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  • HPLC分析における分離度 [2025/06/21]

    HPLC分析における分離度 [2025/06/21]

    HPLCの分離度と定量限界

    分離度(Resolution)

    HPLCにおける分離度(Resolution)は、隣接するピークの分離状態を定量的に表す指標であり、以下の参考文献に基づいて定義されています。

    日本薬局方(第十八改正)では、分離度が1.5以上であることが、「隣接するピークが完全に分離している」とされる基準の目安となっています。

    また、JIS K 0124:2011(高速液体クロマトグラフィー通則)においても、分離度の定義および評価法が規定されており、試験法の妥当性確認の一環として用いられます。

    分離度の算出には以下の式が一般的に用いられます(詳細は参考文献を参照):

    Rs = 2(tR2 - tR1) / (w1 + w2)
      
    • tR1, tR2:各ピークの保持時間(早い順)
    • w1, w2:それぞれのピーク幅(ベースライン幅)

    この値が1.5以上であれば、ピークがベースライン上で完全に分離されていると見なされます。 ただし、分析目的や対象物によっては、1.5未満でも定量が可能な場合もあるため、試験法設定時には実用的な判断が必要です。

    定量限界(Limit of Quantification, LOQ)

    定量限界は、分析対象物質を定量的に測定可能な最小濃度または量を示す指標であり、以下の式によって推定されます:

    定量限界(LOQ) = 10σ / S
      
    • σ:試料中のノイズ(残差)の標準偏差
    • S:検量線の傾き(感度)

    この式は、分析のばらつきと感度から求められるものであり、分析法の妥当性評価において重要な指標です。

    参考文献

    • 分離度とは?|島津製作所
    • 日本薬局方 第十八改正:一般試験法「液体クロマトグラフィー」
    • JIS K 0124:2011 高速液体クロマトグラフィー通則

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    2024/06/27 Mr.Harikiri
    2025/06/21 修正

  • [医薬品] 製造承認書の記載例

    [医薬品] 製造承認書の記載例

    医薬品の製造販売承認申請

    申請書のモックアップ(例)を以下の文献を参考に解説する.

    承認申請書記載例解説 : H17の改定薬事法では製造方法及び品質管理も承認事項となった.

    医薬品製造販売承認申請時の手順と注意点 東京都保健医療局 (R2)

    審査の観点から見た承認申請書 – PMDA (H17)

    ・改正薬事法に基づく医薬品等の製造販売承認申請書記載事項 …(H17,薬食審査発第0210001号)

    工事中・・・

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    2024/06/21 Mr.Harikiri

  • 厚生労働省法令等データベースサービスとは

    厚生労働省法令等データベースサービスとは

    厚生労働省法令等データベース

    とは,厚生労働省に関わる法令,通知,公示に関する公的文書の検査が可能なサービスである.

    ざっくり言うと,法令は大枠を,通知はその法令を運用するための詳細が示されている.

    医薬品の製造販売承認申請に係る申請書はこれら文書に沿った内容でなかればならない.また,別途,具体的な内容の文書としては「ガイドライン」とよばれるものも様々な公民含めた機関から公表されるが,このデータベースには含まれない.

    厚生労働省法令等データベースサービス : 法令検索,通知検索,公示閲覧がオンラインで可能.

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    2024/06/21 Mr.Harikiri

  • [用語][医薬品] 製造販売承認(申請)における承認事項とは ・・承認事項に従った製造が求められる

    [用語][医薬品] 製造販売承認(申請)における承認事項とは ・・承認事項に従った製造が求められる

    承認事項

    PMDAの各種関連通知にある以下の通知をもとにして医薬品における新規製造販売承認申請における承認事項について解説する.

    通知番号等通知名称
    平成30年3月9日
    薬生薬審発0309第1号
    薬生監麻発0309第1号
    医薬品の品質に係る承認事項の変更に係る取扱い等について

    承認事項

    承認を受けた申請に係る承認書に記載された事項.

    品質に係る承認事項

    前述の承認事項のうち,申請書または届書において以下の欄に記載された事項

    1. 「成分及び分量又は本質 (成分の規格 (別紙規格*1を含む) )」
    2. 「製造方法」
    3. 「貯蔵方法及び有効期間」
    4. 「規格及び真剣方法」
    5. 「製造販売する品目の製造所」
    6. 「原薬の製造所」

    *1 : 「成分の規格」に記載する内容には一般的に,成分が日局のものを使っている場合は日局と記載されるが,それ以外の場合,申請者が「別添規格」と記載して,日局の記載方式にならった様式で成分の規格を記載する.

    医薬品等知事承認審査のための「規格及び試験方法」に関するガイドブックには「成分および分量又は本質」の例示が示されている.

    申請等手続き | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 – PMDA

    承認申請・届出等様式ダウンロード : 医薬品医療機器法施行規則様式 (一覧)

    申請電子データシステム 操作マニュアルダウンロードページ

    厚生労働省法令等データベースサービス : 法令検索,通知検索,公示閲覧がオンラインで可能.

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    2024/06/21 Mr.Harikir

  • [用語] [タンパク質医薬品] comparabilityとは

    [用語] [タンパク質医薬品] comparabilityとは

    comparability

    同等性/同質性

    バイオ医薬品も主流は英語圏の海外であり,日本語で理解することは理解に誤りを生じやすい.それでも,comparabilityの日本語訳は同等性/同質性である.

    ICH Q5Eステップ2ガイドライン 生物薬品 (バイオテクノロジー …

    解説 : 蛋白質医薬品の主成分はタンパク質やポリペプチドでり,一般的な合成医薬品とは異なり沢山且つ複数種類のアミノ酸で構成された巨大分子である.蛋白質は細胞内で作られる(翻訳).その後速やかに修飾(翻訳語修飾)される.修飾物は一般的に「糖」であり,その糖の種類も色々と知られている.タンパク質の生産細胞の培養条件によっては,その糖の種類や付加される割合(付加されるアミノ酸配列が決まっている)も異なるため.同一の製造方法であっても作られるタンパク質の品質は,化合物医薬品と比較して厳密には同じではない.Comparabilityを何処まで示せばよいかはケースバイケースであるが以下に示すようなステップを踏むことになる.具体的には,工程内試験,品質特性(品質試験,特性解析),安全性,非臨床や臨床試験の組み合わせにより有用性(効力)が同等性/同質性 (comparability)を確認しなければならない.

    ひとりごと :

    細胞株の変更に関わるComparabilityについては,海外,特にアメリカのFDAでは臨床試験までしなくても得られるケースがあると聞く.日本のpmdaでは難しいようだが,今般,ドラッグロス/ドラッグラグの議論の中でComparabilityについて合理的に評価されるようになることが記載される.

    [Bio-Analysis] Comparability Test – バイオ医薬品における同等性/同質性 – ID8641 [2024/06/1]

    [Bio-Analysis] Comparability Test – バイオ医薬品における同等性/同質性 – ID8641 [2024/06/1] はコメントを受け付けていません

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    2024/06/21 Mr. Harikiri
    2024/08/12 追記(ひとりごと)

  • EU CTIS: 欧州 Clinical Trial Information System

    EU CTIS: 欧州 Clinical Trial Information System

    CTIS

    : clinical trial information system

    EUのCTIS(Clinical Trials Information System)は、欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)での臨床試験に関する情報システムです1. このシステムは、臨床試験の申請プロセスを合理化し、効率と透明性を高めることを目的としています。EU CTR(Clinical Trials Regulation)に基づいて運用され、2022年1月31日に本格稼働しました2。CTISは、臨床試験の申請者、EU加盟国、EEA諸国、および欧州委員会の間で情報の流れをサポートしています。

    1. CTISは中央集権的システムである.
    2. 臨床試験の認可申請の一本化.これまでは加盟各国に属する機関に個別に申請していた.
    3. 申請から承認までのスケジュールを予測できるようになった.
    4. 申請者は、情報提供依頼(RFI)をいつ受け取るか、そのRFIにいつまでに回答するか、そして、いつまでに承認が得られるかを常時知ることができる.
    5. タイムラインの要件はより厳格になり、特に、当局からの問い合わせに対しては遅滞なく回答することが求められる.
    6. 申請者は、申請内容の確認フェーズで受け取ったRFIに対しては10日以内、そして、評価フェーズで受け取ったRFIに対しては12日以内という短期間に回答することが求められる.
    7. 申請者側が事前の準備と内部プロセスの戦略的構築を行うことが必要
    8. 申請者がRFIを適切に管理できるプロセスを整備し、申請者とベンダー(翻訳会社など)間の役割と責任の分担が明確になっいる必要がある.

    CTIS

    Clinical Trials Information System | European Medicines Agency (europa.eu)

    Linical

    CTIS:EU CTRにおける治験申請の教訓とベストプラクティス (linical.com)

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    2024/06/13 Mr.Harikiri

  • GMP – FDA監査と対応 [2024/05/28]

    GMP – FDA監査と対応 [2024/05/28]

    監査内容とは.その対応とは.

    米国FDA及び欧州QPによるGMP監査での指摘事例とその対応 – 科研製薬株式会社

    https://www.jpma.or.jp/information/quality/jirei/pdf/pdf_110930_03.pdf

    監査されるタイミングとは.

    FDA監査の準備 【第2⃣回】- GMP Platform

    https://www.gmp-platform.com/article_detail.html/?id=1137

  • 改正GMP (2022) 理解するために知っておきたい文書集 [2024/05/24]

    改正GMP (2022) 理解するために知っておきたい文書集 [2024/05/24]

    はじめに

    GMP省令が2022に改正されました.旧GMP省令との違いや指摘事例を知ることができ,改正GMP省令の理解に役立つリンク集です.

    ■ 承認審査関連業務 GMPラウンドテーブル会議 事例集あり
    GMPラウンドテーブル会議 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)

    ■ 改正GMP省令について 最近の指導事例を中心に R4.9.9 – pmda
    https://www.jpma.or.jp/information/quality/jirei/gbkspa00000017ws-att/2022_1.pdf

    ■ 改正QMS省令の概要及び調査での指摘事例等につい R4.12.1
    000252669.pdf (pmda.go.jp)

    ■ GMP 事例集(2022年版)について 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
    000246306.pdf (pmda.go.jp)

    GMP事例集 (2022年版)には,設備に関する事例を含む.

    1. 設備共用ディシジョンツリー GMP9-18を参照

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    2024/05/24 Mr.HARIKIR
    2024/08/28 追記 (GMP事例集 (2022年版))

  • CTD – 製剤安定性 2.3.P.8 [2024/05/22]

    CTD – 製剤安定性 2.3.P.8 [2024/05/22]

    製剤の安定性は,2.3.P.8に記載します.

    後発医薬品に係るCTD 第2部 (モジュール2) 記載事例 (モックアップ)

    https://www.iga.gr.jp/assets/pdf/ctd02.pdf

    脱アミド,酸化,スルホキシド化,凝集,断片化など物質変化を的確に検出するには,電気泳動法,高分離能クロマト法,ペプチドマッピングほうなどがある.

    生物薬品 (バイオテクノロジー応用製品/生物起源由来製品)の安定性試験について

    000156460.pdf (pmda.go.jp)

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    2024/05/22 Mr.Harikiri

  • mAb ファリシマブ [2024/05/22]

    mAb ファリシマブ [2024/05/22]

    ファリシマブ

    は,以下の特色がある.

    1. 眼科領域の抗体医薬
    2. 眼内注射薬
    3. 投与間隔 : 最長16週間
    4. バイスペシフィック抗体 (VEGF-AとAng-2への結合性)
    5. 対象疾患 : 糖尿病性黄斑浮腫 (DME),カレイオウンは変性症(nAMD)
    6. FDAにより承認
    7. 製造販売 : 中外製薬

    KEGGより

    総証明 : パビースモ
    一般名 : ファリシマブ(遺伝委組換え); Faricimab (Genetical Recombination)

    医療用医薬品 : バビースモ (バビースモ硝子体内注射液120mg/mL) (kegg.jp)

    副作用

    眼圧上昇,硝子体浮遊物,高眼圧症,角膜擦過傷,眼痛,眼部不快感,結膜出血,白内障,焼死体剥離,眼充血,霧視,視力低下

    抗体発生率 11%

    編集履歴

    2024/05/22 Mr.Harikiri
    2024/07/14 概要追記