カテゴリー: BIOLOGICS

  • [用語] MS;  mass spectrometry; 質量分析法 – 物質同定法

    [用語] MS; mass spectrometry; 質量分析法 – 物質同定法

    質量分析法(mass spectrometry:MS)

  • [用語] CD分光

    [用語] CD分光

    CD

    CD; circular dichroism; 円偏光二色性。この測定結果のスペクトルからタンパク質の立体構造の変化を知ることができます。バイオロジクス(タンパク質医薬品)の品質について分析する手法の一つです。

  • [用語] HCP; Host Cell Protein – バイオ医薬品の品質用語

    [用語] HCP; Host Cell Protein – バイオ医薬品の品質用語

    Host Cell Protein; ホスト セル プロテイン。バイオ医薬品では、ある細胞に作って欲しいタンパク質の遺伝子を挿入し、それを培養して沢山の細胞を得ます。その過程で細胞は挿入された遺伝子に従ってタンパク質を作ります。その後、タンパク質は精製されてバイオ医薬品になります。一方、その細胞は自分が活動するために、その他のタンパク質を作ったり、途中で細胞が寿命により死んでしまったりします。その細胞はやがて朽ち果てて細胞内の物質が培養液中に放出されます。これらは、バイオ医薬品となるタンパク質とは異なる不純物です。これをHCPと呼称して特別に区別します。

  • [用語] OD; Optical Density; タンパク質濃度,核酸濃度,微生物濃度などを表す [2020/02/18]

    [用語] OD; Optical Density; タンパク質濃度,核酸濃度,微生物濃度などを表す [2020/02/18]

    OD : Optical Density

    バイオ医薬の研究・開発・製造ではよく使われる用語です。

    OD 260 nmは,波長の260nmでの吸収度を表し,核酸の吸光波長が最大となる波長なので,核酸の定量に使用されます.

    OD 280 nmは、波長の280nmでの吸光度を表し、アミノ酸の吸光波長が最大となる波長なのでペプチド,タンパク質の定量に使用されます。因みに,そのタンパク質のアミノ酸組成の比率や立体構造から,OD280:1は何mg/mLであるのか,個別の値を持ちます.タンパク質の研究では,濃度を指標にして進めていくため,この値(mg/mLとOD280nm値)を研究初期に求めておきます.ただし,純度が高くないと意味がありません.

    OD 280/260のそれぞれを測定して,その比を計算することで,タンパク質溶液中にコンタミ(混入)している核酸の量を簡便に見極めることができます.核酸は,SDS-PAGE分析では染色バンドとして同定できないので,SDS-PAGEでは,核酸を不純物として評価することができません.より正確に評価するには,PicoGreen(R)試薬やPCR法が用いられます.また、それとは逆に核酸の純度の評価にも応用されます。

    OD 600 nmは、波長の600nmでの吸光度を表し、溶液サンプルの濁り具合を測定したい場合に使用されます。例えば、大腸菌の増殖具合は濁りとして捉えることができるので、大腸菌の培養状況を評価する場合には頻繁に使われています.ちなみに,大腸菌の培養後のOD600nm値を測定し,その大腸菌を遠心分離して乾燥させた重量との比なども,バイオの実験などでは頻繁に使用される指標です.その値は,例えば0.35 g of dry cell weight / OD600:1.0です(複数の文献を見つけることができますが,平均的な値が0.35程度です).

    編集履歴

    2020/02/18 Mr. Harikiri
    2023/02/07 追記(OD260)

  • [用語] GP-HPLC ; Gel Permeation High Performance Liquid Chromatography – 液体中の成分の分析技術

    [用語] GP-HPLC ; Gel Permeation High Performance Liquid Chromatography – 液体中の成分の分析技術

    GP-HPLC; Gel permeation high performance liquid chromatography、一般的にゲル濾過を原理として分子篩(ふるい)で混在している物質を分子量により分別する分析方法。バイオロジクスにおいては、稀にスケールアップして実製造に使用させる。

  • [Bio-Equip] Deep Freezer; 超低温保管庫 – ID9756

    [Bio-Equip] Deep Freezer; 超低温保管庫 – ID9756

    Bio-Equipment

    はじめに

    超低温保管

    バイオロジクスを研究・製造する場合に必要となる装置について解説しています.

    バイオロジクスの場合、製剤化する前の原薬の保管は、殆どが凍結保存であり、一般的には、-80℃のDeep Freezerが使用されています。

    その理由は、タンパク質の安定性が、凍結温度が低い程、高くなるためでです。

    新しいモダリティーであるmRNAワクチンも例に漏れず、安定性があまり良くないため、-80℃で保存される製品があります。

    因みに、安定性は、補助剤の種類とその濃度を最適にすれば高めることも可能です。ただし、薬の効果が低下する場合もあるので、沢山の条件を検討しなければ、安定性と薬効の両方を最適にできる条件を見つけることは難しいのです。

    編集履歴
    2020/02/17 Mr.HARIKIRI

    日本フリーザー

    フリーズ超低温槽

    関連記事

  • [用語] i.a. – 投与方法

    [用語] i.a. – 投与方法

    i.a. ; ia投与; 動脈投与; intra-arterial route
    例 :
    Route of intra-arterial.
    The i.a. route is used to administer radiopaque…

  • [用語] i.d. – 投与方法

    [用語] i.d. – 投与方法

    i.d. ; 皮内投与; id投与; intra-dermal route.

    インスリン投与、ワクチン接種など、徐放効果を期待する薬剤の投与に用いられる

    例:
    Intradermal delivery of vaccines

    1)

    Intradermal delivey of vaccines: potential benefits and current challenges (2011) – Bulletin of the World Health Organization -, World Health Organization

    https://www.who.int/bulletin/volumes/89/3/10-079426/en/
    2)

    Intradermal Delivery of Vaccines – Areview of the literature and the potential for development for use in low- and middle- income countries, August 27, 2009 – , World Health Organization

    https://www.who.int/immunization/programmes_systems/supply_chain/optimize/Intradermal-delivery-vaccines_report_2009-Sept.pdf
    3)

    Intradermal vaccination – Melboune VACCINE EDUCATION Center –

    https://mvec.mcri.edu.au/references/intradermal-vaccination/
  • [用語] IO投与 ; 骨髄内投与 ; 骨内投与 ; intraosseous infusion

    [用語] IO投与 ; 骨髄内投与 ; 骨内投与 ; intraosseous infusion

    IO投与 ; 骨内投与 ; Intraosseous infusion

    投与経路 – wikipedia –

    https://ja.wikipedia.org/wiki/投与経路
  • [用語] IT投与; くも膜下(腔)投与

    [用語] IT投与; くも膜下(腔)投与

    くも膜下(腔)投与