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  • [Synology – Plex] Plex Serverに繋がらなくなったときの対処法  [2020/10/04]

    [Synology – Plex] Plex Serverに繋がらなくなったときの対処法 [2020/10/04]

    はじめに

    Plexは、自宅のサーバーにあるメディア(音楽、動画)をインターネット経由でもストリーム配信できるメディア・サーバーです。

    DS918+にPlex Serverをインストールしていれば、Plexへの接続が上手くいかない場合を、よく経験します。

    ある日、PlexのクライアントをインストールしたiPadからiTunesの購入音楽を試聴しようとしていたときです。追加したファイルが更新されておらず、リストに出てこないことがありました。おそらく、通常は、Up Loadしたファイルについて自動でファイルのスキャンしているはずです。でも、その自動スキャンができていないものと思われまた。

    そこで、Plex Serverの管理画面に接続して、マニュアルで「スキャン」させたかったのですが、管理画面にたどり着けませんでした。

    課題

    今回のお題は、以下の通りです。

    • 新しく追加したファイル(Up Load)があるのに、追加されていない
    • Plex Serverの管理画面に接続してマニュアルで「スキャン」させたい

    しかし、以下のように管理画面に繋げようと試みるものの、接続できないことがあります。Plex Serverは、頻繁にUp Dateします。でも、Synologyのパッケージは、あまり更新されず、SynologyによるケージでのUp Dateは、滅多に上がってきません。そこで、Plexサイトに行って、Synology用の新しいバージョンをダウンロードし、DS918+にマニュアルインストールしてUp Dateするのですが、これが少し厄介を連れてきます。

    その厄介ごとですが、Plex Serverの認証が切れていまいます。管理画面に接続できなくなるのです。

    まとめると、

    • マニュアルインストールした後、管理画面への接続、クライアントでの接続もできなくなったりする

    実際の接続できない現象としては、以下のような感じです。

    • IPadのsafariから、https://ds918:port、に繋いでDSMに接続している時に
    • DS918+からアプリの「Plex」を起動(これはServerの管理画面の起動を意味している)してみると、
    • Sarariは、接続できませんでした。と表示されて、Plex Serverの管理画面に接続できない

    このような時、Safariの表示は、以下のようになっていました

    • ds918:32400/web

    原因は、特定できていませんが、証明書関連でローカルの接続ができないのかもしれません。

    対処方法

    更に試してみます。以下のように、IPアドレスを直接使えば、少し先まで接続が進みます。

    • 192.168.xx.xx:32400/web

    と、iPadのSafariから入力すると、Plex Webの接続ダイアログが開きました。

    ログイン方法として以下のリストが現れます。やはり、認証が切れているようです。認証のやり直しが必要のようです。

    • Googleで続行
    • Facebookで続行
    • Appleで続行
    • メールアドレスで続行

    メールアドレスで続行を選択して、既に登録してある、User IDか、Email Addressと、Pass Wordを入力して進みます。

    そうすると、plex.txにログインしますか?、と表示されます。

    続けると、接続が完了して、Plex Serverの管理画面に入れます。

    Plexの管理画面でできること

    管理画面では、以下の作業が可能です。

    • 共有
      • 他のユーザーを指定して共有を設定
      • 他のユーザーは、クライアントにPlexを有料でインストールしていること
    • スキャン
      • マニュアルで「スキャン」して、Plex Serverのデータベースを更新
      • 更新が完了すると、メディアのリストに表示されるようになる
    • サーバー管理

    まとめ

    Plexは、良い製品です。Serverは無料でインストールできますが、クライアントは、有料です。

    Serverは、もっと多機能な「プレミアム」バージョンに乗り換えることもできますが、Serverのプレミアムは、当面必要ないと思っています。ただ、クライアント(client)は、デバイス毎に必要なので、家族で共有する場合は、台数が必要です(数百円/台)。

    編集履歴
    2020/10/04 Mr.Harikiri
  • [Synology] フルスペック化した DS918+ / DSM更新ができずクリーンインストールを余儀なくされたが、なんとか復旧に至るまでの道程 -[2021/03/06]

    [Synology] フルスペック化した DS918+ / DSM更新ができずクリーンインストールを余儀なくされたが、なんとか復旧に至るまでの道程 -[2021/03/06]

    ID22058

    はじめに

    前回までに、導入初期にはDS918+を最小構成で立ち上げ、その後、予算と暇にまかせてフルスペックにしてきました。本サイトのWordPressによるblog配信やホームサーバーとして、しばらく安定稼働させていました。

    最近、安定稼働への不安要素が出てきました。それは、DiskStation Manager (DSM)のバージョンアップがあり、更新をしようとするとディスクスペースが不足するとのメッセージが出て更新を受け付けてくれない事です。このままアップデートできない場合、セキュリティ問題を少ならかず抱えてしまいます。

    • コントロールパネルのDSM更新画面を確認すると
    • 状態が、「DSM 6.2.3-25426をダウンロードできます。」となっていた
    • ダウンロードは正常に完了した
    • 状態が、「今すぐアップデートする」に変わった
    • アップデータを開始すると、確認画面が出るので、「はい」で開始した
    • 開始した途端、すぐに「このシステムでの利用可能なドライブ スペースが不足しています。」の表示が出て更新作業が中断された
    図1. DSMの更新ができない

    その後、なんとかしてDSMの更新作業ができないかSynologyのサポートを求めたり、ネットで調べたり(*)しましたが、結局は、以下のように、自力でクリーンインストールをすることにしました。問題があったバージョンは以下の通りです。

    (*) 因みに、ネットで情報を得るには、原文を読まないといけません。英語を翻訳していたりすると、さっぱり意味がわからないことが多いです。Synologyサイトにしても原文は英語です。Synology関連の日本語の説明を読んでもよく分からないことがあります。そんな時は、英語の原文にあたります。
    • マシン : DS918+
      • 16 GB メインメモリ(8GB x 2 * ), RAID5
      • 8TB HDD x 4 (WD RED)
      • SSD Cache 512 GB x 2 (WD), 読み書き
    • 旧バージョン : 6.2.2-24922 Update
    • 新バージョン : 6.2.3-25426

    概要

    Synologyのサポートセンター

    図2. Synology サポートサービス

    先ず、Synologyのサポートを利用(2020/06/05)しました。DSMにログインして「サポートセンター」から状況をテキストで記載して送信すると、数日するとemailに返事があり、状況をよく理解するために写真を送れと指示がありました。

    • エラ〜メッセージのスクリーンショット
    • ログ (debug.dat) : 「サポートセンター」の「サポートサービス」の「ログ作成」で「システム」をクリックして「ログ作成」をクリックすると、debug.datがダウンロードされる

    iPadの録画機能を使って、DSM更新する様子として、更新ができないと表示されるまでので様子を録画して、Synology オフィシャルページ・サポートから添付し返信しました。サポートからの提案としては、サポートがログインして作業する案が提案されていましたが、少し躊躇しました。一時的にであってもです。

    提案内容

    リモートアクセスの情報提供の方法

    1. 「メインメニュー」をクリックします。
    2. 「サポートセンター」をクリックします。
    3. 「サポート サービス」をクリックします。
    4. 「リモートアクセスを有効にする」のチェックボックスにチェックし、「適用」をクリックします。
      • ※リモートアクセスの有効期限内であることを確認します。
    5. 表示される「サポートIDキー」と「adminのパスワード(一時的パスワードに変更)」を当チケットに記載し、ご連絡ください。
      • 2段階認証が有効の場合は、当検証が完了するまで「無効」としてください。

    いくらSynoloygと言っても、ネットに招待すること、しかも、管理者権限でのアクセスはセキュリティ上難しいと思いました。

    数日考えた結果、その返事は保留して、クリーンインストールを含め自力で解決する方・対策を考えることにしました。

    Synology テクニカルサポートとのやりとり期間は、2020/06/05~2020/06/11でした。06/15には、Synology Online Support Surveyがemailに来ました。もちろん、私は、サポートの提案から”逃げた” ので、サーベイすることはありませんでした。

    方針はクリーンインストール

    Linux関連でそれらしい記事を見つけることはできましたが、DSMがいくらLinuxを元にしていると言っても、Synologyがカスタマイズしているため、やはり別物であり、その成り立ちは同一ではないと思われました。この時点で、クリーンインストールを念頭に、考え始めました。以下は取り進めた概要です。

    1. データバックアップは、Hyper Backupを使用します。共有フォルダ、インストールしたパッケージのアプリ、など全てをバックアップします。外付けUSB HDDでも、別のSynology NASのドライブでも可能です。
    2. 対象としているSynology NASをWebブラウザから見つけられるか確認する
    3. Synology NASをリセットして初期状態に戻す
    4. 再導入したDSMでの初期設定 (別途詳細に説明しています)

    以下に、上記概要の詳細を示しました。

    1. バックアップ

    できるだけ全てのDS918+にある情報をバックアップして、それから、クリーンインストールする戦略としました。

    日頃から「Hyper Backup」と「Snapshot Replication」で主要なバックアップを定期的に行っているため、バックアップ体制の構築はしないで済みました。

    今回は、Snapshot Replicationは使用しません。Hyper Backupのバックアップ機能とリストア機能で対応します。

    Hyper Backupでは、基本的にDS918+の外付けUSB HDDにバックアップしています。クリーンインストールの際には、その方がアクセスしやすいです。Hyper Backupでのバックアップについては、以下の記事をご参考にしてください。

    Hyper Backup のバックアップデータを .hbk ファイル形式で表示および復元する方法 – Synology Site –

    https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/tutorial/Backup/How_to_browse_and_restore_Hyper_Backup_backup_data_in_hbk_file_format

    Hyper Backupの設定でバックアップに漏れがないかどうか、チェックを行い漏れている項目(システムアプリ、共有フォルダ)を追加して、最新のバックアップを取りました。

    因みに、バックアップに時間がかかったのは、どうでもいいはずの「スプラツーン2のプレイ録画ファイル」でした。1TB近くあったため、あれやこれやとやり直したりして、1週間以上かかりました。いざ、そのデータの価値を考えた時に、数年の記録であることを考えると、どうでもいいはずのデータが価値を持っていることに気づきました。自己満足です。

    2. 前準備 – Synology NASを見つけられるか

    Hyper BackupによるDS918+全体のバックアップを完了したと判断(*)した後、以下の手順でクリーンインストールを実施しました。

    * 当初は、クリーンインストールした後、リストアしてデータの復元具合を確認しておらず、思い通りのバックアップが、なされたのかどうかは分かりませんでした。実は、「暗号化」を解除していないと共有フォルダは、バックアップされていませんでした。それはそうなりますね、暗号化を解除しないとフォルダそのものが見えないからです。別途、暗号化を解除した状態で、WindowsのRobocopyによりバックアップ(Hyper Backupによる)のバックアップ(Robocopyによる)をとっていました。よかったです。全てはミスの可能性があります。そのためのリカバリーが大事であるということでしょうか。
    • クリーンインストール後に、DS918+を見つけられるか確認します。Web ブラウザに「find.synology.com」を叩いて、現在のローカルネットワークに繋がっているSynology製品を表示されるか確認します。その他の確認手段として、「Synology Assistant」というアプリもあります。

    3. NASのリセット

    1. DSMにログイン
    2. 「コントロールパネル」→「リセット」
    3. 「すべてのデータを消去」をクリック
    4. 確認ダイアログが表示されます。チェックボックスにチェックして「すべてのデータを消去」をクリック
    5. パスワード入力が促されます
    6. パスワードを入力して「送信」をクリック
    7. 「DiskStationが再起動しています再起動が完了したら、Synology Assistantを使用してDiskStationを検索して接続します。」と表示が出ます
    図3 ドライブ初期化の手順

    4. クリーンインストール

    1. Webブラウザから「find.sysnology.com」をたたく
    2. 検索中の表示が出て、数十秒待つと画面が切り替わり、左上に「Web Assistant」と表示され、製品の写真が現れる
    3. 複数台のSynology製品をネットに繋がっていれば、スクロールさせて、目的のクリーンインストールしたいDS918+を探す
    4. 見つけたDS918+をクリック
    5. ダイヤログが現れる「Synologyエンドユーザー ライセンス合意書」。同意にクリックして「OK」をクリック
    6. 「ようこそ!」画面となるので、「設定」をクリック
    7. 「DiskStation Manager (DSM)をインストール」画面が現れる。インストールしたいHDDであることを確認しつつ「今すぐインストール」をクリック
    8. データが削除されることの注意のダイアログが現れるので、チェックボックスにチェックして、「OK」をクリック
    9. 「DiskStation Managerのインストール」画面が現れ、%表示が出て、初期化中 → システムパーティションのフォーマット → ダウンロード中 → DiskStation Managerのインストールと、表示が変わっていく
    10. 「DiskStationを再起動しています」画面が現れる。10分間のカウントダウンです。
    11. QuickConnectの設定もWeb Assistantから行います。
    12. 「すべての設定が完了しました!」が表示されます。
    13. 「私のSynologyデバイスのネットワーク位置を共有して、私がそれをfind.synoloyg.com経由で見つけることを許可します。私はサービス規約を読み同意します。そしてプライバシーに関する声明を承諾します。」のチェックボックスは、チェックしませんでした。「移動」をクリック。
      因みに、ホームネットワークからは、「find.synology.com」は機能するようです。
    14. 以上で、クリーンインストールは完了です。DSM画面が現れます
    15. 初期のDSM画面では、いくつかの初期チュートリアルがあります。指示の通りクリックして終了です。DSMは使用可能になました。
    図4 DSMのインストール終了後の最初のログイン

    再導入したDSMでの初期設定

    システム設定

    Hyper Backupのバックアップからリストア*しました。リストアするには、Hyper Backupをインストールして、先ずは、バックアップファイルと再リンクする必要があります*。また、システムの設定については、Hyper Backupでもバックアップされないので、再構成することはできません。

    再導入したDSMから、再度設定する必要があります。具体的には、二段階認証やDoS保護など、特にセキュリティの設定がデフォルトになっていまいます。仕方がないので、以下のように特に重要な項目について再設定しておきます。

    * Synologyサーバ間のバックアップとリストア – ホームNW研究所-

    いつもお世話になっているblogerさんのページです。リストア方法の詳細が説明されています。Hyper Backupによるバックアップ先のSynology NASに必要なrsyncの設定、または、Hyper Backup Vaultをインストールする必要性についても解説されています。

    https://nw.myds.me/wordpress/howto-wpbackup1/

    「コントロールパネル」の「セキュリティ」

    セキュリティ
    • 「サイト間のリスクスト偽造攻撃からの保護を強化する」にチェック
    • 「HTTP Content Security Policy(CSP)ヘッダーでセキュリティを強化する」をチェック
    • 「iFrameでDSMが埋めこられないようにする」をチェック
    • 「システムの再起動に伴い保存したユーザーログイン セッションがすべてクリアされます」にチェック
    • 「現在のIPが変更されたら、DSMデスクトップ上に通知を表示」にチェック
    ファイヤーウォール
    • このマシンを目掛けて2分に1回程度の不正アクセスが、各国踏み台を利用して仕掛けてきているので、これを玄関払いしてもらいます
    • 最初、日本を許可を設定ししましたが、これでは、外国をブロックしてくれませんでした
    • そこで、日本以外の国全てをDSMログインを拒否する設定とします。一件につき15か国までしか登録できないので、地道に全ての国を拒否として登録しました(日本を除く)(図5)
    • リアルタイムに不正アクセスの攻撃のさなか、この設定が完了した直後から、DSMログインはぱったりなくなったことを確認できました(図6)。
    図5 ファイヤウォール設定の様子
    図6 設定によってブラックリストに自動的に登録される
    保護
    • 「保護」の「DoS保護を有効にする」をチェック
    アカウント
    • 自動ブロック
      • 「自動ブロックを有効化する」をチェック : 同一のIPアドレスからのエラー数でブロック
        • 「ログイン回数」を10
        • 「分以内」を1440
      • 「ホワイトリスト/ブロックリスト」から、ホワイトリストを作成 : 許すIPアドレス
        • 個別のIPの設定
        • フザネットの設定
        • IP範囲で設定
    • アカウント保護
      • 「アカウント保護を有効化」をチェック
      • 「信頼されていないクライアント」も「信頼できるクライアント」のいずれも以下の設定にする
        • 「ログイン回数」:10
        • 「分以内」: 60 (<1000)
        • 「プロック解除」: 30

    RAID5へ再設定

    クリーンインストールによりRAID設定は無効になっています。ストレージマネージャから作業します。

    1. 「ストレージマネージャ」の「ボリューム」に移動
    2. 「作成」をクリックして、ボリューム作成ウィザードを開く
    3. 「カスタマイズ」を選択し「次へ」をクリック
    4. 「ストレージプールを選択」画面から「新しいストレージプールを作成」を選択し、「次へ」をクリック
    5. 「ストレージプールのタイプを選択」画面から「より良いパフォーマンス」を選択し、「次へ」をクリック
    6. 「ストレージプールのプロパティを構成」画面からRAIDタイプを「RAID5」を選択し、「次へ」をクリック
    7. 「ディスクの選択」画面から、4つの全てのドライブが選択されていることを確認し、「次へ」をクリック
    8. 「警告」画面が現れ、データの消去についてアラートされるので、「OK」をクリック
    9. 「ファイルシステムを選択」画面から「Btrfs」(Snapshot Replicationの機能を利用するために必要です)を選択し、「」をクリック
    10. 「ボリュームの容量の割り当て」画面が現れます。必要があれば、説明を記入し、「次へ」をクリック
    11. 「設定の確認」画面が現れます。確認できれば、「次へ」をクリック
    12. 「ストレージマネージャ」の「ストレージプール」画面が現れます。ステータスが「作成しています」になり、100%になると完了です。最初の投稿で記事にしたように、DS918+を最初にRAID5に設定した歳は、100%になるまで、丸3日を要しました。今回も、3日間を覚悟していましたが、丸1日で処理は完了していました。
    13. ストレージマネージャのRAID5設定をしている間を活用してで、パッケージセンターからアプリをインストールしました(以下に続く)
    図7 ボリューム1にRAID5を構築中の様子

    SSDキャッシュの再設定

    SSDの設定も必要です。今回、あらためて設定したRAID5へのリンクが切れているためです。この設定は、RAID5の設定処理が完了してから実施しました。RAID5設定途中でも可能かもしれません。

    図8 割り当てがないSSDキャッシュをボリューム1のRAID5に再度割り当てる

    HDDハイバネーション

    RAIDシステムは常時稼働状態にするのが普通です。頻繁な電源の入り切りよりは、常時ONの方が安定稼働には良いようです。クリーンインストールの後は、「HDDハイバネーション」が有効になっているので、無効にしておきます。

    コントロールパネルのハードウェアと電源の「HDDハイバネーション」で設定します。

    図9 HDDハイバネーションを無効に設定

    パッケージセンターからのアプリのインストール

    ストレージマネージャがRAID5の設定をしている間を活用して、以下の主なアプリをインストールしました。後に実施するリストアで、設定内容を上書きし戻します。

    基本的に各ホームサーバーのそれぞれのクライアントの設定は、Synologyのホームサーバー関連のサーバーでは、port/port転送で設定したportを使用します。Plex Serverでは、32400に固定されています。

    付け加えて、port設定に関わることで重要な設定項目は、firewallの設定です。そのアプリをallowに設定します。

    もしも、RT2600acルーターを使用していてUPnPによりport転送ルールが自動的にしている場合は、その関連するportのinternet側のport番号を確認しておく必要があります。

    最後に、2段回認証を有効にしていても、各クライアントでの1回目のログイン設定の時に「デバイスを覚える」を設定すれば、その後ログインで「ワンタイムパス」を聞かれることはありません。

    • Hyper Backup
    • Hyper Backup Vaults
    • Plex
      • マルチメディア・ファイルをどんなフォーマットでも対応したサーバーです。クライアントは、有料ですが、ネットの外から閲覧が可能になります。
      • 元のPlexサーバーではなく、新たなPlexサーバーになってしまったようです。以前のDS918+にあったPlexサーバーは「オフライン」で使用不可になっていました。
      • 新しいPlexサーバーと思われるサーバーには、メディアファイルが1つもありませんでした。クリーンインストールしたDSMにPlexサーバーをインストールしてしまったせいかも知れません。リストアで設定が上書きされると思っていましたが、以前のPlexサーバーと新規にインストールしたPlexサーバーが別物扱いになってしまうためと思われます。
      • メディアファイルをリストアした後、あらためてメディアのデータベースを作ることにして、データベースを復旧することは諦めました。
    • Note Station
      • WindowsのOneNoteみたいなことができますが、もちろん、機能は、OneNoteの方が高いです。
      • iOSアプリ(DS note)
        • address: port
          • portは、外部からのDSMログイン時と同じ
        • user id
        • pass word
    • Photo Station
      • 保管した写真を鍵付きで共有したり、動画をYouTubeにアップしたりできます
      • iOSアプリ(DS photo)
        • address:port
          • postは、外部からのDSMログイン時と同じ
        • user id
        • pass word
    • Audio Station
      • 音楽ファイルをストリーミングできます。iTunesで購入した音楽ファイルを登録しています。外からアクセスかのです
      • iOSアプリ(DS audio)
        • address:port
          • postは、外部からのDSMログイン時と同じ
        • user id
        • pass word
    • Video Station
      • Synology製の動画サーバーです
      • iOSアプリ(DS audio)
        • address:port
          • postは、外部からのDSMログイン時と同じ
        • user id
        • pass word
    • メディアサーバー
      • Video Stationの動画データベースと統合して、機能拡張した動画サーバーです
      • UPnP/DLNA対応のテレビで視聴ができます。我が家では、東芝の古いRegza RE1があります。テレビにDS918+のメディアサーバーを表示させます。動画を再生させるためには、テレビにあったMIMEタイプの設定が必要なので、バカチョンで再生できない場合、テレビでの視聴についてはハードルが高くなります。
    • Moments
      • 写真のストックと表示アプリです。iPad用のMomentsからDS918+にバックアップします
      • シーンを自動で作成して表示してくれます
      • iOSアプリ(Synology Moments)の設定
        • address:port
          • postは、外部からのDSMログイン時と同じ
        • user id
        • pass word
      • 注意点
        • アップロードでは、MOVファイルはエラーが発生して、一時停止します
        • その他、停止したまま動かなくなるファイルがあります。
        • 安定するバージョンアップが出るまで、無効化することにしました。

    リストア

    Webブラウザから「find.sysnology.com」をたたいて、クリーンインストールしたDS918+にログインします。その後、各システム設定を確認します。Adminが無効になっていることや、管理者権限のユーザーの設定です。以下の操作が必要ですが素早く、バックアップからリストアして、管理者などのシステム設定を元に戻す方法でも構いません。これは、セキュリティ対策の一環です。

    Hyper Backupのインストール

    DSMのパッケージセンターから、「Hyper Backup」をインストールします。ついでに、「Hyper Backup Vault」もインスーとるしておきます。Synology製品間でのHyper Backupによるリモートバックアップに必要なパッケージです。

    Hyper backupからリストア

    関連付け

    クリーンインストールしたDSMに改めてインストールしたHyper Backを、以下のようにバックアップに関連付けします。

    1. File Stationを使って、バックアップしたファイルが、どの外付けUSB HDDにあるかを確認します
    2. Hyper Backupを起動します
    3. 左下の「+」をクリック
    4. 「データバックアップタスク」を選択
    5. 「バックアップウィザード」画面が現れる。左上のにあるSynologyの「ローカルフォルダ & USB」を選択し、「次へ」をクリック
    6. 「バックアップ先の設定」画面が現れる。「既存のタスクに再リンク」を選択する。
      • 「共有フォルダ」には、前述で確認したバックアップファイルがのあるフォルダを選択(今回は、外付けUSB HDD)
      • 「ディレクトリ」には、拡張子「hbk」のある該当するファイルを選択
    7. 「次へ」をクリック
    8. 確認画面が現れるが、「はい」をクリック
    9. 「データバックアップ」画面が現れる。
    10. 「フォルダ」及び「アプリケーション」は、何も選択せず、「次へ」でどんどん進んでデフォルト設定のまま完了させる
    11. 作成できたタスクは、Hyper Backupの左メニューに表示される。

    リストア

    関連付けされたタスクを使って、リストアを実行します。

    1. Hyper Backupの左下の「時計のマーク」を選択し「データ」を選ぶ
    2. 「復元タスクの選択」画面が現れる。先ほど再リンクしたタスクを選択し、「次へ」をクリック
    3. 「システム設定」画面が現れる。「システム設定情報を復元する」をチェック(全システム構成)し、「次へ」をクリック
    4. 警告ダイアログが現れるが、「はい」をクリック
    5. 「データの復元」画面が現れる。全ての「フォルダ」を選択し、「次へ」をクリック
    6. 「アプリケーションの復元」画面が現れる。全ての「アプリケーション」を選択し、「次へ」をクリック
    7. 確認画面が現れるが、「はい」をクリック
    8. 「データ復元サマリ」画面が現れる。確認して「適用」をクリック
    9. 「復元状況」画面が現れる。各タスクが%表示される。
    10. 以上で、処理が終了すればリストアは完了です。

    まとめ

    DS918+は、度重なるパーツの追加でフルスペックに仕立て上げ、blog配信やホームサーバーとして安定稼働させていました。しかし、DSMの新バージョン(6.2.3)への更新は、容量不足が原因ということで、古いバージョンのDSMでの運用が続いていました。新バージョンへの更新までのセキュリティに不安がありました。その間、Synologyのサポートパスに相談したり、ネットで解決策について情報を収集したりしてきました。意を決してクリーンインストールによる新パージョンのDSM 更新とシステム復旧を覚悟してDS918+の再構築を断行することができました。

    以上、参考になれば幸いです。はりきり(Mr)

    編集履歴

    編集履歴v^^)
    2020/09/05 HARIKIR(MR)
    2020/09/06 追記(写真を追加)
    2020/09/07 追記(ファイヤーフォールの設定によるDSMからの不正アクセスを拒否する設定)
    2021/03/06 追記 (リストア関する概説 - 詳細は「ホームNW研究所」へのリンク)
  • [Synology] DS918+ , 3 x 8TB HDD Raid 5に最後の1台のHDDを追加する [2020/05/30]

    [Synology] DS918+ , 3 x 8TB HDD Raid 5に最後の1台のHDDを追加する [2020/05/30]

    RAID5 (3 x 8TB HDD)へHDD追加

    DiskStation Manager (DSM)のアップデートをしようとしたが、約4TBも有るのに空き容量が足りないと警告が出てアップデートできなかった。

    (アップデートできなかった理由は、結局、HDDの容量不足ではありませんでした。他の記事にしましたが、クリーンインストールするしかありませんでした)

    そんな事はないと思ったが、以前から、3 x HDDのRaid 5構成は、いずれHDDを追加して容量を増加( (N-1) x 最小HDD容量 )*1させようとは考えていたので、何はともあれ、AmazonでHDDを購入して増設するにことにした。

    この1台のHDD追加によってDS918+は、フルスペックとなる。ここまでのアップグレードの詳細は、以下の記事をご覧ください。

    *1 : RAIDに関する情報は、以下のSynologyサイトをご覧ください。

    https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/help/DSM/StorageManager/storage_pool_what_is_raid

    編集履歴
    2020/05/30 はりきり(Mr)ドライブ追加処理開始: 17:30~

    準備

    1. DS918+のシャットダウン
    2. しばらく待つ
    3. ダイソンハンディーを使って、HDDを取り外し「ワタゴミ」の掃除
    4. 3 x 8TB HDDではない、1.5TB HDDを取り外した
    5. 代わりに8TB HDDを装着
    6. DS918+の電源ボタンを押して起動
    7. しばらく待つ
    8. ピーッい鳴るので、DSMにログイン
    9. 「ストレージマネージャ」起動

    ストレージマネージャ

    ディスクトップ・モードにして、画面の左上にある「窓アイコン」をクリックすると図1のように表示される。ストレージマネージャをクリックして起動する。

    図1. ストレージマネージャを起動

    「概要」画面

    概要画面で、現状を確認する。

    1. ボリューム1は、ストレージプール1で構成されている
    2. 使用容量は、10.3TB
    3. 総容量は、14.0TB
    4. RAID5(データ保護あり)
    5. 挿入した新しいHDDは、「未使用のドライブ」として、DS918+のHDDストレージの左から2つ目にあることを確認
    図2. 概要画面で、状態を確認

    「ボリューム」画面

    ボリューム画面から、利用可能な容量が、3.72TBであることを確認

    図3. ボリューム画面で、状態を確認

    「ストレージプール」画面

    ストレージプール画面から、現在の構成は、3 x HDDであることを確認。更に、ボリューム画面の表示とは異なり、利用可能な要領は、884MBを表示している。この値が、実際に使用可能な容量であるなら、DSMのアップデートが、容量不足により出来なかったことは理解できる。

    図4. ストレージプール画面で、状態を確認

    「HDD/SSD」画面

    HDD/SSD画面から、ドライブ2は、非初期化であることを確認。

    図5. HDD/SSD画面で、状態を確認

    ストレージプール画面に戻る

    ドライブを追加

    画面の右側に有るドライブ2(非初期化)を選択状態にして、「操作→ドライブを追加」を選択する。

    図6. ストレージプール画面でドライブを追加

    ディスクの選択画面が表示される。ドライブ2(非初期化)が選択状態であることを確認して「次へ」。

    図7. 追加するドライブの選択

    次に、設定の確認の画面(図8)が表示されます。ドライブ2をストレージプール1に追加して、合計容量が21.82TBであることを確認。

    図8. 設定の確認画面

    最後の確認の画面(図9)が表示されます。OKで処理を開始します。

    図9. 最終確認(以降は追加ドライブは初期化されます)

    図10は、ドイブの増設中が状態を示しています。

    1%が完了するのに要する時間は約30分でした。100%が完了するには約2日です。DS918+自体は、稼働状態のまま、ドライブの追加処理が裏で動くことになります。気長に待ちます。

    • 1%完了に30分
    • 27.8%完了に19時間
    • 80.6%完了に54時間
    • 3日目のAM7には完了していた
    • (DSMの更新ができない問題は、解決できていなかった)
    図10. ストレージプール画面で、状態を確認

    以上

  • [Synology] NASに装着した新品SSDが1年後にエラーを吐いた – 修復・復旧方法 – △[2020/05/03]

    [Synology] NASに装着した新品SSDが1年後にエラーを吐いた – 修復・復旧方法 – △[2020/05/03]

    ID7504

    SSDがエラーした

    1年前、DS918+にWD製SSDを2枚挿してWrite/Readのキャッシュ(cash)を構築していた。ほぼ1年後の昨日、2枚のうち1枚にエラーがあると、DSMから警告があった。

    ハードウェア的に故障と思ったが、調査の結果、SSDの「復旧」から元に戻すことができた。

    故障日2020/1/18

    SSDキャッシュの再構築

    1. 「ストレージマネージャ」を起動
    2. SSDキャッシュの劣化を確認
    3. 修復ボタンを押して、修復するSSDを選択する
    4. 修復が開始される
    5. SSDキャッシュが再構築されるまで、30~60分程度

    1年前に2枚のSSDを装着して、すぐに今回とは異なる方のSSDがエラーを吐いた。その時は、WDのサポートに連絡して無償交換(中古らしい)してもらっている。

    しかし、SSDの「復旧」ボタンは試しかは、覚えていないため、本当に故障だったのか不明だ。WDでもそのように返品されてくるSSDが多くあり、それを5年保証の代替として、クレーム先に送り返しているのであろう、と今更に申し訳なく思う。

    今回は、返品せずに済んだ。

    以下の記事は、WDのSSDをSynology DS918+に装着した時の内容と、SSDの返品に関するWDのサポート再生の様子をまとめたもの。

    編集履歴

    2020/05/03 文言と体裁整備

  • My home NAS History – IO-DATAのRockDisk (1TB~4TB), IPHL2-A (8TB :RAID 0, 4TB x 2 ) → そして、SynologyのDS918+ (8TB x 4, RAID5)に至るまで (DS918+をどのような基準で選択したのか) [2021/03/10]

    My home NAS History – IO-DATAのRockDisk (1TB~4TB), IPHL2-A (8TB :RAID 0, 4TB x 2 ) → そして、SynologyのDS918+ (8TB x 4, RAID5)に至るまで (DS918+をどのような基準で選択したのか) [2021/03/10]

    はじめに

    RockDiskRockDisk Nextは、IO-DATAのNASです。音楽ファイルをストリーミングしてたりして喜んでいました。

    Synology NAS (DS918+)を1年前に導入してからも、RockDisk/Nextは、壊れずに現役で稼働しています。ただし、外からアクセスすることはもうなくなりました。

    図1. RockDisk
    図2. RockDisk Next

    RockDisk & RockDisk Next

    rockdisk
    rockdisk next io-data
    図3. RockDisk と RockDisk Next

    RockDiskを導入したころは、NASには、そもそも興味がありませんでした。「高価そうだし何ができるの?」と毛嫌いさえしていた。

    ある日、ネットサーフィンしているとき、IO-DATAのRockDiskなるNASキットが、HDD別売でNASを導入できるといいます。それならと、それを購入・組み立ててローカルネットに載せました。外からNASにアクセスしてみたりと、自分のネットの広がりを実感しなが戯れごとで満足していた。

    今考えれば、そのアクセス速度は非常に遅かったことを、後から導入したRockDisk Nextで知りました。

    IPHL2-A

    RockDisk Nextでも応答速度に不満を持っていたので、その後、IO-DATAから少し本格的と思われたIPHL2-A8.0RTをネットで見つけてしまった。導入して4TB HDD x 2でストライピングしてみると、応答速度は、目に見えて早くなりました。

    これまでにPDF化した書籍をIPHL2-A8.0RTにストックし、出先からダウンロードして喜んでいた。

    現在では、メール通知機能も使えなくなり単なるバックアップストレッジに化しています。メール設定では、20文字までのパスワードでないとシステムとして受付けないことで、Gmailにて設定している20文字以上のパスワード長に対応することができません。この制約については、現在生産中止となっていることから、今後の対応はしてもらえないと考えられます。長く現役で頑張って欲しかったですが、それも叶いませんでした。少し高価でもSynology NASを選ぶべきです。

    IPHL2-A.IO-DATA

    IPHL2-A メール通知機能の設定方法

    https://www.iodata.jp/product/nas/personal/iphl2-art/

    IPHL2-Aシリーズのファームウェア:

    HDL2-Aシリーズ ファームウェア | ソフトウェア | サポートライブラリ | IODATA アイ・オー・データ機器

    Synology NAS

    昨年(2018)の初頭あたりから、Synology NASがネットで話題になっているのに気付きました。

    Q-NAPは、マシン性能、Synologyは、ソフトウェア性能(基本ソフトウェア: OS、ユーザーインターフェース等を含め)を、それぞれ売りにしていることが理解できました。

    Q-NAPと比較

    同程度の価格では、Q-NAPの方が性能が高いようでした。マシン性能が高い方が良いと思うのは普通ですが、時間をかけてじっくり考えてみました。

    あるメーカー内では、全てのシリーズのNASにおいて、ほぼ同じ「基本ソフトウェア」(搭載されているCPUの違いで使えないパッケージアプリなど)が搭載されるため、使いやすく且つ長く使うためには、基本ソフトウェアの性能差を優先すべきと考えました。

    マシン性能は、投資する額を自分の設定より上げれば済むことが多く、一方、ソフトウェア性能は、メーカー技術そのものの技術力が反映されることが多いと考えられます。この事は、IO-DAT製品NASを使った経験からよく知っていました。

    以上の考察から、ソフトウェア性能が高い、Synology製品のNASを選択することにしました。

    最後に、Synology NASを選んで、尚且つ、私が求める要求仕様を満たすには、投資額を上げることで、マシン性能もソフトウェア性能も両方ともに解決できると考えたのでした。

    • ソフトウェア性能が高いメーカーを選ぶ
    • マシン性能は、そのメーカーの中でも上のクラスを選ぶ

    エントリーモデル? それとも

    通常、Synology NASの売れ筋は、2xHDDで運用するDS218シリーズであり、2コアです。

    Synologyに決めた後は、CPUの性能差やその後の拡張性を考慮する必要がありました。

    エントリーモデルでは、HDD x 2スロットなので将来的に容量不足になりそうだし、Raid 5も構築できずデータの保護に問題があります。かといってプロ仕様の8スロットは論外だったので、HDD x 4スロットを選定範囲とした。

    結局、クアッドコア(1.5GHz)のDS918+を選択しました。

    メモリー増設、キャッシュ追加、更にHDD拡張ボックス(HDDx4)の追加が可能です。長く使えるという期待がありました。

    DS918+

    DS918+を導入すると決めてから、小遣いを貯め始めました。結局購入できたのは、約1年弱かかり年末になりました。

    2013

    RockDisk x 4
    IO-DATA
    1TB HDD

    mpgファイルなどら、Toshiba REGZA R1からネットを介して視聴可能

    RockDisk Next
    IO-DATA

    搭載CPUがコレードアップされてアクセス速度が改善

    2014
    2016

    IPHL2-A
    IO-DATA
    2x4TB HDD

    Raid1(ストライピングによるアクセス速度高速化で運用)

    DS918+
    Synology
    1 x 8TB HDD (basic) for short time to 3 x 8TB HDD update

    3x8TB HDD with RAID5
    2x4GB Memory
    2x512GB SSD cache

    2018 ~ 2019
    2020/06

    Update to DS918+ with one 8TB HDD

    4x8TB HDD with RAID5
    2x4GB Memory
    2x512GB SSD cache

    初期のDS918+のHDD運用は、シングル・モードのBasic HDDで開始し、その後2台のHDDを追加して3台にして、Raidに移行した。メモリーも追加し、キャッシュも追加して現在の形になった。

    ホームページの作り方が大きく変化していた

    DS918+を導入するまで、RockDiskで遊んでいたりしていた、それより以前には、PCにApacheを導入してホームページをローカルネットワーク内で稼働させたりしていました。そのような方法しか、ホームページを作る方法は無いと思っていました。

    ところが、「最近のポームページの構築(2018年現在)は、どうやらWordPressでする」のだと分かってきました。

    WordPressの発表は、2003年です。普及時期のVersion 3.0は2010年です。Version 3.1には、少し時間が経過してした2016年です。世間一般になてきた時期が2016年以降ということだと思います。

    ぼくは、化石の世界にいたことっを知りました。

    昔は、自分のローカルネットワーク上に、事事を保存・まとめるために、Linux上でポームページを作っていたことを少し述べましたが、その詳細は、以下の通りで結構本気でやっていました。

    • PostgreSQL、Apache
    • しまいには、15万円もするIBMのRelational DataBaseのDB2 for Linuxを導入
    • コンテンツは、HomePage BuilderというIBMのソフトウェア製品

    blog?

    blogとはなんですが? 僕はよく知りませんでした。そう、WordPressの登場で、個人で発信するホームページは、今ではblogという代名詞に置き換わり、その導入・運用のハードルは無いに等しくなったようです。レンタルサーバーが拍車を掛けています。

    以前では、今で言うWordPressのプラグインは、Perlなどのプログラミング言語を使用してカウンター機能や特別な表示機能などを自作してい増したた(ミドルウェアともいう)。自分用なので自分がどれだけ閲覧しているかを知るのみでしたが。。。

    これからは。

    それで、今のぼくの環境と言えば、Synology NASとWordPress, Maria DB, Dynamic DNS(ローカルではなくインターネットに公開できる; Synology NASを購入すれば1つのDomain Nameを登録するともらえる、実はフリーの登録サイトもある)で、事ごとを日々綴っています。

    DS918+は、CPU:Celeron 4 core, 読み書きともに高速、ハードウェア暗号化、4ベイを拡張ユニットDX517 (5ベイ)により9ベイまでHDDを追加可能。

    https://www.synology.com/ja-jp/products/DS918+

    以上

    編集履歴
    2019/12/20 はりきり(Mr)
    2020/02/23 表題追加
    2020/03/07 追記(Feature Image)、文言整備
    2020/05/31 追記(Cool Timelineによるタイムライン表示)
    2021/03/10 追記(IPHL2-Aのメール設定が貧弱であるため長いPWに対応していないことによる弊害について)
    2023/07/09 訂正: 8TB x 2 mirror -> 8TB: RAID0, 4TB x 2)
  • [Synology] NASの追加メモリ – WD Black SSD 製品の故障対応はこんな感じでした [2019/07/26]

    [Synology] NASの追加メモリ – WD Black SSD 製品の故障対応はこんな感じでした [2019/07/26]

    ID1089

    はじめに

    DS918+にSSD cacheを2枚挿してRAID5の速度の効率化を測っていたが、ある時、1枚のSSDにエラーがあるとアラートが出ていた。Western Digital (WD)のサービスに電話連絡して説明して、交換してもらえることになった。

    今回のWDのサービスについて、その内容をここに残しておく。

    WDのサービスにコンタクトする

    ネットで検索して見つけたフリーダイアルに電話をして「NASに2枚挿ししていて、そのうち1枚についてNASから故障のエラーメッセージが出た」と伝えたところ、故障であることは間違いないので、5年保証は受けられるとのこと。製品の返品方法をメールで送ってくれた。

    送付先住所とそこを経由してマレーシアのセンターに送られるとの情報

    • トラッキング番号

    故障品を送る場合の梱包などについての注意事項

    SSDの返品

    SSD購入時のプラ容器に入れて、100円ショップで購入したCD保護用封筒に入れ、封書の裏表に適当に3ヶ所へトラッキング番号を記入してコンビニから東京の指定された三菱倉庫に送った1000円)。

    • CD保護用封筒 (100均)

    トラッキングの知らせ

    送付後、①返品製品の受領についてと、②代替の製品出荷についての2回のお知らせメールが届いた。

    • 返品製品の受領連絡
    • 代替品の出荷連絡

    到着

    ②の代替の製品出荷のメール連絡が届いてから数日、送ってから10日間程度で代替品が届いた。新品ではないようだが、使えればそれでよし。

    SSD交換は、以下のリンクをご参照ください。

    [Synology] NAS DS918+のcacheとして挿していた2枚のWestern Digital (WD)製SSDの内、1枚が不調になったので交換

    編集履歴
    2020/04/24 文言整備
    2020/07/26 文言整備
  • [Synology] NAS DS918+のcacheとして挿していた2枚のWestern Digital (WD)製SSDの内、1枚が不調になったので交換

    [Synology] NAS DS918+のcacheとして挿していた2枚のWestern Digital (WD)製SSDの内、1枚が不調になったので交換

    Synology NASのSSDの不調

    概要

    年末に1枚購入してcacheを構築しようとしたが、1つではcache構築ができない仕様であることが分かり、急遽もう 1枚買い足してcacheを構築していました。

    今年の3月に入り、1つのSSD cacheが不調である、とのシステムアラートが出ていた。

    予算が無かったことから、キャッシュ・エラー(キャッシュ不使用)のまま過ごして、4月に入って同SSDを購入して交換しました。

    • DS918+には、SSDのスロットが2か所ある
    • SSDを1枚(1スロット)では「キャッシュ構築の設定」を進めることができなかった
    • 2枚目のSSDを購入、2か所目のSSDスロットに装着しキャッシュを有効にでき運用していた
    • 3ヶ月後、キャッシュ・エラーが出た
    • 同SSDを購入し、交換
    • 故障したSSDは、WDに連絡して交換

    交換方法

    交換方法は至って簡単だった。DS918+の電源ボタンを数秒押してシャットダウンさせた後、NASの底面にあるSSD (No.1)の蓋を開けて交換し、電源ボタンを押してシステムを再起動させた。

    • DS918+のシャットダウン
    • 電源コンセントを外す
    • DS918+の底面のSSDスロットのフタを取り外す
    • SSDを装着し、フタを付ける
    • 電源コンセントを装着する
    • 起動スイッチをオン

    ログインが可能になるのを待って、愛用のiPadからDS918+にログインして、ストレージマネージャを起動。SSDキャッシュ・タグを選び、修復ボタンを押した。数十分後修復が完了しシステムは正常に戻った。

    • 端末からDSMにログインする
    • ストレージマネージャを起動
    • SSDキャッシャ・タグから修正ボタンを押す
    • SSDキャッシュの修正が開始される
    • 完了する数十分間待つ

    後始末

    故障したSSDは5年間保証を謳っているので、Western Digital日本法人に連絡して交換してもらう予定です。

    • WDサポートに問い合わせ (事前、実手続)

    事前の問合せ

    以前に、今回の故障について電話で問合せしたときには、デバイスのシリアル番号を伝えて欲しいと言われていました。番号は控えて電話していなかったので、後ほど改めて連絡するとことで電話を切りました。

    実手続

    その後、故障したSSDのS/Nを控えてWDのサポートで電話をして交換を申し入れました.

    2枚挿しで片一方がシステムエラーを吐いたことを伝えると,故障している可能性が高いので交換して頂けるとのことでした.

    自分のe-mailアドレスを伝えました。その後、送って頂いたメールには、商品の交換方法等を記載してました。

    この記載された手順に従って交換手続を行また。

    詳細は、以下のリンクに、WDの故障対応についてまとめていますので、ご参照ください。

    まとめ

    DS918+のSSDの交換は、至って簡単でした。WDのSSDは、5年間の保証がついています。WDサポートも親切に対応していただけました。交換してもらったSSDは、今後の故障に備えて予備品としておきます。

    編集履歴

    2019/05/06 はりきり(Mr)
    2019/06/07 追記 (WDへの電話での問い合わせ)
    2020/04/24 文言整備

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  • [Synology] 自宅にNASを設置しWordPressを構築 – blogサイトを立ち上げる – DS918+/DS920+ — 動機編からDS1621xs+拡張序章編 – △[2022/01/04]

    [Synology] 自宅にNASを設置しWordPressを構築 – blogサイトを立ち上げる – DS918+/DS920+ — 動機編からDS1621xs+拡張序章編 – △[2022/01/04]

    ID212

    自宅にサーバー、そしてWordPressを構築する

    Synology NASの導入の最初の理由

    Synology NASを購入した当時(2018/11)、まさか、blogをするとは思っていませんでした。最初は、自宅のメディアサーバーを構築して家庭内で楽しむために、性能が高いと思われたSynology NASを選択しました。

    NASを導入した当時、DiskStation Manager (DSM)に用意されているパッケージをインストールして遊んでいました。Audio StationVideo StationPhoto Stationに出先から繋いでいることで十分でした。

    • Audio Station
    • Video Station
    • Photo Station

    数ヶ月経過したくらいからblogでも、と思い立ったわけですが、今となっては、パックアップの選択肢が多い、BtrfsやRAID 6にも対応できるDS918+を選んだ事は、間違いではなかったと思います(2020/04/24追記)。ただ、RAID6は、個人ではやり過ぎですね。RAID6では、パリティHDDが2つ必要です。個人では、バリティHDDは1つのRAID5にしておいて、追加で古いHDDにバックアップを取る体制にしておけば十分です。

    世の中は進んでいた

    2018年まで10年以上の間、NASがこんなに高性能となっていたことを知りませんでした。それに、オープンソースソフトウェア(OSS)のWordPress(※)というものがあって、blogのサーバーの基本中の基本ということも。

    基本的にNASのOSはLinuxが採用されています。実は、「blogのサーバー」と表現しましたが、WordPressの機能は、blogの内容の編集、訪れたネットユーザーへのレスポンス(ワン・カラムやサイド・カラムにしたり)、画像の表示、広告の表示など、いわゆる、ホームページを作成するアプリケーションです。実際にパケットを処理してレスポンスするサーバーは、実は、Apacheというwwwサーバが担っています。WordPressは、Apacheを介してinternetの世界に発信されるのです。便宜上、以下では、WordPressをblogサーバと表現します。

    blogサーバは、WordPressだけではない

    実は、WordPressというのは、CMS (Content Management System)と言って、その他類似するシステムがあるようです。
    https://baremetal.jp/blog/2019/08/26/913/
    シェアは、WordPressがトップ(34%)ですが、その他のCMSも上記のリンクに記載があります。2位は「Joomla」, 3位は「Drupal」, 4位は「Shopify」と続き、それぞれのシェアは5%以下です。詳細は、リンクをご参照ください(2020/09/24, Mr. Harikiri)。

    1. WordPress
    2. Joomla
    3. Drupal
    4. Shopify

    おもちゃのNAS

    これまでの約10年間、オモチャのNASやDesk TopのWindowsをメディアサーバーにしたりして遊んでいました。オモチャのNASとは、IO-DATAのRockDiskを意図していますが、もちろんOSはLinuxです。NASに採用されているLinuxでは、最小限の機能でシンプルに稼働できるようにチューンされています。

    WordPressはデータベース・システム(MariaDB)を使う動的なWebサイトです。昔は、静的なフォルダー形式でページを配置していました。

    それは、IBMが開発したOS/2というPC用のOSがWindowsに対抗して頑張っていた時代のことです。MicrosoftのWindows NTとIBMのOS/2には、一部同じコードが使われていた時期がありました。この事実は、MicrosoftとIBMは一時期、Windowsを共同開発したしていたためです。結局、IBMのOS/2によるPCにおけるOS地位の奪還は叶いませんでした。

    • MD-DOSからWindows
    • WindowsとOS/2
    • UnixからLinux
    • Windowsは生き残った

    その頃に市販が開始された「IBM HomePage Builer」というホームページ作成ソフトを使ってローカルに自分だけのためのホームポージを作っていました。静的にページを配置(保存)して静的にリンクを貼るタイプです。目的は、自分だけの「知識のポータル・サイト」を持つことで、いつでも参照できるようにすることでした。忘れてしまいそうなことや、今後、しっかり覚えたいことなど、どんどん追加していました。今では、Synology NASが、そのかわりになっています。当時の「静的なホームページ」の作りは、構造上では至ってシンプルです。作成した目的のhtmlファイルが存在するリンクを作っていくだけです(2020/07/10追記)。

    しかし、データベースを使用できないことは、その他の関連情報の自動表示など、動的な表示は全くできなかったため、必要と思われたことは、せっせとhtml文で追加するしかありませんでした。WordPressでは、データベースを使用しているので、様々なプラグイン(plug-in)、または、知識がついてくれば自分でコーディングすることで、複雑な機能を簡単に追加することができます。本当に素晴らしいことです。

    レンタルサーバーの選択肢はなかった

    ブログ(blog)を立ち上げる場合、自宅のPCやNASを用いずに、プロバイダーのサーバーをレンタルすことが多いと思います(レンタルサーバー)。初期投資も少なくて済むし、知識もあまり必要ではありません。不具合の対応やバックアップサービスがあったり、何よりサーバー(機器)のメンテナンスが必要ありません。

    PCを長年趣味にしてきた愚か者としては、自宅から情報発信したいと思うのは抑えきれませんでした。

    データ保護の観点や速度など、自宅で構(かま)えるよりは、レンタルサーバーが効率的で良いことは明らかですが、自宅にサーバーを置くという「今は茨の道」であったとしても、その向こうには「素晴らしい世界」があることを信じて、今日までコツコツとblogサイトを構築して来ました。

    セキュリティについてもコツコツとやっていくことも必要です。セキュリティに関しては、NASとしての対策、WordPressとしての対策の2つに大きく分けることができます。これらは、それぞれ必要です。

    NASサーバーを構築する

    ひと昔では、サーバーと言えばPCでしたが、今時は、NASでサーバーをお手軽に構築できるようになりました。個人でも十分に高性能な機種を低コストで選べます。

    僕の考えでは、(1) PCは、何かの作業をするGearです。複雑な作業を短時間に実施する高性能なCPU、沢山のメモリ、高解像度のディスプレイが必要です。創造的な作業を短時間にできる性能が基準軸です。(2) NASはサービスを提供するGearです。ある程度ルーチンになったことをサービスするには、PCのように高性能は、ある意味必要ではありません。サービスに必要な性能が基準軸になります。

    Synology NAS – DS918+をチョイス

    NASの導入は、少し奮発して2018年末にSynology NAS DS918+を購入しました。色々調べてみるとBlogサイトには、WordPressという素晴らしいサーバーアプリを使用するのが一般化しているようでした。

    2020/07から、DS920+をSSD 1TBでblogを移行しました。以下の関連記事もご覧ください。サイトのレスポンスが改善すること、および、サイトに訪れてきてくれた際のHDDのアクセス音の静音化のために新規に購入して、blogを移行させました (2020/08/01 追記)。

    WordPressや関連するPHPなどの書籍やネットで調べたりして、先ずはNASの構築を開始しました。

    WordPressはPHPというプログラム言語が使われています。PHPは発信するページの体裁を整えるために使われています。サーバー管理者は、少し込み入った事をしようとしない限り、基本的にこのプログラム言語を理解する必要はありません。まず、基本は、テーマと呼ばれる基本プログラムを選択し、更に必要な追加機能は、沢山のプラグインから追加すれば済みます。

    • 基本を提供するのが、「WordPress」であり、PHPで作られています。以下に説明するものも「PHP」で作られいます。
    • WordPressでは、さらに、表示体裁やちょっとした機能を提供するために、「テーマ」を選択します。
    • さらに、機能を強化したい場合は、「プラグイン」という追加機能をインストールします。
    • 更に、足りなければ自分で自信で以上のコードを書き換えて好きな機能を追加できます。ここはハードルが高いです。
    • 表示系では、html文のスタイルを操作できるCSS (Cascading Style Sheets)という文法の言語で定義する方法が使われます。

    個人で使用する場合、プラグインは、最低限度の範囲で使用する費用はかかりません。更に、機能アップした有償版もあるので必要に応じて購入できます。僕も5つ程度を購入(クレジットカード)しました。

    現在使用している有償版プラグイン

    1. Cool Timeline Pro (どうだったか)
    2. Encyclopedia Pro (1年のサブスクリプション)
    3. EWWW (画像数に応じた支払い)
    4. Advanced Ads Pro (1年のサブスクリプション)
    5. その他

    外付けHDD

    データのバックアップとしてUSB接続で外付けHDDを使用しています。個人的な実績として信頼性があるのは、センチュリーのHDDケースです。

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    必要なマシーンとプログラム (基礎編)

    1. 自宅でNASの構築(出先からのアクセス管理、セキュリティ)
    2. WordPress (ページの体裁等、サーバー管理者の思いを具体化してApacheに繋げる)
      • NASにインストール
      • WordPress用のプラグイン・ソフト : 画像表示、投稿の表示、広告の表示、など色々あります。
    3. Apache HTTP Server (クライアント端末との通信を担うサーバーソフト)
      • NASにインストール
    4. MariaDB (blogなどの文書や動画などは、個別のファイルとして、このデータベースに登録され検索される)
      • NASにインストール
      • 動的ホームページ構築のエンジンです
    5. PHP (WordPressのphpファイルをプログラム言語として処理する)
      • NASにインストール
      • バージョンが、5や7があります。blogサイトのレスポンスは、5は最悪です。7以降を使いましょう。

    アプリ/ツール

    先ずは、NASのパッケージセンターから、DSM (Disk Station Manager)用の必要な機能を選び、NAS用のアプリとしてインストールできます。アプリをインストールするとは、基本的にNAS上にサーバーを置くことを意味します。アプリには、Microsoftの「one note」と同様のことができる「note station」やメディア関連では、「メディアステーション」や「Audio Station」などがあります。出先からNASにアクセスできます。

    次に、Windowsやモバイル(携帯電話など)から操作するためのアプリとしてPC用であれば、「Download Center」で取得してインストールできます。これは、基本的にNASに対するアクセス・ツールです。

    Download Center – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/support/download/DS918+#utilities

    最後に、モバイル用のアプリは、iPhoneを使用しているのであれば、App Storeでアプリをインストールできます。「ds」、「synology」で検索できます。これは、NASの管理ツールであったり、クライアントとしてのアプリであったりの機能が使えるようになります。

    参考

    結局、大変参考になったのは、ネットからでした。Synology NASとWordPressを使って基礎からシステムを構築されて、情報発信されている観音寺さんの「ホームネットワーク研究所」は、丁寧に解説されています。

    私みたいな新参者でも理解が助けられます。1から10までお世話になっているサイトです。

    以下の事を実現させたい方には、力強いサイトなので是非訪れてみてください。

    • Synology NASの運用、関連ツールの設定
    • WordPressの導入と設定

    ホームネットワーク研究所 : https://nw.myds.me

    Synology NASの型番について

    • DSは、「DiskStation」を意味しています。
    • RSは、Rack mount型です。「RackStation」と明記されています。
    • SAは、Rack mount型です。明記されていなので、憶測ですが「StorageAchiever」では無いかと、説明文から理解しました。
    • FSは、Rack mount型です。「FlushStation」と明記されています。link
    • 「9」は、拡張ボックスを使用下最大のドライブスロット数
    • 「20」は、発表した年の下二桁
    • 「+」は、不明
    • DS920+とDS720+は、性能は同一です。大きな違いは、ドライブスロット数が異なる程度。DS920+のWeb Serverとしての反応性能は、10862です。一方、DS1621xs+のWeb Serverとしての反応性能は、64730です。DS920+の約6倍です。

    更に高性能なNAS

    現在は、DS920+でblogのサーバーを立ち上げていますが、Serverのレスポンスに不満を持っています。実は、DS920+にはHDDスロットの4つ全てを使用してSSDでRaid5を構築しているのですが、DS918+のようにメモリ(標準システムメモリ: 4GB)の追加(8BGx2)やキャッシュ(SSD)の追加はしていません。それでもSSDの構成ではシステムの再起動は数十秒で完了します。DS920+をフルスペックする手もあるかもしれません。それでも、基本性能として更に高性能なNASを触ってみたいのです。ネット回線の問題もあるかも知れないので、持っている不満は解決するかはわかりません。

    DS920+のカタログ

    DiskStation DS920+
    Scalable NAS with SSD cache acceleration capability

    https://www.synology.com/en-global/products/DS920+

    DS920+ Data Sheet

    https://global.download.synology.com/download/Document/Hardware/DataSheet/DiskStation/20-year/DS920+/enu/Synology_DS920_Plus_Data_Sheet_enu.pdf?_ga=2.14052148.2022724892.1636367018-1993726491.1635251237

    DS920+とDS720+のカタログ比較 – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/products/compare/DS920+/DS720+

    因みに、その内導入したいと考えているNASはDS1621xs+です。DS1621xs+とDS920+の比較が、下のリンクに示されていますが、PHP反応性能は約6倍です。

    DS1621xs+は、High End NASと説明されており、採用されているCPUは、DS920+搭載のものより高性能である「Intel® Xeon D-1527 4-core 2.2 GHz」です。具体的な性能比は、DS920+が10,000程度、DS1621xs+が60,000程度と約6倍のPHP反応性能差があります。それに見合うだけの周辺性能(メモリ、3つのLANポートの内1つは10G)が付加されています。価格も高価で約3倍です(DS920+が約7万円、DS1621xs+が約21万円)。

    DS1621xs+とDS920+のカタログ比較 – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/products/compare/DS920+/DS1621xs+

    DS1621xs+のカタログは以下のリンクを参考にしてください。

    メモリーは、ECC(Error-Correcting Code)メモリーが使用できます。ECCメモリーは、金融機関や高度な化学計算において1ビットでもエラーが許されない分野で使用されているメモリーです。

    DiskStationDS1621xs+
    High-end scalable NAS in desktop form factor

    https://www.synology.com/en-global/products/DS1621xs+

    DS1621xs+は、Rack mount型の高性能なServerと比較しても、約半分の性能まで迫っています。Desk Top型のNAS Serverとしては、相当な高性能です。

    Performance

    Synology strives to enhance the performance of our NAS with every software update, even long after a product is launched. For enterprises and users that demand uncompromising performance from their servers, check the figures below to find the most suitable choice.

    https://www.synology.com/en-global/products/performance#sa_and_xs_plus

    実は、2021年年末に、DS1621xs+を購入しました。WD 8TB HDD Red Plus x 2とDS918+から抜いたRed HDD x 4の合計 6HDDの構成です。今はPlexを導入してホームサーバーとして性能を確認中です。その内、レポートします(2022/01/04, by Mr.HARIKIRI)。

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    まとめ

    この記事では、Synology NASを使ったblogサイトの立ち上げの取っ掛かり、および、近況(2022/01/04)について記事にしました

    以上

    関連記事

    編集履歴

    2019/05/06 はりきり(Mr)
    2020/04/24 追記(関連記事)、読み返した感想です。もう1年も経ち懐かしく思い出しました。
    2020/05/01 追記(レンタルサーバーの良さについて)
    2020/07/10 追記(静的ホームページ)
    2020/08/01 文言整備、追記(DS920+について)
    2020/08/10 追記(OS/2とWindows NTは、元々同じOSだった)
    2020/08/15 文言整備
    2020/09/24 追記(WordPress以外のCMS)
    2021/02/12 追記(文言整備、バックアップとセキュリティ関連の記事リンク)
    2021/08/28,追記(アプリ/ツール)
    2021/11/18,追記(その内、High End NASと銘打っているDS1621xs+を導入したい)
    2022/01/04,追記(購入した有償版プラグインリスト)
    2022/02/06,コード修正(Adsense関連Pluginを自前コードに置き換え)