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  • 気になる企業 – Biogen – 多発性硬化症治療薬に集中 –  [2024/05/22]

    気になる企業 – Biogen – 多発性硬化症治療薬に集中 – [2024/05/22]

    ID23033

    Biogen

    • 2024/5, SOD1-ALSに対する治療薬(アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO), トフェルセン, QALSODY)の日本国内承認申請.SOD1 mRNAに結合,推計患者数は2%.SOD1蛋白質の折り畳み障害が原因.アメリカではP3において主要項目評価で未達であったがバイオマーカのデータでFDAは迅速承認していた.
      • FDAによる承認についての要約( by Copilot)
        • FDAの加速承認: QALSODY™ (tofersen) がSOD1遺伝子変異を持つ成人の筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療のためにFDAによって加速承認されました。この承認は、QALSODY治療を受けた患者の血漿中の神経フィラメント軽鎖(NfL)の減少に基づいています。
        • QALSODYの効果: QALSODYは、ALSの遺伝的原因を標的とする初の承認治療法です。治験では、QALSODY治療を受けた患者はプラセボを受けた患者に比べて、血漿NfLが55%減少しました。
        • 重要な安全情報: QALSODYには、重篤な神経学的イベント、視神経の腫れ、頭蓋内圧の上昇、無菌性髄膜炎などの警告と注意が関連しています。
        • バイオジェンのALSへの取り組み: バイオジェンは10年以上にわたりALS治療の追求に尽力しており、QALSODY以外にもALS治療のための薬剤候補を開発中です。

    FDA Grants Accelerated Approval for QALSODY™ (tofersen) for SOD1-ALS, a Major Scientific Advancement as the First Treatment to Target a Genetic Cause of ALS

    FDA Grants Accelerated Approval for QALSODY™ (tofersen) for SOD1-ALS, a Major Scientific Advancement as the First Treatment to Target a Genetic Cause of ALS | Biogen
    • 2019年の売り上げは、$14,378m source
    • バイオテク企業の株価の比較(2020/08)
      1. Regeneron Pharmaceuticals : $620
      2. Biogen : $290
      3. Vertex Pharmaceuticals : $280
      4. Amgen : $250

    2019年の売り上げと製品

    2019年の売り上げは、$14,378mでした。その内訳を以下に示します。

    • TECFIDERA, $4,433m
      • 2013/03/27, FDA承認
      • 2017/09/19, 日本人、とくに未治療(※)の再発寛解型MSでの安全性と有効性が確認された souce
      • 多発性硬化症 (MS)治療薬 (dimethy ufmarate)カプセル錠
      • 再発型MS (中枢神経系の慢性的炎症性の自己免疫疾患)
      • ※ 他の治療として、「フィンゴリモド」などがある
      • 解説) T1-Gd+造影病変の観察により有効性を評価
    • Interferon, $2,102m
      • Source
      • 2006/07, 日本で承認
      • 2018/03/30、使用成績調査が完了し、付されていた承認条件がはれて解除された
      • MSの再発予防
      • 製品名「アボネックス」(一般名Interferon β-1a)
      • エーザイが共同販促
    • SPINRAZA, $2,097m
      • 2016/12, 申請から3ヶ月未満でFDA承認
      • 脊髄性筋萎縮症(SMA)の機能改善、生存延長 souce
    • TYSABRI, $1,892m
      • 薬剤の種類は、疾患修飾薬(DMT)である
      • TYSABRI(タイサブリ)は、α4-Integrinに対するモノクローナル抗体。α4β1-Integrinとvascular cell adhesion molecule-1の相互作用を遮断し、MS患者の炎症性細胞の活性を阻害すると考えられている
      • タイサブリは、日和見ウイルス感染症PMLのリスクを高める。そのリスクファクターは抗JCV抗体陽性、免疫抑制剤の前投与、タイサブリの長期投与。
      • 米国では、再発寛解型MSの単剤療法で適応が認められている。
      • 2014/06より日本で販売
      • 2017/09/19, 市販後調査で安全性と有効性が確認された souce
    編集履歴
    2020/09/27 Mr.Harikiri
    2024/05/22 tofersenのFDA初認と日本での承認について追記
  • [Bio-Equip] 実験条件検討用ロボット; Tecan Freedom EVO®  [2020/09/26]

    [Bio-Equip] 実験条件検討用ロボット; Tecan Freedom EVO® [2020/09/26]

    Tecan Freedom EVO®

    医薬品開発を支える実験条件検討を自動化するロボット製品である。

    • Freedom EVO 75 ベースユニット
      • ワークテーブルスペース:27
      • グリッド最大2アームを搭載可能
    • Freedom EVO 100 ベースユニット
      • ワークテーブルスペース:30
      • グリッド最大2アームを搭載可能
    • Freedom EVO 150 ベースユニット
      • ワークテーブルスペース:45
      • グリッド最大3アームを搭載可能
    • Freedom EVO 200 ベースユニット
      • ワークテーブルスペース:69
      • グリッド最大3アームを搭載可能

    Tecan Freedom EVO

    https://lifesciences.tecan.co.jp/freedom-evo-platform

    Tecan Home Page

    https://www.tecan.co.jp

    アプリケーション

    https://lifesciences.tecan.co.jp/freedom-evo-packages?__hstc=95757571.95afefda01dba4bf555c3fad6fd53c69.1601178367174.1601178367174.1601178367174.1&__hssc=95757571.1.1601178367174&__hsfp=2336097223&hsCtaTracking=d103f1e6-b51e-4ca4-86d8-7e6bd0c5149d%7Cb3e48ca1-25e1-4fe3-82fd-8b33a861255f
    編集履歴
    2020/09/26 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-Equip] TubeSpin® Bioreactor – チューブを培養器に見立てて振とう機により撹拌培養を再現する [2020/09/26]

    [Bio-Equip] TubeSpin® Bioreactor – チューブを培養器に見立てて振とう機により撹拌培養を再現する [2020/09/26]

    TubeSpin® Bioreactor

    スイスTTP社の製品

    スピンチューブのフタにメンプランフィルターを介した通気口を装備しており、pCO2, PO2の制御が可能である。振とう培養することで、撹拌培養を再現する。

    1. TubeSpin® Bioreactor 15: working volume 1 – 15 ml conical or round bottom
    2. TubeSpin® Bioreactor 50: working volume 1 – 35 mlconical  or round bottom
    3. TubeSpin® Bioreactor 450: working volume up to approx. 300 ml (not yet launched)conical bottom
    4. TubeSpin® Bioreactor 600: working volume up to approx. 400 mlconical bottom

    スイスのTPP社 TubeSpin® Bioreactors

    https://www.tpp.ch/page/produkte/05_a_tubespin.php

    スピン、スロー、振とう速度の推奨事項

    https://www.tpp.ch/page/downloads/TubeSpin/Recommendations-9-2014.pdf?m=1557880773&

    TubeSpin® Bioreactor 50 with Septum

    チューブのフタにニードルを差し込める穴を装備しており、自動化機器によるFeedの添加、培養液のサンプリングが可能である

    編集履歴
    2020/09/26 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-Equip] Cedex Bio – 次世代バイオプロセス分析機器 [2020/09/26]

    [Bio-Equip] Cedex Bio – 次世代バイオプロセス分析機器 [2020/09/26]

    はじめに

    バイオ医薬品をつくるには,種々の高価な装置が必要です.MRHARIKIRは,バイオの専門家なので,皆さんには,バイオ医薬品の製造や品質分析方法,それ以外にも分析装置,製造装置などについても紹介しています.

    Bio-Equipment

    以下に示す項目の測定を自動で行うことができる次世代バイオプロセス分析機器です。

    Cedexは,動物細胞の培養状態をモニタリングするために使用されます.サンプルをセットすると自動てきに各項目の代謝物等の濃度を測定します.

    測定結果は,そのサンプリング時の細胞の生育具合を示しています.大手CMOなどは,作業の効率化のために活用しています.

    1. グルコース
    2. 乳酸
    3. アンモニア
    4. LDH
    5. グルタミン
    6. グルタミン酸
    7. ナトリウム
    8. カリウム
    9. 更に、IgGの高精度測定(HPLC法の高い相関性)

    特徴

    ロシュ・ダイアグノスティックス/富士フイルム和光純薬
    バイオプロセス分析機器 Cedex Bio / Cedex Bio HT
    バイオ医薬品製造時の培養工程のプロセス管理、バリデーションをこれ1台で!

    希望小売価格
    Cedex Bio : 4,980,000円
    Cedex Bio HT : 9,500,000円

    https://www.wakenyaku.co.jp/ctg/det.php?i=1271
    1. 自動希釈機能
    2. IgG濃度の測定
    3. IQ/OQ, 21 CFR part 11対応
    4. 少量サンプル(Cedex Bio: 50μL、Cedex Bio HT: 20μL)
    5. 90サンプルロード(Cedex Bio HT)

    編集履歴

    2020/09/26 Mr.HARIKIRI

  • [Bio-Education] 医薬品の開発スケジュール [2021/04/08]

    [Bio-Education] 医薬品の開発スケジュール [2021/04/08]

    医薬品の開発スケジュールの概要

    バイオロジクスの開発スケジュールは、以下のようにモダリティの開発を進めつつ、臨床試験を実施し、その結果をもとにさらに臨床試験を実施し、最終的に製造許可を受けます。

    その後、製品についてのモニタリングも臨床試験としての位置づけとしてデータを取得していきます。

    1. Drug Discovery
    2. Pre-Clinical
    3. IND申請(EUではIMPD)と臨床試験開始(Phase I)- 安全性
    4. その結果を受けて、Phase II試験 – 有効性
    5. その結果を受けて、Phase II試験 – 被験者を増やす
    6. そのデータをもとに、NDA申請 (BLAともいう)
    7. 当局から許可が降りれば、製造販売が可能
    8. その後、コマーシャル品でのデータ取得を続ける
    9. (これを市販後調査という)
    10. 問題が生じれば、速やかな対応が義務づけられている
    11. (医薬品メーカーは、定期的な模擬テストにより、情報伝達と対処法の稼働状況を確認し、実際の問題対応に備えている)

    以下は、2015の記事で少し古いが、考え方は変わっていないので、参考になる記事です。

    Special Report on Product Stability Testing: Developing Methods for New Biologics and Emerging Markets, 2015

    https://bioprocessintl.com/manufacturing/formulation/special-report-on-product-stability-testing-developing-methods-for-new-biologics-and-emerging-markets/

    バイオロジクスの開発における細胞株から製造方法

    Manufacturing Process of Biologics (2011, ICH)

    各ステップに関連するICH

    https://www.ema.europa.eu/en/documents/presentation/presentation-manufacturing-process-biologics-kowid-ho-afssaps_en.pdf

    Cell Bankの作成

    FraunhoferのGMP manufacture of master and working cell banksと題する説明には、以下のように解説されている。

    • セルバンクの製造は、医薬品のライフサイクルと生産チェーンにおける最初のGMP要素である.
    • これは、生物学的APIを一貫して作成するための前提条件である.
    • 繰り返しの継代培養または複数世代の生物は、特性と完全性に予期しない変化をもたらす可能性がある
    • そのため、すべての生物学的原薬の生産は、少数の世代倍増で準備されたマスターセルバンク(MCB)とワーキングセルバンク(WCB)に基づいている.
    • MCBとWCBで構成される2層セルバンクシステムは、バイオ医薬品のライフサイクル以降にわたって一貫した原材料/細胞基質の供給を保証する.
    • 更に、セルバンクのストレージは、安全で制御され、監視されたセルバンクシステムで、超高温、つまり液体窒素より上の気相で行われる必要がある.

    Fraunhofer ITEMのサービスから

    Fraunhoferのサービスから、MCB/WCBは、ICHQ5Dに準拠したGMP製造で行うとしていることから、これは要件であると捉えられる. 前述の文献( 2011 ICH)にもMCB/WCBに関連するのは、ICHQ5Dとの記載がある。

    • 原核生物および真核生物(細菌、酵母、真菌、哺乳類細胞株など)のマスターおよびワーキングセルバンク(MCBおよびWCB)のICHQ5D準拠のGMP製造
    • MCBまたはWCBバイアルの数量:最大300
    • MCBまたはWCBの容量:クライオバイアルあたり1 ml〜5 ml
    • セルバンキング用の特別装備の生産設備、すなわちクラスDおよびクラスCのクリーンルーム
    • 25年にわたる社内の技術および規制に関する専門知識
    • 液体窒素の気相での超低温(<-150°C)でのMCBおよびWCBのGMP準拠の保管
    • テストと特性評価のために、FraunhoferITEMはすでにいくつかのテストラボと契約関係を確立しています。

    Fraunhofer ITEM

    GMP manufacture of master and working cell banks

    https://www.item.fraunhofer.de/en/services-expertise/drug-development/development-of-biotherapeutics/GMP_manufacture.html

    ICHQ5D

    • バンク化された株が対象
    • 動物細胞、微生物
    • 微生物の代謝産物、例えば、 抗生物質、アミノ酸、炭水化物、及びその他の低分子物質はこれに含まれない
    • 起源、由来、履歴
      • 微生物細胞の場合、細胞株として 樹立した後の継代数を記載すればよい
      • 血清、酵素、加水分解物、又はその他の生細胞等
      • ヒト又は動物由来の材料に細胞が 曝露されることがあったのか
      • それら生体成分の起源、調製及び管理方法、各種試験結果、並びに 品質保証に関する情報
      • 適切な親株
        • 特別な操作の例としては、細胞融合、形質導入、細胞の 選択、コロニー分離、クローニング、遺伝子増幅、特定の培養環境や培地への適応化など
        • 細胞基材の開発過程でどのような方法が用いられたかに関する情報
      • 「細胞基材」とは、目的の遺伝子配列が導入された 形質転換細胞であり、更に、単一の前駆細胞からクローニングされたものである
      • セル・バンクの品質、及び各セル・バンクについて実施した試験の内容を保証する責任負っている
      • セル・バンク・システム
        • MCBからワーキング・セル・バンク(WCB)を調製するという2段階方式のセル・バンク の考え方
      • セル・バ ンクの適格性に関する評価基準
      • ローニングはされていないが、既に十分均一であり、製造目的にかなう細胞集 団の場合も、クローン細胞からセル・バンクを調製する必要はない
      • 重要な点は、特性解析されたセル・バンクによって、一定品質の医薬品が得られる ということである
      • 微生物発現系においては、セル・バンクの更新にあたって、形質転換を改めて行って、新 たなセル・バンクを調製する場合がある。この方法は、新規の形質転換ごとに、あらかじめ 綿密に試験してある宿主セル・バンク及びプラスミド・バンクを使用すること、並びに形質 転換して得られたセル・バンクごとに改めて試験を実施することが前提となる
        • このような代替法が妥当と認められる理由は、細菌や酵母での形質転換が、 後生動物細胞の形質転換とは異なり、一般的に高い再現性を有し、しかも容易な操作で行い 得るからである
      • セル・バンクで起こる可能性がある汚染すべてを検出でき るような試験方法はない。したがって、細胞をバンク化する過程で以下の予防策を講じるこ とで、汚染がないことを
        • 採用したバンク・システムの種類、セル・バンクのサイズ、用いる容器(バ イアル、アンプル、その他の適当な容器など)及びその密封方法、凍結保護剤や培地を含む セル・バンクの調製方法、並びに凍結に際しての条件や保存条件について明らかにする必要
      • 微生物汚染や同一室内で使用される他の細胞との交叉汚染を回避
        • 方法、並びに各セル・バンクを構成する容器について事後の追跡調査をするための方 法を記載
      • バンクを構成する各保存容器の内容 が均一であることを保証するためには、各容器に分注する前に、すべての培養容器の培養液 からの細胞を合わせて、1つの細胞プール
      • 細胞プールから細胞を滅菌済の容器に分注し、 密栓後、適当な条件下で保存
      • 製造に使用
        • 火災、停電、人的過失がある。製造業者は、こうした 状況に対する予防措置について明らかに
          • 複数の冷凍庫で のセル・バンクの重複保存
          • 予備電源や液体窒素をセル・バンク保存ユニットへ自動供給す るシステムの使用
          • MCBやWCBの遠隔施設での分割保存
          • MCBの更新
      • 特性解析/品質評価
        • 細胞基材への他の細胞株の混入、外来 性の有害因子及び内在性因子やその他の混入物質(例えば、宿主由来の毒素や抗生物質)の 有無について評価す
      • ウイルス安全性評価
        • ICHQ5A
      • 遺伝子発現構成体の分析
        • ICHQ5B
        • 目的タンパク質をコ ードする遺伝子配列が既に明らかにされている場合には、同様の方法により塩基配列を解析すれば、有用な情報となる
        • しかし、関連する遺伝子群から発現するタンパク質ファミリー、 微生物ワクチン抗原、ハイブリドーマから得たモノクローナル抗体のような複雑な構造を持 つタンパク質の遺伝子配列の解析は、必ずしも必要とは考えられない。
      • 特性解析
        • 表現型、遺伝子型
        • フル試験は、MCB
        • 一部の試験は、WCB
        • 動物細胞
          • 形態解析
          • アイソザイム
        • 微生物
          • 選択培地
          • ファージ型分析
      • 純度試験
        • 以降、執筆中

    ICHQ5D (2000)— pmda —

    生物薬品(バイオテクノロジー応用医薬品/生物起源由来医薬品)製造用細胞基材の由来、調製及び特性解析

    https://www.pmda.go.jp/files/000156150.pdf

    編集履歴

    2020/09/24 Mr.Harikir
    2021/04/08 追記: バイオロジクスの開発における細胞株から製造方法
  • 今日の英語 – Head-to-Head – 直接という意味 [2020/09/24]

    今日の英語 – Head-to-Head – 直接という意味 [2020/09/24]

    Head-to-Head

    「直接」という意味
    Head-to-Head Comparison of the IgG1 and IgG4 Subclass
    IgG1とIgG4のサブクラスを直接比較

  • [健康-心理学] 交流分析 [2020/09/23]

    [健康-心理学] 交流分析 [2020/09/23]

    はじめに

    何気に行っていることを定義づけしていくのが学問です。人の心理的な交流について深く考察して定義づけした交流分析(transaction analysis)という心理療法の1つがあります。

    交流分析

    提唱したのは、1950年代、アメリカの精神科医エリック・バーンで、心理学の一分野になります。他人との関わりは、ストロークといいます。治療のための心理療法として発展してきました。現在は、他分野で活用されています。

    • 1950年代、エリック・バーンが提唱
    • 人間関係の改善
    • 自己実現
    • 心理療法: 交流分析 (transactional analysis)、ストローク
    • メンタルヘルスのケア
      • 予防
      • 発見
      • 復帰

    ストローク

    人生に必要な心の栄養をストロークといい、負の栄養となるマイナスのストローク、正の栄養となるプラスのストロークがあるが、マイナスのストロークは無のストロークよりもマシであるとされる。

    • ストロークとは、あなたも私も、ここに存在してもいいという関わりを言う
    • 相手の存在を認める、バーバル、ノンバーバルなシグナル
    • 人間はストロークを求めています。
    • 最も求めているストロークは、肯定的なストロークです。
    • 肯定的ストロークを受け取ることで、自尊心が高まる。
    • 否定的なストロークは、その逆です。
    • ストロークの不足も、否定的な感情になり得ます
    • 無意識のストローク要求
      • ストロークを要求しているが、結果、ダメな結果としての行動で返してしまう
    • 心理ゲーム
      • 一方の無意識のストローク要求から、双方での心理ゲームが始まる
      • 毎回、同じ嫌な結果になることが多い場合、この心理ゲームに対処する方法は、
      • 同じ経路を辿ろらないよう、異なる対応で返すや肯定的なストロークを返すことも1つの方法。
    • ストロークは返ってくる
      • あいさつ
    • 受け手側では、ストロークに対する感じ方が重要
    • 発信側では、ストロークの出し方・表現の仕方が重要

    PAC

    心の状態 (自我状態)の3分類です。

    • P : 親(ペアレント)
      • 厳しく、優しく、支援し、受容する
    • A : 大人(アダルト)
      • 計画的、冷静な判断
    • C : 子供(チャイルド)
      • 思いのまま、親の顔色を見て、反抗したり

    自我状態

    PACを元に更に分類した5つの心の状態(自我状態)。その人個人に現れる強い特性。育ちが影響する。

    • CP : Critical Parent, 親の立場で、指示する (支配的な親)
    • NP : Nurturing Parent, 親の立場で、支援する (強要的な親)
    • A : Adult, 現実を受容して、適切に判断する (アダルト)
    • FC : Free Child, 子供の立場で、思いのまま活動する(自由な子供), NC:Natural Child
    • AC : Adapted Child, 素直だったり、逆に反抗したりする (順応した子供)

    交流

    例えば、交流(transaction)する2人がFC同士なら、喧嘩は必至です。そこで考えられる喧嘩をしない交流の仕方は、いずれかの一方が自我状態を変えることが考えられます。

    編集履歴

    2020/09/23, MR.HARIKIRI

    エゴグラムとは

    https://www.peacemind.com/egogram_about.html

    日本交流分析協会

    https://www.j-taa.org/ta.html

    15分でわかるはじめての交流分析1

    https://kokoro.mhlw.go.jp/e_transaction/data/e-learning.pdf

    交流分析とは?交流分析をわかりやすく解説

    https://schoo.jp/biz/column/1104
  • [遺伝子治療薬] ZOLGENSMA – AveXis-Novartis社が開発した筋萎縮性側索硬化症 (SMA)治療薬 – SM [2020/07/27]

    [遺伝子治療薬] ZOLGENSMA – AveXis-Novartis社が開発した筋萎縮性側索硬化症 (SMA)治療薬 – SM [2020/07/27]

    筋萎縮性側索硬化症

    筋萎縮性側索硬化症(Spinal Muscular Atrophy (SMA))は、10万人あたり0.6人です。日本では、認定されているSMA患者は約900人、0~9歳の患者数は30人。年間の投与対象患者数は、15~25人と見積もられています source

    ZOLGENESMA

    スイスのノバルティス社が買収したAveXis社の開発した骨髄性筋萎縮症(ウィキペディアより)に対する遺伝子治療薬。2歳未満の患者を対象として、infusion pumpで投与され、血液脳関門(BBB)から神経へ送達される。

    類似薬 : Biogen社のヌシネルセン「スピンラザ®️」 (アンチセンスオリゴヌクレオチド; ASO)、参考文献、KEGG(薬価)

    薬価収載

    売り上げ想定(25人 x 1.67億円 = 42億円)は、50億円を超えないので先駆け審査加算10%が適用されています source。もしも超える場合は、傾斜加算(割引)の規定により加算率は低くなっていたとのこと。

    2020/05/20, 1億6707万7222円 source(製薬業界 きょうのニュースまとめ読み)

    米国では、2億3千万円です。

    HIGHLIGHTS OF PRESCRIBING INFORMATION
    The highlights do not include all the information needed to use ZOLGENSMA safely and effectively. See full prescribing information for ZOLFGENSMA.

    HIGHLIGHTS OF PRESCRIBING INFORMATION These highlights do not include all the information needed to use ZOLGENSMA safely and effectively. See full prescribing information for ZOLGENSM

    詳細

    以下は、現在、Authorしか閲覧できません。

    [ignore]

    使われているAAVベクター

    • Biologics License Application, STN 125694
    • 血清型 : AAV9
    • エンハンサー/プロモーター : サイトメガメロウイルスエンハンサー/ニワトリβ-アクチンハイブリッドプロモーター
    • GOI : ヒト生存運動ニューロン遺伝子
    • TLR : AAV2の2つのうち、1つは導入遺伝子の分子内アニーリング促進を促進する修飾

    製造

    製造期間は30日、製品は12ヶ月保存可能 source: BioProcess International

    AveXis Inc.は、RegenexBio社からAAV9を含むライセンスを受けている。

    培養細胞

    • 宿主細胞は、mammalian(哺乳動物)の接着性のHEK293細胞が使われている。
    • (おそらく接着細胞の培養装置であるiCELLis 500+が使われている?)
    • トリプルトランスフェクション

    製造方法

    • 製法変更(Process → Process B)はP1後に実施、ブリッジしている。新製造でも安定性の改善はない。純度は上がった。

    評価

    • SMM(目的蛋白質遺伝子)、モデルマウスのサバイバル

    Drug Substance

    <60℃ long-term frozen storage

    Drug Product

    • 2.0e13 vg/mL
    • 5.5mL or 8.3mL in 10mL vial
    • 2-9 vial kit
    • 組成 : 20mM Tris pH8.0, 1mM MgCl2, 200mM NaCl, 0.005% Poloxamer 188(Pluronic F68)
    • 冷蔵保存 <14days、凍結保存 < 1年
    • Vialへの吸着が重要
    • AvexisへのSite Changeあり、Comparability Studyの実施(マウスサバイバル)、
    • Clinical Qualityとして、特製解析、力価(2種類)、純度試験、由来不純物、感染性、DNAシーケンス(方法非開示)
    • Potency(細胞内での目的蛋白質の発現量)、安定性は、vg濃度でみている
    • 1e14 vg/15mL ~ 70mL / infusion by pump(CMAXが臨床データと異なるのではないか)

    因みに、製造量から取れ高を試算

    iCerisは500L Maxとして, 1e17 vg/500Lが製造できると仮定, 回収率を10% → 1e16 vg。投与量は、上記投与量から1e14 → 100人分。

    [/ignore]

    ZOLGENSMA

    (CMC Review Memoより、製造方法を確認できる)

    https://www.fda.gov/vaccines-blood-biologics/zolgensma

    Novartis’ Zolgensma study halted by FDA amid safety questions

    https://www.reuters.com/article/us-novartis-gene-therapy/novartis-zolgensma-study-halted-by-fda-amid-safety-questions-idUSKBN1X90XS
  • [Bio-Material] Mustang® Q Membrane Units (2004) を使ったアプリケーション (Pall)

    [Bio-Material] Mustang® Q Membrane Units (2004) を使ったアプリケーション (Pall)

    AAVの精製

    Pall社の陰イオン交換体: Mustang Q membraneを使用したアデノウイルスの精製方法

    吸着/溶出モードによるアデノウイルスの精製.流速,吸着容量の設定の記載あり.

    溶出画分は,不純物であるDNAより前にアデノウィルスが溶出される.

    Dynamic High Capacity Mustang® Q Membrane Units for Scaleable Anion Exchange Chromatography Purification of Adenoviral Vectors

    https://www.cell.com/action/showPdf?pii=S1525-0016%2816%2940971-8

    pDNAの精製

    pDNAは負の電荷であるため、陰イオン交換体であるMUSTANG Qに結合することが可能である。

    • 吸着(一般)
      • 塩濃度: 低い(数十mM)
      • pH: 中性 ~ アルカリ性

    編集履歴

    2020/09/19, Mr.HARIKIRI
    2021/07/06, 追記(pDNAの精製)
  • [抗体医薬] ゾレア; Omalizumab (ノバルティス) – 花粉症を対象とする抗IgE抗体 – 重症に限定 – 効能変化再算定 により薬価引き下げ  [2021/05/11]

    [抗体医薬] ゾレア; Omalizumab (ノバルティス) – 花粉症を対象とする抗IgE抗体 – 重症に限定 – 効能変化再算定 により薬価引き下げ [2021/05/11]

    最初に

    ゾレアは、花粉症の体内における発症メカニズムにおいて、IgEと結合して、IgEとマスト細胞との結合を抑制し、その後の反応経路を抑える抗体医薬です。ただし、誰でも投与できる薬ではありません。重症の患者に限定されています。

    アレルギー反応では、アレルゲンに対するIgEが多く作られ、このIgEのFc部分がマスト細胞(肥満細胞)の細胞表面にあるIgE受容体(FcεRI; エプソーイプシロンレセプターワン)に結合し、さらにアレルゲンとIgEが結合します。

    よく知られた反応では、その後の体内での反応は、マスト細胞内でヒスタミンの放出シグナルが発生し、ヒスタミンが細胞外に放出されますsource(奥羽大学)

    ゾレア(Zolair, 皮下注,オマリズマブ、ノバルティスファーマ)は、このアレルギー反応におけるIgEの経路を抑制することで、花粉症というアレルギー反応を改善する抗体医薬です。

    2020年に日本で承認されましたが、承認とともに使用方法についてのガイドラインが発出されています。

    アレルギーが起こるしくみを理解する

    -新規抗アレルギー薬の開発をめざして-, 研究紹介 – 奥羽大学

    http://www.ohu-u.ac.jp/faculty/research/researchP5.html

    適性使用ガイドライン

    ガイドライン(1)ガイドライン(2)、季節性アレルギー性鼻炎の成人の患者に対して、75~600mg/回、2週または4週おきに皮下に注射する。類似の抗体医薬であるアトピー性皮膚炎(デュピルマブ)では、一般的には、初回600mg投与、2週おきに300mg投与との情報もある。

    検査

    適性使用する場合、重症度の指標である血中のIgE濃度が検査される。検査方法は、FEIA, CLIEAなどがあり、それぞれで感度がことなることから、それぞれの閾値は異なるものの設定される。CLEIA, FEIAの詳細は、検査方法の略称と概要を参照のこと。

    • FEIA : Fluorescence Enzyme Immunoassay, 蛍光酵素免疫測定法, 抗原抗体反応の最終産物として蛍光が得られる。蛍光は、一般的な色素より微量で測定できるため感度が高い
    • CLIEA : Chemiluminescent Enzyme Immunoassay, 化学発光・酵素免疫測定法, 反応の最終産物として化学的な光が得られる。感度は、FEIAとより高い(化学発光は蛍光より感度が高い*1)。

    *1 : シングル検出(化学発光)から マルチ検出(蛍光)へ – Bio-Rad –

    一般的に、化学発光は、蛍光より感度が高いが、高コスト、同時多種測定は不可、発光強度の経時的な変化が大きく再現性に課題、などかある。

    https://www.bio-rad.com/webroot/web/pdf/lsr/japan/japanese/literature/C11682L_wb_news_vol3.pdf

    薬価

    薬価は、KEGGサイトで参照できる。

    薬価サーチサイト KEGG MEDICUS 薬価

    https://www.kegg.jp/kegg/medicus/
    • ゾレア皮下注用150mg: 46,422円, (2019/12)
    • ゾレア皮下注150mgシリンジ: 46,490円, (2019/12)

    類似のアトピー性皮膚炎の治療薬である「デュピルマブ」の薬価は、300mgで83152円(2019/12)であり、ゾレアとほぼ同等の薬価となっている。

    参考

    ノバルティス、抗体製剤オマリズマブのスギ花粉症に対する国内第Ⅲ相臨床試験結果発表 – ノバルティス –

    https://www.novartis.co.jp/news/media-releases/prkk20190226

    効能変化再算定による薬価引き下げ

    ゾレアの主たる効能は、2019年12月の適応拡大の承認に伴って、「気管支喘息」から「季節性アレルギー性鼻炎」と判断され、効能効果再算定の特例の適応を受けている。

    • 効能変化再算定 : 主たる効能に変化があった医薬品の薬価を、類似した医薬品の薬価に近づくように引き下げるルール。
    • 2020年度より、特例が新設され、類似薬がなくても、患者数が、10倍以上に拡大する、などの要件が揃うと適用される。
    • 2020/4の薬価改訂により、ゾレアは、以下のように薬価が引き下げられた。
      • 23,625円 → 14,812円 (75mgシリンジ)
      • 46,490円 → 29,147円 (150mgシリンジ)

    「ゾレア」効能変化再算定の特例で37.5%の引き下げ、335成分55品目に新薬創出加算 – 20年度薬価改定 | トピックス

    https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17895/

    編集履歴

    2019/12/09 はりきり(Mr)
    2020/06/23 文言整備
    2021/02/12 追記(FEIAとFCIEAの解説、文言整備)
    2021/05/11 追記(2020/04,効能変化再算定による薬価引き下げ)
    重篤副作用疾患別対応マニュアルアナフィラキシー
    承認情報
    公知申請への該当性に係る報告書
    最適使用推進GL 等
     承認年月日等 報告書 申請資料概要 備考
     2019年12月11日  季節性アレルギー性鼻炎(最適GL) –  – 
     2019年12月11日  審査報告書 申請資料概要季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)の効能・…
     2017年03月24日  審査報告書 申請資料概要特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)の効能・効果を追加とする新…
     2013年08月20日  審査報告書 申請資料概要気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)を…
     2009年01月21日  審査報告書 申請資料概要気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)を…
    改訂指示
    DSU 等
     発出日 文書名
     2017年05月08日  DSU259.pdf
     2013年10月01日  DSUNo.223
     2012年10月01日  DSUNo.213
     2010年03月01日  DSUNo.187