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  • [健康] 正常眼圧緑内障 – ステージはdbで表す – 全ては眼軸が伸びることが原因だと – 緑内障治療の記録- [2023/10/09]

    [健康] 正常眼圧緑内障 – ステージはdbで表す – 全ては眼軸が伸びることが原因だと – 緑内障治療の記録- [2023/10/09]

    ID31624

    はじめに

    小学3年で視力0.4,(左) 0.7(右)と近視でした、成人する頃には強度近視、その後、40歳代で網膜裂孔によるレーザー治療を受けました。人生を全うするまでは視力を持たせたいと常(つね)日頃から思っていたので、白内障の治療はできるだけ伸ばして60歳になるまではと思っていました。でも、56歳で車の運転においては,もう限界と判断し白内障の治療として両目のレンズを人工レンズに交換しました。

    今回、これまでに無い形で見え方に違和感があり眼科で診断を受けました。その結果、59歳にして正常眼圧緑内障であると確定診断され、継続的な点眼治療となりました。

    以下、正常眼圧緑内障とそれに対する自己の治療について記録を以下に残したいと思います。

    強度近視は目の万病のもと

    最近の眼科分野の研究では、近視はほとんど全ての目の病気に関わっていることが分かってきています。近視とは、水晶体(レンズ)の調節異常では無いのです。眼球自体の変形が生じることで、眼軸が伸び焦点が網膜よりも手前に結ばれるのが近視ということです。眼軸が伸びることは、網膜の歪み、視神経の循環不良、などを起こし、網膜剥離・裂孔、緑内障、黄斑変性を引き起こすとされます。眼軸が伸びるのは、幼少時に十分な紫外線を目に受けなかったことが原因であるとの研究もあります。さらに、何故、眼軸が伸びるのか、その原因も解明されつつあるようです。眼球の形を維持している強膜が眼球の形を維持できないようになることが、その原因と考えられています。その形の維持ができない原因は、強膜を形成している細胞における小胞体ストレスが関わっているとのことです。
    光を浴びる量が少ないことで眼軸が伸びるという原理を利用したLED光による近視治療医療機器の開発も進められていると聞きます。中国では、子供たちの近視が問題ななっています。対策として外で3時間程度で毎日遊ぶことを提唱しているニュースも流れていました。
    (以上の情報元は、今後、取りまとめて追記する予定です)

    成人になってしまうと、幼少の頃のツケがのしかかります。何とか人生を全うするまで、健康でありたいと強く願うのです。子供を持つ親の方が、この記事をご覧になっているのであれば、子供の日常生活について、今まで以上に気を遣ってあげて下さい。

    正常眼圧緑内障

    緑内障は、目の中の圧力、すなわち眼圧が正常より高い場合に発症する視神経損傷の進行による視野の欠損です。でも、日本人では、緑内障の内、70%が正常眼圧の緑内障です。それでも、眼圧を下げることは治療の主力になっています。

    眼圧が高くなる原因は、目の中の水分の排水口である隅角が詰まったり、細くなったりすることや、それが生まれ付きであったりします。

    正常眼圧緑内障では、眼圧は正常範囲内であるにもかかわらず、通常の緑内障と同様の症状が起きます。

    視神経の損傷の原因は、よくわかっていませんが、通常の緑内障の場合に加えて、ストレスが原因の一つであるという研究も進められていると聞きます。

    ストレスによって、血管収縮、血流不足、眼底でも血流不足、それに伴う栄養不足、加えて、酸素不足となり、視神経のダメージに繋がるとされています。この経路では、眼圧は関わっていません。

    見え方がおかしい

    最近、特にある位置の視野における影と視野欠損があることに気がつきました。昼休みに外に出て空を見ながら散歩をしていましたが、右目視野中心より上に、下弦の三日月状の影や残像がみられ出しました。普段は両目でみているので気が付きにくくなっていたと思います。

    僕の場合は、目については人より劣化が早いこともあり、日頃から片目で景色を見たり、PC画面を確認したりして自己流で検査をしていました。

    緑内障の確定診断まで

    以前から、画像診断などで視神経の厚みが薄いと言われていました。2016年には、飛蚊症が気になっり病院で受診したところ眼底の乳頭出血の診断を受けていました。それ以前には、網膜裂孔などで網膜固定術のレーザー照射を受けています。

    今回、2021/10に緑内障であると確定しました。

    前述のように三日月状の影が見える症状を認識できるようになったのが、2021/08頃でした。現在(2022/02/26)では、その時の11月に緑内障の確定診断を受けて、点眼薬(ミケランLA)を処方してもらってから、4ヶ月が経ちます。症状は更に進みました。症状が固定するまで進むのか、それとも、このまま進行が続いていくのかは分かりません。でもできることはやって行くしか無いので、点眼は続けます。

    • 2021/08, 視野の欠け症状の認識 (昼の散歩)
    • 2021/10, 眼科初診、視野検査の予約 (治療は開始されず)
      次の視野検査までに期間が長く「やきもき」するので、その前に点眼薬の処方が可能か主治医に相談するも、確定診断後で無いことで、点眼薬の処方(治療の開始)は行われないという趣旨の説明に対して理解し納得することにした。
    • 2021/11, 視野検査、点眼薬の処方
    • 2021/12, 1ヶ月後の眼圧(左/右:15/13)、点眼継続とする
    • 2022/01, 睡眠時に腕の付随的に動き右目を直撃して、2~3日の眼痛が残った。安定していた網膜裂孔の現れた出血の後のフィブリン様の「ごみ」の位置が変化して、浮遊の軌道の変化があり、「ごみ」の見え方が変わった。
    • 2022/02, 視野欠けの進行が進んだ感じがあり、その原因として思い当たることは、睡眠時の腕の付随運動によって目に手が直撃したのですが、それが原因である可能性もかるかも知れせん。また、点眼開始以降も、「眼疼痛」やその他違和感が続いていたので、副作用について調べてみたところ、これら症状は副作用である可能性があることがわかった。
    • 2022/03, ミケランLAからタプロスに変更し両目に点眼することにした。点眼開始から2ヶ月程度経過の時点で、まつ毛が長くなったことに気が付いた。
    • 2022/08, 左右の眼圧(14,13)
    • 2022/10, 左右の眼圧(13,13)
    • 2023/06, 左右の眼圧(13,15, 5月にメニエールでステロイドを投薬したことで眼圧が上がったようだ),および視野検査による失明度(4db, 8db), 追加の点眼(アイファガン0.1%)を,タプロス(夜)に加えて朝夕追加.(いずれの点眼薬も最初から悪くない目を含めて両目に点眼している)
    • 2023/09, 左右の眼圧(12, 11),追加の点眼薬(アイファガン)が奏功している.6月くらいからコーヒーを控えている.

    その他の対策

    緑内障の危険因子は、「ストレス」、「低血圧」、「睡眠時無呼吸症候群」などが挙げられていて、これらは、僕にも当てはまっているので、その解消もやっていく必要も感じています。危険因子の共通点は、血液やその他体液の「循環不全」です。対策として考えられることは、運動です。運動不足の解消により、血圧を上げたり、ストレスを解消したり、贅肉を切落とすことによる無呼吸となる原因を低減したりできると考えています。

    眼軸が伸びることによる近視の発生は,様々な研究から確からしい.中国では小学生には一日3時間の屋外での活動を推奨して近視眼の予防している記事を読んだことがある.日本でもLEDの光を使った目への光の照射で近眼を治療・予防する研究が行われている記事も読んだことがある.そこで,今年の春から,できる限り毎日,昼休みに屋外を散歩するようにしている(2023/10).

    診断

    • 眼圧の測定
      • 正常値 : 10~20 mmHg(ミリメートル水銀柱)
      • 空気圧法 : 非接触式
      • 接触法 : ゴールドマン眼圧系(麻酔点眼する)
      • (僕の場合は、14(左)、15(右) とまったくの正常範囲です)
    • 眼底検査による視神経の厚みの測定
    • 視野検査で視野欠損の測定
      • デシベル(db)で表現されます。0dbは視野欠損なし、移行進行ステージ毎に、-10db, -20db, -30db、その後は、失明となります。
      • ステージが進まないことが理想ですが、加齢と共に進行していきます。
      • 上記の2つの測定結果の照合により、視野欠損が一致していることの確認
    • (確定診断の後、治療開始)

    HARIKIの場合

    • 僕の場合、自覚症状としては,2021/08~2022/05の時点では,右目のみですが,自分から見て中心視野を避けるように三日月(上に円弧)の影として視野欠損が自覚できました.初診では視野検査ができず予約待ちで3か月後の検査になりましたが,計測した数値は,-4.5dbでした。因みに自然な視野欠損としては、盲点が外側にあります
    • それから1年が経過した2023/10現在,やや視野欠損がすすみ,右目のみに自分から見て中心視野を避けるように三日月(上に円弧)の影は,はっきりとなって,更に円弧の左の終点から左側に水平な帯状として視野欠損が追加されていることが自覚されるようになりました.

    治療

    治療の開始初期は、目薬です。その後、病状のステージに応じて手術が行われます。友人は長年の治療の末、眼圧を下げるために白目に「弁」を付ける手術をしています。

    • 治療目標
      • 眼圧を20%程度下げることを目標とする
      • 効果と副作用を許容できる目薬を探す
    • 点眼薬
      • 白内障治療した場合は、使用できない目薬がある
      • 眼圧低下効果は高いが、メラニン沈着などの副作用がある点眼薬がある
    • 処方された目薬
      • ミケランLA点眼液2% (組成: カルテオロール塩酸塩20mg, 2.5mL 容器)、大塚製薬、1日1回1滴): 最初に処方され4ヶ月程度、毎朝1回点眼を継続しました。目が沁みるなどの副作用が出たこと、長期の海外出張が予定されていたことから、以下に示した点眼薬に変更しました。
        • 私の場合の自覚した副作用 (6ヶ月継続時点)
          治療は始めてから、主要な副作用や重大な副作用ではなく、それ以外の副作用である自覚症状としての「眼刺激症状」、「 眼がしみる感じ」 、「 眼疼痛」 、「 倦怠感」、腕の「 筋肉痛」 、両手の「 こわばり」 、「 脱力感」が気になっています。それ以外の項目は健診ではないと分からないため、現在(2022/02/26)は不明です。
        • 文書に記載の主な副作用
          用霧視 、 眼脂 、 眩暈 、 頭痛 、 皮膚炎 、 角膜炎 、 苦味 、 徐脈 、 眼瞼炎 、 角膜障害 、 角膜びまん性混濁
        • 文書に記載の重大な副作用
          喘息発作 、 咳 、 呼吸困難 、 失神 、 高度徐脈 、 房室ブロック 、 洞不全症候群 、 洞停止 、 徐脈性不整脈 、 うっ血性心不全 、 冠攣縮性狭心症 、 眼類天疱瘡 、 脳虚血 、 脳血管障害 、 全身性エリテマトーデス
        • 文書に記載のそれ以外の副作用
          角膜糜爛 、 眼刺激症状 、 不整脈 、 眼がしみる感じ 、 眼疼痛 、 眼灼熱感 、 眼のかゆみ 、 眼乾燥感 、 眼異物感 、 結膜炎 、 眼瞼腫脹 、 羞明感 、 視力異常 、 動悸 、 不快感 、 倦怠感 、 悪心 、 味覚異常 、 発疹 、 眼底黄斑部浮腫 、 眼底黄斑部混濁 、 低血圧 、 鼻症状 、 くしゃみ 、 鼻水 、 鼻づまり 、 血糖値低下 、 筋肉痛 、 こわばり 、 四肢のこわばり 、 脱力感 、 抑うつ 、 重症筋無力症増悪 、 眼瞼発赤 、 胸痛 、 咽喉頭症状 、 咽喉頭違和感
      • タプロス点眼液0.0015% (プロスタグランジンF2α誘導体緑内障・高眼圧治療剤)、1mL中タフロプロスト 15μg)、参天製薬、1日1回1滴): 左目は治療対象ではなかったのですが、この点眼治療薬から主治医の了解を得て予防的に両目に点眼することにしました(2022/03~)。
        • 私の場合の自覚した副作用
          目の痛み、まつ毛が伸びる、まぶたのくぼみ
    タプロスの緑内障における治療効果としての作用機序

    / 説明 Q: はりきり,答え: Copilot

    Q: タプロスの主成分であるプロスタグランジンE1は緑内障に効くというが,どのような作用機序なのか

    A: プロスタグランジンE1(PGE1)は、緑内障治療において効果的な成分です。その作用機序は、主に眼圧の低下を通じて緑内障の進行を抑えることにあります。

    具体的には、PGE1は血管拡張作用を持ち、特に網膜の毛様体血管を拡張させることで、血流を改善し、眼圧を下げる効果があります。また、排出路の改善にも寄与し、眼内の流体の排出を促進します。

    このようにして、PGE1は緑内障患者の眼圧をコントロールし、視神経の損傷を防ぐのに役立ちます。

    ミケランLA点眼液2%の基本情報 - 処方薬事典 日経メジティカル –

    https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/13/1319701Q4020.html

    タプロス点眼液0.0015% – 参天製薬株式会社 –

    副作用

    1. 充血、目の痛み、目の異物感
    2. 目のまわりのアレルギー(かゆみ、腫れや赤くなる)
    3. 目のまわりが黒ずむ
    4. まつ毛が伸びる、まつ毛が多くなる
    5. 瞳の色が変化する
    6. まぶたのくぼみ

    https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/nattoku/tapros/info/

    参考

    1. 眼圧測定について – なんよう眼科クリニック –

    編集履歴

    2021/11/13 はりきり(Mr)
    2022/02/27 追記: ミケランLA2%-自分自身に現れた副作用、初期症状の頃から更に4ヶ月で症状が進んだこと)
    2022/10/16 追記: タプロス点眼液0.0015%に関する情報、自覚した副作用
    2023/10/09 追記: 追加の点眼薬アイファガン(0.1%)で奏功し眼圧が下がった.2023春から屋外散歩,コーヒーを少し控える
  • [健康] 緑内障 – 治療ステップ -ID12762  [2021/10/11]

    [健康] 緑内障 – 治療ステップ -ID12762 [2021/10/11]

    緑内障

    緑内障は,120~150万個あるとされる「網膜神経節細胞;etinal ganglion cell, RGC」が一部で死滅した結果,その部分の視野が欠損する症状として現れます.従って,緑内障は治らない病気です.網膜神経節細胞は,種々の形体が見られるが,脳へ至る長い軸索を持つ共通する特徴がある.

    一般的に網膜と呼ばれる膜は,何層にもなっていて一層目の網膜細胞(錐体細胞と桿体細胞)で受けた情報を網膜神経節細胞が仲介し最終的に脳(視床,視床下部,中脳)に伝達される(2023/11/08).

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    網膜神経節細胞とその周辺に位置する組織細胞を描いた参考となる図 を検索しています

    回答を生成しています…網膜神経節細胞

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    網膜神経節細胞とその周辺に位置する組織細胞を描いた参考となる図は、以下のようなものがあります。

    • 1 では、網膜の各層と神経細胞の配置を示しています。網膜神経節細胞は網膜の最も内側にあり、視細胞からの情報を受け取る双極細胞やアマクリン細胞とシナプスを形成しています。神経節細胞の軸索は視神経となって脳に伝達されます。
    • 2 では、神経節細胞の種類とその特徴を示しています。神経節細胞には、外側膝状体のP細胞に投射するMidget細胞、M細胞に投射するParasol細胞、K細胞に投射するBistratified細胞、視交叉上核に投射する光感受性神経節細胞などがあります。それぞれに応答速度や受容野の大きさ、色やコントラストの感度などが異なります。
    • 3 では、神経節細胞の軸索が視神経交叉でどのように分かれるかを示しています。神経節細胞の軸索は鼻側半分と耳側半分とでまとめられ、鼻側半分のものは反対側に、耳側半分のものは同じ側に投射されます。これにより、右視野の情報は左の外側膝状体で、左視野の情報は右の外側膝状体で処理されます。
    • 4 では、外側膝状体の構造と神経節細胞の投射先を示しています。外側膝状体は視床の一部で、6層の構造を持っています。1、2層に位置する神経細胞をM細胞、3、4、5、6層をP細胞、間にあるものをK細胞と呼びます。神経節細胞の投射先は、Midget細胞がP細胞層、Parasol細胞がM細胞層、Bistratified細胞がK細胞層になります。また、外側膝状体と同じ側に位置する目の情報は2、3、5層に、反対側の目の情報は1、4、6層に投射されます。
    • 5 では、網膜の内網状層の構造を示しています。内網状層は、双極細胞やアマクリン細胞と神経節細胞の樹状突起とがシナプスを形成する部位です。神経節細胞はオン型とオフ型に分かれ、オン型は双極細胞のオン型とアマクリン細胞のオフ型と、オフ型は双極細胞のオフ型とアマクリン細胞のオン型とシナプスを形成します。これにより、神経節細胞は中心周辺拮抗型の受容野を持ちます。
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    • 緑内障の病名の由来 : 眼圧が急激に上がるなどする急性の緑内障を紀元前4~5世紀頃に古代ギリシャのヒポクラテスが「地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」と記述しているところに由来とする説。東洋人では青くなることは少ない。
    • 一般的に眼圧が上がって発症すると言われてますが、日本人には当てはまるとは言えません。7割が正常眼圧の範囲内での正常眼圧緑内障と呼ばれています。しかし、治療法は眼圧を下げるしかなく目的は一つでその手段が手術や点眼の2択です。
    • 因みに、白内障は、レンズである水晶体が白く濁って白くなることから日本ではこの名称がついています。いずれにしても、見た目の命名であって発症の原因は異なります。

    メルマガ、150:なぜ緑内障と呼ぶか(緑内障の由来)- 新宿東口眼科医院 –

    https://www.shec.jp/mailmag/150/

    原因別

    • 隅角の詰まりによるもの
      • 原発閉塞隅角緑内障(げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)
      • 発達緑内障(はったつりょくないしょう)
    • 房水の排出路の詰まりによるもの
      • 原発開放隅角緑内障(げんぱつかいほうぐうかくりょくないしょう)
    • 正常眼圧のもの
      • 正常眼圧緑内障(せいじょうがんあつりょくないしょう)

    40歳をすぎたら「正常眼圧緑内障」にご注意を, 2011

    https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/95.html

    緑内障 – EyeLife – より

    https://www.eyelifemegane.jp/v2/sick_glaucoma.php

    緑内障について詳細に纏められた資料があります。以下のリンクを辿ってみてください。

    緑内障で失明しないために (2019)

    https://www.akashi-shiminhosp.jp/pdf/person/person_20190808_2.pdf

    要因

    緑内障の要因は種々あると考えられており、多因子リスクの説が有力です。ストレス、低血圧、睡眠時無呼吸症候群などです。いずれも循環関係、すなわち血行不良などが原因となっているようです。

    また、強度近視の場合、緑内障の発症リスクは高くなることもわかっているようですが、強度近視は、眼軸の伸びることが原因であることも近年わかって来ています。更に、眼軸が伸びるのは、眼球の強膜の細胞における小胞体ストレスにより、強膜を作っているタンパク質に異変を来すことが原因であると、最新の研究で明らかにされています。

    眼軸が伸びることで、緑内障の発生にも関わっているのでは無いかとも言われています。すなわち、眼軸が伸びることで、眼底部の視神経周辺を圧迫し神経の栄養が悪化することで、神経が徐々に死んでゆくことで視野が欠けてくるという理屈です。

    検査

    • 眼圧検査
    • 隅角検査
    • 眼底検査
    • 視野検査

    緑内障の治療スフップ

    治療は基本的に、現状維持か進行速度の抑制です。生涯にわたってクオリティ・オブ・ライフ(QOL); 人生の質の向上をできるだけ目指すことになります。

    少し切実な話になります。それほど遠くない将来には、現在、開発が精力的に進められている遺伝子治療により、網膜を含めた眼底の組織の再生が可能になるかも知れませんが、現在は、対処療法で凌いで人生を全うすることになります。

    • 点眼 :
      • 正常眼圧 : 10〜21 mmHg
      • 眼圧上昇/視野障害 : 1種類から開始
      • 視野障害の悪化 : 2種類、3種類と増やしていく
      • 正常眼圧においてもプロスタグランジン製剤で効果がある
    • レーザー治療
      • レーザー線維柱帯形成術 (隅角光凝固術)
    • 観血的緑内障手術
      • 眼圧 : >15mmHg
    • 緑内障インプラント手術
      • Express(R) : ステンレス製のインプラント(2.6mm, 380μm)

    以上

    参考文献

    緑内障について -Santen –

    1. ストレスをためない
    2. 規則正しい食生活
    3. 適度な運動
    4. 急速な水分補給をしない

    https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/nattoku/about-gla/

    さくらい眼科

    https://www.sakurai-eyeclinic.jp/content3.html

    2. 視神経を強化する緑内障予防法

    首の指圧について書かれている

    【血流を改善して緑内障予防】血管指圧で血管を直接刺激する方法 | 緑内障社長の目に良い日記 – 緑内障・視野欠損の不安に負けず生きる方へ (cjnext.com)

    編集履歴

    2020/03/30 はりきり(Mr)
    2021/10/11,追記(病名の由来)
    2021/01/03,追記(要因は多因子のリスク)
    2023/11/08,追記(具体的に損傷する組織細胞名)