Bayer; バイエル
ドイツのバイエルも、米Asklepios BioPharmaceutical社を買収することで、遺伝子治療の分野に本格的に参入するようです。もともとバイエル社は、遺伝子細胞治療薬(CGT)の開発を推進していました。
- Asklepios BioPharmaceutical
- AAVベクター遺伝子治療の基盤技術を持つ
- カプシド、プロモーター、製造がプラットフォーム
- カプシドライブラリと評価(in vitro, in vivo)
- プロモーター開発は、Synpromics社の技術を使っている(機械学習エンジン:PromPTとデータによる遺伝子発現の制御)
- AAV製造 : Pro10, 無結成培地、高発現
- 自社開発 : Zolgensma開発成功し脊髄性筋萎縮症(SMA)に承認されている(AveXisは非独占権を取得し開発させた)、ポンペ病(P1/2)
- 導出 : デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)のGTはPfizer、血友病GTは武田へ
- CDMO事業 (AAV)
- Synpromics社を買収
- AAVベクター遺伝子治療の基盤技術を持つ
- BlueRock Therapeutics
- 2019年にバイエルの傘下になっている
- 細胞医薬開発
Bayer acquires Asklepios BioPharmaceutical to broaden innovation base in cell and gene therapy, 2020/10/26
バイエルの細胞および遺伝子治療プラットフォームは、アンメットニーズの高い複数の疾患領域の患者に緊急に必要な治療をもたらすために、 AskBioの業界をリードするAAVベースの遺伝子治療プラットフォームを取得。ポートフォリオには、神経筋、中枢神経系、ポンペ病、パーキンソン病、うっ血性心不全の治療薬などの心血管疾患および代謝性疾患の治療のための治験中の前臨床および臨床段階の開発候補が含まれています。血友病およびデュシェンヌ型筋ジストロフィーのアウトライセンス臨床候補/買収により、高効率のPro10™細胞株に基づく収益を生み出す契約開発および製造事業が確保されます/ AskBioが独立企業間原則で運営されます/購入価格USD 20億ドルの前払い、最大20億米ドルの成功ベースのマイルストーン支払い
https://media.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/Bayer-acquires-Asklepios-BioPharmaceutical-to-broaden-innovation-base-in-cell-and-gene-therapy
編集履歴 2020/11/05 Mr.Harikiri