AAV
Adeno Associated Virus; アデノ随伴ウイルス、アデノウイルス(Adenovirus)とともに発見されることが多かったことからこのように命令された。
遺伝子治療薬のデリバリーシステムとして、近年、注目されている。AAVは、病原性が無いとされており、その安全性から遺伝子治療薬のウイルス・ベクターとして頻用される。ただし、ヒトでのAAVに対する抗体の保有率が高いため、抗体保有率が低いAAV血清型の選定がキーポイントになっている。
一方で、遺伝子治療では、理論的には一生の内で1度きりの治療であるもの、抗体保有率が低い血清型のAAV投与により治療すれば、その抗体ができる。そのため、効果が低い場合に複数回の投与が考えられるが、その投与回数は自ずと制限されることになる。
編集履歴
2020/07/11 Mr.HARIKIRI