PD-10カラム
- 脱塩カラム
- 平衡化バッファで平衡化
- ~1mLをロードして、平衡化バッファで押し出す
- 目的画分をフラクショネーションする
目的外使用
中身のレジンを除外して、別のレジンに積み替えて、簡易精製検討に汎用していました。
- レジン充填量 : 0.5mL(カラム高5mm程度)
- 自然落下の方法で使用します
- 通常の指定される流速より5倍から10倍の高速で検討が可能です
- ただし、結合キャパシティは、高流速であるため、絶対的なデータ取得ではなく、相対比較とての検討に向いています
- すなわち、人的な能力を活かした高速検討です。
- 得られたデータは、相対比較による最も良い条件を確認できますが、実際のスケールアップに際して、通常の条件で確認し、そのスケールでの最適化検討を実施する手順となります。
- 上下のメッシュの高速簡便な再装着にKnow Howがあります^^)
- 未使用のレジンは、粒子が小さいものが含まれているので、デカンテーションで除去しておきます
- 遠心機と遠心チューブを使って、50%スラリーを作ります。遠心した時のレジンの体積に対して溶液を添加します
- 懸濁したスラリーを、トップのメッシュを外したPD-10カラムに必要なカラムサイズの2倍のスラリー液をピペットで添加します。ピペット・チップは、先を挟みで切って流入口の径を大きくしておきます
- 添加し終えたら、水でも良いので、追加して液量を増加させ、カラムの80%程度までかさ増しします。ボトムから液が滴下しているはずです
- 液が無くなってしまわない内に、ボトムのキャップを取り付けます
- トップのメッシュを取り付けます。カラムの上部に取り付け、直径の合うアダプターを差し込んで、ボトムに向かってある程度の速でで押しコンで行きます。最終目標は、レジンと上下のメッシュに隙間がない状態です。
- ある程度の速度でアダプターを押し込んで行くと、メッシュに溜まった気泡が抜けさすことができます
- * アダプター : マルエムチューブ(ポリステレンの使い捨ての試験管)のSS14などが使えます。試験管口をメッシュに当てると真っ直ぐに押し込めることができます
- 以上の操作で、レジンのPD-10カラムへの充填が完了です
編集履歴
2019/07/15 Mr. HARIKIRI 2021/03/10 追記 (自家充填の方法)
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