Eli Lilly
当サイトでも調査したように、Eli Lillyのインスリン製剤の世界シェアは、1/4です。以下、Eli Lillyを見てみましょう
売上規模
- 2019年の売り上げは、$22bn (約2.2兆円) source
- 近年、Boehringer Ingelheimとの協業による開発を多数行っている
歴史
- 1876年創業、創業者のEli Lillyは、インスリンを発見し、ノーベル生理学・医学賞を受賞している
- 1923年、インスリン製剤(ブタ由来)を世界で初めて商用化
- 1982年、遺伝子組換えヒト・インスリン製剤(Humulin)を開発
- 2018年、傘下のElanco Animal Healthのスピンオフ
製品
- インスリン製剤
- 自社のインスリン製剤に専念するだけでなく、強豪であるSanofiのインスリン製剤のBiosimilarを開発するなど、インスリン製剤の寡占状態に甘んじているようでもないように見える
- 抗体医薬
- Taltz (IL-17, 尋常性乾癬)
- 競合は、Novartisの「Consentyx」、Ortho Dermatologics (Bausch Health傘下)の「Siliq」
- 異なる分子ターゲットでの競合は、「Skyrizi」(Janssen Biotech, AbbVie)、「Duobrii」(Bausche Health)
- Olumiant (RA)
- Taltz (IL-17, 尋常性乾癬)
- フォルテオ(骨粗鬆症治療薬): ヒト副甲状腺ホルモン(PTH), インタビューフォーム
- バイオシミラー参入(2020)
- サインバルタ(抗うつ薬)
Boehringer Ingelheimとの共同開発
- Synjardy (2015) : SGLT2阻害剤Jardiance(source: KEGG, Boehringer Ingelheim販売、低分子医薬品)とメトフォルミンの合剤
- Basaglar (2015) : Sanofiのインスリン製剤LantusのBiosilimar
- Jentadueto (2016) : DPP-4阻害剤Taradjenta(source: KEGG, Boehringer Ingelheim販売、低分子医薬品)とメトフォルミンの合剤の徐放製剤
- Trijardy XR (2020) : tradjenta, Jardiance, メトフォルミンの合剤の徐放製剤
編集情報 ID 18848 2020/07/13 はりきり(MR) 2020/09/28 追記(インスリン以外の製品)