Synology Drive ClientでNASにファイルを残したままWindowsの容量を節約する方法

オフラインで使用したいファイル

青い雲マークのオンライン専用ファイルは、NASへ接続できない状態では開けません。

外出先やネットワークに接続できない場所で使用するファイルは、右クリックして次を選択します。

Synology Drive → ローカルコピーを永久にピン留め

永久にピン留めしたファイルは、PCのディスク容量が不足しても自動的にオンライン専用へ変更されません。


複数ファイルやフォルダーをまとめて容量解放する

ファイルを1つずつ処理する必要はありません。

複数のファイルを選択するか、フォルダー全体を右クリックして、

Synology Drive → 容量を開放する

を実行できます。

ただし、フォルダー内に作業中のファイルやオフラインで必要なファイルが含まれていないか、事前に確認してください。


Synology Driveの同期はバックアップではない

双方向同期は、PCとNASの内容を一致させるための機能です。

PCで行った削除や破損も、NASや他の同期端末へ反映される可能性があります。そのため、重要なファイルでは次の対策を推奨します。

  • Synology Drive Admin Consoleでバージョン管理を有効にする
  • 共有フォルダーのごみ箱を有効にする
  • Btrfsの場合はSnapshot Replicationを利用する
  • Hyper Backupなどで別媒体・別NASへバックアップする

Synology Driveのバージョン管理では、チームフォルダーごとに最大1~32世代を設定できます。公式ヘルプでは、バージョン管理が無効の場合、Synology Driveの履歴から誤削除ファイルを復元できないと説明されています。


推奨設定のまとめ

同期タスク

  • 双方向同期:オン
  • オンデマンド同期:オン
  • 高度な整合性チェック:必要に応じてオン

グローバル設定

  • 再接続時:ローカルで削除したファイルをNASから取り戻す
  • 競合時:最後に変更したバージョンを維持
  • 破棄したバージョンを別名で維持:オン

日常の操作

  • 新規作成・編集:Windows上で通常どおり行う
  • NASへの保存:Synology Drive Clientが自動同期
  • PC容量の削減:Synology Drive → 容量を開放する
  • オフライン利用:ローカルコピーを永久にピン留め
  • ファイルそのものの削除:通常のDeleteキー

「容量を開放する」と通常の「削除」を混同しないことが、最も重要なポイントです。

【根拠】

この構成では、Windowsで新しく作成・更新したファイルをNASへ同期しながら、同期完了後にローカルコピーだけを解放できます。

実機でも、双方向同期とオンデマンド同期を有効化した後、右クリックメニューに「容量を開放する」が表示され、オンライン専用状態へ変更できることを確認しました。

【注意点・例外】

  • 青い雲のファイルはすでにオンライン専用です。
  • 青い循環矢印のファイルは、同期や整合性チェックの完了を待ってください。
  • オンライン専用ファイルは、NASへ接続できないと開けません。
  • 双方向同期中の通常削除はNASにも反映されます。
  • 一方向アップロードからの切り替え前には、必ずファイルの存在とバックアップを確認してください。
  • 重要な運用では、Synologyの設定やNAS管理に詳しい専門家への確認が必要です。

【出典】

参考文献・出典

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