あじめに
ネット検索で,特許を検索すればすぐに目当ての特許の内容を探すことはできます.例えば,Googleがまとめた特許などです.しかし,引っかかってきた特許文書は,オリジナルでなかったり,オリジナルの翻訳であったりして,図が無かったり,翻訳ミスなどがあったりするので注意が必要です.
例えば,特許検索するときは,知りたい技術があったとして,その主たる目的は技術内容が大きな目的であり,その権利関係については不随的なことも多いと思います.それでもネット検索して得られた特許の内容を根拠にすると誤解した理解をしてしまう可能性があります.是非,原文に当たるようにしましょう.
以下には,特許の原文の得るためのサイトをリストアップしましたが,先ずは,特許制度につい理解するために参考となるサイトへのリンクを張っておきました.
特許出願制度の概要についての解説
- 特許手続きに関するガイドラインと概要
- 特許出願の願書の作成方法や出願日の認定、補正や審査請求の手続きなど、特許出願に関する基本的な手続き.
- 実用新案登録出願や意匠登録出願、商標登録出願など、特許以外の産業財産権に関する出願の手続き.
- 出願書類等の閲覧や交付、証明や謄本の請求など、出願の補助的な手続き.
- 出願手続きに関するよくある質問と回答のQ&A.
PCT国際出願の流れ(フロー)
- PCT国際特許の権利発生までのフローが記載されている.
- PCT国際出願の提出:優先日から12ヶ月以内に、自国の特許庁に対して国際出願願書を提出する.この出願願書は、PCT加盟国であるすべての国に対して同時に出願したことと同じ効果を与える.
- 国際調査:PCT国際出願に対して、国際調査機関が発明の特許性に関する調査と見解を作成する.出願人は、出願から約4ヶ月後にその結果を受け取る.
- 国際公開:PCT国際出願は、優先日から18ヶ月後に公開されます。公開された出願書類は、WIPOのウェブサイトで閲覧できる.
- 補充国際調査:出願人が希望すれば、別の国際調査機関が補充的な調査を行うことができる.これは、国際調査機関がカバーしない文献や特許庁のデータベースを調査するため.
- 国際予備審査:出願人が希望すれば、国際予備審査機関が発明の特許性に関する予備的な審査を行うことができる.これは、各国で行われる特許付与のための審査ではなく、出願人が自分の発明の評価をするため.
- 国内移行手続:PCT手続の最終段階で、出願人は特許を取得したい国を選択し、その国の特許庁に対してPCT国際出願を移行させる手続きを行うこの手続きは、通常優先日から30ヶ月以内に行われる.移行先の各国では、その国の法令や手続に従ってPCT国際出願が処理される.
PTC国際特許の権利発生までのフロー
http://www.yakupat.jp/ip_information_pct_application_procedure.html
米国特許商標局(USPTO)データベース
米国特許商標局(USPTO)が提供している無料デー タ ベ ー ス
Patent Fulltext Database (PatFT/AppFT)
日本の特許検索サイト
日本の特許検索
J-Plat Pat
国際特許検索サイト
このサイトでは,WOから始まる管理番号でる国際特許出願を検索できます.
国際特許検索サイト、使用方法は、このリンクを参照.
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
欧州特許庁(EPO)サイト
欧州特許庁(EPO)
ESPACENT
編集履歴
2019/10/05, Mr.Harikiri
2020/10/01,文言整備
2023/10/21,追記(はじめに,特許出願制度の概要,PTC国際出願フローの概要)