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  • 気になる企業 – Coriolis Pharma – Virus Vector Formulation Development [2010/10/04]

    気になる企業 – Coriolis Pharma – Virus Vector Formulation Development [2010/10/04]

    Coriolis Pharma

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    • 2009年 Founding
    • Employee : 100
    • バイオロジクスのcGMP 分析、Formulationサービス
    • 論文発表も多数している
    • Webinar “nanoparticle impurities” source
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    2020/10/04 Mr.Harikiri
  • 気になる企業 – Precision NanoSystems Incは、mRNA-LNPを作る装置 “NanoAssemblr” を擁してCOVID-19に挑む  [2020/05/28]

    気になる企業 – Precision NanoSystems Incは、mRNA-LNPを作る装置 “NanoAssemblr” を擁してCOVID-19に挑む [2020/05/28]

    Precision NanoSystems Inc

    Precision NanoSystems Inc (PNI)は、RNA、DNA、CRISPR、低分子医薬品、COVIDワクチン、治療法を開発して患者に迅速にアイディアを提供する技術とソリューションのグローバルリーダーです。

    https://www.precisionnanosystems.com/

    • mRNAワクチンプラットフォーム(mRNA-LNP)によるワクチン製造開発とスケールアップ
      • NanoAssemblr(R) Spark(TM)
        • 多条件検討用
      • NanoAssemblr(R) GMP system
        • 複数の顧客に移転実績が有る
    • 独自技術によるRNAデリバー技術
      • NxGenマイクロ流体技術
      • 自社内に、NanoAssemblr(R)を400台配置
      • 製剤用処方の独自ライブラリを持つ
    • 提供サービス
      • 機器、試薬
      • 共同研究(一部CRO的でもある)
      • CanSino biologicsと共同研究締結(2020/05/20)、以下参照。

    CanSino BiologicsとPrecision NanoSystemsがCOVID-19 RNAワクチンを共同開発するためのコラボレーションを発表 (2020/05/20)

    それぞれは,天津、中国およびVANCOUVERの企業、2020年5月20日/ CNW /-CanSino Biologics Inc.(CanSinoBIO、HK6185)とPrecision NanoSystems(PNI)は本日、COVID-19に対するmRNA脂質ナノ粒子(mRNA-LNP)ワクチンの共同開発契約を発表した.


    COVID-19 mRNA-LNPワクチン候補をヒトの臨床試験に向けて、CanSinoBIOは前臨床試験、ヒトの臨床試験、規制当局の承認および商品化を担当.
    CanSinoBIOは、ワクチン製品をアジア(日本を除く)で商品化する権利を有し、PNIは他の国々の権利を保持.
    契約には、非公開の支払いとロイヤリティが含まれる.

    NanoAssemblr(R) Spark(TM)

    Sparkという製品は、マイクロリットルの製剤を調製できます。原料をピペットで添加してスタートボタンを押すだけです。処理時間は、10秒程度/条件で、数百の配合は割合を数時間で処理し、各条件の製剤を取得できます。

    • 自動配合装置
    • <10秒/1配合、DoEデータ取得への適用
    • 無菌/バイオセーフティの操作が可能で、そのまま培養細胞に添加可能
    • 原理はスケーラビリティがあり、将来のスケールアップが容易

    https://www.precisionnanosystems.com/our-technology/spark

    Scalable manufacturing is a significant challenge to making revolutionary nanomedicines available to patients in need. 

    Precision NanoSystems Incの技術

    2018年、脂質ナノ粒子(LNP)製剤であり、FDAの承認を受けた最初の低分子干渉RNA治療薬であるPatisiranのFDA承認により、非ウイルスRNAデリバリーの最高技術としてLNPが確立されました。 同時に、マイクロ流体混合を利用するNanoAssemblr®プラットフォームは、100%に近いカプセル化効率でさまざまなタイプの核酸をカプセル化するLNPのシンプルで堅牢かつスケーラブルな製造方法として実証されています。 LNPは、in vitroおよびin vivoでの遺伝子ノックダウンまたは遺伝子発現研究のための多様なオプションを提供します。 NanoAssemblr SparkTMは、マイクロ流体混合の追加の利点を活用します:新規脂質やmRNAなどの高価値材料を保存するマイクロリットル規模の製剤。 超少量の製剤と迅速でシンプルかつ再現性のあるプロセスのこのユニークな組み合わせにより、SparkはmRNA-LNP製剤のスクリーニングと初期の前臨床開発のための理想的なプラットフォームになります。 効果的なスクリーニングプログラムは、次世代のデリバリーテクノロジーとナノ粒子治療法を開発および最適化するためのパラメータースペースを大幅に狭めることができます。
    ナノ医薬品の早期発見と開発における一連の医薬品有効成分、賦形剤、製剤パラメーターのスクリーニングにより、より集中的に
    パラメータスペースを狭めることにより、後の段階で効率的に開発できます。 この目的のために、製剤の特性または活性の観察された違いが、ナノ医薬品の合理的な設計を通知する組成または条件の制御された変化に起因する可能性があることを保証するために、少量での高速で再現可能なナノ粒子の生産が必要です。 さらに、これを少量で達成すると、APIと賦形剤の使用が最小限に抑えられます。これは、発見段階では、入手が制限されたり、入手に費用がかかったり、生産に手間がかかる場合があります。
    特に、低分子干渉RNA(siRNA)、ガイドRNA(gRNA)、メッセンジャーRNA(mRNA)、プラスミドなどの細胞の遺伝子操作に使用される有効成分は、不足しているか非常に高価です。 非ウイルス性核酸送達システムは、mRNAワクチン1、2、免疫腫瘍学3、標的腫瘍学4-6、CRISPR / Cas9遺伝子編集7-9、およびまれな疾患の治療10、11などの革新的な治療を可能にしているが、かなりのニーズが残っている 核酸デリバリーシステムの基本的な理解を改善し、遺伝子デリバリーナノ粒子の品質と性能を改善するためのさらなる革新のため。 具体的には、これらのペイロードをカプセル化し、保護し、病変細胞に送達するために使用されるナノ粒子賦形剤のさらなる革新が、分野を前進させるために必要です。 これらの賦形剤は、その革新的な性質により、大規模で低コストの商品スケールではほとんど利用できません。
    したがって、発見空間の研究者に適した遺伝的ペイロードを含むナノ粒子の堅牢で再現性のある少量生産の分野では、満たされていないニーズがあります。 たとえば、in vitroスクリーニングでマイクロリットルのみが必要な場合、Tチューブ混合の最小容量は10 mL程度です。 このため、研究者たちは粗ピペット混合法を使用して、複雑な核酸ナノ粒子製剤のボトムアップナノ沈殿を実行しています。 ピペットとの混合はほとんど制御を提供しません、オペレーターです
    図1.)ナノ粒子を製造するためのマイクロ流体混合技術:溶解した脂質を含む有機溶媒と核酸を含む水溶液
    NanoAssemblrカートリッジの2つの注入口チャネルに注入されます。 層流の下では、2つの溶液はすぐには混合されません。
    しかし、チャネルに組み込まれた微視的な機能により、2つの流体が混ざり合います。
    分子が拡散によって互いに相互作用する、制御された再現可能な方法で。 1ミリ秒以内に2つの流体が完全に混合され、核酸がロードされたナノ粒子の均一な自己組織化をトリガーする溶媒極性の変化を引き起こします。

    mRNA Lipid particles – Robust low-volume production for screening high-value nanoparticle materials – Precision NanoSystems Inc, Vancouver,BVC, Canada –

    https://www.precisionnanosystems.com/docs/default-source/pni-files/app-notes/spark-mrna-appnote-1018.pdf?sfvrsn=50662346_0
    編集履歴
    2020/05/28 はりきり(Mr)
  • [rAAV] 製剤組成 –  rAAV8の製剤組成 – 特許文献から – ID7881 [2020/01/23]

    [rAAV] 製剤組成 – rAAV8の製剤組成 – 特許文献から – ID7881 [2020/01/23]

    • 優先権: US
    • 公開特許公報(A) 2019-537578
    • 公開日 2020/01/12
    • 審査請求 未
    • 予備審査請求 未
    • 出願人 BAXALTA INCORPORATED

    特許の流れ

    • 液体及び凍結乾燥
    • 5mM ~ 25mM L-Histidine, 0mM~150mM NaCl, 0.001%(w/v)~0.1%(w/v) Polysorvate 80, 1% ~ 10% (w/v) Sucrose and/or トレハロース (Glycine or mannitol)
    • AAVを含む医薬組成物
    • 出血性疾患を治療する方法
    • pH6.9~7.7 (7.0 ~ 7.5)
    • PS80: Croda SuperRefined (商標)
    • AAV1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10
    • AAV8 (本名)
    • 容器への吸着を防ぐ、分解凝集の抑制
    • 凍結乾燥では、30mM~70mM Glycine (実施例のほとんどにGlycineが含まれる)
    • Lypではね含水率0.2%以下(カールフィッシャー滴定法)

    実施例

    • 10mM L-Histidine, 20mM NaCl, 0.005% PS80, 5% トレハロース, 50mM Glycine → 凍結乾燥
    • 10mM L-Histidine, 100mM NaCl, 0.005% PS80, 5% トレハロース, 50mM Glycine → 液体製剤

    安定性が高い例(粒子サイズ別粒子数の変動が少ない)

    • Buffer-1: Chatham buffer, 0.005% pS80(Osm 990)
    • Buffer-2: 20mM Histidine, 70mM NaCl, 5% Sucrose, 0.005% PS80, pH7.5 (Osm 309)
    • 5℃、-20℃, -60℃
    • 製剤4の組成: 10mM L-Histidine, 100mM NaCl, 50mM Glycine, 5% Toreharose, 0.005% Croda super refined Tween80, pH7.0

    分析

    • SDS-PAGE
    • WAX(弱陰イオン): 完全カプシド測定
    • SEC
    • in vitro生物活性
    • in vivo生物活性
    • FIX-qPCR (第9因子)
    • rAAV8 ELISA
    • 外観
    • pH
    • Polysorbate 80

    AAV2は人のゲノムの染色体19q13.4中に組み込まれて潜伏するDNS Virus

    rAAVの特徴:

    • ウイルス複製に必要なRep遺伝子の除去
    • 部位特異的組込みに必要な因子の除去
    • 染色体外状態で存在する
    • ゲノムDNAへの組み込み効率は非常に低い

    先行文献

    • Data and Berns, Clinical Microbiology Reviews, Pages 583-593 (2008)
  • [rAAV] rAAVの精製方法 – 澄明ろ過及び膜による  – ID2532 [2019/11/05]

    [rAAV] rAAVの精製方法 – 澄明ろ過及び膜による – ID2532 [2019/11/05]

    rAAVの精製方法

    2016年の文献よりAAVの精製について解説する。また、Pall製品による精製についても解説する。

    文献によれば、最終的には超遠心によりAAVベクターを濃縮精製するが、その超遠心では、CsCl濃度勾配を使用しない方法を提供する。遠心操作を多用したAAVベクター精製は、遠心機があれば簡単に行える。

    • Transfection of HEK293, and post culture
      • 20 Flasks of T-150, Three (3) Plasmid PEI
      • (説明: フラスコでHEK293細胞を培養した後,ポリエイレンイミンでプラスミドを細胞内にトランスフェクションスル)
    • Centrifugation
      • 3,000 xg 10 min
      • (説明: 遠心で細胞画分を回収する)
    • (A) Lysis by Freeze-thaw, and (B) Nuclease, (C) sodium deoxycholate
      • (A) 50mM Tris-HCl, 0.15M NaCl, 2mM MgCl2, pH8, Dry ice – ethanol ←→ 37℃ 交互に細胞破砕
      • (B) Benzonase: 50 u/mL, RNase: 10U/mL, 37℃、30min
      • (C) 0.5% sodium deoxycholate, 37℃, 30min
      • (説明: 回収した細胞を凍結融解して破砕,Nucleaseで核酸を切断,Sodium deoxycholate処理する)
    • Centrifugation
      • 2,500 g x 10min/sup
      • Pooling with cell culture supernatant
      • (説明: 遠心して上清を回収する)
    • PEG 8000, NaCl Treatment / ppt
      • 8% PEG 8000, 0.5M NaCl by 40% PEG 8000, 2.5M NaCl
      • Incubation 1h , RT
      • (説明: 最終8% PEG, 0.5M NaClに調整し1時間室温で静置して沈殿化)
    • Centrifugation 2,000 g x 30min
      • Re-suspend with HEPES buffer
      • (説明: 遠心して沈殿を回収しHEPES バッファで沈殿を懸濁および融解する)
    • Chloroform Extraction / cfg-sup / Evaporate
      • Add equal volume of chroroform
      • Vortex going , 2min, RT
      • cfg (370 g x 5min)/supernatnat
      • Evaporate 30min, RT
      • (説明: HEPESバッファで懸濁・融解した液に対して,クロロホルム添加により,(おそらく)水相にAAVを抽出する)
    • PEG 8000, AmSO4 Treatment / AAV in sup
      • 10% PEG 8000, 13.2% AmSO4 pH8.0 adjusted by stocked solution
      • Incubation at RT
      • (Impurity salt out ppt), HEPES buffer pH has to be kept at pH8.0, AAV stable is Alkaline that acid
      • (説明: PEG8000と硫酸アンモニウムで不純物を沈殿化し,AAVを上清に回収する)
    • Dialysis using 50kDa
      • diluent: PBS or MEMEM media with 0.001% puluronic F68 for preventing the aggregation
      • (説明: 分画分子量50kDaのUF膜を用いてPBSまたはMEMEMにバッファ置換する.プルロニックF68は凝集抑制に効果がある)

    清澄ろ過

    Pall製品による清朝濾過。

    • PHD11 : cellulose based capsule
    • PDP8 + Bio 10 : Bio 10のみではろ過量が少ないが、PDP8の組み合わせで良好にろ過が可能

    AEX Membrane

    Pall 製品とこれらを用いたPallとのCo-Developingがサービスとして可能です。

    • Mustang Q membrane chromatography for enriched full capsids
      • Labの超遠心の代替
      • Mustang Membrane: 8000A pores vs polymer matrix:Packed 40-90μm beads 300-1000A pores
    • AAV5 gradient Elution by Mustang Q XT Membrane in Acrodisc Capsule
      • Step elution : Empty in 1st elution, full in 2nd elution
      • Peak 1 : 10 mS/cm, 13E11
      • Peak 2 : 14 mS/cm, 7E11
    • TFF
      • 100kDa for AAV, 300kDa for LV
      • TMP : 0.5 ~ 0.8 bar
      • Shear rate : <4,000 second-1 for hollow fibers; <4 L/min/m2 for cassettes.
      • J=K*ln(Cbulk/Cconc)

    文献

    Inexpensive, serotype-independent protocol for native and bioengineered recombinant adeno-associated virus purification

    http://www.jbmethods.org/jbm/article/download/102/90

    編集履歴

    2019/10/04 Mr.Harikiri
    2020/10/01 文言整備
    2020/11/05 追記 (Pall膜製品による精製 Pall Webinarより)
    2023/10/24 追記 (説明を追加)