Decode of an RPC Query
「Decode of an RPC Query」は、ネットワーク機器やIDS/IPSがRPC(Remote Procedure Call)通信を検知・解析した際に発するアラートです。多くの場合、これは情報目的の通知であり、RPCトラフィックがネットワーク上に存在することを示しています。RPCはファイル共有や認証サービスなどで使用される正規のプロトコルですが、不正アクセスや脆弱性攻撃の手段としても悪用されるため注意が必要です。特に外部からのRPC通信や不審なポート(例:111, 135, 2049)へのアクセスが見られる場合は、詳細なログ解析と通信制限が推奨されます。
Synology Routerで,Decord of an RPC Queryが,特定の発信IPから複数のLocal IPに発信されていた.Threat Preventionがあるのでアラートされたので気づいたが,このようなIPは永久にブロックしておく必要がある.
Q: セキュリティに関連の質問です.Routerで,Decode of an RPC Queryのアラートがでました.意味を教えて
ChatGPT: 「Decode of an RPC Query」というアラートがRouterやFirewallなどのセキュリティデバイスから出た場合、これは主にRPC(Remote Procedure Call)通信の解析または処理中にトリガーされたアラートを示します。
以下で詳しく解説します。
🔐 アラートの意味:「Decode of an RPC Query」
🧩 RPCとは?
- Remote Procedure Call(RPC) は、ネットワークを介して他のコンピュータ上の関数・手続きを実行するためのプロトコル。
- Windowsネットワーク、NFS(Network File System)、プリンタサービスなど多くのサービスで使われています。
⚠️ アラートの意味
- 「Decode of an RPC Query」は、セキュリティデバイスがRPC通信の中身を解析(decode)したことを示します。
- 多くの場合、これは「情報的アラート(informational alert)」で、単にRPCトラフィックが通過したことを記録するログです。
- ただし、場合によっては異常な形式のRPCリクエストがあったことを意味し、潜在的な攻撃(たとえばバッファオーバーフローなど)の予兆の可能性もあります。
🚨 なぜ重要なのか?
正常な場合
- 内部のファイル共有(NFS)、Active Directory連携などでRPCが使われるのは正常です。
- このアラートが単に解析ログであれば、ネットワーク上でRPCが使われているというだけの通知です。
危険な場合
- 外部からのRPCトラフィックが突然現れた場合は、不正アクセスやスキャン活動の可能性があります。
- 特に下記のような兆候があると要注意:
- ポート111(rpcbind)、135(MS RPC)、2049(NFS)などへの異常なアクセス
- 頻繁なRPCエラーや異常なRPCリクエストの連続
🛠 対応のポイント
対応項目 | 説明 |
---|---|
ログの詳細確認 | アラートを出した通信の送信元/宛先IP、ポート、プロトコルを確認します |
外部通信か確認 | 外部IPからのRPCアクセスであれば遮断の検討が必要です |
IDS/IPSのルール確認 | SnortやSuricataなどを使用している場合、ルール番号やシグネチャ内容を確認します |
ネットワーク設計見直し | 不要なRPC通信が許可されていないか、ACLやファイアウォールルールを確認します |
パッチ管理 | 特にWindowsでは、RPC関連の脆弱性を狙った攻撃(例:MS03-026)へのパッチ適用が必須です |
🔍 まとめ(簡潔に)
- 「Decode of an RPC Query」はRPC通信の解析を示すアラートです。
- 多くの場合は情報ログレベルですが、外部からのRPCリクエストならセキュリティリスクの兆候の可能性もあります。
- 通信の詳細と発信元を確認して、異常がないかを確認してください。
~メンバー専用 ↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑ メンバー専用~
無料登録は右の握手ボタンからかできます.
結論
この発信IPは,永久ブロックとする.
編集履歴
2025/04/19 Mrはりきり