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  • [Vc] Moderna – COVID-19 ワクチン臨床(Phase 3の中間結果は94.5%の有効性を示した – ID19527 [2020/11/16]

    [Vc] Moderna – COVID-19 ワクチン臨床(Phase 3の中間結果は94.5%の有効性を示した – ID19527 [2020/11/16]

    ID19527

    ワクチンの臨床結果による有効性の比較

    世界の製薬企業であるPfizer, ModernaおよびAstrazenecaの臨床試験の成績の比較は、以下のをご参考にしてください。

    Moderna社のCOVID-19/Phase I Preliminary Report

    COVID-19ワクチン

    Modernaが開発しているmRNAを用いたCOVID-19ワクチンの臨床結果について途中結果が出ています。

    • 2021/05/23, インド変異株(デルタ株)に対する有効性について、1摂取では、AstrazenecaとPfizerとも33%, 2回摂取でAstrazenecaは60%, Pfizerは88%であると、イングランド公衆衛生庁(PHE)が発表, BBC News(ファイザー製とアストラゼネカ製ワクチン、2回接種でインド型変異株に有効=英研究, 2021/05/23))
    • 2020/12/17, mRNA-1273の臨床結果の詳細 : 3つの年齢層にわたる4つの用量レベルのmRNA-1273の安全性と免疫原性を評価、有効性の評価では94.1% (Vaccine Efficacy)と評価された。
      • Study 101
        • デザイン : 非盲検の進行中の第1相用量設定試
        • 結果 : フェーズ2およびフェーズ3の研究で使用される100μgの用量の推奨容量を得た
      • Study 201
        • デザイン : ランダム化プラセボ対照の安全性および免疫原性試験
        • 結果 : 大規模な第3相試験である試験301の開始をサポートする追加の安全性データを取得
      • Study 301
        • デザイン: 30,000人以上で、有効性、安全性、および免疫原性評価、ランダム化プラセボ対照試験

    MRNA-1273 SPONSOR BRIEFING DOCUMENT VACCINES AND RELATED BIOLOGICAL
    – MEETING DATE: 17 DECEMBER 2020 AVAILABLE FOR PUBLIC RELEASE –

    https://www.fda.gov/media/144452/download

    • 2020/11/16, Phase 3(30,000人以上を予定)の中間結果(95人に実薬投与、90人プラセボ)、94.5%の有効性が示された。2020年末までに、2,000万回分の提供を予定している source

    HomePage

    An mRNA Vaccine against SARS-CoV-2 — Preliminary Report

    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2022483

    • 2020/07/14
    • ワクチン : mRNA-1273 (S-2P antigen encoded), as SARS-CoV-2 spike protein encoded
    • 投与 : 0.5mL (deltoid muscle), days 1 and 29
    • Phase 1 : 45人、18 ~ 55 years of age, 28 days
    • 評価: Anti-S-2P antibody geometric mean titer(GMT) ELISA
      • 以下の29日と57日のデータから投与量が多いほど、抗体価が上昇しているのがわかる
      • 29 Days
        • 25μg: 40,227
        • 100μg: 109,209
        • 250μg: 213,526
      • 57 Days
        • 25μg: 299,751
        • 100μg: 782,719
        • 250μg: 1,192,154
    Good agreement was noted within and between the values from binding assays for S-2P and receptor-binding domain and neutralizing activity measured by PsVNA and PRNT

    Safty

    • 有害事象が低い確率
      • Fever (発熱)
      • Arthralgia (関節痛)
      • Nausea (吐き気)
      • Chills (悪寒)
      • Size of erythema or redness (紅斑または発赤)
      • Size of induration or welling (
    • 有害事情が中程度の確率
      • Fatigue (倦怠感)
      • Headche (頭痛)
      • Myalgia (筋肉痛)
    • 有害事象が高い確率
      • Any systemic symptom (全身症状)
      • Any local symptom (局所症状)
      • Pain (痛み)
    編集履歴
    2020/07/24 はりきり(Mr) Phase Iについて
    2020/11/16 追記 (Phase 3中間報告で94.5%の有効性)
  • 気になる企業 – LONZA – 遺伝子治療薬の製造も含めたバイオロジクスCDMOとして投資を進め世界の需要に応える [2021/05/29]

    気になる企業 – LONZA – 遺伝子治療薬の製造も含めたバイオロジクスCDMOとして投資を進め世界の需要に応える [2021/05/29]

    LONZA

    動向

    Lonzaの投資状況から、世界の需要は更に膨らんでいることが、容易に伺えます。2021/5に、現行のバイオロジクス製品の製造サイトであるVispサイト、Portsmouthサイトについて、ビッグサイズ (20,000L)のBioreactorを備えた製造ファシリティーの追加投資、または整備に関する発表がありました。いずれも2~3年後には本格可能します。エネルギ効率を追求した最新のファシリティとなるようですRef2

    経営状況

    • 2019の売り上げは、LONZA全体で約5,900億円
    • そのうち、Pharma Biotech & Nutritionの売り上げは、約4,200億円 source

    Single use bioreactorの製造体制

    • 2023年には、現在、各地で整備されているsingle-use Bioreactorを使用した製造体制の連携したネットワーク体制を完了させる (Hayward (US), Slough (UK), Tuas (SG) and Visp (CH) )Ref2

    ウイルスベクター分野

    https://pharma.lonza.com/offerings/cell-and-gene-therapies

    • 20年以上の関連経験を持つ科学者チームによるプロセス設計
    • 開発、規制当局へのCMCパッケージの申請サポート
    • 2001年にAdenovirus Type 5の製造経験
    • >120 プロセス開発(gene and gene therapy) source
    • >50 ウイルスベクターのカスタマーへの提供実績
    • ヒューストン施設でのフレキシブルな製造

    製造施設

    Houston, TX, US

    CVlinical Manufacturing, Commercial Manufacturing, Cell and Gene Manufacturing, Viral Vector Manufacturing

    • 300,000ft2 (細胞及び遺伝子治療施設)
    • モジュラー設計クリーンルーム
    • 施設の拡張性 (single use system)
      • non-GMP: Max 250L suspension
      • cGMP: 50L to 2,000L suspension
      • AAV, Lentivirus, Adenovirus, 腫瘍溶解ウイルス(oncolytic viruses)
    • テクノロジー
      • AAV製造
        • HEK293 based transient transfection (独自)
        • Hela cell-based producer cell lines
        • baculovirus-based method
      • Lentivirus製造
        • 付着/浮遊
      • Adenovirus及び腫瘍溶解性ウイルス

    フィスプ(CH)、ポーツマス(US)とチュアス(SG)

    臨床及び商用生産の提供

    • Visp (CH) : スイスのフィスプ
      • 6 x 20,000Lの新しい最新型の製造施設を650m CHFで建設(27,500 m2)すると発表。2024に稼働予定
    • Portsmouth, NH, USA
      • Clinical Manufacturing, Commercial Manufacturing, Cell and Gene Manufacturing
      • 8 x 20,000L
    • Tuas, Singapore
      • Production, Sales & Suport
    Ref 2.

    06 May 2021, Lonza Announces Expansion Plans for Next-Generation Mammalian Manufacturing Facilities in Visp (CH) and Portsmouth (US)

    https://www.lonza.com/news/2021-05-06-07-02

    ペアランド(US)とゲレーン (NL)

    プロセス開発/分析開発、臨床用製造、商用製造

    • Geleen, The Netherlands
      • Clinical Manufacturing, Commercial Manufacturing, Cell and Gene Manufacturing, Process Development, Analytical Development
      • 2017年にPharmaCell BV(2005年にBrightlands Maastricht Health Campusに細胞及び遺伝子治療と再生医療を目的に設立、2017年現在、6000m2のGMP施設と関連施設、過去7年間の実績)を買収source
    • Pearland, TX, USA

    編集履歴

    2020/06/15 Mr.Harikir
    2021/05/29,追記(Visp (6 x 20,000L追加)とPortsmouth (8 x 20,000L体制整備)の大規模製造サイトに更なる投資により顧客需要に応える)
  • 気になる企業 – Moderna – 新モダリティ(mRNA)・ワクチン (新型コロナウイルス) で駆ける / Phase IIIの中間結果では94.5%の有効性を示す – LNP製剤による2~8℃保存が可能である優位性 –  ID15029 [2020/12/03]

    気になる企業 – Moderna – 新モダリティ(mRNA)・ワクチン (新型コロナウイルス) で駆ける / Phase IIIの中間結果では94.5%の有効性を示す – LNP製剤による2~8℃保存が可能である優位性 – ID15029 [2020/12/03]

    Moderna

    HomePage

    MODERNAは、いち早く、新型コロナウイルスのワクチン開発を進めているIT技術とFA(Factory Automation)を駆使する米国のバイオテクノロジー企業。

    旧来の医薬品開発では達成できない、テクノロジーの連携を究極に進め、mRNAによる個別化医療(多品種-少量生産)モデルを追求している。感染症に対するmRNAワクチンでは、必要となる大量な需要に対しても余念がなく、外部CMOとしてLonzaと連携を発表している。

    • 2020/11/08, 結局は、現時点でワクチン開発の先頭を走っているのは、Pfizer社です。グローバル治験で43,000人余りのPhase III試験で90%の予防効果があるとの中間結果を報告しました。Pfizerは米国から資金提供を受けていません。
    • 2020/11/16, Phase 3の中間結果(95人実薬、90人プラセボ)、94.5%の有効性が示された。2020年末までに2,000人人分を提供する source
    • 2020/10/22, 30,000人がPhase 3臨床試験に登録し、25,654人が2回目の投与を完了しましたsource
    • 2020/07/28, NIHの一部機関NIAIDと共同開発している新型コロナウイルス・ワクチン(mRNA-1273)の臨床試験(Phase III, 30,000人, 2回 x 100μg/28日)が開始された source。来年からは、年間3億回の提供を予定する。
    • LONZAとの製造提携により、20億回の提供も可能としている
    編集履歴
    2020/05/02 Mr.HARIKIRI
    2020/06/03 追記(NorwoodのcGMP施設とビジネスモデル)
    2020/07/28 追記(SARS-CoV-2ワクチンのPhase III clinical開始)
    2020/10/22 追記(SARS-CoV-2ワクチン投与2回目完了は25,000にあまり)
    2020/11/16 追記(SARS-CoV-2、Phase3中間報告では94.5%の有効性を示す)
    2020/12/03 追記 (moderna社のrRNAワクチンはLNP採用による優位性)

    技術力について

    • さまざまな病気や症状に対応するmRNA医薬品の開発に邁進
    • mRNAを医薬品にする技術を主軸 (mRNAテクノロジープラットフォーム)
      • 数百人の科学者とエンジニアからなる専門チームを擁する
      • モダリティsource : 1つの技術ソリューションで多くの (mRNA生物学、化学、製剤とデリバリー、バイオインフォマティクス、タンパク質工学)
        • mRNA予防ワクチン 免疫応答性抗原 (9つのパイプライン)
        • mRNAがんワクチン : ネオ抗原 (2つのパイプライン)
        • mRNA腸内免疫腫瘍 : 抗癌T細胞応答 (3つのパイプライン)
        • mRNAによる局所再生療法 : 標的組織 (VEGF-A)
        • 全身分泌と細胞表面治療 : 抗体・酵素の補充 (3つのパイプライン)
        • 全身の細胞内治療 : 細胞内酵素・オルガネラ特異的タンパク質 (3つのパイプライン)
    • リサーチエンジンsource
      • 数千の前臨床用mRNAの供給できる設備とデジタル技術
      • 「ドラッグデザインスタジオ」は、 数日以内の迅速設計(ワクチンの抗原にふさわしい部分の特定など)と合成指示の連携
      • 自動化された製造で迅速デリバリー
      • 迅速なスクリーニング実験が可能
    • 自社製造設備 sorce
      • マサチューセッツ州ノーウッドには、Phase 2まで対応
        • プロセス開発
        • GLP (IND対応)
        • 毒性研究
        • 薬剤のヒトへの概念実証(PoC)対応

    図2. リポソームにタンパク質を作らせる
    特定のモダリティ内で、基本コンポーネントは、開発候補全体で一般的に同一です- 製剤、5 ‘領域、3’領域。コーディング領域のみが、潜在的な医薬品が細胞に生産を指示しているタンパク質に基づいて変化します。

    主要な課題

    • 免疫システムを回避しながら、mRNAを標的組織および細胞に取り込む
    • 免疫系が誘発された場合、結果として生じる応答はタンパク質産生が制限され、mRNA薬の治療効果を制限される
    • mRNAが自然に生成されたとして、正しいタンパク質を生成するための指示を正確に読み取ることができるリボソーム
    • 細胞がタンパク質を十分に発現して、目的の治療効果を得る
    • 学際的なプラットフォームチームの緊密な連携による科学的および技術的な課題に対処
    • 集中的な機能横断的なコラボレーションによるプラットフォームの高度化と患者への迅速なmRNA薬の提供

    Modernaの強みを垣間見る

    • 米国政府からの支援の速さと大きさ
      • 2020/1/11 : 中国当局から新型コロナウイルス遺伝子配列を世界に共有
      • 2020/1/13 : NIHとModernaは、mRNA-1273の遺伝子配列を選定し、NIAID(米国アレルギー感染症研究所)はPhase I 臨床用製造を開始、資金は、Coalition for Epidemic Preparedness Innovations (CEPI)
      • 2020/02/07 : Phase I用製剤が完成し、バッチリリース試験が始まった
      • 2020/02/24 : NIHに製剤を提出
      • 2020/03/04 : FDAは、NIHが申請していたINDの審査を完了し試験の許可を与えた
      • 2020/03/16 : NIHの発表 (投与開始), シーケンスの決定から最初の投与までに63日で実行できた
      • 2020/03/23 : Modernaによる「Current Report on Form 8-K」を用いた報告。緊急使用の可能性製造能力拡大について、
      • 2020/03/27 : NIHの発表 (アトランタ、エモリー大学でPhase I試験に健常成人ボランティアの登録:18~55歳)
      • 2020/04/16 : BARDAから最高4億8,300万ドルの奨励金をModernaに供給されることを発表
    • 登録ボランティア
      • US, EU and オーストラリア
      • >1,400人が登録
    • モダリティ
      • 複数のmRNAをワクチンとして組み込むことができる
    • 製造設備
      • 自社製造設備を持つ
      • Lonzaとの戦略的提携により製造能力を10倍に拡大できる。技術移管が2020/06より開始され、製造設備がLonzaサイドではスイスやUSに建設される
    • 製造能力
      • worldwide
      • 10億ドーズ/年, 50μg
    • 製造(予定)
      • Lonzaでのファーストバッチ: 2020/07
    • 特許
      • 100を超える特許と、それを補完するライセンスにより事業強度を高めているsource

    Modernaのパイプライン

    sorce

    • 呼吸器感染関連のワクチン
      • mRNA-1273 : 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン
      • mRNA-1777 : RSVワクチン(高齢者)
      • mRNA-1345 : RSVワクチン(幼児)
      • mRNA-1653 : hMPV(ヒトメタニューモウイルス)及びパラインフルエンザウイルス3型(PIV3)ワクチン (Phase I, 2020/05/01)
      • mRNA-1273 : 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
        • Phase I試験は完了Source-NIH(2020/03/16~, 米国アレル感染症研究所によるIND: (25μg, 100μg, 250μg) x 18才から55才(45人) / 追加: 56才から70才と71才以上、合計3つのコホート), 2020/05/01
      • mRNA-1851 : インフルエンザH7N9
    • 母子感染関連のワクチン
      • mRNA-1647 : サイトメガロウイルス(CMV)ワクチン (Phase II, 2020/05/01)
      • mRNA-1893 : Zikaワクチン (研究段階, FDA Fast Track, 2020/05/01)
    • 蔓延しているウイルス関連のワクチン
      • mRNA-1189 : Epstein-Barrウイルス(EBV)ワクチン

    mRNA-1273について

    新型コロナウイルスのワクチン

    mRNA-1273は、 米国アレルギー研究所の ワクチン研究センター(VRC)の研究者と共同で モデルナが選択した、スパイク(S)タンパク質の融合前安定化型をコードするSARS-CoV-2に対するmRNAワクチンです。  

    感染症 (NIAID)、NIHの一部。Coalition for Epidemic Preparedness Innovations (CEPI)から資金提供された最初の臨床バッチは、2020年2月7日に完了し、分析テストを受けました。

    シーケンス選択から42日後の2月24日にNIHに出荷されました。mRNA-1273のNIAID主導の第1相試験の最初の参加者は、シーケンスの選択から第1相試験の投与まで63日、3月16日に投薬されました。SARS-CoV-2に関するこれまでの同社の作業の概要は、ここにあります。 

    NIAID主導の第1相試験について

    mRNA-1273のオープンラベルのフェーズ1研究は、米国アレルギー感染症研究所によって米国で独自のInvestigational New Drug(IND)アプリケーションの下で実施されています。

    2020年3月16日に開始されたフェーズ1研究は完了しました

    元の3つの用量コホート(25 µg、100 µgおよび250 µg)における18歳から55歳までの45人の健康な成人ボランティアの登録 、追加の6つのコホートを:高齢者(年齢56から70)と高齢者(年齢71以上)の3つのコホート。

    Moderna and Lonza Announce Worldwide Strategic Collaboration to Manufacture Moderna’s Vaccine (mRNA-1273) Against Novel Coronavirus, 2020/05/

    https://lonza.com/news/2020-05-01-04-50

    自社施設

    施設

    • マサチューセッツ州ノーウッド
    • 期間 2016/10~ 2018/07
    • 2018/07以降、100以上の臨床製造パッチの実施
    • >300人
    • 200,000ft2 (更に220,000ft2の余力)
    • MES (Manufacturing Execution System)から規制申請の統合
      • 製造記録、データおよび自動化の統合
      • デジタル管理システム
      • 資材管理
      • 製造の実行
      • ラボ情報
      • 製品のテストとリリース
      • 規制申請情報のデジタル統合の保証

    目的

    • 原材料から臨床用の出荷を内製化
      • 品質、速度、規模、コストの改善
      • 貯蔵寿命
    • INDのための属性試験の早期取得
    • DP製造 (Phase I ~ Commercial)

    機能

    • プロセス開発
      • 凍結乾燥研究→凍結から冷凍保存を可能にする
    • Plasmid調製
    • mRNA調製
    • LNP調製
    • FFF (formulation, fill, finish)
    • QC

    Make Engine 1 (for Pre-clinical)

    • mRNA調製 (配列設計から製剤化) : ~4 weeks
    • mRNA lots : 1,000/month
    • amount : 1~1,000mg/Lot
    • Experience : 23,500 batch since 2014
    • Moderna Eco System : 追跡システム(材料~製造開始~配送)
    • 製造性の最適化 : 人工知能、機械学習、独自アルゴリズム

    Make Engine 2 (個別化医療)

    • 患者のサンプル(Tissue sample: Tumor and Blood)から個別のmRNAを作る (Needle to Needle)
    • 1つの製造バッチが1人の患者のために
    • Personalized Vaccine Unit (PVU)
    • 腫瘍サンプルのシーケンスからPersonalized Cancer Vaccine (PCV)を自動的に設計
    • 独自のバイオインフャマティクク設計アゴリズムとリンクしたmRNAの自動製造

    Make Engine 3 (臨床試験用資料の提供)

    • 2つのcGMP施設(Norwood, Kembridge )
    • デジタル統合された電子製造記録
    • 冗長性のためにCMO委託製造

    mRNAの剤型

    ModernaのmRNAワクチンの剤型は、以下の文献の通りLipidNanoparticle (LNP)sourceを採用sourceしており、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの保存が、2-8℃で30日間可能であり、Pfizer & BioNTechのmRNAワクチンの保存が-80~-60℃であることとの差別化に寄与している。医療機関においては、-80 ~ -60℃仕様のディープフリーザー保有率は極めて低い。

    これまで、製造はCMOに頼ってきたが、自社の施設をNorwoodに建設、およびそのメリットについて。

    BACKGROUND ON MODERNA MANUFACTURING WHY NORWOOD, 2020

    https://www.modernatx.com/sites/default/files/Moderna_MFG_Digital_WhitePaper_Final.pdf

    Lipid Nanoparticle Systems for Enabling Gene Therapies

    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5498813/

    COVID-19ワクチンの各社の開発状況 (moderna, inovio, novavax, pfizer, など)

    – ワクチン開発のお話(その2):ワクチン製造方法とCOVID-19ワクチン開発状況 – 城西国際大学 看護学部 大森 直哉

    https://www.jiu.ac.jp/features/detail/id=6587

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  • [Bio-Edu] Drug development lifecycle 医薬品の開発ステージ毎の – コスト、期間、次期移行確率 by Lonza – ID8649 [2020/02/05]

    [Bio-Edu] Drug development lifecycle 医薬品の開発ステージ毎の – コスト、期間、次期移行確率 by Lonza – ID8649 [2020/02/05]

    医薬品の開発

    かかるコストについては、プログラム(研究テーマ)当たりで算出した。以下では、その項目以外特に、期間について紹介する

    • 種探しからターゲットまで
      • 1テーマ当たり、28億円
      • 4.5年
    • Pre-Clinica段階
      • 12億円
      • 1.0年
    • Phase I
      • 31億円
      • 1.5年
    • Phase II
      • 69億円
      • 2.5年
    • Phase III
      • 196億円
      • 2.5年
    • Submission (to BLS)
      • 43億円
      • 1.5年

    Survive the Valley of Death and De-risk Your Pipeline, Lonza –

    https://www.lonza.com/custom-manufacturing/development-technologies/protein-and-vaccine-development-services/developability-services/about-developability-assessment.aspx
  • 気になる企業 Cellectis – 遺伝子編集 – ID7662 [2020/01/29]

    気になる企業 Cellectis – 遺伝子編集 – ID7662 [2020/01/29]

    Cellectis

    • 2011年, Cellectics社が保有する独自のメガヌクレアーゼ技術を使用して、CDMO大手であるLonzaが所有の独自宿主細胞株CHO-K1SV細胞のグルタミン合成酵素(GS)をノックアウトすることに成功した。LonzaのGS Gene Expression System製品をさらに進化させた source: Manufacturing Chemist
    • ホームページ
    • 拠点: フランス、米国
    • 2019年、売り上げは、約20億円
    • 主要領域 : ゲノム工学とゲノム手術
    • 事業内容
      • ゲノム工学技術の研究、開発、商品化
      • 免疫系にがん細胞を標的とする免疫療法の開発
      • いくつかの子会社を保有
    • 主要技術
      • TALEN®による遺伝子編集
        • 移植片対宿主病からの保護、拒絶反応の軽減、自殺スイッチの統合による安全性
      • メガヌクレアーゼ組換えシステム(MRS)による遺伝子の切り出し、修正、または置換に関する技術
      • CAR T*療法の開発
      • * CAR T: Chimeric Antigen Receptor T Cell
    • 製品パイプライン
      • 上市品はまだなく、探索段階から臨床試験(Phase I)に6つの候補品の開発が進められている source

    Cellectics に関する情報 – investing.com より

    https://jp.investing.com/equities/cellectis

    編集履歴

    2020/01/29, Mr. Harikiri

  • 調査 – 遺伝子治療 – LONZAの動向 – ID3803 [2020/05/07]

    調査 – 遺伝子治療 – LONZAの動向 – ID3803 [2020/05/07]

    AAV

    AAVは、病原性が無いとされるウイルスである。正式名はAdeno Associated Viris (AAV、アデノ随伴ウイルス)である。Adeno Virusが存在しないと複製できないため、Adeno Virusに感染している場合に感染していることが多い。

    背景

    最近のモダリティの拡大が意識されるようになってから、遺伝子治療の分野は、最もホットな分野の一つである。医薬品メーカーは、研究開発に余念がなく、既に先取りした研究開発の成果である特許出願がされており、その特許成立の波がやって来ている。製造を請け負うCDMOにしても、抗体医薬に続く大きな受容を期待しており、次の成長分野である。

    世界規模でいえば、自動車産業を既に抜いているのがバイオ医薬品産業である。日本もこの分野へのテコ入れが進んでいる。

    LONZAの動向

    世界のCDMO (Contract Development Manufacturing Organizer)の優である、LONZAは2016年頃よりAAV Ancestralの使用を進めてており、また、世界の大手CDMOは、AAVベクターの委託製造サービスに本腰を入れてきている。

    Evaluation of AAV production in insect cells using chemically defined media, 2020, Jerome Jacques, Amber Jones, Daniel Xing, Kenneth Low, Alexis Bossie Lonza Walkersville, Inc., Walkersville, MD, USA

    https://bioscience.lonza.com/lonza_bs/CH/en/download/content/asset/36112

    Lonza、Akouos、およびMassachusetts Eye and Ear (MEE)は、聴覚障害および平衡障害に関する戦略的遺伝子治療ライセンス契約を発表しました(2017/11/30).

    LonzaとMEEは、すべての聴覚障害と平衡障害のために、プロプライエタリな先祖AAV(Anc-AAV)ベクトルの独占ライセンスをAkouosに付与した。

    Anc80は、約40,000種類の新規キャプシドのポートフォリオにおける主要なAnc-AAVであり、内耳での優れた遺伝子発現が可能な強力な遺伝子治療ベクターです。
    Akouosは、5AM Ventures、New Enterprise Associates、およびPartners Innovation Fundから750万ドル(8億円)のエクイティファイナンスを調達しています。

    Akouos

    2016年に設立され、感音性難聴の遺伝子治療薬の開発を進めており、MEEとLonzaとパートナーシップをムスクでいる。

    Individual by Investing.com (株価情報,会社概要)

    参考 – Lonza AAV関連のGoogle調査結果

    Google search “aav ancestral lonza”

    https://www.google.com/search?q=aav+ancestral+lonza&rlz=1C9BKJA_enJP861JP861&oq=aav+ancestral+lonza&aqs=chrome..69i57.606j0j4&hl=ja&sourceid=chrome-mobile&ie=UTF-8

    Lonza, Akouos and MEE Announce Strategic Gene Therapy License Agreements on Hearing and Balance Disorders

    Lonza to Offer Novel Anc-AAV Gene Therapy Technology Through Exclusive Licensing Agreement with Massachusetts Eye and Ear (HARVARD MEDICAL SCHOOL)

    Lonza to Offer Novel Anc-AAV Gene Therapy Technology Through Exclusive Licensing Agreement with Massachusetts Eye and Ear® (LONZA)

    Anc80L65 AAV vectors now available through VVF

    Going Viral: The Next Generation of AAV Vectors

    Delivering the next transccformative class of gene therapies

    Lonza in Gene-Therapy Pact

    Cochlear gene therapy with ancestral AAV in adult mice: complete transduction of inner hair cells without cochlear dysfunction

    Akouos to Build Premier Gene Therapy Company Focused on Hearing and Balance Disorders with Backing from Leading Life Science Investors and Strategic Licenses from Massachusetts Eye and Ear and Lonza

    AKOUOS ANNOUNCES NEW DATA AT THE AMERICAN SOCIETY OF GENE & CELL THERAPY 2019 ANNUAL MEETING

    Applying old Know How to New Challenges: The Manufacturing of Emerging Therapeutic Modalities

    2019/12/09 はりきり(Mr)
    2020/05/07 追記 (rAAV製造における培養培地)

  • 気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    Lonza

    バックグラウンド

    細胞培養における60年以上の経験を持つLonzaは、治療用途向けのメディアの大手プロバイダーであり、 CHO、Hybridoma、NS0、PerC6、Insect、Hematopoïtic、またはKidney細胞など、すべての一般的な細胞プラットフォーム用の培地の完全なポートフォリオがありる。 クライアントのすべての要件を満たすために、プラットフォームごとにいくつかの処方が存在します。 これらのプラットフォームは、単純な無血清、無タンパク質、または化学的に定義されたものから、動物以外の排他的な成分を使用して作られる。

    LONZABiologicsIbexLonza Glance

    製造施設

    モノクローナル抗体(mAbs)と哺乳類細培養からの組換えタンパク質の受託製造の先駆者の1つとして、Lonzaは、以下の4つの最先端cGMPマルチ製品施設で製造を行なっている。せいぞう設備は、MES化が進められておりリアルタイム管理が進んでいる。

    ロンザ・バイオロジクス生産サイト:前臨床から臨床

    • Slough, UZ
      • 1985~
      • 5 x 1,000L of Bioreactor
    • Taus, Singapore
      • 200L
      • 1,000L
      • 5,000L
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
    • Portsmouth, US
      • 3 x 5,000L(Airlift)
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
      • Since 2001 the Portsmouth facility has hosted 33 regulatory inspections by FDA, EMA, Health Canada, Japan, Brazil, Mexico, the Korean FDA and the Turkish MOH. 8 customer product currently. 33 regulatory inspections.
    • Porriño, Spain
      • 20L~8,000L(Inoculum)
      • 4 x 10,000L
    • 中国に進出 – Lonza to Establish Strategic Biomanufacturing Base in China Using GE Healthcare Solution – in 2020, 広東省にGEのKUBioを導入(by Bloomberg)

    哺乳類細胞培養生産サービス

    • モノクローナル抗体と組換えタンパク質
    • 大手製薬会社へのバイオテクノロジーのスタートアップ
    • 細胞株の構築と規制当局対応
    • 商業供給への実験室規模
    • 工業用哺乳類細胞培養で30年以上
    • 攪拌タンク、エアリフト、使い捨てバイオリアクター
    • 高度な技術
    • GS Gene ExpressionSystem®、Epibase®
    • Potelligent®CHOK1SV™  

    プロセス R&Dサービス

    LonzaのプロセスR&Dサービスは、ベクターの構築や細胞株の開発から本格的な製造にまで及ぶ。 これらには、臨床試験および市場での供給のための完全な分析サービスと規制サポートが含まれる。

    DNAからBLAまでのフルライン開発および製造、一部のサービスも提供する。 さらに、抗体薬物コンジュゲートの生産に関する幅広いサービスを提供している。 Vispの化学設備と連携して、目的のmAbを生成し、選択した薬物に結合させることができる(ADC抗体)。

    Ibex Service

    Ibex Serviceは、スイスのVispサイトで実施されます。VIspには化学設備があり、ADC抗体製造が可能となっています。

    • Ibex Design : Gene to Vial in just 12 months
    • Ibex Development : Process Characterization to BLA in just 22 months
    • Ibex Dedicate : コマーシャル製造のためのフレキシブな専用設備。自社製造設備の投資判断を30ヶ月遅くすることができる。自社製造設備は4~5年はかかり、着工からでも2年は必要。

    AAV製造

    2018年、Lonza社は、細胞/遺伝子治療の生産に特化した30,000ft2の工場を開設。CEO Mark Funkは、最近のインタビューで45の顧客とウイルスベクターに取り組んできたと述べている(BioPharma Diveより)

    編集履歴
    2019/11/24 Mr.HARIKIRI

    KUBio関連

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  • [Bio-rAAV] 遺伝⼦治療における代表的な委託製造会社 (CMO) – ID1881 [2021/02/08]

    [Bio-rAAV] 遺伝⼦治療における代表的な委託製造会社 (CMO) – ID1881 [2021/02/08]

    rAAV vectorを製造するCMOリスト

    企業サイトサイト製造サイト特徴関係
    WuXi Advanced TherapiesUS1,000L遺伝子治療医薬品の開発と製造、AAV vector suspension platformWuXi AppTec
    CatalentUS, EU,footprint(400,000ft23)10 cGMP clinical suites, 200L, 400L, 800L, 2 x iCELLis 500, 24 HYPERStack 26/CS10
    10 cGMP Commercial Campus (including fill/finish)
    >バイオ医薬品30年の経験、20クライアント, AAV vector, 60 prgrampOriginal
    BioRelianceRockville, Maryland, USA & IrelandViral/Cell banking to fill finish (2,000 v/day), Secure Biostorageウイルス・クリアランス試験、Carsbadとの遺伝子治療用製品の開発と製造BioRelianceとCarlsbad(20+ years)がサービスする, California,親会社: Millipore-SIGMA-Merck
    Oxford BiomedicaUKUK(1,200m2, SUB 200L, BSL-C3 Lab)遺伝子治療医医薬品、PCL(*1)、Gene TherapySANOFI, GSK, NOVARTIS
    Broucher
    Lonza Pharma & BiotechUSHuston,Portsmouth, Holland, Singapore, Japan(Nikon)バイオロジクス、遺伝子治療医薬品、AAV, HSV, NDV,(Anc-AAV)Original
    NovasepEUバイオロジクス、遺伝子治療医薬品、Adeno, Lenti, HSV, VSV, VEEV2021/01/15 ThermoFisherによる買収
    MolMedEU
    YposKesiFR~500L
    ~200L SUB, 24 x Cell Factory 10
    遺伝子治療医薬品2016, Genenthonからスピンオフ
    TAKARA BIOJP遺伝子治療医薬品
    IDファーマJPiPS, CRISPR-Cas9elixirgen therapeutics
    遺伝子治療研究所 (Gene Therapy Research Institution)JP遺伝子治療医薬品
    vigene biosciences (2012~)Rockville, MarylandCellSTACK; iCELLis, 50~500L bioreactor, HEK293Plasmid製造、小規模AAVから臨床(GMP)まで、AAV、レンチウイルスOriginal (Small company)
    patheonby ThermoFisher
    詳細
    Alachua, FL
    Cambridge, MA
    Lexington, MA
    Plainville, MA,
    US
    50L~2000L
    Florida Bio (2006~2016), 100 clients, 500 product released14+years, Brammer BioがPatheonに統合
    VIROVEK
    詳細
    Hayward, CA, USSF9/vaculovirus1e13 vg/$3,500 ~ >1e15 vg/$119.900 価格表あり2006~

    https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/genome/advisory_board/dai5/siryou4-2-8.pdf

    Merck Darmstadtは、Millipore (2010), Sigma-Aldrich(2015)を傘下に収めて

    https://ja.wikipedia.org/wiki/メルク_(ドイツ)

    編集履歴

    2020/07/17 Mr.Harikiri
    2021/02/08 追記 (ThermoFisherによるnovasepの買収)