主なRNAは3種類
- mRNA: messenger RNA
- rRNA: ribosomal RNA
- tRNA: transfer RNA
DNAには機能領域、すなわち遺伝子配列を持っており、それを鋳型としてmRANが作られます。
更にmRNAはタンパク質の鋳型となります。生体内での生物機能を果たすための最終形態である蛋白質をmRNAをもとにつくるということです。
- mRNAの構造 : 5’末端非翻訳領域 – 翻訳領域- 3’末端-ポリA
- 非翻訳領域は、翻訳効率に影響する
- 翻訳領域は、効率的翻訳を狙うにはコドンの最適化が必要
- 3’末端非翻訳領域は、安定性に影響する
mRNAが鋳型として使われる場所は、細胞内のリボソームという機関です。
リボソームはrebosomal RNA (rRNA)と呼ばれるRNAと蛋白質が結合した特殊な構造をしています。
リボソーム RNA (rRNA) 転写調節機構の存在が明らかになってきており,rRNA は細胞内外の状態に応答して転写され,結果としてリボソーム量および細胞のもつタンパク質合成能が調節されています。
このリボソームにmRNAが端から取り込まれて、3コドンごと読まれて、そのコドンに応じたアミノ酸をtRNAが運んできます。
mRNAが、その情報を最後までリボソームにより読まれれると、アミノ酸が繋がった蛋白質が完成します。リポソームは、小胞体 (Endplasmi reticulumn)、特に粗面小胞体に付着(それを粗面と称した)して存在しています。
編集履歴
2020/01/15, Mr. Harikiri
2022/06/14, 文言整備
ウィキペディア-転移RNA より
https://ja.wikipedia.org/wiki/転移RNA
ヤクルト研究所 – リボソームRNA (rRNA, ribosomal RNA))
https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_6697.php
核小体・rDNA 構造とリボソーム RNA 転写 I―3 リボソーム RNA 遺伝子の転写調節, 2013
http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/06/85-10-05.pdf