カテゴリー: BIOLOGICS

  • [Bio-Edu] 組換え大腸菌で造らせたタンパク質のリフォールディングおよび、その後の精製手順  [2020/08/19]

    [Bio-Edu] 組換え大腸菌で造らせたタンパク質のリフォールディングおよび、その後の精製手順 [2020/08/19]

    はじめに

    研究段階のタンパク質の取得は、組換え大腸菌(E.coli)から取得することが多いですが、そのタンパク質は、un-foldingしていることが殆どです。可溶性として取得できたとしても、その活性は非常に低いことも良く知られています。そこで、Re-foldingという手法により、un-foldeしたリコンビナント・タンパク質を立体構造として自然な状態に巻き戻してあげます。巻き戻すという表現は、タンパク質が複数のアミノ酸が1本の鎖状になった構造をしていることから用いられます。

    Re-foldingは、バッファー組成が一般的な組成に置換できて、初めて成功です。置換で濁るようではRe-foldingは失敗です。

    Re-foldingできたタンパク質は、クロマト・レジンを使用して精製します。

    Refoldingとは

    タンパク質は、アミノ酸の数珠つなぎでできています。酵素が活性化するときは、一般的には、ある活性化酵素によって、その前駆体の酵素のどこか一か所が切断され、二本鎖と呼ばる構造になり、立体構造が変化して活性化します。

    タンパク質の機能は、構造にあるということです。

    そのタンパク質が、その本来の機能を発揮するには正しい立体構造になっている必要があります。立体構造を構成する要素はいくつかあります。キーワードは、αヘリックス、βシート、SS結合などです。

    • アミノ酸配列のαヘリックスとβシートのインタラクションによる構造
    • システインとシステインによるSS結合による強固な構造

    組換え大腸菌の産生タンパク質

    組換え大腸菌でタンパク質を産生させると、ほとんどが不溶化してInclusion Bodyと呼ばれる不溶物として大腸菌内に溜まります。これをリフォールディング(refolding)する方法を以下に示します。

    1. ただし、refoldingできるタンパク質の分子量に制限があります。分子量が10kDa未満のInsulinなどは、比較的簡単です。
    2. 分子量20kDa程度のInterferonは、refoding可能です
    3. 分子量が30kDaに近づくとrefolding効率は次第に低下してしてきます。

    Inclusion bodyの回収

    インクルージョンボディは、大腸菌の菌体内に存在します。インクルージョンボディーを取得するには、まず大腸菌を破砕して、大腸菌の細胞内からイングルジョンボディーを細胞外に出てくるようにします。細胞を破砕した後は、遠心により不溶性のインクルージョンボディーを沈殿として回収します。

    1. 組換え大腸菌の培養
    2. 菌体の回収
    3. 菌体の破砕(以下のいずれか)
      1. 超音波処理(粘度がなくなるまで十分に)
      2. フレンチプレス(圧力で破砕)
      3. ダイノミル(ビーズで砕く)
    4. 遠心によるpptを回収(Inclusion body)

    可溶化とrefolding

    • Inclusion bodyに6M 塩酸グアニジンや8M 尿素で溶解
    • 遠心または清澄ろ過
    • His-tagを付けていて、もしも純度が低ければ、Ni-NTA Sepharoseなどでbinding/elutionにて精製します。
      • 1M Imidazole(pH調整不要、pH8程度)を添加して25mM最終
      • Niカラムに添加
      • 25mM Imidazole, 6M 塩酸グアニジンで洗浄
      • 0.1M Imidazole, 6M 塩酸グアニジンで溶出
    • Niカラム精製してななければ
      • 1M Tris-HCl pH8を添加して20mM最終
    • 1M DTT添加して50mM最終 (還元剤)
      • refoldingで重要なSS結合は、pH8.3で最も効率的が高まります
    • 1M シスタミン(2塩酸塩)を添加して100mM最終 (酸化剤)
      • 後に希釈した際、DTT濃度が低下するとともに、タンパク質が本来の立体構造に戻ろうとします。その際、本来のSS結合としてシステイン同士が近づきますが、それを酸化して強固な立体構造にします
    • 即、水で6倍希釈
      • 1M 塩酸グアニジン
      • 8.3mM DTT
      • 16.7mM システイン2塩酸塩
    • 室温または15℃、あるいは4℃で一晩静置
      • 分解しやすい場合は、適宜、低温にする
      • あるいは、NaClを最終濃度として、0.15Mから0.5Mの範囲で添加すると分解酵素が抑制できる
    表 Buffer preparation
    Buffer Name調製方法
    1M ImidazoleImidazoleを水に溶かして1Mとする
    6M 塩酸グアニジン塩酸グアニジンを水に溶かして1Mとする
    1M Tris-HCl, pH8Trisを1Mとなる水より少ない量で溶かして、1M HClでpH8とし、水を追加して1Mとする
    1M DTTDTTを水に溶かして1Mとする
    1M Cistamine (2HCl)シスタミン2塩酸塩を水に溶かして1Mとする

    バッファ組成の置換

    バッファ置換により還元剤を取り除き、構造を確定させます。Refoldingがうまくいっているかの最初の判定としては、可溶性を維持しているかにかかっています。ほとんどのケースでは、説明した方法でRefoldingは問題ないはずですが、場合によっては可溶性が維持できず、バッファ組成の置換において不溶化します。そうなると結構厄介ですね。検討時間がなければ、このまま行きましょう。

    Refoldingの評価

    • UF/DF工程でバッファ置換しても可溶性を維持している
    • RP-HPLC (逆相クロマト)分析で、シングルピークであること(ミス・フォールドしていると2峰性のピークを示すことが多いので、それで判定できる)

    UF/DFの手順

    • UF/DF (タンジェンシャル・フロー)によるバッファ置換
      • 元のボリュームに戻す(6倍濃縮)
      • この濃度(ボリューム)を維持しながらDiafiltrationを実施
        • 透析バッファの例示
          • 10mM Histidine-HCl pH7
          • 10mM Tris-HCl pH8
          • 33mM Sodium Acetate pH5
        • 塩は入れない方が不溶化しないことが多い
      • 1000倍以上の希釈を目指す(8 diavolumeで1000倍希釈の計算となる)

    タンパク質の精製

    タンパク質の精製を行います。決して、二度目のNiカラム精製はNGです。精製特製が同じクロマトの使用は意味がありません。

    1. 陰イオン交換体による精製
      1. タンパク質の等電点pIが中性以下なら、その等電点より高いpHでパススルーさせるだけでも、DNAやEndotoxinが取り除けます。
      2. 回収率が悪い場合は、NaClの添加濃度を検討します
    2. ハイドロキシアパタイトによる精製
      1. BIO-RADのCHTが多用される
      2. リン酸が含まれていないバッファなら、取り敢えず、タンパク質は吸着します
      3. K2HPO4濃度(1M K2HPO4-HCl, pH7)を1mM, 5mM 10mM, 20mM 50mM 100mMと順番に、ステップワイズで処理します。どこかで、タンパク質が出てきます.
      4. 十分な濃度のK2HPO4にはせず、最低必要濃度に設定します
      5. その後、回収率や不純物の分布を知るために、0.3M K2HPO4でpost eluation/回収します。
      6. 更に、6M GuHClを1カラムボリュム(CV)添加、5 CVの水を添加して押し出してpost elution/回収します(なべく低いGuHClとしたいので。SDS-PAGEサンプルバッファーでGuHClが析出しますが、お湯で加熱して可溶化したら即、SDS GEL WellにInjectionできます。Wellで析出しても分析を強行します。多少の泳動の乱れは気にしません)
      7. 更に、0.1N NaOHを1カラムボリュム(CV)添加、5 CVの水を添加して押し出してpost elution/回収します(酢酸でpH中生にする)

    編集履歴

    2020/07/06 Mr.はりきり
    2020/07/10 追加(Buffer preparation)
    2020/07/11 追記(Refoldingの結果の評価)
    2020/08/19 追記(「はじめに」を追加、ハイドロキシアパタイト;CHT操作の追加、SDS-PAGE分析の注意点)

    以上

  • [Bio-Edu] Man5化抗体 (mAb)のPKクリアランスは2倍高い  [2020/07/04]

    [Bio-Edu] Man5化抗体 (mAb)のPKクリアランスは2倍高い [2020/07/04]

    論文の概要

    • ほとんどの抗体のアミノ酸位置297(Fc)にはグルコシル化部位がある
    • グリコシル化のパターンによっては、薬物動態(PK)、薬力学(PD)に影響を与える
    • その種類は、(1)マンノース、(2)シアル酸、(3)フコース(Fuc)及び(4)ガラクトース(Gal)が含まれる
    • 特に、マンノシル化(Man5, Man8/9)は、PKに影響しクリアランスが高くなる。その結果、薬効が不十分になる
      • 0timeで100~200μg/mLになるように投与(i.v. 10mg/kg)
      • 99% Fuc抗体では、28日後に10μg/mL
      • 99%以上Man5抗体と99%以上Man8/9抗体は同等の半減期であり、14日後に10μg/mL (図1)
    • シアル酸、N-アセチルノイラミン酸(NANA)のレベルによっては、PKに影響する可能性がある
    • グルカンであるFuc付加は、FcRIIIaとの結合性を低下させっ、ADCC活性を低下させる
    • Galレベルが低ければ、CDC活性も低くなる
    • NS0やSP2/0細胞では、「Gal1-3Gal1-4N-アセチルグルコサンミ-R」、「N-グリコリルノイラミン酸(NGNA)」などが含まれる(ヒトには存在しない)が、NS0やSP2/0の遺伝子組換え体で作られた抗体医薬品が存在している
    図1. Fuc化抗体とMan5化及びMan8/9抗体のPK

    参考文献

    Antibody Glycosylation and Its Impact on the Pharmacokinetics and Pharmacodynamics of Monoclonal Antibodies and Fc-Fusion Proteins (2015)

    https://www.researchgate.net/profile/Liming_Liu4/publication/274967692_Antibody_Glycosylation_and_Its_Impact_on_the_Pharmacokinetics_and_Pharmacodynamics_of_Monoclonal_Antibodies_and_Fc-Fusion_Proteins/links/5a5e6026458515c03ee0b245/Antibody-Glycosylation-and-Its-Impact-on-the-Pharmacokinetics-and-Pharmacodynamics-of-Monoclonal-Antibodies-and-Fc-Fusion-Proteins.pdf?origin=publication_detail

    市販の抗体とそのpIと血中半減期に関する文献。FcRnとIgGとの結合についてシミュレーションのデータあり。FcRnと結合親和性が高い抗体ほど、血中半減期は低くなる。

    Charge-mediated influence of the antibody variable domain on FcRn-dependent pharmacokinetics (2015)

    https://www.pnas.org/content/pnas/112/19/5997.full.pdf
  • [Bio-CMO] 台湾のバイオCDMOリスト  [2020/10/22]

    [Bio-CMO] 台湾のバイオCDMOリスト [2020/10/22]

    台湾の委託先リスト

    ここ数年、台湾は、国策としてバイオロジクスCDMOの育成を精力的に図っています.

    以下のリストは、台湾のバイオロジクスCDMOリストです。

    台湾のバイオロジクスCDMOの有名どころ、および個人的に知っているCDMOとしては、以下に示した通りです。

    自社でのBiosimilar開発をCDMO事業と並行して進めているようです。CDMOとしての自力をアピールするためには必要なことでしょう。良い事例として、EirGenix社は、Sondoz AGとの契約において、開発したBiosimilarが臨床試験を順調に進めることができたことで、達成金をもらったというニュースも今年の初めにありました。また、5月には、台湾と中国を除き世界的独占商業化権をSandoz AGにライセンス契約を締結しました。今後、売り上げに応じたロイヤリティ収入が得られることになります。

    • EirGenix : Biologics, SandozとのBiosimilar開発契約など
      • Roche/Genentechのハーセプチン(トラスツズマブ)に対するBiosimilar(EG12014)の開発成功
    • Mycenax Biotech : CDMO, Biosimilar
    • United BioPharma : mAb
    • TFBS
      • Virus Clearance Study
      • Release Testing of cGMP DS
      • Cell Bank Characterization

    Taiwan – Biotech Companies – BioPharmaGuy –

    https://biopharmguy.com/links/company-by-location-taiwan.php
    編集履歴
    2020/07/04 はりきり(Mr) 
    2020/10/22 追記 (TFBSは台湾でのバイオロジクスのVirus Clearance Studyを担う)
  • [Bio-Edu] 抗体のADCC活性は、脱フコースはもとより、マンノース化でも可能  [2020/07/02]

    [Bio-Edu] 抗体のADCC活性は、脱フコースはもとより、マンノース化でも可能 [2020/07/02]

    論文の概要

    • 抗体のグリコシレーションサイトに付加される糖鎖としてMan5は、ADCC活性を高める
    • Man5付加を促進する培養添加物の探索
    • マンノシダーゼ阻害剤であるキフネンシンによるマンノースの付加を増強した培養
    • 精製後、Man5より大きなMan7, Man8 およびMan9をMan5にトリミング
    • 以上により、ADCC活性の強化とFcγRIIIaへの結合活性増加が示された。
    • マンノシル化抗体は、フコシル化抗体よりクリアランスが高い事は知られているが、Man5は、Man8, Man9と同等の動態を示した。

    参考文献

    Production, characterization and pharmacokinetic properties of antibodies with N-linked Mannose-5 glycans

    Production, characterization and pharmacokinetic proterties of antibody , MAbs, 2012 Jul 1; 4(4): 475-487

    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3499342/#!po=19.1176

    Marcella Yu, Darren Brown, […], and Robert Bayer

  • [Bio-Column] Pre-packed Chromatography Columns – Supplierまとめ [2020/06/28]

    [Bio-Column] Pre-packed Chromatography Columns – Supplierまとめ [2020/06/28]

    Pre-packed Column

    編集履歴
    2020/06/30 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-SUB] Single Use Bioreactor – バイオ医薬品の要である培養装置 – 製造メーカーまとめ [2020/08/12]

    [Bio-SUB] Single Use Bioreactor – バイオ医薬品の要である培養装置 – 製造メーカーまとめ [2020/08/12]

    Single Use Bioreactor

    ABECは、大型のSingle Use Bioreactor (SUB)の開発を先手で進めるメーカーである。それを追従しているのが、Thermo。

    Cytiva, Sartorius および Pallは、地道に2,000Lまでの製品ラインナップ及び関連製品の提供で地盤を固めている。

    参考

    Larg-Scale Capacity Strategies: Single Use, Multiuse, or Both?

    https://bioprocessintl.com/manufacturing/facility-design-engineering/large-scale-capacity-strategies-single-use-multiuse-or-both/
    編集履歴
    2020/06/29 Mr.HARIKIRI
  • [医薬品] 血液凝固第IX因子  [2020/06/29]

    [医薬品] 血液凝固第IX因子 [2020/06/29]

    Factor IX

    項目説明
    説明ビタミンK依存性凝固因子
    ドメイン構造Gla – EGF-1 – EFG-2 – AP – SPD
    活性型Gla – EFG-1 – EFG-2 (Cys)
    AP – SPD
    Glaγ-カルボキシグルタミン酸
    EGF-1Ca+結合性
    EFG-2F.VIIIaとの結合性
    AP活性化ペプチド、糖化
    、硫酸化、リン酸化、クリアランスに関わる
    SPD (Catalytic)Serine Protease Domain
    血中半減期18~24時間

    薬価

    総称
    一般名
    慣用名
    分子量 57kDa
    効能分類名
    効能効果
    300単位
    製造会社
    用量

    血液凝固 IX 因子 ―その分子構造と機能発現メカニズムについて―

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth/24/4/24_445/_pdf

    文献

    凝固第IX因子(FIX)

    https://www.jsth.org/glossary_detail/?id=23
    編集履歴
    2020/06/29 Mr.HARIKIRI
  • [医薬品] 血液凝固第VIII因子  [2020/06/29]

    [医薬品] 血液凝固第VIII因子 [2020/06/29]

    ドメイン構造A1-A2-A3-C1-C2
    活性型A1-A2-A3 = C1-C2
    A3-C1で切断されて、2本鎖になる

    Factor VIII

    総称コンコエイト
    一般名Conco-eight-HT
    慣用名n/a
    分子量 300kDa(FVIII)
    効能分類名血漿分画製剤
    効能効果欠乏患者
    300単位¥34,938 (2020/06)
    ¥34,938 (2021/10)
    製造会社日本血液製剤機構
    用量

    KEGG
    コンコエイト

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00048033

    編集履歴

    2020/6/29,Mr.Harikiri
    2021/10/16,追記(薬価再調査)
    
  • [医薬品] インスリン  [2020/07/08]

    [医薬品] インスリン [2020/07/08]

    インスリン

    KEGGサイトで調べてみると、42品目の薬価収載がある。オリジネーターは、Novo Nordisk, Sanfi およびEli Lillyの3社、Biosimilarとして、富士フィルム富山化学、1社を確認できる。

    全世界で売り上げの殆どを牛耳っているNovo Nordisk, Sanofi及びEli Lillyの寡占状態は、数十年間変わっていない。

    インスリン製剤には、即効型、遅効型、超遅行型などがあり、それぞれ生活に応じた製剤を選択できる。

    総称アピドラ
    一般名インスリン グルリジン(遺伝子組換え)
    慣用名n/a
    分子量 5.8kDa
    効能分類名超速効型インスリンアナログ製剤
    効能効果インスリン療法が適応となる糖尿病
    300単位¥2,062
    製造会社Sanofi
    用量1~20単位/食前

    KEGG
    インスリン

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/search_drug?display=med&page=1&search_keyword=インスリン&uid=159340037999103&submit=検索

    編集履歴

    2020/6/29,Mr.Harikiri
    
  • [医薬品] アルブミン [2020/06/29]

    [医薬品] アルブミン [2020/06/29]

    アルブミン

    総称献血アルブミン
    一般名n/a
    慣用名n/a
    分子量 66kDa
    効能分類名血漿分画製剤
    効能効果アルブミン喪失(火傷、ネフローゼ)、合成不全肝硬変)
    25%, 50mL¥4,909 (2020/06)
    ¥4,715 (2021/10)
    製造会社JB (ベネシス)

    KEGG

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00056424#package

    アルブミンの分子量
    アルブミン製剤 – 日本血液製剤協会 – より

    http://www.ketsukyo.or.jp/plasma/albmen/alb_01.html
    編集履歴
    2020/06/29 Mr.HARIKIRI
    2021/10/16,追記(薬価再調査)