カテゴリー: HEALTH

  • [健康] アルツハイマー型痴呆症 – 脳内でのアミロイドβの蓄積機序・九州大が発表 – 歯周病菌が関係している [2020/10/15]

    [健康] アルツハイマー型痴呆症 – 脳内でのアミロイドβの蓄積機序・九州大が発表 – 歯周病菌が関係している [2020/10/15]

    アルツハイマー型痴呆症

    アルツハイマー型痴呆症では、脳内での「老人斑」が必ず見られる。老人斑が見られる確率は、30歳代では0%、40歳代では8%、50歳代では16%、80歳代以上では60%という。老人斑は、アミロイドβというタンパク質が蓄積したものです。

    九州大の研究で、アミロイドβの蓄積機序について結果が発表された。歯周病菌は、体内で「カテプシンB」を活性化して、アミロイドβを増やし、更に、脳の血管内皮細胞でのアミロイドβ受容体も増やすという。これによって、体内全身で作られたアミロイドβが、脳内に集積して蓄積するという仮説が立てられた。

    編集履歴

    2020/10/15 Mr.Harikiri (2020/10/15、ミヤネヤ TV)
  • [健康] 筋肉量を増やす – 体タンパク質を合成するめために利用されるタンパク質量は2g/kg/day – ボディビルに関わるタンパク質の摂取量とは

    [健康] 筋肉量を増やす – 体タンパク質を合成するめために利用されるタンパク質量は2g/kg/day – ボディビルに関わるタンパク質の摂取量とは

    ヒトのタンパク質合成率

    昔、ウエートトレーニングを熱心にしていた時期がありました。ボディビルの雑誌には、筋肉量としては、一日当たり3グラム程度であると記載されていたと記憶しています。

    製薬会社(大塚製薬)のホームページに、ヒトでの体タンパク質の合成に、使用(投入)されタンパク質の量は、2g (タンパク質2g/体重1kg/day)であり、余ったタンパク質は、体タンパク質の合成には使われず、脂肪への蓄積、エネルギーなどに使用されてしまうと記載されています。

    体重60kgだとすると、その者の最大限利用されるタンパク質の量は、120g/day/60kg bodyになります。効率などは考慮しないとすると、単純に一日あたり120gのタンパク質 (120g/day)を摂取すれば足りることになります。タンパク質合成といっても、筋肉やその他、生物が生きていく上で必要な酵素の合成も必要です。

    酵素はタンパク質質です。ホルモンもタンパク質です。血管や内蔵などは細胞で作られていますが、これらも一部タンパク質でできています。細胞のメンテナンスには、タンパク質が必要と言うことです。脳細胞も同様です。タンパク質が必要です。老人になるとタンパク質の摂取量が減りがちになりますが、体にも脳にも良くありません。肉を食べてください。

    脱線しました。話を戻して、計算上、120g 以上のタンパク質の摂取は、脂肪などの合成に利用されてしまうということです。

    僕も、ウエートトレーニングしている頃は、120g/dayより相当多い量のタンパク質をとっていたと思います。確かに、当時は、筋肉量の増加は当然に見られましたが、脂肪も同時に増加していき、決して減ることはありませんでした。そうです。プロセスラーのマサ斉藤さんのようになっていました。自己流だったので仕方がありませんね。

    タンパク質の摂取タイミング

    タンパク質の摂取は、糖質と一緒に且つ、運動直後がよろしいと言うことです。運動直後により、筋肉の再生にタンパク質が使用され、且つ、糖質を同時に摂取することで、投資が優先的にエネルギーなどに利用させるというのです。

    では、今日はこれくらいで(Mr. Harikiri)。

    https://www.otsuka.co.jp/nutraceutical/about/nutrition/sports-nutrition/essential-nutrients/proteins.html
    編集履歴
    2020/10/03 Mr.Harikiri
  • [用語] アルツハイマー病 – ID23708

    [用語] アルツハイマー病 – ID23708

    アルツハイマー病

    痴呆症の一種。アミロイドβの蓄積、タウの蓄積が原因であると考えられている。

    開発治療薬

    • BASE
      • メルク、イーライリリー&アストラゼネカ、ノバルティス&アムジェン、バイオジェン&エーザイの全ての開発品は、中止
    • アミロイドβ
      • ファイザー開発中止
      • ロシュは2品目P3
      • イーライリリーはP3
      • エーザイ&バイオジェンはP3
      • バイオジェン&エーザイは、申請
    • タウ
      • エーザイP1
      • バイオジェンはP1とP2
      • イーライリリーP2
      • アヴィP2
      • ACイミューン&ロシュP2
    編集履歴
    2020/09/30 Mr.HARIKIRI
  • [健康] ウォーキングについて – 1日10000歩ってどうなのョ  [2020/09/13]

    [健康] ウォーキングについて – 1日10000歩ってどうなのョ [2020/09/13]

    1日10000万歩は誤解がある

    1日10000歩を目標にして、携帯の万歩計を確認している人は多いと思います。

    1日10000歩は、数値としては当たらずとも遠からずで、統計的には、8000歩が良いとのことです。1日10000歩は単純化し過ぎていて少し多すぎです。「1日10000歩」という合言葉の意味、すなわち、「その心」を良く理解する必要があるようです。以下、私が思う理解「その心」を述べました。

    統計的には

    最近、統計的には、1日8000歩が良いと言われています。すなわち、1日10000歩は、歩きすぎと言うことになります。森羅万象、「最適解」があります。科学的に、その挙動をグラフに描くと、「山なり」になり、その頂点、すなわちピークを最適解と理解します。健康な歩数は、8000歩が最適解であり、それ以上も以下も良くないということになります。この歩数も統計的であるので、それを正規分布を示しているため、10000歩が最適解の人もいます。逆に6000歩が最適解である人もいます。自分がどの最適解なのかも意識することが大事です。更に、その歩きの質も重要です。マラソンは、競技です。健康的ではないのです。そして、更に、個人の属性すなわち、年齢、筋肉量、脂肪量、個人的体質、筋肉の質、筋肉と骨をつないでいる腱の太さや強度などですが、これらの違いで、その最適解は違ってくるのです。自分を知ることが最も重要であるという事です。

    1. 統計での数値であっても、自分がその標準値であるかどうかは、別の話
    2. 自分を知ることが最も重要

    健康的なウェーキング

    だらだら歩くのは、効果がなく、中程度の「20分の早歩き」も取り入れて、8000歩が良いようです。注意しなければいけないのは、中高年には、間接的を痛めないように、少し息が弾む程度の運動量を心がけます。統計と言っても、統計の対象者に、中高年が何人が含まれているのかも重要です。詳しい事は不明ですが、大事なことは、自分の身体の状態にあったやり方で、その時々で維持(キープ)する事です。

    ある研究では、膝関節に健康的な歩き方は、適度なスピードでの膝関節への刺激であると言います。関節に伝わる振動が、テンポよく伝わることが重要であるとのことです。人間には、再生力があります。再生力を意識した、刺激の入れ方、その刺激により、再生しようとする反応に対して、休息の入れ方が大事だと思います。以下の項目を注意しなが、ウォーキングに取り組むことが必要だと思います

    1. 膝関節に無理をしない歩き方
    2. 膝関節に適度な振動
    3. 体力の再生に必要な休息と、身体部分の再生に必要な休息の与え方は異なる

    やり始め

    ウェーキングのやり始めには、体力もあまりないはずです。無理をせず、数週間の助走期間の間で、徐々に8000歩に持っていきます。

    身体の状態に合ってきたら、キープして、続けて行きます

    心肺能力、筋肉量も増えてきますが、それにあったウェーキング負荷を増やすことも必要でしょう

    1. 最初はスローに
    2. 数週間かけて慣らしていく
    3. 自分の状態に合わせて、負荷の増減もする

    歩幅

    歩幅も重要です。その際歩幅を意識するのではなく、脚を大きく振って歩く事です。その結果、歩幅も広くなり、早く歩くことにも対応できます。

    1. 歩幅は狭すぎず
    2. 広すぎず

    免疫力

    初心者がウォーキングを始めて、適度な運動量になるまでには、徐々に馴らしていくことが大事です。体がしんどすぎるのは禁物です。疲れすぎると免疫力が低下します。免疫にエネルギーを回せなくなるためです。

    因みに、アスリートが急性白血病になる話は、よく聞きます。素晴らしいパフォーマンスを誇っていたのに、なぜ、免疫系の病気になるのだろうと疑問になると思いますが、疲弊するほどの運動は、免疫力を低下させるからではないかと思います。

    昔、K-1格闘技の選手に、ストイックなトレーニングをする事で知られていたアンディー・フグという選手がいましたが、30代の若さで、同免疫系の病に倒れました。

    1. 運動量と疲労の程度
    2. 疲労と免疫力の関係

    消費カロリー

    消費カロリーと運動量を意識すると思いますが、これも単純化されすぎていて正しい評価と結果は出ません。体は生き物です。その状態は、年齢と個々人の筋肉量、脂肪の付き方があり、これらによって基礎代謝が変わってきます。筋肉量が多い場合は、基礎代謝が増えるので、多めのカロリー摂取が必要となます。そうでないと、疲弊していき疲労による免疫力の低下につながってしまいます。

    1. 年齢における基礎代謝
    2. 保有している筋肉の量・脂肪の量
    編集履歴
    2020/09/13 はりきり(Mr)
  • 気になる成分 – AKG; αケトグルタル酸 – アンチエイジング効果のあるTCA回路代謝物 [2020/11/07]

    気になる成分 – AKG; αケトグルタル酸 – アンチエイジング効果のあるTCA回路代謝物 [2020/11/07]

    AKG

    AKG; Alpha keto glutarate; αケトグルタル酸

    AKGは、グルタミン酸の前駆体であり、トリカルボン酸サイクルの重要な中間体である。アンチエイジング効果についての論文がよく出されています。

    • 健康寿命の延長
    • 体重減少の効果
    • 骨粗鬆症の予防効果

    Alpha-ketoglutarate ameliorates age-related osteoporosis via regulating histone methylations (2020)

    骨粗鬆症の予防効果に関する論文

    https://www.nature.com/articles/s41467-020-19360-1

    Alpha-ketoglutarate (AKG) lowers body weight and affects intestinal innate immunity through influencing intestinal microbiota, 2017

    AKGは、体重を減少させ、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)に影響を与えることにより腸の自然免疫に影響を与える

    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5503525/

    A metabolite produced by the body increases lifespan and dramatically compresses late-life morbidity in mice – Buck Institute

    中年マウスに摂取させる事で、老年期での羅漢期間、障害経験機関の劇的な短縮が見られたという実験結果(Buck Institute for Research on Aging)が、Cell Metabolism詩に掲載された。

    正常組織の恒常性に関わるIL-10の産生増強された。
    12%寿命が伸びた。
    40%健康寿命が伸びた

    https://www.buckinstitute.org/news/a-metabolite-produced-by-the-body-increases-lifespan-and-dramatically-compresses-late-life-morbidity-in-mice/

    Scale-down of CHO Cell Fed-batch Cultures, Xiao Pan

    https://edepot.wur.nl/444363
    編集情報
    2020/09/07 Mr.HARIKIRI
    
  • [健康] 新型コロナウイルス感染症・今日までの世界のトレンドをまとめた – 世界的な新規感染者数は高止まりしつつある –  (~2020/08/27)

    [健康] 新型コロナウイルス感染症・今日までの世界のトレンドをまとめた – 世界的な新規感染者数は高止まりしつつある – (~2020/08/27)

    新型コロナウイルス感染症

    世界のトレンド

    2020/08/27における世界の新型コロナウイルス感染症のトレンドを、Google検索からまとめました。セレクトした国・地域は、個人的に気になる観点を中心に選択しました。

    世界的な感染症者数の推移は、2峰性に見えます。最近のトレンドは減少トレンドに移行したようにも見えます。

    感染累積と日々増加数は、共にアメリカが最も高く、累積感染者数は、ブラジル、インド、ロシア、南アフリカと続きます。スペインは9番目、イギリスは13番目、イタリア・フランス・ドイツは18・19・20番目、カナダは25番目、日本は44番目、シンガポールは49番目、韓国は73番目です。

    アメリカ

    アメリカは、感染が世界的に始まった頃から現在までに2峰性の感染者数の増加パターンを示しています。ニューヨークとカリフォルニアは、それぞれ始めの感染ピークと2つ目のピークを代表するようにして、1つの大きなピークを示しています。人の移動の遅れによって第2波がカリフォルニアに現れているのかも知れません。最近の新規感染症者数のトレンドは、減少傾向ですが日々、4万人程度で推移しています。

    ブラジル

    ブラジルは、感染対策をしていなかったため、現在までに増加の一途を辿っています。最近の新規感染者数は、日々4万人程度です。若干の減少傾向です。

    インド

    インドは、常に増加傾向を維持しつつ現在に至っています。新規感染者数は、日々8万人程度で推移しています。減少傾向は見られていません。

    ロシア

    ロシアでは、世界的な新規感染者の拡大の頃に一気に1万人/日程度拡大しました。その後、徐々に減少傾向で維持しつつ現在に至っています。最近の新規感染者数は、日々5千人で推移しており、減少傾向を維持しています。

    南アフリカ

    南アフリカでは、北半球より遅れて7月に感染拡大があったものの、その後急速な減少傾向のまま日々3千人で推移しています。

    スペイン

    スペインは、アメリカと同様に2峰性で推移しています。1峰目では1万人をピークとしていた。2峰目では増加傾向で日々1万人を突破する勢いで推移しています。

    イギリス

    イギリスでは、当初感染対策をしなかったため6千人程度のピークを示したが、その後5月中旬以降は低下傾向を示し、直近での新規感染者数は、日々1000人程度で推移しています。

    イタリア

    イタリアは、イギリスの感染規模は少し小さいものの、推移は類似しています。ただ、現在、新規感染者数は増加傾向を示しています。

    フランス

    フランスは、イタリアと類似の推移を示していますが、最近の新規感染者数は、増加しており2峰目が確認される。

    ドイツ

    ドイツは、イタリアと類似の推移を示している。

    日本

    日本は、2峰性を示しており、2峰目はピークを過ぎ減少傾向に移行している。

    シンガポール

    シンガポールは、日本の1峰目と類似のパターンを示しているものの明確な2峰目の感染拡大は抑制できている。

    韓国

    韓国では、3月の新規感染者数が日々1千人をピークになったが、素早い対応で最近まで抑え込んんでいたが、直近の日々の新規感染者数は、 500人程度に増加している。

    集計(2020/08/27)

    累積患者数(万人)回復者数(万人)死亡者数(万人)
    世界2430159082.8
    アメリカ59531218.3
    (ニューヨーク)43.7n/a3.25
    (カリフォルニア)69.3n/a1.27
    ブラジル37629511.9
    インド3392586.1
    ロシア97.679.31.7
    南アフリカ61.853.11.4
    スペイン43152.8
    イギリス33n/a4.1
    イタリア26.420.7.35
    フランス268.63.1
    ドイツ24.121.20.94
    日本6.55.20.12
    シンガポール5.75.50.0027
    韓国1.91.60.032

    アメリカ国内のトレンド比較

    各国の日々感染トレンド比較

    過去14日(~2020/08/27)

    まとめ

    2020/08/27現在において、世界全体の平均的な新規感染者数の推移は落ち着きつつあると考えられるものの、国によっては、増加傾向を維持しているため、急速な新規感染者数の減少は期待できないと考えられる。

    編集履歴
    2020/08/28 はりきり(Mr)
  • [健康] 潰瘍性大腸炎とは(レジメ) – 免疫系の異常 [2020/08/26]

    [健康] 潰瘍性大腸炎とは(レジメ) – 免疫系の異常 [2020/08/26]

    潰瘍性大腸炎

    発症率のピークは、男性では、10代後半、女性では、二十歳前後、発症後は、寛解を目指す治療方針です。1日に5から10回の下痢・血便が続く。指定難病97 sourceです。

    特徴

    • 病変の拡がりによる分類
      • 全大腸炎
      • 左側大腸炎
      • 直腸炎
    • 病期の分類
      • 活動期
      • 寛解期
    • 重症度による分類
      • 軽症
      • 中等症
      • 重症
      • 激症
    • 臨床経過による分類
      • 再燃 寛解 型
      • 慢性持続型
      • 急性激症型
      • 初回発作型

    併発

    • 関節痛がしばしば見られる

    治療

    通常は、以下の順序で治療法が変更される。

    1. 5-アミノサリチル酸(5-ASA): 抗炎症、経口・直腸投与
      • 従来のサラゾスルファビリジン(サラゾビリン)
      • メサラジン
        • ペンタサ
        • アサコール(ゼリア) : 腸粘膜の保護, 2009/12
    2. 副腎皮質ステロイド : 免疫抑制、経口・直腸投与
      • プレドニゾロン(プレドニン)
    3. 血球成分除去療法 : 対外に血液を取り出して異常に活性化した白血球の除去した後、体内に戻す
      • LCAP (白血球除去療法: セルソーバ)
      • GCAP (顆粒球除去療法: アダカラム)
    4. 免疫調整薬・抑制薬
      • アザチオプリン
        • イムラン
        • アザニン
      • 6-メルカプトブリン
        • ロイケリン
      • シクロスポリン
        • サンディミュン
      • タクロリムス
        • プログラフ
    5. 生物学的製剤(バイオロジクス; biologics) : 原因の1つ考えられる体内のタンパク質に対するモノクローナル抗体を投与する
      • 抗TNFα受容体拮抗薬
        • インフリキシマブ(レミケード)
        • アダリムマブ(ヒュミラ)
    6. 外科的処置 : 大腸除去
      • 重症例
      • 大量の出血

    潰瘍性大腸炎(指定難病97)- 難病情報センター –

    https://www.nanbyou.or.jp/entry/62
  • [健康] 過呼吸; 過換気症候群: 血液中の炭酸ガス濃度が低下する – 新型コロナウイルス感染対策のマスク装着で注意する事 – 血液のpHがアルカリ性になることが危険の原因 [2020/08/20]

    [健康] 過呼吸; 過換気症候群: 血液中の炭酸ガス濃度が低下する – 新型コロナウイルス感染対策のマスク装着で注意する事 – 血液のpHがアルカリ性になることが危険の原因 [2020/08/20]

    過換気症候群

    不安や極度の緊張により過呼吸になると、その呼吸により体内の二酸化炭素が体外への放出過剰に繋がり、血液中の炭酸ガス濃度が低下する事で、危険な症状が現れる。これを過換気症候群という。

    • 呼吸中枢は、血中の二酸化炭素濃度の低下を防ぐために呼吸を抑制しようとする
    • 呼吸抑制によって、患者は息苦しさを感じる
    • そのため、患者は、更に呼吸をしようとして、症状が悪化していく
    • 血中のpHがアルカリ性になると、
      • 血管が収縮する事で、
      • 手足のしびれ
      • 筋肉の痙攣(けいれん)と収縮、硬直
      • トルーソー症候群の現れ
        • 掌をすぼめて親指が中に入って指が真っ直ぐ伸びる特徴的な状態
    • 治療
      • 意識的に且つ断続的に呼吸を止める。これにより血中二酸化炭素(炭酸ガス)濃度を高める
      • 精神的には、患者を落ち着かせるよう安心させて呼吸を遅くするように指示する。抗不安剤の処方もある
      • 意識的に呼吸をゆっくりできない場合、緊急処置として、ビニール袋を口に当てて呼吸をする事で、物理的に二酸化炭素を対外に排出しない方法もある

    過換気症候群 – Doctors File

    https://doctorsfile.jp/medication/37/
    編集履歴
    2020/08/11 Mr.HARIKIRI
    2020/08/20 追記(ビニール袋呼吸)
    
  • [健康] COVID-19に対する「ポビドンヨードによるうがい」- 大阪府が公表した効果を考える  [2020/08/05]

    [健康] COVID-19に対する「ポビドンヨードによるうがい」- 大阪府が公表した効果を考える [2020/08/05]

    ポビドンヨード

    ポビドンヨードとは所謂、消毒薬の褐色のイソジンです。

    2020/08/04, 大阪府、吉村知事がポビドンヨードの「うがい」により、軽症患者(対象群を含めて41人)の唾液中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が日に日に(継時的に)低下する試験データを公表しました。 source

    以下の「うがい」の詳細は、TV番組「ひるおび」の松山晃文先生(はびきの医療センター・次世代創薬創生センター長)に対してのインタビューからまとめた(2020/08/05)

    • 毎日4回、唾液中のPCR検査の実施
    • うがいの方法
      • うがいは、朝食の前(1), 昼食の前(2), 夕食の前(3)及び寝る前(4)
      • 唾液サンプルは(1)の前に取得してPCR検査
      • 60mL水に4mLのポビドンヨード(エビデンスとして2mLのデータはなかったので、4mLで実施した)
      • (60+4 mL)を3回に分けて「うがい」
        • 15秒 – 下を向いて、口の中全体のクチュクチュ
        • 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
        • 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
    • RCR検査中が、ポビドンヨードうがいをする群では、しない郡と比較して、日々低下した
    • うがいをしない群でも、日に日にウイルス量は低下してしていることが分かった。これは、発症2日前から感染させ得るウイルス量が出ているという事実から考えると、その後、ウイルス量が低下していくことは妥当であると思われる(by Mr.はりきり)
    • SARS-CoV-2が感染してから6時間後に増えて出てくるので、6時間間隔のうがい間隔を設けたとのこと
    • SARS-CoV-2のSタンパク質は、ACE2受容体に結合して細胞内に入り込む
    • 作用機序として考えられる事は、ヨードによって、Sタンパク質に結合して感染を阻害する効果がある可能性とDNAの酸化による無害化する可能性があるとのこと
    • マレーシアとシンガポールの試験管研究では、ポビドンヨードがSARS-CoV-2を無毒化する報告があるとのこと
    • 副作用についての注意。妊娠中、授乳中の方、甲状腺に問題があるかたなどは、医者の指示に従うこと。

    公表されたデータは、どのような意味があるのか、以下に素直に考察します。

    考察

    公表されたデータの要点は1点です。「ポビドンヨードでの”うがい”により、軽症患者の唾液中のSARS-CoV-2の量が日に日に(継時的に)低下していく」

    • 喉を含む口の中のウイルス量が低下することは、ないを意味するのか?
      • ヒトの体内における口の中というクラスターをたたく効果になっていると考えられる
        • もしも、口腔内のクラスターが重要な意味を持つならば、計り知れない効果が期待できる
      • 味覚異常につながる舌へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
        • 味覚異常という後遺症の低減化につながる可能性がある
      • 口中のウイルスが、気管支を降って肺に行くウイルス量が少なくなり、肺へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
        • これが奏功すれば、肺炎リスクが低下すると考えられる
      • 環境へのウイルスの放出を低くできると考えられる (廊下、家具、テーブルへのウイルス拡散の低減化)
        • これが奏功すれば、家庭内感染リスクが低下すると考えられる
      • 他人にウイルスを移すリスクが低くなると考えられる(ヒトとのコミュニケーション時のウイルス拡散の低減化)
        • これが奏功すれば、市中感染リスクが低下すると考えられる
      • 生体内でのウイルスの巣の一つである口腔内のウイルス量を低減化できることは、当然、生体内全体としてのウイルス量の低減化につながると考えられ、生体にとっての免疫力の振り向け先を効率化できると考えられる
        • これが奏功すれば、治癒までの期間が短くなる可能性が考えられる
    編集履歴
    2020/08/05 Mr.HARIKIRI
    
  • COVID-19関連 — PCR全自動検査装置: エリートインジーニアス –  フランスから感謝状が送られたとい素晴らしい装置 – Precision System Science社、は日本の企業です.でも、装置だけでは測定はできない [2020/11/21]

    COVID-19関連 — PCR全自動検査装置: エリートインジーニアス – フランスから感謝状が送られたとい素晴らしい装置 – Precision System Science社、は日本の企業です.でも、装置だけでは測定はできない [2020/11/21]

    エリートインジーニアス

    エリートインジーニアスは、プレシッション システム サイエンス社(Precision System Science; PSS)が開発するPCRの自動検査装置です。機能、オプションの違いにより数種類のラインナップがあります。
    海外、特に欧州での当局による審査がスムーズであるため、日本の企業が開発する医療機器の承認申請は、欧州で行うことが殆どであるとのです。

    そういった中、欧州で販売することが承認されたPSS社のPCR自動測定装置がフランスでCOVID-19のPCR検査で活躍しています。

    サンプル中のウイルスからの遺伝子の抽出などの作業が自働に行うため、専門の技師が必要ではないため、熟練技士の調達という律速がありません。

    取得したサンプルは、加熱処理して滅菌した後、装置にセットするだけで、2時間後には結果が出力されます。

    プレジッション システム サイエンス社、PCR自動測定装置

    http://www.pss.co.jp/product/genelead/lead12plus.html

    でも、装置だけでは測定できない

    測定装置だけでは、PCR測定はできません。装置は、反応を行う条件を自動に設定しますが、その反応そのものは、測定したいサンプルの他に、反応試薬(PCRキット)が必要になります。PCRキットには、核酸抽出試薬、転写酵素、プライマーおよび増幅酵素が含まれます。これらのキットは、高価であるため、機械によって効率的に測定をこなせたとしても、PCRキットの価格が低下してこないと、測定にかかるコストは低くすることは難しいのです。

    PCRキットは、日本製ではありません。日本は、決して世界の技術の中心にはいないのです。

    編集履歴
    2020/07/30 はりきり(Mr)
    2020/11/21 追記 (装置だけでは測定できない)