新型コロナウイルス感染症
世界のトレンド
2020/08/27における世界の新型コロナウイルス感染症のトレンドを、Google検索からまとめました。セレクトした国・地域は、個人的に気になる観点を中心に選択しました。
世界的な感染症者数の推移は、2峰性に見えます。最近のトレンドは減少トレンドに移行したようにも見えます。
感染累積と日々増加数は、共にアメリカが最も高く、累積感染者数は、ブラジル、インド、ロシア、南アフリカと続きます。スペインは9番目、イギリスは13番目、イタリア・フランス・ドイツは18・19・20番目、カナダは25番目、日本は44番目、シンガポールは49番目、韓国は73番目です。
アメリカ
アメリカは、感染が世界的に始まった頃から現在までに2峰性の感染者数の増加パターンを示しています。ニューヨークとカリフォルニアは、それぞれ始めの感染ピークと2つ目のピークを代表するようにして、1つの大きなピークを示しています。人の移動の遅れによって第2波がカリフォルニアに現れているのかも知れません。最近の新規感染症者数のトレンドは、減少傾向ですが日々、4万人程度で推移しています。
ブラジル
ブラジルは、感染対策をしていなかったため、現在までに増加の一途を辿っています。最近の新規感染者数は、日々4万人程度です。若干の減少傾向です。
インド
インドは、常に増加傾向を維持しつつ現在に至っています。新規感染者数は、日々8万人程度で推移しています。減少傾向は見られていません。
ロシア
ロシアでは、世界的な新規感染者の拡大の頃に一気に1万人/日程度拡大しました。その後、徐々に減少傾向で維持しつつ現在に至っています。最近の新規感染者数は、日々5千人で推移しており、減少傾向を維持しています。
南アフリカ
南アフリカでは、北半球より遅れて7月に感染拡大があったものの、その後急速な減少傾向のまま日々3千人で推移しています。
スペイン
スペインは、アメリカと同様に2峰性で推移しています。1峰目では1万人をピークとしていた。2峰目では増加傾向で日々1万人を突破する勢いで推移しています。
イギリス
イギリスでは、当初感染対策をしなかったため6千人程度のピークを示したが、その後5月中旬以降は低下傾向を示し、直近での新規感染者数は、日々1000人程度で推移しています。
イタリア
イタリアは、イギリスの感染規模は少し小さいものの、推移は類似しています。ただ、現在、新規感染者数は増加傾向を示しています。
フランス
フランスは、イタリアと類似の推移を示していますが、最近の新規感染者数は、増加しており2峰目が確認される。
ドイツ
ドイツは、イタリアと類似の推移を示している。
日本
日本は、2峰性を示しており、2峰目はピークを過ぎ減少傾向に移行している。
シンガポール
シンガポールは、日本の1峰目と類似のパターンを示しているものの明確な2峰目の感染拡大は抑制できている。
韓国
韓国では、3月の新規感染者数が日々1千人をピークになったが、素早い対応で最近まで抑え込んんでいたが、直近の日々の新規感染者数は、 500人程度に増加している。
集計(2020/08/27)
国 | 累積患者数(万人) | 回復者数(万人) | 死亡者数(万人) |
世界 | 2430 | 1590 | 82.8 |
アメリカ | 595 | 312 | 18.3 |
(ニューヨーク) | 43.7 | n/a | 3.25 |
(カリフォルニア) | 69.3 | n/a | 1.27 |
ブラジル | 376 | 295 | 11.9 |
インド | 339 | 258 | 6.1 |
ロシア | 97.6 | 79.3 | 1.7 |
南アフリカ | 61.8 | 53.1 | 1.4 |
スペイン | 43 | 15 | 2.8 |
イギリス | 33 | n/a | 4.1 |
イタリア | 26.4 | 20.7 | .35 |
フランス | 26 | 8.6 | 3.1 |
ドイツ | 24.1 | 21.2 | 0.94 |
日本 | 6.5 | 5.2 | 0.12 |
シンガポール | 5.7 | 5.5 | 0.0027 |
韓国 | 1.9 | 1.6 | 0.032 |
アメリカ国内のトレンド比較
各国の日々感染トレンド比較
過去14日(~2020/08/27)
まとめ
2020/08/27現在において、世界全体の平均的な新規感染者数の推移は落ち着きつつあると考えられるものの、国によっては、増加傾向を維持しているため、急速な新規感染者数の減少は期待できないと考えられる。
編集履歴 2020/08/28 はりきり(Mr)