はじめに
長引く咳の場合、喘息症状が見られるが、その原因となるのは、感染性の疾患の可能性がある。
20代から45歳くらいまで,一度風を引くと咳が長引くことが多く,その場合は,1カ月間は咳とつきあわなければならないことが多くありました.マイコプラズマによる咳の場合,歩く肺炎と欧米で這われていることも知っていましたが,自分がそうであるとはおもってもいませんでした.ある時,娘が小さい頃に風でいつもの無いかに連れて行った時に,その病院の先生は,マイコプラズマによる風症状であると疑われました.その場合,家族ともども症状がある者にも,同じ治療がすべきというのです.同伴していた僕も同じ投薬をすることになりました.それがよく効いたのです.それを境に,咳が長引くことは一切経験していません.もちろん,意図的な咳をして端を出すという,無理な行動を避け,喉を傷付けないように行動も改めました.今から15年くらい前の話です.
マイコプラズマ肺炎
肺炎と言われるので、肺炎を伴いますが長引く咳が特徴です。原因となる病原体は、細胞に寄生する「マイコプラズマ」というウイルスに似た小さい、細菌であるマイコプラズマ・ニューモニアです。
- マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma pneumoniae)
- 潜伏期間 : 2 ~ 3週間
- 初期 : 発熱、全身倦怠感、頭痛
- 発症後2~5日 :乾性の咳
- その後 :咳は徐々に増強
- 解熱後 : 3~4週間の咳が続く
- 治療薬 : マクロライド系の抗生剤
今思えば、僕もマイコプラズマには若い頃から苦しめられていたようです。というのは、中年以降になっても、毎年同様に1, 2回の長引く咳に苦しめられていた頃、これまでと違う病院に行ってみたのです。そこでは、咳が止まらないので、何回か受診して色々と先生からからお話しを聞いたのです。
その内容は、以下の通りにまとめてみました。
- 咳の場合、風邪をまず疑うので、クラリスなどを処方するとのことです。目的は、抗菌作用ですが、ウイルス感染に効果が期待できるとのことです
- その後、それでも咳が続く場合は、マイコプラズマによる咳と考えられるので、クラリス、その他類似の処方はせず、その時は、「ジスロマック」を処方してもらいました。
ジスロマックは、三日間で毎日1回、1錠を飲みます。それで完了です。すると、咳が徐々に少なくなり完治したのでした。
東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/mycoplasma/
百日咳
百日咳は、その原因菌である百日咳菌(Bordetella pertussis)によるものです。
- 百日咳菌 (Bordetella pertussis)
- 潜伏期間 : 7 ~ 10日
- 初期 : 風邪症状
- カタル期 : 2週間、徐々に咳が強くなる
- 痙咳期 : 2~3週間、短い咳が連続し、痰を出しておさまる
- 治療薬 : マクロライド系抗生薬
- 法的な報告 : 感染症法における五類感染症(全数把握対象)
東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/pertussis/
まとめ
マイコプラズマによる肺炎は、海外では歩く「肺炎」と呼ばれていたりします。感染しにくい免疫の強い方もいますが、僕みたいに、毎年感染して、1ヶ月~2ヶ月、咳が続く場合、マイコプラズマを疑うことも必要です。
一般的に処方されるクラリスなどの処方薬でも、マイコプラズマの場合の咳も治ることが多いためか、あまり医者からは、特にマイコプラズに特化した治療は行われないことが一般的のようです。でも、自分がその一般的な範囲に含まれる「患者」であるのかは、自分も医者も知りません。自分が情報を持つことが重要です。
編集履歴
2021/06/09, Mr.Harikiri 2023/10/11,追記(ジスロマックで徴して以来,長引く咳は経験していない)