BiTE抗体とは
二重特異性抗体(BiTE)は、がん細胞と免疫細胞を引き合わせる。近寄った免疫細胞は、がん細胞を攻撃できるようになる。抗体は2つのそれぞれ異なる特異抗原と結合する「手」を持っている。
ヘムライブ
血友病Aの血液凝固因子第VIIIの代替品となる「ヘムライブラ」も同技術による。ヘムライブラは、抗血液凝固第IXa/X因子ヒト化二重得意抗体モノクローナルである。
BiTE抗体の基本原理は、1つの「手」に、がん細胞に特異的な表面抗原に対する「手」を、もう一方の「手」に、免疫細胞に特異的な表面抗原に対する「手」を持たせる。
がん免疫療法に新たなアプローチ…二重特異性抗体でT細胞を誘導「ビーリンサイト」が発売, 2018
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/15289/
歴史
- BiTE抗体は、実用化は2014/12米国で始まった
- 2018/11には日本でも上市された
- Amgen、Sanofi、Rocheなど
ブリナツボマブ – pmda –
分子量54kDa, scFv型の二重特異抗体である。6xHis タグを持っている医薬品
https://www.pmda.go.jp/drugs/2018/P20181015001/112292000_23000AMX00811_H100_1.pdf
ブリナツボマブ (Blinatumomab) – KEGG –
薬価 約28.6万円
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067773