CTDの構成はどうなっているか? [2025/05/06]

📁 5.4 他の臨床情報(Literature, Reports)

  • 発表済み文献、他社データ、公開情報など
  • 引用文献のPDFなども含む

📁 5.5 臨床試験の一覧(Tabular Listing)

  • Module 5 に含まれるすべての臨床試験を表形式で一覧化
    • 試験番号、対象集団、デザイン、主要評価項目など

🧭 モジュール構成図(簡略)

sqlコピーする編集するModule 5: Clinical Study Reports
├── 5.1 目次
├── 5.2 特殊臨床データ
├── 5.3 試験報告書
│   ├── 5.3.1 BA/BE試験
│   ├── 5.3.2 臨床薬理(P1)
│   ├── 5.3.3 有効性確認(P2・P3)
│   ├── 5.3.4 長期使用・拡張試験
│   └── 5.3.5 探索的試験
├── 5.4 文献・他の資料
└── 5.5 試験一覧表

📌 Module 5のポイント

  • 提出データ量が非常に多くなるモジュール
  • 多くの報告書が**ICH E3(臨床試験報告書構成)**に準拠して作成される必要あり
  • Module 2.7(臨床サマリー)と一貫性がとれていることが重要
  • 原則、GCP準拠試験である必要あり(PMDAやFDAで査察対象となる)

🔍 よくある資料の例

  • 治験報告書(CSR)
  • BE試験報告書(Q8対応)
  • PK試験報告書(集団PK含む)
  • 安全性統合報告(ISS)
  • 有効性統合報告(ISE)

✅ ① CSR(Clinical Study Report)テンプレート概要

(ICH E3ガイドライン準拠)

markdownコピーする編集する1. タイトルページ  
2. 概要(Synopsis)  
3. 目次(Table of Contents)  
4. 倫理的配慮  
5. 研究目的  
6. 試験の設計  
7. 対象被験者の選択(インクルージョン/エクスクルージョン)  
8. 治療の詳細(用量、スケジュール)  
9. 有効性評価の方法と結果  
10. 安全性評価の方法と結果  
11. 統計的手法と解析結果  
12. 試験中止・逸脱・欠測の説明  
13. 結論と解釈  
14. 付録(例:CRF、試験薬ロット情報、検査所一覧など)

📝 補足:

  • 英語で作成するのが一般的(日本語版をPMDAに添付する場合あり)
  • 試験ごとに一冊ずつ作成されます

✅ ② Module 5 作成時の注意点一覧

ポイント説明
1. 試験の分類を正しく行うことフェーズ分類(1, 2, 3)や試験目的(BA/BE、安全性拡張など)に基づいて適切なセクション(5.3.x)へ配置
2. CSRはICH E3準拠で記載一貫した構成で審査官の読みやすさを確保
3. 各試験の概要はModule 2.7と整合させることデータの整合性が重要視されます(例:試験結果が一致しているか)
4. タイトルページに試験番号・日付を明記トレーサビリティ確保のために統一フォーマットを徹底
5. 付録を別ファイルとして提出する場合は参照リンクを明記eCTD形式ではファイル間リンクが審査効率に関与します
6. 文献(5.4)とCSR(5.3)の重複に注意重複資料を避け、資料の位置づけを明確に

✅ ③ 臨床試験リスト(5.5)作成例

試験番号試験名フェーズデザイン被験者数主評価項目CSRファイル名
ABC-101第1相 単回投与PK試験Phase 1無作為化、単盲検40人Cmax, AUC5.3.2_ABC-101.pdf
ABC-202第2相 有効性探索試験Phase 2無作為化、プラセボ対照80人減少率(%)5.3.3_ABC-202.pdf
ABC-301第3相 確認試験Phase 3無作為化、二重盲検400人寛解率、安全性5.3.3_ABC-301.pdf
ABC-BE1生物学的同等性試験BA/BEクロスオーバー24人Tmax, AUC, Cmax5.3.1_ABC-BE1.pdf

📝 補足:

  • ExcelやWordで一覧を作成することが多く、eCTDでは5.5フォルダに格納
  • 一覧には試験の意義やファイル名も含めるとわかりやすいです

編集履歴

2025/05/06 Mrはりきり

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