はじめに
Blenderで「表は壁の模様、裏は透明」にするためのノード設定は以下の通りです。まず、オブジェクトに新しいマテリアルを追加し、「Shader Editor」を開きます。「Principled BSDF」シェーダーを使用し、「Geometry」ノードを追加します。このノードの「Backfacing」出力を利用します。「Mix Shader」を追加し、「Factor」に「Backfacing」を接続。Mix Shader の Shader Slot 1 に「Principled BSDF」(壁の模様)を設定し、Shader Slot 2 に「Transparent BSDF」(透明)を配置。最後に、Mix Shader を「Material Output」に接続します。マテリアル設定で「Blend Mode」を「Alpha Blend」に変更し、「Show Backface」のチェックを外すと、裏面が完全に透明になります。
AIとのやり取り
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ChatGPT:
はい、Blender で「表から見た時は壁の模様、裏から見た時は透明な壁」を作ることが可能です。これは「Backface Culling(裏面カリング)」と「シェーダー設定」を組み合わせることで実現できます。
✅ 実現方法:Backface Culling + シェーダーノードの設定
1. マテリアル設定
- 壁オブジェクトを選択します。
- 「マテリアルプロパティ」 タブで新しいマテリアルを追加。
- 「Shader Editor(シェーダーエディター)」 を開きます。
2. シェーダー構成
- 「Principled BSDF」 シェーダーを使用(または好みのシェーダー)。
- 「Geometry ノード」 を追加。
- Geometry ノードの 「Backfacing」出力 を使用。
- 「Mix Shader」 ノードを追加。
- Mix Shader の「Factor」に Geometry ノードの「Backfacing」を接続。
- Shader Slot 1 に「Principled BSDF」(模様あり)。
- Shader Slot 2 に「Transparent BSDF」(透明)。
- 「Material Output」 に Mix Shader を接続。
3. ノード設定の確認
- 表側(Backfacing = False)の場合は模様が表示されます。
- 裏側(Backfacing = True)の場合は透明になります。
✅ 追加設定:裏面の完全非表示
- 「Material Properties(マテリアルプロパティ)」で「Settings(設定)」を展開。
- 「Blend Mode(ブレンドモード)」を Alpha Clip に設定。
- 「Show Backface(裏面を表示)」のチェックを外します。
✅ 実用例
- 建物の壁の表側はレンガ模様、裏側は透明で外の景色が見える。
- キャラクターが裏側からは壁を通り抜けて見える効果を作成。
実際のShaderのノード設定
AIの解説をもとに実際に設定してみた.
壁の素材としては,立方体(cube)の一面のみを残して壁と床の素材とした.Shadingでのノード設定は,図1に示した通り.
図1は,裏からは透明になる設定を施した向かいの壁と床を示しておりテーブルの上には書籍が置かれている.
図2は,向かいの壁を裏から見ながら,床の下から見上げている角度による見え方であり透明になっているので,テーブルと書籍が透けて見えている(図2).
図1. 表からみた壁と床,およびShadingのノード設定

図2. 裏から見た壁と床を通してみたテーブルと書籍

編集履歴
2025/05/18, Mrはりきり