[Gear] PC用ファンコントローラに4台のファンを接続しても、安定回転させるためにコントローラの筐体に穴を開けて放熱処理を行う – ID1296 [2019/08/17]

NASを外からファンで冷やす

IOデータの初心者用の低級NASであるROCK DISKの冷却や、外付けHDDの冷却、ネットワークハブの冷却に200mmのPC用ファンを使用しています。ROCK DISKはNEXT版も含めて最大で8台、合計で9台を設置していました。現在では、故障して使えなくなった2台を引いて7台あります。ROCK DISKはファンがありますが、ROCK DISK NEXTにはファンがないため結構熱を貯めます。これらを冷やすためにPC用の大型ファンを使っています。
構成は、以下のA、BおよびCのコントローラとファンです。

ファンコントローラは低速では不安定

当初、200mmファンを一台(C)をコントローラーで管理していた時には問題はありませんでした。しかし、その他の発熱装置を冷やすために、3台を増設(B)した途端、LEDの発行が定期的に強弱するという不安定な状態になったのでした。ファンの回転速度は、省エネを考慮したいので出来るだけ低速に設定しています。おそらく、高速回転では問題は生じないのでしょう。ファンコントローラの電子回路は、いたって簡単に作られているものがほとんどで、ボリュームとOPアンプ程度の部品が並んでいるのが見て取れます。まあ、安定化させるような高級な回路を望むのは野暮でしょうね。
 

コントローラー自体を冷やす

コントローラを触ると結構な熱を持っていたので、それが原因で電圧が安定しなくなっているのではと考えました。そこで、単純に筐体にドリルで穴を開けて、そのファンの風を当てることにしたのでした。

穴をどこに開けるか

写真のように縦に置きたいが、とりあえず面積の多い両側面に穴を開けました。熱は下から上に上がるので、更に上下の面(面積は小さい)に出来るだけ穴を開けました。結局四方に開けるということです。

ファンの風向き

パイプラックの天板は、5mmΦの棒による格子になっているので、この天板にファンを取り付けています。下から上向きになるようにファンを設置して、その天板の上にコントローラーを置きました。したがって、風は、コントローラーの下の穴から入って上の穴、その前に側面の穴から出て行くはずです。

結果

4台のLED付きファンのLEDが規則的に、その光を強弱していたが、その不安定現象は見られなくなり、熱による電圧の不安定性は改善したと考えられました。

コントローラーを触っても熱はだいぶ低くなっているのがわかりました。低速改定でも非常に安定しているようです。

材料

  • DC 12V ファンコントローラー LED 3.5インチベイ、1台 (4台コントロールツマミ)
  • 商品名:Novonest 200mm 冷却 PCケースファン 青いLED 超静音タイプ【P200BE】、3台 x 1,380円
  • その他、200mm 冷却 PCケースファン、1台
2019/08/17