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  • [用語] eCTD – 医薬品の製造承認申請 の申請書様式[2024/08/19]

    [用語] eCTD – 医薬品の製造承認申請 の申請書様式[2024/08/19]

    医薬品の製造承認申請

    医薬品の製造販売には、品目毎に厚生労働大臣による医薬品製造販売承認を受けなければなりません。

    製造承認申請書 : module 1に含まれる.A4で20~30枚 ,バイオ医薬品では50枚以上.

    承認申請書は,承認申請・届出等様式ダウンロード | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)から「様式二十二」の「医薬品・医薬部外品・化商品製造販売承認申請書」をダウンロードする.

    申請事項

    • 名称 (一般的名称、販売名 : 各一行)
    • 成分及び分量又は本質 : 1~2枚
    • 製造方法 : 数枚,バイオ医薬品では数十枚
    • 用法及び容量 : 数行
    • 効能または効果 : 数行
    • 貯蔵方法または有効期間 : 1行
    • 規格及び試験方法 : 数枚
    • 製造販売する品目の製造所 : 数行
    • 原薬の製造所 : 数行

    医薬品製造販売承認書 : 1枚

    • ◯年◯日付けで申請のあった医薬品の製造販売を、申請の通り承認する。
    • 承認条件 : ・・・・
    • ◯年◯日
    • 厚生労働大臣 △△

    添付資料の内容 (CTD): 2009年以降eCTDの提出可能

    • 品質 (Quality)
    • 安全性 (Safety)
    • 有効性 (Efficacy)

    添付資料の構成

    Medical Writting

    文書の作成手順の概要を以下に示す

    1. 文書作成
      MS Wordを使用してModule 1からModule 5を作成する
    2. PDF化
      Word fileをPDFに変換する
      カバーレター作成
    3. Submission-Ready化
      eCTD要件に合うようにブックマークの設定,リンク追加,ファイル名規則に従った命名.
    4. eCTD組立
      eCTD作成ソフトウェア( Lorenz DocuBridge, EXTEDO eCTD managerなど(を使用してPDF fileをeCTD形式に組み立てる.XMLバックボーンも作成する.
    5. バリデーション
      eCTDバリデーションツールを使用して要件を満たしているか確認する.

    M1 : 概要

    JP : 申請情報等行政情報及び添付文書に関する情報

    各国の行政情報 Regional Administrative Information

    [ignore]

    (ちなみに製造販売承認ではないが,US FDAのDMF登録など)

    [/ignore]

    1.4 : 特許状況

    1.5 : 起原又は発見の経緯及び開発の経緯

    開発の経緯

    品質に関する試験の経緯 (低分子,原薬の安定性,製剤の安定性)

    [ignore]

    • 起源又は発見の経緯
      • 申請品目の概要
      • 対象疾患
      • 発見の経緯
      • 臨床開発の経緯
      • pmda相談一覧
      • 開発の経緯図
      • 品質に関する試験の概要
        • <精製と残留する不純物と管理,有効性・安全性への影響>
        • <液剤,凍結乾燥注射剤>
        • <原薬/製剤の規格及び試験方法の設定>
        • <安定性の評価,継続実施>
      • 開発の経緯図
        • 品質/項目 (と添付資料の対照表)
          • 原薬/使用する原料,材料その他原材料
            • 製造(方法)/製造方法 (原薬,キット)
            • MCB
            • WCB
            • 管理/規格及び試験方法 (原薬,キット)
            • 安定性試験/安定性試験 (原薬)
          • 製剤
            • 製造(方法)/
            • 安定性試験/
          • 非臨床
            • 薬理
            • 薬物動態
            • 毒性 (単会投与,半部投与,遺伝毒性,局所刺激,その他)
          • 臨床
    • 外国における使用状況
    • 類似する他の地利用法との比較検討等 (既存品,本品の位置づけ(現在との関連,臨床的意義,有効性)
    • 参考文献

    規則第40条第1項イ「起源又は発見の経緯」に関する資料をいう.当該内容が第2部(5)に記載できる場合は省略できる.

    10枚程度で完結に記載する.

    発見のきっかけ.その後の開発(課題,計画変更,理由と対応,共同開発の分担は開発の経緯図に含めてよい),そして現在の有用性・安全性の記載

    申請製剤の効能以外を開発している場合その概略を記載

    [/ignore]

    非臨床試験の開発の経緯 (薬理試練,薬物動態試験,毒性試験)

    臨床開発の経緯 (海外における臨床開発の経緯及び承認事項,国内における臨床開発の経緯, P1, P2, P3,臨床データパッケージについて,予定する効能・効果,用法・用量

    臨床的有用性

    参考文献

    1.6 : 外国における使用状況等に関する資料<内部>資料

    1.7 : 同種同効品一覧表

    1.8 :

    • 添付文書
    • リスク管理計画(Risk Management Plan; RMP)

    1.9 :

    • 一般名称に係わる文書

    1.10 :

    [ignore]

    1. 毒薬・劇薬の指定審査資料のまとめ

    [ignore]

    Module 2

    • CTDの概要
    • <概括評価の記載>

    2.1

    CTD 目次/TOC

    2.2

    緒言 introduction

    [品質]

    2.3 品質概要資料 Quality Overall Summary

    • M3の概要を記載
    • 日本では、手厚く記載が求められる

    2.3.S 原薬 drug substance

    ・略号
    ・目次,図,表

    2.3.S.1 一般情報 general information (name, manufacture)
    2.3.S.1.1 名称

    [ignore]


    ・ <INN>
    ・ <JAN>
    ・<化学式又は本質>
    ・開発コード
    ・CAS番号

    [/ignore]

    2.3.S.1.2 構造

    [ignore]

    ・図式
    ・化学構造,アミノ酸配列
    ・ジスルフィド結合
    ・糖鎖結合部位,糖鎖構造 (N型,O型,Fur, Gal, GlcNAc, Man, NeuAc)
    ・分子式
    ・一般特性,性状構
    ・造及び特性 (一本鎖,二本鎖,分子量,品質特性,
    活性,不純物,純度,など)

    [/ignore]

    <表紙>

    <開発コード,name, CTD概要->品質に関する概括資料->製造>
    ・略号
    ・目次,図,表

    2.3.S.2 製造 (開発コード,manufacture)
    2.3.S.2.1 製造業者

    ・<原薬製造業者>
    ・<製剤製造業者>
    ・<分析サイト>

    2.3.S.2 製造方法及びプロセスコントロール

    ・<製造フローチャート> 管理値,IPC, 重要工程
    ・<ロット,スケール>
    ・<製造方法の説明> USP, DSP
    ・<工程管理の説明>

    2.3.S.2.3 原材料の管理

    ・<原材料リスト> 品名,メーカー,規格,工程
    ・レジン
    ・シングルユース> 適格性(バリデーションデータ: E/R)
    ・原薬保管容器
    ・生物起源の管理
    ・培地,緩衝液の組成
    ・<細胞> 起源・履歴,生産株作成,発現プラスミドと遺伝子配列・アミノ酸配列,構造図式,遺伝子マップ,トランスフェクション,クローニング,MCB,WCB,CBの特性解析,CBの安定性,CAL, 廃棄・更新基準


    2.3.S.2.4 <重要工程における管理>
    ・重要工程
    ・重要中間体


    2.3.S.2.5 <プロセスバリデーション>

    ・USP (Seed, 拡大培養,培養上清の品質), DSP (カラム,UF, etc),目的物撫順物,工程由来不純物,HCP, HCD, Et, レジン使用回数,スケールダウンモデル,工程間保持安定性,製造工程開発の経緯,


    2.3.S.2.6 製造工程開発の経緯

    ・USP, DSP,製法変更,

    ・製造方法間のコンパラビリティ (Structure: peptide map,Glycosilation,Sialic Acid, iEF, SDS-PAGE,SEC, Western Blotting, Titer, Impurity, SS bond, 糖組成,糖鎖構造,MS (分子量),CD, まとめ

    <表紙>

    ・CTDの概要->品質に関する概括資料->特性
    ・略号リスト
    ・目次,図,表

    2.3.S.3 特性 characterisation (name, matufacture)

    ・<構造およびその他の特性解析> 構造,(アミノ酸組成,peptide map, N末,C末, 全アミノ酸配列,BB bond, 糖組成,シアル酸,糖結合部位,N型糖鎖構造,O型糖鎖構造,糖鎖マップ(AEX)
    ・<物理化学的性質> 分子量,MALDI-TOF-MAS, SEC, SDS-PAGE, IEF, cIEF, RPC, CEX-HPLC, UVスペクトル,急行係数,CD, 蛍光スペクトル,FT赤外吸収(FT-IR)スペクトル,Western Blotting, 結合活性,In vitro titer (数種類:細胞,シグナル,など),酸化体,デアミド,重合体,分解物,製造工程由来不純物

    <表紙>

    2.3.S.4 原薬の管理 control of drug substance (name, manufacture)

    ・<規格及び試験法> 項目-試験方法-規格,試験方法の説明,純度,含量規格,性状,確認試験,ペプチドマップ,など必要な項目)
    ・<試薬・試液>
    ・<試験材料管理> 特殊試薬,分析バリデーション(特異性,震度,並行精度,室内再現性,直線性,定量限界,範囲)

    <表紙>

    2.3.S.5 標準品又は標準物質 reference standards or materials (name, manufacture>

    ・標準品又は標準物質 (name, manufacture)
    ・一次標準物質
    ・調製と保存
    ・品質試験の結果
    ・更新管理基準
    ・試験項目の説明,試薬・試液の調製方法,試薬の管理

    <表紙>

    2.3.S.6 容器及び施栓系 container closure system (name, manufacture)

    ・容器及び施栓系 (name, manufacture)
    ・仕様,規格及び試験方法,適格性

    <表紙>

    2.3.S.7 安定性 stability (name, manufacture)

    ・安定性のまとめと結論
    ・承認後の安定性試験計画と実施
    ・安定性データ (試料と条件,ロット),長期,加速,過酷,凍結融解,逸脱の有無,表記項目と結果,デアミド体と酸化体,結論
    ・データテーブル

    2.3.P 製剤 drug product

    <表紙> 第2部 CTDの概要 2.3 品質に関する概括資料

    <略号>

    <目次> <図><表>

    2.3.P 製剤

    2.3.P.1 製剤及び処方 description and composition of the drug product (name, formulation, manufacture)

    ・処方組成

    2.3.P.2 製剤開発の経緯 pharmaceutical development (name, formulation)

    2.3.P.2.1 製剤成分

    ・原薬
    ・添加剤
    ・処方溶液の投与試験

    2.3.P.2.2 製剤

    ・製剤設計 (pH, 液剤/凍結乾燥/凍結, 検討内容)
    ・投与方法と使用量
    ・物理化学的性質及び生物学的性質

    2.3.P.2.3 製造工程開発の経緯

    ・製造工程変更の経緯
    ・確率した製法 (濃度調製法,無菌ろ過方法)

    2.3.P.2.4 容器及び施栓系

    2.3.P.2.5 製剤の特徴 (製剤の充填状態,無菌,窒素充填)

    2.3.P.2.6 適合性

    ・投与までの安定性

    2.3.P.3 製造 manufacture (name, formulation)

    2.3.P.3.1 製造業者

    2.3.P.3.2処方

    ・仕込み量

    2.3.P.3.3 製造方法及び工程管理

    ・フローチャート (工程とIPC)
    ・製造ステップの説明と工程管理)

    2.3.P.3.4 重要工程と重要中間体

    2.3.P.3.5 PV

    ・実施ロットと内容
    ・各工程の説明と結果 (均一性,調整後の品質分析)
    ・分注工程 (充填精度,含量の均一性,充填液の品質分析)
    ・まとめ

    2.3.P.4 添加剤の管理 control of excipients

    2.3.P.4.1 規格及び試験方法

    ・添加剤名と規格
    ・試験方法 (JP, ICHなど,バリデーション)
    ・動物起源の添加部
    ・新規添加物

    2.3.P.5 製剤の管理 control of drug product

    2.3.P.5.1 規格及び試験方法

    ・試験項目と試験方法および規格(table)
    ・各試験法の説明
    ・試薬・試液の調製と管理
    ・試験方法のバリデーション
    ・ロット分析結果 (Table, 各試験結果の説明)

    2.3.P.6 標準品及び標準物質 reference standards or materials

    2.3.P.7 容器及び施栓系 container closure system

    ・仕様(材料名,規格,材質,サイズ
    ・図面と写真
    ・適格性

    2.3.P.8 安定性 stability

    2.3.P.8.1 安定性試験の結果とまとめ

    ・試験条件 (表と試験条件の説明)
    ・承認後の試験計画と実施 (継続試験)
    ・長期安定性試験の結果
    ・加速試験
    ・過酷試験(温度,光)
    ・試験結果一覧表

    Module 3

    • <品質に関する文書, 各内容の詳細 (品質 Quality)を記載>

    3.1 目次

    3.2 データ又は報告書

    3.2.S

    3.2.P

    3.2.A その他

    3.2.A.1 製造施設及び設備 (品名,製造業者)

    ・医薬品製造業許可番号
    ・製造業者認定
    ・製造設備の概要(竣工日,製造目的)
    ・OHU, AHU, HEPA, PCD, UD,
    ・敷地図と使用施設の配置
    ・動線(人,製品,原材料,廃棄物)
    ・グレード管理(一般,グレードA~E, Grade A: Class 100, Grade B: Class 10000, Grade C: Class 1000000)
    ・グレード毎の換気回数
    ・差圧管理 A, B(+40Pa; 最終ろ過室, +30Pa, 25Pa: 培養と精製室, +20Pa: 入出室,+10Pa: PR, +5Pa: 出口室)
    ・入口/出口
    ・施設の使用履歴
    ・他の製品を含む当該製品の製造履歴一覧
    ・設備リストとその仕様・目的(工程)・製品との接触の有無・洗浄方法・滅菌方法・保管方法・点検方法・専用/共有など)
    ・製造タイムスケジュール

    3.2.A.2 外来性感染性物質の安全性評価 (品名,剤型,製造業者)

    3.2.A.3 添加剤

    3.2.R 各局の要求試料

    3.3 参考文献

    [非臨床]

    2.4

    非臨床概括評価 non-clinical overview

    2.4.1

    2.4.2

    2.4.3

    2.6

    非臨床の概要文及び概要表 non-clinical writen and tabulated summary

    2.6.1

    2.6.2

    2.6.3

    2.6.4

    Module 4

    • <非臨床試験報告書 non-clinical study reports>

    4.1

    4.2

    4.3

    4.4

    4.5

    [臨床]

    2.5

    臨床概括評価 clincal overview

    2.5.1

    2.5.2

    2.5.3

    2.5.4

    2.5.5

    2.5.6

    2.7

    臨床概要 clinical summary

    2.7.1

    2.7.2

    2.7.3

    2.7.4

    Module 5

    • <臨床試験報告書 clinical study reports>

    5.1

    5.2

    5.3

    5.3.1

    5.3.2

    5.3.3

    スケジュール

    • 開発開始
    • 非臨床試験
    • 臨床試験
    • 申請
    • 承認 (申請から1年)

    承認審査機関 : pmda

    [ignore]

    [/ignore]

    [ignore]

    1. m1
      • us
        • 3938
        • agent-change
        • cover-letter
        • signed form
        • statement-of-commitment
        • us-regional.xml
    2. m3
      • 32-body-data
        • 32s-drug-sub
          • <product name>-<manufacture name>
            • 32s7-stab
              • stability (pdf)
    3. util
      • dtd
        • ich-ectd-3-2.dtd
        • ich-stf-v2-2.dtd
      • style
        • ectd-2-0 (XSL syyle sheet)
        • ich-stf-stylesheet-2-3 (XSL style sheet)
        • valid-values.xml (xmlfile)
      • index.xml (xmlfile)
      • index-md5 (text file)index-md5 (text file)index-md5 (text file)

    [/ignore]

    編集履歴
    2020/03/03 Mr.HARIKIRI
    2024/08/14 追記(様式のダウンロード)
    2024/08/19 追記(各moduleの概要)
  • [用語] RTRT; real time release testing [GMP]

    [用語] RTRT; real time release testing [GMP]

    RTRT; real time release testing

    1. 医薬品品質に関わる用語
    2. 工程管理試験の結果もリリース試験の全部にすることができる.
    3. at-line, on-line分析機器を使用してRTRTとするが,これら装置の故障時には従来法でのリリース試験を実施できるバックアップ体制は必須.
    4. 従来は工程検査は抜き取り検査などを行うため,リアルタイムでの検査はできない.
    5. RTRTでは,試験時間やコストの削減が可能

    Quality by Design (QbD)アプローチ – リアルタイムリリース試験(RTRT)の事例 – MSD株式会社 CMC薬事グループ –

    https://www.cytivalifesciences.co.jp/newsletter/biodirect_mail/technical_tips/tips63.html

    編集履歴

    2022/09/04, Mr. Harikiri
  • [Bio-Guideline] 遺伝子治療におけるガイドライン・リスト

    [Bio-Guideline] 遺伝子治療におけるガイドライン・リスト

    はじめに

    以下は、遺伝子治療に関するガイドライン等のリスト情報を示していますが、個別の内容の確認まではできいません。

    欧米で共通するガイドライン

    • 遺伝子治療用製品の環境影響評価 (カルタヘナ第1種使用に相当)

    FDA

    • Determining the Need for and Content of Enviromental Sssessments for Gene Therapies, Vectored Vaccines, and Related Recombinant Viral or Microbial Products (2015)

    EMA

    • Scientific Requirements for the Enviromental Risk Assessment of Gene Therapy Medicinal Products (2006)
    • 遺伝子治療用製品のFirst in Humanのまための非臨床試験

    FDA

    • Preclinical Assessment of Investigational Cellular and Gene Therapy Products (2013)

    EMA

    • Non-clinical studies required before first clinical use of gene therapy medicinal products (2008)
    • 遺伝子治療用製品を投与した患者の長期フォローアップ

    FDA

    • Gene Therapy Clinical Trials – Observing Subjects for Delayed Adverse Events (2006)

    EMA

    • Follow-up of patients administered with gene therapy medicinal producrts (2009)
    • 個別課題に関するガイドライン・リフレクションペーパー

    FDA

    • 蔵書を区政レトロウイルス試験(2006)
    • 遺伝子/細胞治療薬の力価試験 (2011)
    • 遺伝子治療役・細胞治療薬の早期臨床試験計画 (2015)
    • ウイルスベクター、細菌ベクター及び腫瘍溶解性ウイルスの排出試験 (2015)
    • 遺伝子治療用微生物ベクター(2015, Draft)

    EMA

    • LVベクターの開発と製造 (2005)
    • AAVベクターの品質、非臨床及び臨床 (2010)
    • 遺伝子改変細胞の品質、非臨床及び臨床(2012)
    • 遺伝子治療役の開発途中の計画変更 (reflection paper) (2012)
    • 挿入変異のリスク管理(reflection pager) (2013)
    • ICH Gene Therapy Discussion Group
    • 2016現在、中断しているがこれまでに議論された内容は以下の通り
    • 生殖細胞へのベクターの組み込みリスク
    • 腫瘍溶解性ウイルス(Oncolytic virus)
    • 患者からのウイルス/ベクター排出
    • ウイルス参照品作成(Adenovirus type5)
    • 増殖生ウイルスの検出(RCAやRCR)
    • 挿入変異とがん化
    • 長期フォローアップ(FDA GL)
    • レンチウイルスベクター(EMEA GL)
    • フォースト・イン・ヒューマン
    • 投与量の設定

    FDAからの最新のガイダンス – ISPE –

    https://www.ispe.gr.jp/ISPE/05_fda_issue/05_01.htm

    EMEAからの最新Guideline – ISPE –

    https://www.ispe.gr.jp/ISPE/05_fda_issue/05_08.htm

    PMDAガイドライン – PMDA –

    https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0070.html
  • [Bio-Edu] 無菌医薬品の製造区域の環境モニタリング (レジメ)  [2020/08/20]

    [Bio-Edu] 無菌医薬品の製造区域の環境モニタリング (レジメ) [2020/08/20]

    無菌医薬品製造区域の環境モニタリング

    参考サイト: Beckman courlter

    パーティクルカウンターで浮遊する粒子を測定する。

    製造区域

    • 培養室
    • ハーベスト室
    • 精製室
    • 容器の洗浄・乾燥室
    • バッファ調製室
    • 原料秤量室
    • 滅菌室
    • 充填室(bulk Fill finish)
    • 包装
    • 更衣室

    製造区域のグレード分類

    • グレードA
      • 汚染リスクを高いレベルで防ぐ
      • 局所的な区域
      • 無菌医薬品、容器、栓の無菌性維持
      • 無菌接続
      • 無菌充填
      • 容器閉塞
    • グレードB
      • 比較的高いレベルで防ぐ
      • 多目的な区域
      • 滅菌後の容器や原材料及び中間体の搬入場所
      • グレードAであるアイソレータ、ブローフィルシールの周りの環境はグレードBで良い
    • グレードC, D
      • 滅菌前の作業場所
      • 洗浄室
      • アイソレータの周辺環境として使用される

    粒子数

    許容空中浮遊微粒子数(個/m3)

    非作業時非作業時作業時作業時推奨モニタリング頻度
    グレード0.5 µm以上5.0 µm以上0.5 µm以上5.0 µm以上n/a
    A352020352020作業中
    B3520293520002900作業中
    C3520002900352000029000月一
    D352000029000—-※2 —-※2 月一
    ※1 非作業時の値は、作業終了後、一般に15~20分後に達成されるべき値である。
    ※2 この区域の許容微粒子数は、作業形態により異なる。

    モニタリングポイント

    • 製造区域の空気
    • 設備表面
    • 手袋
    • 作業衣など
    • 考慮事項 : 重要作業箇所、汚染されやすい箇所、製造区域の清浄度を代表する箇所などを考慮

    微粒子測定にあたっての注意点

    • 測定数値は、平均値として評価を行う。過小評価しないこと
    • 校正済みの装置を用いること。装置本体、サンプリングチューブの長さ、直径及び曲がり部分の直径などに注意すること
    • 5.0 μm以上の大サイズ微粒子は、比較的速く落下するので、長いチューブ使用は避ける
    • グレードA区域は、連続モニタリングが推奨される。サンプリング量は1m3当たりに正確に換算できる量であること

    (参考:第十六改正 日本薬局方 第一追補 参考情報)

    編集履歴
    2020/08/20 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-Edu] Good Manufacturing Practice (GMP) guidelines

    [Bio-Edu] Good Manufacturing Practice (GMP) guidelines

    EudraLex – Volume 4 – Annex-13

    EudraLex – Volume 4 – Good Manufacturing Practice (GMP) guidelines

    主な要求事項

    • Specifications / analytical method: 出発材料、原材料、パッケージング
    • 中間体、バルク、最終プロダクト
    • 製造方法
    • 許可ラベルのコピー
    • 臨床試験の認可とランダマイズに関する
    • Technical agreements by CMO
    • 安定性データ
    • 保管と輸送の条件

    IMPD

    医療機器の最近の請求事項を知るための教育ページ。FDA > CDRH (Center for Devices and Radiological Health)。規制の枠組み、費用、UDI(機器固有識別子-認識システム)、登録方法、市販許認可要件、市販後調査

    https://www.fda.gov/training-and-continuing-education/cdrh-learn

    Qualification of Development Tools for Medical Devices – Guidance for Industry (FDA, 2017)。510(k) : 市販前認可、IDE : Investigational Device Exemption; 治験用医療機器に関する適用免除

    https://www.fda.gov/medical-devices/science-and-research-medical-devices/medical-device-development-tools-mddt

    https://www.fda.gov/medical-devices/workshops-conferences-medical-devices/webinar-q-submission-program-medical-device-submissions-june-11-2019-0611

  • [用語] eCTD – 医薬品の製造承認申請 – ID11259 [2020/03/03]

    [用語] eCTD – 医薬品の製造承認申請 – ID11259 [2020/03/03]

    医薬品の製造承認申請

    医薬品の製造販売には、品目毎に厚生労働大臣による医薬品製造販売承認を受けなければなりません。

    製造承認申請書 : A4で20~30枚

    申請事項

    • 名称 (一般的名称、販売名 : 各一行)
    • 成分及び分量又は本質 : 1~2枚
    • 製造方法 : 数枚
    • 用法及び容量 : 数行
    • 効能または効果 : 数行
    • 貯蔵方法または有効期間 : 1行
    • 規格及び試験方法 : 数枚
    • 製造販売する品目の製造所 : 数行
    • 原薬の製造所 : 数行

    医薬品製造販売承認書 : 1枚

    • ◯年◯日付けで申請のあった医薬品の製造販売を、申請の通り承認する。
    • 承認条件 : ・・・・
    • ◯年◯日
    • 厚生労働大臣 △△

    添付資料の内容 (CTD): 2009年以降eCTDの提出可能

    • 品質 (Quality)
    • 安全性 (Safety)
    • 有効性 (Efficacy)

    添付資料の構成

    • M1 : 概要
    • M2 : M3の概要
      • 日本では、手厚く記載が求められる
    • M3 : 各内容の詳細

    スケジュール

    • 非臨床試験
    • 臨床試験
    • 申請
    • 承認 (申請から1年)
    1. PDF作成
    2. eCTD仕様への修正
    3. 文書間リンクの確認
    4. カバーレターPDFの作成

    承認審査機関

    • 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (PMDA)

    ICH-M8 eCTD(電子化コモン・テクニカル・ドキュメント)

    https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0037.html

    電子化コモン・テクニカル・ドキュメント(eCTD)作成の手引き

    (第1部 改訂版)(公開日:2017年4月24日)

    http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/tiken/allotment/eCTD_4_2_1.html

    eCTD作成の手引き 第4.2版 ゲートウェイ対応版(公開日:2016年8月1日)

    http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/tiken/allotment/ectd_gateway.html
    編集履歴
    2020/03/03 Mr.HARIKIRI
  • [Kw] eCTDとDMF – ID11241 [2020/03/02]

    [Kw] eCTDとDMF – ID11241 [2020/03/02]

    DMFは、従来紙媒体による登録でした。しかし、eCTDの流れが進む中、DMFについても電子申請が始まっています。

    DMFとは

    製造販売申請書の審査には、申請者の持つ営業秘密(情報・知見・ノウハウ)を開示する仕組みとなっています。この不利益を回避する為に、DMF精度が発展しました。

    DMF制度のメリット

    • Aが営業秘密の国別に登録
    • 利害関係のあるBが、その国で製造販売申請する
    • AはBに営業秘密を開示しないが、その国は、AとBの情報を持っており、申請内容について審査が可能となる

    DMF制度のデメリット

    • 国ごとに登録対象が異なる (製造・品質・営業・IT)
    • 登録・維持の方法が異なる
    • フォーマットなどが異なる

    eCTD/eSubmission の概要

    https://www.gmp-platform.com/login/?err=page_auth&Return_URL=%2Ftopics_detail1_2%2Fid%3D13055
    https://www.dms-jp.com/pharmacy/flow.asp
  • [Kw] 製造承認申請 – eCTD を作成する – ID11238 [2020/03/02]

    [Kw] 製造承認申請 – eCTD を作成する – ID11238 [2020/03/02]

    医薬品の製造販売には、品目毎に厚生労働大臣による医薬品製造販売承認を受けなければなりません。

    製造承認申請書

    添付資料 (CTD): 2009年以降eCTDの提出可能

    • 品質
    • 安全性
    • 有効性

    スケジュール

    • 非臨床試験
    • 臨床試験
    • 申請
    • 承認

    承認審査機関

    • 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (PMDA)

    コンビネーション製品

    医薬品とデバイス

    医薬品として製造承認を先に受けて、その後改良品として、プレシリンジ製品化するケースは、コンビネーション製品となる。

    情報請求制度で、申請資料の内容を参考にすることも可能.

    上記の例のように、臨床試験が伴わない剤形追加の申請では、情報公開請求が通ることが多い (Novartis, オマリリズマブ/Zolair, 重度のアレルギー喘息)

    参考1
    eCTD委託
    (株) ディジタルメディアシステム

    https://www.dms-jp.com/pharmacy/flow.asp

    ICH-M8 eCTD(電子化コモン・テクニカル・ドキュメント)

    https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0037.html

    電子化コモン・テクニカル・ドキュメント(eCTD)作成の手引き

    (第1部 改訂版)(公開日:2017年4月24日)

    http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/tiken/allotment/eCTD_4_2_1.html

    eCTD作成の手引き 第4.2版 ゲートウェイ対応版(公開日:2016年8月1日)

    http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/tiken/allotment/ectd_gateway.html
  • [Bio-Edu] 生物由来原料基準のレジメ – ID9325 [2020/07/23]

    [Bio-Edu] 生物由来原料基準のレジメ – ID9325 [2020/07/23]

    生物由来原料基準

    生物由来原料基準、2020/02現在

    https://www.pmda.go.jp/files/000205391.pdf

    適用範囲

    以下の品目に含まれる原材料

    • 医薬品
    • 医薬部外品
    • 化粧品及び医療機器

    原材料

    以下の医薬品等に分類される品目に使用される植物を除く生物に由来する原料又は材料を対象とする

    • 添加剤
    • 培地
    • 血液製剤
      • 輸血用血液製剤
      • 血漿分画製剤
    • 人由来製品原料
      • 人尿由来原料
      • 人由来原料
    • 動物由来製品原料
      • 反芻動物由来原料
      • 動物細胞組織製品原料
      • 動物由来原料

    適用範囲外

    • 体外診断用医薬品
    • ワクチンなどに製造に使用する微生物/ウイルス

    ウインドウピリオド

    • 細菌、真菌、ウイルス等の感染初期
    • 抗原、抗体、遺伝子を検出できない期間

    ウインドウピリオド

    • 細菌、真菌、ウイルス等の感染初期
    • 抗原、抗体、遺伝子等を検出できない期間

    輸血用血液製剤

    • 採血
      • 全血採血 (A)
      • 血液成分採血 (B)
    • 原材料
      • Aによる血液
      • Bによる多血小板血漿、濃厚血小板血漿
      • Bによる血漿
    • 保管
      • 1 ~ 10℃
    • 試験(1) (検体ごと) : 適合していること
      • 梅毒トレポネーマ
      • B型肝炎ウイルス(HBV)
      • C型肝炎ウイルス(HCV)
      • ヒト免疫不全(HIV-1/HIV-2)
      • ヒトTリンパ球向性ウイルス1型(HTLV-1)
    • 試験(2)
      • ABO血液型
      • Rh式血液型 (抗D抗体)
    • 情報
      • 採血所名
      • 日付
      • 試験記録
      • 検診記録
      • 採血作業記録
      • 特定番号

    血漿分画製剤

    • 供血者の適格性
    • 製造法の適格性
    • 採血 (同上)
    • 保管
      • 全血、成分採血は10℃以下
      • 血漿は、6℃以下
    • 試験
      • HBV, HCV, HIV-1/HIV-2の血清学的検査
      • 同PCR検査
    • 情報 (同上)

    人細胞組織製品原料

    • 採取者の適格性
    • 施設の適格性
    • 病原微生物その他疾患の原因汚染物の防止措置
    • ドナーの適格性
      • 問診、検査 (細菌、真菌、ウイルスの否定)
      • ウインドウピリオドの考慮
    • 試験
      • 梅毒トレポネーマ
      • クラミジア
      • 淋菌
      • 結核菌
      • 敗血症
      • 悪性腫瘍
      • 重篤な代謝疾患、内分泌疾患
      • 膠原病、血液疾患
      • 肝疾患
      • 伝播性海綿状脳症、疑われる痴呆症
    • 情報(1)
      • インフォームドコンセント
      • 合理的な採取理由
      • 代諾者
      • 本人の同意
      • 採取施設の倫理規定
      • 死体の家族の同意
      • 手術摘出組織での同意
      • 実費を除き無対価であること
    • 情報(2)
      • 同上 (情報)

    人尿由来原料

    • 別途、ヒト細胞組織製品原料基準を適用
    • 感染症検査、病原微生物 (製造方法の適格性がある場合は除く)
    • HBV, HCV, HIVのPCR
    • 情報
      • 同上 (情報)

    人由来原料

    • 血液、尿及びヒト細胞組織製品以外
    • ウイルス試験
    • 未加工/未精製バルクでのウイルス試験
    • 外来性ウイルスが陽性の場合は使用できない
    • 製造工程において、細菌、真菌、ウイルス等の不活化/除去処理を実施すること
    • 情報
      • 同上 (情報)

    反芻動物由来原料

    除外物

    • 脂肪酸
    • グリセリン
    • 脂肪酸エステル
    • アミノ酸
    • 合成オリゴペプチド
    • その他高温及びアルカリ処理

    用いてはならない部位

    • 下垂体
    • 胸腺
    • 硬膜
    • 三叉神経節
    • 松果体
    • 脊髄
    • 脊柱骨
    • 胎盤
    • 頭骨
    • 脳脳脊髄液
    • 背根神経節
    • 脾臓
    • 副腎
    • 扁桃
    • リンパ節

    原産国 (乳を除く)は以下の国であること

    • アルゼンチン
    • インド
    • ウルグアイ
    • エルサルバドル
    • オーストラリア
    • ケニア
    • コスタリカ
    • コロンビア
    • シンガポール
    • スワジランド
    • チリ
    • ナイジェリア
    • ナミビア
    • ニカラグア
    • ニューカレドニア
    • ニュージーランド
    • パキスタン
    • パナマ
    • バヌアツ
    • ブラジル
    • ボツワナ
    • モーリシャス

    国を問わない部位

    • 羊毛
    • ラノリン
    • 皮由来ゼラチン及びコラーゲン

    乳の原産国は以下の国以外

    • 英国
    • ポルトガル

    情報

    • 原産国
    • 製造年月日
    • 由来動物の飼育状況
    • BSE/TES防止の記録
    • ロット番号

    動物細胞組織製品原料

    • 採取にあたっての必要な汚染措置
    • ドナー動物の適格性
      • 動物種選択ごとの微生物学的特性の考慮
      • 受入時/受入後の試験検査が予め設定されていること
      • 受入時の感染症の伝播防止措置
      • 飼育管理に関する手順と記録
      • 飼育管理施設の封じ込め措置
      • ドナー動物の動物愛護の措置
    • 生きた細胞/組織の場合、ウイルス感染リストの検証
    • 生きたものでない場合、無菌性とウイルス感染リスクの検証
    • 情報
      • 同上(情報)

    動物由来原料

    • 動物細胞組織製品以外
    • 薬事法に基づく製品の製造販売の承認の際に交付されている承認書に別に記載されている以外
    • 健康な動物由来であること
    • そうでない場合は、無菌性の担保、ウイルス感染リスクの検証
    • 使用部位の明示
    • 入手方法の明示
    • 特性解析された動物に由来するセル・バンクを出発基材とした細胞培養により生産される製品
      • ヒトに対する感染性、病原性を示す可能性がある存在の有無の確認として、細胞株、培養終了後の未加工又は未精製バルクでウイルス試験を実施すること
      • 外来性ウイルスが検出された場合は使用できない
    • 生きた動物全体の場合
      • 全血採取、成分採取に従う
      • 動物細胞組織製品原料基準(2)に従う(ドナー動物の適格性)
    • 細胞、組織又は体液から得られた原材料では、以下の処理の実施が求められる
      • 細菌、真菌、ウイルス等の不活化/除去
    • 情報
      • 同上

    以上

    生物由来原料基準の運用について、2020/02現在

    https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/seigenki_unyotuchi.pdf

    生物由来原料基準の運用に関する質疑応答、2020/02現在

    https://www.pmda.go.jp/files/000207950.pdf

    編集履歴

    ID 9325
    2020/02/13 Mr.はりきり (Data Link)
    2020/07/23 レジメ化
  • [Link] 遺伝子治療のFDAガイダンス – ID8495 [2020/02/03]

    [Link] 遺伝子治療のFDAガイダンス – ID8495 [2020/02/03]

    遺伝子治療のFDAガイダンス

    希少疾患における治療薬の同一性の解釈

    同一である場合、臨床的に優位であることを実証できれば、「希少疾患治療薬指定」を助けることができ、最大、7年間の販売独占期間を得ることができる。

    Cellular & Gene Therapy Guidances – FDA –

    https://www.fda.gov/vaccines-blood-biologics/biologics-guidances/cellular-gene-therapy-guidances