[Synology] サイバー攻撃の種類と対策概要 – Fire Wall、IDS/IPS、WAF – RT2600acにはThreat Preventionがある [2021/04/09]

パスワードリスト攻撃

  • 攻撃概要 : 不正入手したID・パスワード情報によるログイン試行して権限を奪取
  • 攻撃手段 : ID・パスワード情報(ネットにはリストが出回っている)によるログイン試行
  • 攻撃対象 : ログインが可能な全てのサーバー
  • 被害内容 : 不正アクセスによる情報漏洩、改竄、データ破壊
  • 対策 : Synology NAS、Routerには、ログインの失敗について、同じIPアドレスからのものは、その失敗回数と期間を指定してロックアウトすることができます

ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)

  • 攻撃概要 : ID・パスワードによるユーザー認証を手当たりしだいに試行して権限を奪取
  • 攻撃手段 : 手当たりしだいのログイン試行
  • 攻撃対象 : ログインが可能な全てのサーバー
  • 被害内容 : 不正アクセスによる情報漏洩、改竄、データ破壊
  • 対策 : SynologyのNAS製品およびRouter製品には、ログインの失敗について、同じIPアドレスからのものは、その失敗回数と期間を指定してブロックすることができます。

Webセキュリティ対策

一般論の脆弱性とその対応・知識

  • ローカルネットワークに、htmlサーバーをインストールしてほったらかしにしているNASやPCはないか
    • デフォルトのindex.htmlの存在は脆弱性がある → サーバーのuninstall
    • ただし、Haney potとして、攻撃者の手口をLogから知るために、あえて設定しておくこともできる
  • 例えば、Haney potののLog
    • editBlackAndWhiteList : サーバーのAPI
      • NVR, DVR, IPC機器などの脆弱性に関連
    • 遠隔でsetup.phpの起動を試みている
      • 権限を設定できていないと遠隔でSetupが起動されてしまう。
      • 起動されると初期設定される
      • DBのphpMyAdminの起動がされると危険
      • その他setup.phpも当然、起動されると危険

状況の把握

不正アクセスを仕掛けているIPアドレスから、その住所や会社名などを調べます。

対策 – アクセス拒否の設定

  • ローカル・アドレスへのアクセスを拒否 (ドメインのみにする)
    • NGINXの場合の設定
      location / { root /user/share/nginx/html; index index.html index.htm;}

      location / { return 444;}
    • Apache HTTP Server 2.4の場合の設定
      <VirtualHost _default_:80>内にある
      <Location /> </Location>の中に
      Require all deniedを挿入する
  • 実行ファイルをURL経由で実行させない設定にする
    • アクセス拒否する設定
    • 代替の実行ファイルを実行させる設定
  • Webの公開ディレクトリはデフォルトにしない
    • redirect
    • 実行ファイルは公開ディレクトリの外に置く

参考 : Webサーバーに対するアタックについて、以下のサイトの記事を参考にさせて頂きました

https://www.cman.jp/network/support/ip.html

対策 – SSLの設定

  • SSLとは通信情報の暗号化に関する仕組み
  • ヒトが読むことができるコードで通信、すなわち平文では、第三者に傍受されて内容が把握されるリスクがある(パケットキャプチャ)
  • そこで、通信内容を暗号化すれば、パケットキャプチャのリスクは、その分低くなる(通信元、通信先、通信プロトコルなど一部確認は可能)
  • 一般的に使われている暗号化手法(プロトコル)にSSLがある
  • Webサーバでは、httpにsが付いた「https://」がSSL対応になっています。
  • 自宅のNASにWordPressを立ち上げている場合、SSL対応にするには、第三者の証明書の取得が必要
  • Synology NAS, Router製品では、Webサーバにhttpsを強制的に使用するように設定が可能です。また、httpsを使えるようにするには、第三者証明書が必要です。無料である「Let’s Encrypt」が世界中で数億が発行されています。有料版は、個人では必要ない時代になりました。

対策 – ファイアウォール (FW)

  • ファイアウォールというプログラムのサーバーをネットワークの出入り口(ポート)に設置
  • 防御に有効な攻撃
    • ポートスキャン
  • 設定したルールに基づいて許可する通信、不許可による制御の実施
  • この制御をパケットフィルタリングという
  • このルールを記述したものをACL(Access Control List)と呼ぶ
  • 指定したサイトやソフトウェアによるネットワーク接続について、拒否・許可が可能
  • ルールで許可したもの以外は、接続できないため、組織のネットワーク利用ポリシーに反する(仕事に必要でない)通信(P2P,etc)を防ぐことが可能
  • 通信ルールの範囲でのサイバー攻撃は可能なため、「なりすまし」の不正アクセスは当然可能
  • ファイアウォール以外の対応も必要
  • IDS/IPS(不正通信防御/検知システム)やWAFなどの併用
  • SynologyのNAS/Router製品での設定
    • Fire Wallの設定により地域をフィルターする
      • ファイアウォール・プロファイルの「規則の編集」
      • 安全を期するために、「可能」の設定として、全てのポート、全てのプロトコルに対して、可能な地域を「日本」に設定。ただ、これでは、その他全てを拒否したことにはなりません
      • 更に、日本以外の設定を「拒否」にする
      • SMBで使用するポート445 (そのほか137~139)にアタックするパケットは非常に多いref。Synology RT2600acのアプリであるThreat Preventionは、SMBでのアクセスを自動でドロップ(排除)してくれる。Fire Wallでの設定でも可能。
    • ポート転送の設定でも対応できます
      • プライべートでの通信では、ポート設定は自由に行えるので、例えば、ポート80は内部だけに通じるようにしておき、インターネットでは8080やその他、なんでも良いので、ポート番号を設定することで、あるサービスが、デフォルトでないポート番号となり、アタックされにくくはなります。

対策 – IDS/IPS

参考 : 「WAFとIPS/IDSのちがいとは?, CyberSecurityTIMES」source

  • ローカルネットワークとインターネットの通信をリアルタイム監視する
  • 防御に有効な攻撃
    • SQLインジェクション
  • 不正アクセスを検知すれば、それを防御する
  • 防御方法
    • ネットワーク型
    • ホスト型
RT2600acによる対処

Synology Router RT2600acを使用しているなら、「Threat Prevention」パッケージを導入すれば、初期設定で危険なアクセスは、自動的にドロップしてくれます。

この機能は、一般的に言うと以下でも紹介している「IPS」と言います。

  • IDS : Intrusion Detection System; 不正侵入検知システム
  • IPS : Intrusion Prevention System; 不正侵入防止システム

対策 – WAF

参考 : 「攻撃遮断くん」source

WAF ; Web Application Firewall

  • 送信されるリクエストを解析し、不正な文字列を監視する
  • 防御に有効な攻撃
    • SQLインジェクション
    • パスワードリスト攻撃
    • クロスサイトスクリプティング
  • 「攻撃遮断くん」という有料のソフトがあります。
  • Synologyでこの機能に相当する無料のパッケージがあります。RT2600acに適用する「Safe Access」です。

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