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[健康] 血中の尿酸値の目標値は基準より厳しい「5」は、糸球体濾過率、腎血漿流量、輸入細動脈血管抵抗、糸球体内圧が共に全て良好となりCKDリスク低下を期待できる – ID1944 [2019/09/08]

尿酸値は、高いと腎機能に悪影響することは良く知られているが、低くても良くないことが分かってきている

[健康] 血中の尿酸値の目標値は基準より厳しい「5」は、糸球体濾過率、腎血漿流量、輸入細動脈血管抵抗、糸球体内圧が共に全て良好となりCKDリスク低下を期待できる – ID1944 [2019/09/08]

高尿酸血症の健康リスク

近年、高尿酸血漿については、痛風だけではなく、高血圧症、2型糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病、慢性腎臓病などの腎障害に関する危険因子であることがわかってきている。

相互に関連している

  • 高尿酸血症
  • 2型糖尿病
  • 動脈硬化
  • 慢性腎炎

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尿酸値は低く過ぎても良くない

大阪市立大学医学部の研究を紹介した日本生活習慣予防協会の記事から1)

血漿尿酸値の基準値は、2.1mg/dl ~ 7.0 mg/dlでるが、腎機能と血中尿酸値について健常人での詳細な研究によれば、特に血清尿酸値は、より狭い範囲にコントロールした方が良く、目標値として、5程度にコントロールされていることが、最も腎機能が高くなる結果が示されている。

  • 尿酸値の基準 : 2.1 mg/dl ~ 7.0 mg/dl

症状が現れていない健康な人でも、数値に関して気に留めた方が、長い目で考えた場合、健康寿命には良いと思われます。

健常人の血中尿酸値と腎機能を詳細に調査した大阪市立大学医学部の研究

  • 症状が現れていない健常人で調査
  • (1)糸球体濾過率と尿酸濃度、(2)腎血漿流量と尿酸濃度、(3)輸入細動脈血管抵抗と尿酸濃度及び(4)糸球体内圧と尿酸濃度、いずれにおいても尿酸濃度においてペルシェイプ(山なりグラフ)を示している
  • 血中尿酸値の適正値は、基準の2.1~7.0 mg/dlより狭い範囲のコントロールが推奨されると考えられる
  • 目標の尿酸値は「5」を提案している

腎機能が低下する原因は、「尿酸値の上昇や、逆に低下に伴い、過酸化ラジカルや酸化ストレスが増加することで微細動脈の血管障害が引き起こされるためと考えられている」とのこと1)

編集履歴
2019/09/08 はりきり(Mr)
2019/11/15 追記
2020/05/07,2020/06/14 文言整備
2021/10/03,追記(eGFR関連記事リンク)

以上

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参考文献

1) 日本生活習慣病予防協会

高尿酸血症が腎臓の機能障害の原因に 少しの異常でも腎臓に悪影響、2017

http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2017/009374.php

用語の解説リンク、関連投稿および広告

CKD

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uric acid

フェブリク

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