AstraZeneca
サイトから
- 2019年売上高 : $ 24.4bn (約2.4兆円)
- 2020/12のAlexion買収二より、武田薬品と並ぶ規模となる
- Headquarter: イギリス
- 製品
- ダグリッソ : EGFR(T790M変異)の非小細胞肺がんの2次治療
- シムビコート : 気管支喘息治療薬
- イミフィンジ : 抗PD-L1抗体(デュルパルマブ)
- など
- 2020/12/12, Alexionを買収 source
- Alexion Pharmaceuticals, Inc.: 生物医薬品会社 sourceです。従業員数は、約3,000人。市販製品には、「SOLIRIS」(エクリズマブ)、「Strensiq」(アスフォターゼアルファ)、「Kanuma」(セベリパーゼアルファ)、「ULTOMIRIS」;長時間作用型C5阻害剤で、終末補体カスケードのC5タンパク質を阻害するmAb、「Andexxa」、「Ondexxya」などがある。臨床開発プログラムには、ALXN1210、ALXN1810、ALXN1720、ALXN1830、ALXN1840、ABY-039などがある。
COVID-19関連
新型コロナワクチンの開発
- 2021/01/28, 日本における供給体制が分かってきました(goto
- 2020/09/12, 因果関係なしとしてUK治験を再会 source
- 2020/09/09, アメリカから12億円の資金を受けていた当該ワクチン開発において、Phase 3 (3万人-内1万人はプラセボ、大規模無作為割付、二重盲検, source)の試験で1人に重い症状を示したことから、安全性の観点からPhase 3試験の一次中止したと発表した。同日、大手ワクチン開発企業は、ワクチン開発は、安全性第一であるとの共同声明を発表したした。
- 2020/08/05, 新型コロナ ワクチン供給で「アストラゼネカ」と合意へ 厚労省 (NHKニュース), 1億回分以上の供給の見通しが立った
- 2020/07/20, Phase 1/2 (COV001)の臨床試験結果を発表 astrazeneca
- 18~55歳、健常人、1,077人
- 対象ワクチン : 髄膜炎菌共役ワクチン(MenACWY)
- 単回投与、2回投与(10人/1ヶ月)
- 投与後1ヶ月で95%の被験者においてSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に対する抗体が4倍に増加
- それに伴いT細胞応答が誘導され、14日目をピークに投与後2カ月間維持された
- MNA80アッセイによる中和活性は、ワクチン投与後4週後で、1回投与被験者では、91%、2回等予後被験者で100%であった
- 深刻な有害応答は無く、一時的な局所・全身応答は7割で見られた(頭痛、疲労、悪寒、発熱、倦怠感、筋肉痛)
- 予期せぬ反応は引き起こさず予想された結果と一致するが、Phase III試験で確認する必要がある
- 論文(LANCET)から方法の詳細
- ワンチン : SARS-CoV2スパイクタンパク質を発現するチンパンジーAdenovirus vectorワクチン (ChAdOx1 nCov-19)
- 実施施設 : 英国5サイト
- 単一盲検ランダム化比較試験
- 18~55歳
- 投与量 : ChAdOx1 nCov-19 (5e10 particles)
- コントロール : MenACWY
- 評価
- 総IgG ELISA
- マルチプレックスイムノアッセイ
- 中和アッセイ
- 偽ウイルス中和アッセイ
- 細胞応答 (ex-vivoインターフェロン-γイムのスポットアッセイ)
- ChAdOx1 nCoV-19のSpikeタンパク質の設計は、Jenner Instituteで開始(2020/01)
- Virus Bankingおよび臨床試験サンプルは、オックスフォード大学 (Oxford University)のClinical BioManufacturing Facility
- 今後の商用製造は、イタリアAdvent社に移されるとみられる
- 2020/06, 日本政府と協議を開始の合意を発表
- 第一三共、Meiji Seikaファルマ、KMバイオロジクスと協力し日本でのワクチン安定供給をしていく
- 2020/01/28, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発が最も進んでいるのが、イギリスのAstraZenecaです。現在、オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」の臨床第3相試験(Phase 3)をおこなっいます。その他、中国の3社もPhase 3で臨床試験を行っています。
ワクチンの臨床結果による有効性の比較
世界の製薬企業であるPfizer, ModernaおよびAstrazenecaの臨床試験の成績の比較は、以下のをご参考にしてください。
新型コロナワクチン、日本への供給
日本での新型コロナワクチンは、まず、Pfizer製から投与されると言われています。Astrazenecaの新型コロナウイルス・ワクチンの日本での供給体制については、以下の通りを予定されているとのことです (2021/01/28, Mr. Harikiri)
- 国内での製造担当は、兵庫県のJCRファーマー
- バイオロジクス製品化実績を多く持つ
- 容器充填は、熊本県のKMバイオロジクス
- 充填能力として、半年で5,700本。
- 包装は、東京のMeiji Seikaファルマです
その他開発品(治療薬)
- Calquence (アカラブルニブ) : 高サイトカイン血症) source
- 慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者に対する治療薬
- 承認2019年に承認
- フォシーガ (ダパグルフロジン) : 臓器不全
- KEGG情報 source
- 選択的SGLT2阻害剤−糖尿病治療剤−
- 2020/05, FDA承認
編集履歴
2020/01/28 Mr. Harikiri 2020/07/22 追記(その他開発品) 2021/01/28 追記(新型コロナワクチンの基本での供給体制)