で推移しています。1峰目では1万人をピークとしていた。2峰目では増加傾向で日々1万人を突破する勢いで推移しています。

    イギリス

    イギリスでは、当初感染対策をしなかったため6千人程度のピークを示したが、その後5月中旬以降は低下傾向を示し、直近での新規感染者数は、日々1000人程度で推移しています。

    イタリア

    イタリアは、イギリスの感染規模は少し小さいものの、推移は類似しています。ただ、現在、新規感染者数は増加傾向を示しています。

    フランス

    フランスは、イタリアと類似の推移を示していますが、最近の新規感染者数は、増加しており2峰目が確認される。

    ドイツ

    ドイツは、イタリアと類似の推移を示している。

    日本

    日本は、2峰性を示しており、2峰目はピークを過ぎ減少傾向に移行している。

    シンガポール

    シンガポールは、日本の1峰目と類似のパターンを示しているものの明確な2峰目の感染拡大は抑制できている。

    韓国

    韓国では、3月の新規感染者数が日々1千人をピークになったが、素早い対応で最近まで抑え込んんでいたが、直近の日々の新規感染者数は、 500人程度に増加している。

    集計(2020/08/27)

    累積患者数(万人)回復者数(万人)死亡者数(万人)
    世界2430159082.8
    アメリカ59531218.3
    (ニューヨーク)43.7n/a3.25
    (カリフォルニア)69.3n/a1.27
    ブラジル37629511.9
    インド3392586.1
    ロシア97.679.31.7
    南アフリカ61.853.11.4
    スペイン43152.8
    イギリス33n/a4.1
    イタリア26.420.7.35
    フランス268.63.1
    ドイツ24.121.20.94
    日本6.55.20.12
    シンガポール5.75.50.0027
    韓国1.91.60.032

    アメリカ国内のトレンド比較

    各国の日々感染トレンド比較

    過去14日(~2020/08/27)

    まとめ

    2020/08/27現在において、世界全体の平均的な新規感染者数の推移は落ち着きつつあると考えられるものの、国によっては、増加傾向を維持しているため、急速な新規感染者数の減少は期待できないと考えられる。

    編集履歴
    2020/08/28 はりきり(Mr)
  • [健康] 過呼吸; 過換気症候群: 血液中の炭酸ガス濃度が低下する – 新型コロナウイルス感染対策のマスク装着で注意する事 – 血液のpHがアルカリ性になることが危険の原因 [2020/08/20]

    [健康] 過呼吸; 過換気症候群: 血液中の炭酸ガス濃度が低下する – 新型コロナウイルス感染対策のマスク装着で注意する事 – 血液のpHがアルカリ性になることが危険の原因 [2020/08/20]

    過換気症候群

    不安や極度の緊張により過呼吸になると、その呼吸により体内の二酸化炭素が体外への放出過剰に繋がり、血液中の炭酸ガス濃度が低下する事で、危険な症状が現れる。これを過換気症候群という。

    • 呼吸中枢は、血中の二酸化炭素濃度の低下を防ぐために呼吸を抑制しようとする
    • 呼吸抑制によって、患者は息苦しさを感じる
    • そのため、患者は、更に呼吸をしようとして、症状が悪化していく
    • 血中のpHがアルカリ性になると、
      • 血管が収縮する事で、
      • 手足のしびれ
      • 筋肉の痙攣(けいれん)と収縮、硬直
      • トルーソー症候群の現れ
        • 掌をすぼめて親指が中に入って指が真っ直ぐ伸びる特徴的な状態
    • 治療
      • 意識的に且つ断続的に呼吸を止める。これにより血中二酸化炭素(炭酸ガス)濃度を高める
      • 精神的には、患者を落ち着かせるよう安心させて呼吸を遅くするように指示する。抗不安剤の処方もある
      • 意識的に呼吸をゆっくりできない場合、緊急処置として、ビニール袋を口に当てて呼吸をする事で、物理的に二酸化炭素を対外に排出しない方法もある

    過換気症候群 – Doctors File

    https://doctorsfile.jp/medication/37/
    編集履歴
    2020/08/11 Mr.HARIKIRI
    2020/08/20 追記(ビニール袋呼吸)
    
  • [健康] COVID-19に対する「ポビドンヨードによるうがい」- 大阪府が公表した効果を考える  [2020/08/05]

    [健康] COVID-19に対する「ポビドンヨードによるうがい」- 大阪府が公表した効果を考える [2020/08/05]

    ポビドンヨード

    ポビドンヨードとは所謂、消毒薬の褐色のイソジンです。

    2020/08/04, 大阪府、吉村知事がポビドンヨードの「うがい」により、軽症患者(対象群を含めて41人)の唾液中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が日に日に(継時的に)低下する試験データを公表しました。 source

    以下の「うがい」の詳細は、TV番組「ひるおび」の松山晃文先生(はびきの医療センター・次世代創薬創生センター長)に対してのインタビューからまとめた(2020/08/05)

    • 毎日4回、唾液中のPCR検査の実施
    • うがいの方法
      • うがいは、朝食の前(1), 昼食の前(2), 夕食の前(3)及び寝る前(4)
      • 唾液サンプルは(1)の前に取得してPCR検査
      • 60mL水に4mLのポビドンヨード(エビデンスとして2mLのデータはなかったので、4mLで実施した)
      • (60+4 mL)を3回に分けて「うがい」
        • 15秒 – 下を向いて、口の中全体のクチュクチュ
        • 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
        • 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
    • RCR検査中が、ポビドンヨードうがいをする群では、しない郡と比較して、日々低下した
    • うがいをしない群でも、日に日にウイルス量は低下してしていることが分かった。これは、発症2日前から感染させ得るウイルス量が出ているという事実から考えると、その後、ウイルス量が低下していくことは妥当であると思われる(by Mr.はりきり)
    • SARS-CoV-2が感染してから6時間後に増えて出てくるので、6時間間隔のうがい間隔を設けたとのこと
    • SARS-CoV-2のSタンパク質は、ACE2受容体に結合して細胞内に入り込む
    • 作用機序として考えられる事は、ヨードによって、Sタンパク質に結合して感染を阻害する効果がある可能性とDNAの酸化による無害化する可能性があるとのこと
    • マレーシアとシンガポールの試験管研究では、ポビドンヨードがSARS-CoV-2を無毒化する報告があるとのこと
    • 副作用についての注意。妊娠中、授乳中の方、甲状腺に問題があるかたなどは、医者の指示に従うこと。

    公表されたデータは、どのような意味があるのか、以下に素直に考察します。

    考察

    公表されたデータの要点は1点です。「ポビドンヨードでの”うがい”により、軽症患者の唾液中のSARS-CoV-2の量が日に日に(継時的に)低下していく」

    • 喉を含む口の中のウイルス量が低下することは、ないを意味するのか?
      • ヒトの体内における口の中というクラスターをたたく効果になっていると考えられる
        • もしも、口腔内のクラスターが重要な意味を持つならば、計り知れない効果が期待できる
      • 味覚異常につながる舌へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
        • 味覚異常という後遺症の低減化につながる可能性がある
      • 口中のウイルスが、気管支を降って肺に行くウイルス量が少なくなり、肺へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
        • これが奏功すれば、肺炎リスクが低下すると考えられる
      • 環境へのウイルスの放出を低くできると考えられる (廊下、家具、テーブルへのウイルス拡散の低減化)
        • これが奏功すれば、家庭内感染リスクが低下すると考えられる
      • 他人にウイルスを移すリスクが低くなると考えられる(ヒトとのコミュニケーション時のウイルス拡散の低減化)
        • これが奏功すれば、市中感染リスクが低下すると考えられる
      • 生体内でのウイルスの巣の一つである口腔内のウイルス量を低減化できることは、当然、生体内全体としてのウイルス量の低減化につながると考えられ、生体にとっての免疫力の振り向け先を効率化できると考えられる
        • これが奏功すれば、治癒までの期間が短くなる可能性が考えられる
    編集履歴
    2020/08/05 Mr.HARIKIRI