BIA Separations
- https://www.biaseparations.com
- クロマト樹脂
- 昭和電工との提携
- Sartoriusとの提携
次世代モダリティ医薬品
次世代のバイオ医薬品として、新しいモダリティの開発が進められています。Messenger RNA (mRNA)やリコンビナントAAV(rAAV)が代表的な次世代のモダリティです。
mRNA
mRNAを精製するには、CIMmultus PrimaS™️が使えます。source
- 「CIMmultus PrimaS™️」の特徴
- High resolution mRNA purification tool
- monolith structure
- Rapid process, Scale-up
- has a intact poly(A) tail
- to remove dsRNA and DNA
- to remove product-related impurities: enzyme, fragment of DNA and RNA
- Messenger RNA (mRNA)は、高分子で、シェアストレスに敏感です。モノリス構造は、高分子のアクセスを可能にし、10kb以上のmRNAを精製することができます。
- mRNAの化学的特性の豊富なスペクトルは、さまざまな精製カラムの基礎となります。 Messenger RNAには、荷電したリン酸バックボーンと、水素結合能力を持つ疎水性ヌクレオチド残基が含まれています。
AAV
AAVの精製には、CIMmultus SO3でキャプチャリングして、CIMmultus QAでポリッシングする方法が使えます。source
- 製造由来のクリティカルな不純物
- Host Cell由来の核酸
- Host Cell由来のタンパク質
- クロマチン
- 厄介な不純物、抗原性を持つ
- クロマトにおける阻害要因
- 核酸をコンパクトに巻くためのコアとなっているタンパク質
- 核酸は、酵素にゆり速やかに分解されますが、このタンパク質は頑丈なため、取り除かない限り残留する
- 目的物由来のクリティカルな不純物
- Empty Capsids (目的遺伝子; GOIを含まないAAV粒子)
- Capsid Aggregates (AAVの重合物)
- Capsid DNA Complexes (AAV粒子とDNAの結合体)
以下のクロマトグラムは、SF9 harvest AAV2/8の蛍光SEC分析。AAVとクロマチンは挙動を共にしている。Bia Separationsは、2種類のIEXによりAAVの精製プラットフォームを開発している (Harvest→TFF→AAV capture: CIMmultus SO3 (for impurites separation)→ Dilution→CIMmultus QA (for empty/full separation)
Chromatin aggregates built on nucleosomal arrays range in size from 10–500 nm. Aggregates based on nucleosomal fragments range from 2–10 nm. Both act as nucleation centers for accretion of non-nucleosomal proteins and RNA.
製品
Bia Separationsが開発した製品は、一般的に言えば、精製レジンです。ただし、粒子ではなくモノリスです。圧損失がなく高流速で処理が可能です。
分析用カラム
- CIMac SO3
- 分析バターンから、CIMmultus OHで精製したAAV9画分は、elution-1で不純物が除去できていることが分かる
- CIMac QA
- 分析パターンから、MgCl2を含むバッファーで分析するとEmpty/Fullの分離が良くなることが分かる
製造用カラム
スクリーニングカラム
編集履歴 2020/09/20 Mr.Harikiri