GLPに使用するにあたり新品の装置が必要か
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ChatGPT: GLP(Good Laboratory Practice)下で使用する装置・機器においては、「新品であること」は必須ではありません。
しかし、使用するすべての装置・機器が信頼性のある試験を実施できる性能と管理状態にあることが強く求められます。これを保証する手段として、**IQ(Installation Qualification)、OQ(Operational Qualification)**の実施が非常に重要となります。
✅ 1. 新品使用の必要性について
| 観点 | 回答 |
|---|---|
| GLPで新品が必須か? | ❌ 必須ではありません。中古機や既存設備の再利用も可能。 |
| 必要なのは? | 使用機器が**「性能的に適切で信頼性あることを証明する」こと。** |
GLPでは、試験の結果に影響を与える機器・装置は、その使用前に適格性が保証されている必要があります。そのためには、機器が新品か否かではなく、バリデーション(例:IQ/OQ/PQ)が適切に行われているかが問われます。
✅ 2. IQ(設置適格性評価)・OQ(稼働適格性評価)の概要
| 区分 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| IQ(Installation Qualification) | 機器の設置場所・構成・接続・仕様が正しく完了しているかを確認 | 設置環境が仕様どおりであることの確認 |
| OQ(Operational Qualification) | 機器が想定された運転条件で正常に作動するかを検証 | 測定機能や制御機能などの性能検証 |
✅ 3. これまでIQ/OQをしていなかった機器をGLPで使用する場合の注意点
| 注意点 | 説明 |
|---|---|
| ❗ 事後的な適格性確認が必要 | 設置済みであっても、遡ってIQ/OQ相当の検証を実施し、記録を整備することが求められる。GLP監査では「いつ、どう確認したか」の記録が必要。 |
| ❗ キャリブレーションの実施履歴が必要 | 使用していた機器であっても、校正・点検の履歴やトレーサビリティがなければ信頼性に欠けると見なされる。 |
| ❗ SOPへの反映 | 使用条件、点検・校正周期、異常時対応などがSOPに記載されているか要確認。実運用とSOPの不一致は指摘対象となる。 |
| ❗ 試験への影響評価が必要 | 機器がGLP準拠でないまま試験に使用された場合、そのデータの信頼性が否定される可能性あり。試験報告書の補足やQAレビューで扱いが必要。 |
| ❗ 文書整備が査察時の焦点 | IQ/OQ未実施時の是正措置、校正記録、使用開始記録など、文書化されているかどうかが重視される。記録がなければ「実施していない」と判断される。 |
GLP下における再使用/中古装置の対応チェックリスト
| 項目分類 | 実施内容 | 備考・目的 |
|---|---|---|
| ① DQ(Design Qualification) | 試験目的に適した装置かどうか、仕様要件を満たしているか確認 | 中古装置の場合も、再使用前に用途適合性を文書化することが望ましい |
| ② IQ(Installation Qualification) | 正しく設置されたこと(設置場所、電源、接続など)を記録・確認 | 設置環境、付属文書、製造番号の確認などを含む |
| ③ OQ(Operational Qualification) | 設定どおりに動作し、基本性能が発揮されているかを確認・記録 | 動作確認試験、制御範囲、警報機能の動作チェック等 |
| ④ キャリブレーション(校正) | 測定機能が正確であることをトレーサブルな方法で確認 | 校正証明書(JCSS等)、定期校正スケジュールが必要 |
| ⑤ メンテナンス(PM) | 点検・予防保全の実施および記録 | 定期点検記録、消耗部品の交換履歴など |
| ⑥ SOP整備 | 使用、校正、異常対応などの標準操作手順書を整備 | 実際の運用とSOP内容が一致していることが重要 |
| ⑦ 使用記録管理 | 試験ごとに使用ログを記録(誰が、いつ、何に使ったか) | 手書きログや電子ログなど、継続的な管理が必要 |
| ⑧ 逸脱・不具合管理 | 故障や異常時の対応記録、再発防止策(CAPA)を整備 | 影響評価、修理記録、是正履歴を残すこと |
| ⑨ 試験適合性の確認 | 特定のGLP試験条件で適切に使用できることを技術的に確認 | 感度・分解能・再現性など、OQ以上の条件で検討が必要な場合も |
| ⑩ データインテグリティ確認/CSV対応 | 電子的記録を扱う装置では監査証跡、アクセス管理、バックアップ体制を整備 | ALCOA原則、OECD GLP Annex I に準拠 |
| ⑪ QAレビューと文書保存 | 上記すべての整備・記録状況をQAが監査・確認し、必要に応じて査察対応文書に反映 | GLP査察で重視される文書整備と信頼性保証の根拠となる |
✅ フローイメージ(再使用機器導入~運用)
[仕様適合確認(DQ)]
↓
[設置記録(IQ)]
↓
[動作確認(OQ)]
↓
[校正/SOP整備]
↓
[使用開始+ログ管理]
↓
[QAレビュー+査察対応文書化]
✅ GLP査察での観点
| 査察官が確認する点 | 対応のポイント |
|---|---|
| 装置はGLP使用前に適格性が確認されているか? | IQ/OQ記録の有無、内容の妥当性、日付・担当者 |
| 校正とトレーサビリティは確保されているか? | 校正証明書、標準器の管理 |
| SOPは現場運用と一致しているか? | SOPの改訂履歴と教育履歴も含めて確認 |
| 不具合・逸脱発生時の対応は適切か? | 逸脱報告書、影響評価、QAレビュー記録 |