MerckMillipore
限外ろ過膜によるTFF技術は、最初にMillipore社が開発したと記憶しています。当時、Hollow fiberで1週間かけて、200Lの培養液をチンタラ濃縮していた時代には、3時間で濃縮を完了してしまうこの技術は革新的だった。その後、Pall, Nova, GEも参入したが、Millipreは残りました。
![気になる企業 MerckMillipore – ろ過膜の総合メーカー [2020/06/26]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
限外ろ過膜によるTFF技術は、最初にMillipore社が開発したと記憶しています。当時、Hollow fiberで1週間かけて、200Lの培養液をチンタラ濃縮していた時代には、3時間で濃縮を完了してしまうこの技術は革新的だった。その後、Pall, Nova, GEも参入したが、Millipreは残りました。
![[Protein] 免疫グロブリン – IgMは感染初期からIgGに先んじて作られ、その後、IgGにバトンタッチ! [2020/06/26]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2020/05/5754D002-C57A-4FC9-8992-BA71D66B5952.jpeg)
免疫グロブリンは、自然免疫の代表格ですが、その種類は5つあり、それぞれ役割があります(図1)。
ひと昔前では、測定技術低さ・検出感度の低さの問題から、IgMの増加タイミングは、1~2週間後から、IgGについては、2~4週間後からと言われていました。
しかし、最近では、検出感度の改善により、IgMは、感染早々から, IgGでは、感染後1週間後からと、相当早い段階から産生され初めているようです(図2)。ただし、免疫力を発揮する濃度に達するまで産生されるには、それより数日から数週間を待つ必要があるはずです。
上記のように以前と今の違いを図2から考察してみます。IgMもIgGも産生されて、その濃度が最大になる頃を見てみると、IgMでは2週間、IgGでは1ヶ月になっています。したがって、それぞれ、産生量のピークとなる頃の期間であると認識すれば、正しい解釈であるとも言えます。


CFとHIの説明
| 補体結合反応(CF) | 抗原抗体複合体と結合した補体を感作血球の不溶血を指標として間接的に証明。 | ●群特異性が高い ●比較的早期に抗体消失 ●感染スクリーニング用 |
| 赤血球凝集抑制反応(HI) | 赤血球凝集能をもつウイルスの場合、その凝集を抑制する抗体を証明。 | ●型特異性が高い ●早期に抗体が上昇、持続する |
編集履歴
![気になる企業 – KBI/Selexis – JSRグループのバイオCDMO [2020/10/06]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
RCB/PHASE 2,3から切り替え受託経験
Selexisは、JSRに買収前までは、Cookと協業していた。
Selexis SA とCook Pharmica LLC の協業によるサービス展開についてのBipPharmaの記事です。Selexis社は細胞株構築 (SURE CHO-M, クロマチンのタイト・パッケージングにより>80%の遺伝子は無効化されているが、Selexis Genetic Element (SGE)のDNA配列により、高い発現効率と安定な細胞株を構築できる, 4g/Lの培養生産性)を、CookはcGMPによる培養、精製および製剤化(Bloomington, IN)を、それぞれ専門としていた。2020/10 現在では、Cookは、Thermoに、Selexisは、JSRに買収されている。
Selexis社での抗体産生株の構築方法が記載されています。
(1) Vector construction
(2) Transfection
(3) Screening 1 of clones and expansion
a. Limiting dilution (96 well plating)
b. ELISA assay expansion to 24 well plates
c. ELISA assay expantion to 6 well plates
d. ELISA assay, SDS-PAGE expansion to Shake flask(4) Retransfection of lead clones
(5) Limiting dilution screening 2 of clones expansion
same as a. ~ d.
(6) Fed-batch evaluation in shake flasks
(7) PCRによる遺伝子挿入具合の分析
(8) 1つのクローンの選択
(9) Cryo-preservationまた、以下の図の掲載があります。上記のFed-batch (20L)によるプロダクション・カルチャーにおける細胞モニタリングの図、抗体生産性の推移の図および得られた後退の糖鎖分析図(innovatorとの比較)が掲載されている。
Rapid Development and Scale-Up Through Strategic Partnership
Case Study of an Integrated Approach to Cell-Line and Process Development for Therapeutic Antibodies
Selexis – 2016, BioPharma –
https://selexis.com/wp-content/uploads/2016/07/fbdbbd_bed275a119464ae2854544f9bdaf931a.pdf
編集履歴 2020/06/26 Mr.HARIKIRI 2020/10/06 追記 (SelexisとCookの記事,2016)
![[Bio-Outsourcing] バイオファーマのアウトソーシング先リスト [2020/06/26]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
バイオロジクスの中心は、どうしても欧米です。最近では、台湾が国策としてバイオロジクスのCDMOの育成を精力的に図っていますが、歴史があるのはやはり欧米です。
以下のリストは、バイオファーマがアウトソースしているCDMOリストです。
Bio/Pharmaceutical Outsourcing Report
https://www.criver.com/sites/default/files/resources/BioPharmaceuticalOutsourcingReportNovember2016.pdf
Pharm Source
編集履歴
2020/06/26 はりきり(Mr)
![気になる企業 – AMGEN – オリジナルのmAb/BiTE antibody – Biosimilarも手がけるBiologicsの雄 – ID18102 [2020/06/24]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
2019年の売り上げ。
AMGEN Press Release
http://investors.amgen.com/news-releases/news-release-details/amgen-reports-fourth-quarter-and-full-year-2019-financial/
Amgen Reports Fourth Quarter And Full Year 2019 Financial Results, AMGEN – サイトより
AMGEN
PIPELINE 2020/06
https://www.amgenpipeline.com
編集履歴
2020/06/19 はりきり(MR)
2020/06/24 追加(RocheのBiosimilar戦略, 2015版)
PfizerのBiosimilarの売り上げは、約319億円(2016)から約1,000億円(2020)に伸長し、その後、2027には、6,000億円を見込むForbes。
FDA-Approved Biosimilar Products
AMGEN サイト – より
https://www.amgenbiosimilars.com/products/approved-products/
![気になる企業 – Pfizer – 今後もバイオシミラーに主力/新型コロナウイルス・mRNAワクチンは日本における最初の承認 [2021/12/04]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
日本でPfizerが知れ渡ったのは、新型コロナウイルスのワクチンを最初に日本で承認されたことでしょう。Pfizerは、日本での製薬会社の最大手である武田製薬工業よりも、何倍もある大きな製薬会社です。
新型コロナウイルスのmRNAワクチンでは、BioNTechと共同で開発しました(2021/12/04 by Mr.Harikiri)。
PFIZER REPORTS FOURTH-QUARTER AND FULL-YEAR 2019 RESULTS
https://investors.pfizer.com/investor-news/press-release-details/2020/PFIZER-REPORTS-FOURTH-QUARTER-AND-FULL-YEAR-2019-RESULTS/default.aspx
新しいバイオロジクスの製造工場を作っている(Pfizer site, 2019)
PfizerのPipelineの検索サイト
PfizerのBiosimilarの売り上げは、約319億円(2016)から約1,000億円(2020)に伸長し、その後、2027には、6,000億円を見込むForbes。
Pfizerサイト – より
https://www.pfizerpro.com/product/biosimilars/hcp
2020/06/19 はりきり(MR) 2020/06/24 追加(RocheのBiosimilar戦略, 2015版) 2021/12/04,追記(新型コロナウイルス ワクチン(mRNA)は日本における最初の承認となった)
![[Kw] 脳下垂体 – 6つのホルモンを分泌 [2020/06/23]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2020/04/B27FC01B-E7AE-4B3F-960A-EC6BA9631D88.png)
脳下垂体からは6つのホルモンが分泌される。
下垂体後葉からは2種類のホルモンが分泌される。
下垂体の働きについて
https://ghw.pfizer.co.jp/adult/pituitary/function.html
脳下垂体とは
http://www.acromegaly-center.jp/general/about_acromegaly/cause/noukasuitai.html
巨人症
https://www.nanbyou.or.jp/entry/3922
成長ホルモン分泌の不足による「成長ホルモン分泌不全低身長症」 pfizerサイト – より
https://ghw.pfizer.co.jp/comedical/cause/abnormality.html
編集履歴 2020/06/23 Mr.HARIKIRI
![気になる企業 – MSD – 主力製品は、抗PD-1抗体 (Keytruda) [2021/12/04]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)
Merckは、ドイツとアメリカにあり、それぞれ別の会社です(下表)。第一次世界大戦時に、政治的理由でアメリカに押収されたのが、現在、アメリカにある製薬会社のMerck (Merck & Co. ; メルクアンドカンパニー)です。
Merck & Co.の日本法人がMDSです。
| 地域 | ドイツメルク(Merck KGaA) | アメリカメルク (Merck & Co.) |
| 世界的(日本を含む)に社名使用 | Merck | MSD (Merck Sharp and Dohme) |
| アメリカ北米で社名使用 | EMD (Emanuel Merck, Darmstadt) | Merck |
主力製品は、最初の適応症として黒色種治療薬を取得した抗体医薬である抗PDA抗体(Keytruda)です。その後、適応拡大を図っています。
KEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)、局所進行または転移性食道がんおよび食道胃接合部(GEJ)がんに対するプラチナ製剤およびフッ化ピリミジン系製剤との併用療法がFDAの承認を取得 組織型やPD-L1発現の有無にかかわらず食道がんおよびGEJがんの一次治療において化学療法との併用療法が承認された初の抗PD-1抗体
https://www.msd.co.jp/news/chq-0401/
医薬品会社であるメルクの日本法人
MSD製薬
https://www.msd.co.jp/about/summary/
2020/06/23 はりきり(Mr) 2021/12/04,追記(KEYTRUDA関連情報、MDSはMerck & Co.の日本法人)
![[Bio-Edu] AAV血清型別の組織別の感染親和性 – 感染とインテグレーション [2023/10/31]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2020/06/AAV.jpg)
AAVのウイルス粒子表面を覆っているカプシドタンパク質の構造の違いで血清型が定義されています.このカプシドタンパク質が,細胞表面の受容体に親和性が高い場合に感染対象となり感染が容易になります.AAV1(血清型1)は,筋肉や肝臓に高い感染効率を示し,AAV5は中枢神経系や網膜などに高い感染性を示します.
また,アデノウイルス,レトロウイルスよりも抗原性が低いため近年,AAVを用いた遺伝子治療薬の開発が多く進められています.更に,AAVは,血清型によっては,免疫反応,中和抗体の産生を更に低減できることから,AAVを用いて遺伝子の運び屋(ベクター)として期待が高まっています.遺伝子治療に用いられる場合,製薬メイカーは,更に改良を加えて,治療効果の向上,副作用の低減化を独自の技術で図っています.
一般的にウイルスの副作の1つとしてウイルス遺伝子が細胞のゲノムにインテグレーションすることが多きな問題になります.AAVの場合,AAV の遺伝子はAAVS1遺伝子座にインテグレートします.しかし,recombinant AAV (rAAV) vectorでは、REP遺伝子(主に酵素活性)とCAP遺伝子(カプシド)の2つの遺伝子を除去しているためインテグレートされない理由です(ハリキリ解説: 天然のAAVではREP/CAP遺伝子がAAVのその他遺伝子と一体になっていることと比較して,rAAVでは,REPとCAP遺伝子は,ベクターとして個別に用意していることとの違いがあり,これによりインテグレートされない理由となっていると,現時点でのハリキリの余り深くない理解です)
REPタンパク質は,エンドヌクレアーゼ,ヘリカーゼ,ATPaseなどの節制を持ち,AAVゲノムの両端にある逆位反復配列(ITR)と結合して,ウイルスDNAと宿主DNAの間で切断や結合を行います.REPタンパク質は,宿主細胞の染色体上のAAVS1領域と親和性が高いため,インテグレーションのして安定的な潜伏感染状態をつくることになります.以上が,天然のAAVは,宿主細胞の染色体上にAAV遺伝子を自ら挿入(インテグレーション)できる仕組みです.
感染した細胞は,エピソーム(episomal)のままであり、非分裂細胞(non-dviding cell)内に長期間維持される可能性があります。
参考にした情報は、2007年の日本の文献と、CMOサーピスを提供しているVIGENE社のサイトの2つです。
| 組織; tissue | AAV1 | AAV2 | AAV3 | AAV4 | AAV5 | AAV6 | AAV7 | AAV8 | AAV9 | AAV-DJ |
| 由来 | サル | ヒト | ヒト | サル | ヒト | 1型+2型 | サル | サル | ヒト | |
| 筋; muscle | ✔︎ +++ | + | + | ++ | ✔︎ | ++ | ✔︎ ++ | ✔︎ ++ | ||
| 肝臓; liver | + | + | ++ | ++ | ✔︎ +++ | ✔︎ ++ | ✔︎ | |||
| 肺; lung | (+/-) | (+/-) | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ (+/-) | |||||
| 中枢神経; central nervous system | ✔︎ (+/-) | (+/-) | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ | ||||
| 網膜; retina | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ | ||||||
| 膵臓; pancreas | ✔︎ | |||||||||
| 腎臓; kdney | ✔︎ | ✔︎ | ||||||||
| 心臓; heart | ✔︎ | ✔︎ | ✔︎ |
4. AAVを利用した遺伝子治療
http://jsv.umin.jp/journal/v57-1pdf/virus57-1_047-056.pdf
ウイルス 第57巻 第1号, pp.47-56, 2007
(表中の「+」、「-」、「+/-」で表示した情報源です)
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターによる遺伝子導入
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターによる遺伝子導入|タカラバイオ株式会社 (takara-bio.co.jp)
2020/06/23, Mr.Harikiri
2023/10/31, 追記 (AAVの感染と遺伝子のインテグレーション)
![気になる企業 – AveXis – Novartis グループ – Zolgensmaを開発 [2020/06/21]](https://harikiri.diskstation.me/wp-content/uploads/2019/10/B4F24978-42E9-477E-92B0-94605AEBEAB4.jpeg)

編集履歴 2020/06/21はりきり(Mr)