免疫刺激に対して反応する細胞種、液性因子、遺伝子発現の違い
プレシジョンメディシン
RA | Monocytes DC型 | 種々の因子、ISPO, CLEC12 |
CD8 Tem | AKAP12 | |
SLE | Plasma only | 多数の因子, MZB1 |
CAIA; Collagen Antibody-Induced Arthritis Model
Collagen Antibody-Induced Arthritis Model charles river
collagen antibody-induced arthritis. (2006)
総説 関節リウマチの動物モデル (2018)
CIAI Chondrex Inc.
目のことは、僕も色々と気を遣っているのですが、その昔は、ブルーベーリーを服用していました。
ここ数年来、飲み続けているのがFANCLの「えんきん」です。ルテイン、アスタキサンチン、ジアニジン-3-グルコシドおよびDHAが配合されています。
FANCLでは、えんきんの臨床試験を実施しています、4週間で以下の効果が見られる。
目薬のSantenのホームページの解説 (目の健康を考える @Santen)では、ルテインについて以下のように眼科医が述べています。
「えんきん」には「アスタキサンチン」を含有しています。参考文献には「アスタキサンチンを投与した肥満モデルマウスでは、脂肪酸の消費が亢進(呼吸商が低下)し、運動時の持久能が増強した、骨格筋での遺伝子発現を解析では、脂質代謝や骨格筋線維の遺伝子発現が変化があり、AMPKを介したミトコンドリア代謝系の亢進が関与している」としている。ミトコンドリアを元気にしている可能性が伺えます。
アスタキサンチン」がインスリン抵抗性を改善 骨格筋のミトコンドリア機能を高め糖尿病を改善することを発見 (2020) – 糖尿病リソースガイド –
https://dm-rg.net/news/2020/02/020275.html
ルテインは、緑黄色野菜からとれる黄色の色素です。ブルーベリーからとれるアントシアニンとは大きく異なった分子構造をしています。
2019/11/16, 投稿
2020/01/02, 文言整備
アントシアニン(anthocyanin)は色素の一種です。ポリフェノール(ベンゼン環の2つ以上のHがOHに置換された分子)である色素本体のアントシアニジンに糖が付加した物質の総称です.
基本骨格の修飾 : アグリコン型(配糖されていない) <-> グリコシド型 (配糖体ともいう)
アントシアニン = アントシアニジン+糖
アントシアン = アントシアニンとアントシアニンジンを合わせた総称
色素成分の分類で説明すると、図1にあるようにアントシアニジンは、色素のグループ全体を総称する。すなわち自然界では配糖体として存在するアントシアニンもグループ全体を同様に総称している。
さらに,デルフィニジンがデルフィニンとなる.したがって,糖の種類や結合の仕方で多数のアントシアニンが存在する.
デルフィニジン
ラルゴニジン
*百科事典マイペディアより
ベラルゴニン (ヤグルマギク)
シアニン (青色花)
クリサンテミン (エゾギク,色づいたカエデ類)
デルフィニン (ヒエンソウの花)は、最も青いいろであるとのこと
色素は一般的に抗酸化作用があり活性酸素の低減化作用があり,その機能により血管やその他の臓器の酸化による機能劣化を抑制できるため,毛細血管などの保護作用があります.(参考文献1)
また,コラーゲンの合成促進作用があるとされ,網膜の角膜,水晶体などの構造を維持するために必要なコラーゲンを補強する作用により,これらの保護作用があるとされています.(参考文献1)
デルフィニジンは,毛細血管のトラブルに効果かあるとされています.(参考文献1)
網膜には紫色の色素成分のロドプシンが局在している.目に入ってきた光は,網膜にあたり,そのロドプシンがビタミンAに変化する.その際,出る信号が視神経を通って映像として脳に映し出される.このロドプシンから変化したビタミンAを再度ロドプシンに再合成するためにアントシアニンが使われる(参考文献1)
(1)網膜内のアントシアニン → (2)網膜内のビタミンAをロドプシン再合成使われる → (3)合成されたロドプシン → (4)目に入ってきた光でビタミンAに変化するとともに信号を発す → (5)信号は視神経を通り脳に映像を映す(参考文献1の情報からまとめた)
接種後4時間で回復がみられ,24時間程度で焼失するといわれており,ウサギの実験では,アントシアニンの接種とロドプシン濃度の試験結果があり,投与後10分で2倍のロドプシン濃度になるとのこと,ヒトでの調査結果はなさそうです.(参考文献1)
参考文献5 : アントシアニンによる網膜変性の抑制について,試験管レベルでは,網膜色素上皮(RPE)細胞への可視光誘導損傷の抑制,動物実験では,ウサギを用いた網膜でのHO-1(ヘムオキシゲナーゼ-1)遺伝子の発現増加の指標,光酸化誘導によるIL-6の誘導抑制の指標,及び炎症関連核内遺伝子NF-κBの発現抑制の指標において,それぞれ確認され,網膜の光酸化損傷を抑制することが示唆された.
過度の可視光を目で見る行為は,網膜上皮細胞の光受容体の損傷の可能性が高まり,視力の中心的役割を担う黄斑部分の変性を引き起こす(Nakamura et al. 2018; Wang et al, 2018)
8. 雑感
科学的にアントシアニンの効能について全体像を知りたかったので専門家の意見も一部調べてみた(参考文献6).その結果,アントシアニンの効能は臨床試験的には,根拠がないと述べられており,片やルテインについては,臨床試験の結果があり,科学的にもその効能が示されているとある.そこで,アントシアニンについて論文を調べてみたのが,7.最近の学術論文である.それによれば,臨床試験ではないが,動物実験による網膜の保護について作用機序的には効能があることが示されている.まあ,臨床的な証明の有無の問題であるが,アントシアニンに効能が無いとは言い切れない,ただ,臨床試験の数が無いか、あるいは少ないので判断ができないということである.
by はりきり(Mr), 2019/11/16調査
NHKのニュースで,日本の近視について放送があった.裸眼で17cmの距離ではっきり見えない時,強度近視と定義されているとのこと.強度近視は,網膜剥離、緑内障などのリスクファクターです.
近視は,TVゲームや運動など屋外活動が少なくなったことで増加しているといわれているが,日本では,その因果関係については,調査中であるとのことであった.
子供の場合,1日2時間の屋外で太陽を浴びることで,近視が減るとの研究があり,台湾でも近視問題に対して,小学生の屋外運動として1週間に150分間を目途に指導されており,近視の子供の減少につながっている.日本では,慶応大の坪田一男先生により小学生,中学生の近視について調査されており,80%以上が近視で中学生では10%弱で強度近視であったとのこと.
僕も小学生3年ころには,視力0.8以下と近視でしたが,おそらく小学生のころ屋外活動が少なかったことも一つの原因と思われるものの,遺伝による”目の弱さ”も当然含まれる.
by はりきり(Mr)
2019/11/03, Mr. Harikiri
僕が興味を持つ健康について記事を作っています。突発性難聴は、僕自身にも降りかかった健康障害になってしまったことから、主観的な記事ななってしまうことは否めません。僕の場合は、左耳に起こりました。
以下のような分類が可能です。
2つの有力な病因が、現在考えられている。いずれも内耳に異常が生じる。
具体的には、何らかの原因で、内耳循環障害(蝸牛循環障害)又はウイルス性内耳炎が、直接的な突発性難聴の原因と考えられている。
循環障害とは、具体的には血栓などが詰まること。しかし、一方で、多くの発症者は、中年の比較的健康な方に生じるため、血栓などを全ての突発性難聴の原因とすることは無理があり、そのストレスによってけいれんが生じるなども病因と考えられる(一定数で発症前に風邪になっていた方がいる)。
主症状
副症状
一週間以内の高濃度副腎皮質ステロイド投与。内耳循環改善として、プロスタグランディンE1, ATPなどの血管拡張薬、向神経ビタミン製剤(B12)、3ヶ月程度まで回復の可能性がある。
完治率は30%、改善は50%、改善なしは20%
慶應義塾大学病院 KOMPAS医療・健康情報サイト:
2018/12に突発性難聴に襲われました。2020/06で1.5年が経過しましたが、症状はあまり改善していません。ドクターが言うように、治らないということでしょう。
突発性難聴(sudden deafness)は、外耳と内耳の障害のうち、内耳に由来する。内耳には、三半規管、蝸牛、前庭神経、蝸牛神経などあり、これら神経に関わる組織がやられていると、医者はいっていた。
突発性難聴を発症する1、2年前くらいから、朝、会社へ出勤途中の歩いている時、昼に食事をし終えた直後、フワフワした感じを頻繁に感じていた。今思えば、この頃は、仕事のストレスを抱えていました。突発性難聴になった時も、相当のストレスだったので、もう限界だったのでしょうね。仕方がないです。
当時、自分なりにググって納得していたのは食後に消化系に血液が集まる事で脳が軽い虚血状態になるという症状があると知って、おそらく自分もそのようなものかと思っていた。
現在、突発性難聴を発症してから10ヶ月になり、発症時のあの立っていられない程の激しいめまいと吐き気からは、2, 3日後には解放されたが、かわりに耳鳴りが2, 3日後から始まっているので、常に耳鳴りとふらつき感を感じながら毎日を過ごしている。この状態と比較した時、1、2年前のあのふらつき感は、今より軽微であったが、突発性難聴の前兆ではなかったのかと思うほど似ている。
実は若い頃にメニエール病を数回発症したことがあり、数ヶ月程度の投薬である程度の症状は改善していた。ただ、耳鳴りは数年続いたものの、突発性難聴になる頃の、1年前くらいからすっかり改善して、聴こえにくさもなくなり、左右の聞き取りにくさは区別がつかなくなっていた。(もう覚えていないが、ここまでくるまでに10年程度はかかっている)
なのに突然の発症が起きた。今からあと10年もかけてている時間は、成長ホルモンもすくなくなるこの年齢からではっ、もうないな^^;
編集履歴
2019/10/19 はりきり(Mr)
2020/06/24 追記(ストレスが数年続いていたことについて)
近年、高尿酸血漿については、痛風だけではなく、高血圧症、2型糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病、慢性腎臓病などの腎障害に関する危険因子であることがわかってきている。
相互に関連している
大阪市立大学医学部の研究を紹介した日本生活習慣予防協会の記事から1)。
血漿尿酸値の基準値は、2.1mg/dl ~ 7.0 mg/dlでるが、腎機能と血中尿酸値について健常人での詳細な研究によれば、特に血清尿酸値は、より狭い範囲にコントロールした方が良く、目標値として、5程度にコントロールされていることが、最も腎機能が高くなる結果が示されている。
症状が現れていない健康な人でも、数値に関して気に留めた方が、長い目で考えた場合、健康寿命には良いと思われます。
腎機能が低下する原因は、「尿酸値の上昇や、逆に低下に伴い、過酸化ラジカルや酸化ストレスが増加することで微細動脈の血管障害が引き起こされるためと考えられている」とのこと1)。
編集履歴 2019/09/08 はりきり(Mr) 2019/11/15 追記 2020/05/07,2020/06/14 文言整備 2021/10/03,追記(eGFR関連記事リンク)
以上
高尿酸血症が腎臓の機能障害の原因に 少しの異常でも腎臓に悪影響、2017
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2017/009374.php
臨床では抗 CCP(cyclic citrullinated peptides)抗体が RA の診断において汎用されている
参考文献