カテゴリー: BIOLOGICS

  • [Bio-Edu] バイオロジクス製品をステンレスBioreactorおよびシングルユースBioreactorで設備設計と経済性を見積もる – ID3834 [2019/12/03]

    [Bio-Edu] バイオロジクス製品をステンレスBioreactorおよびシングルユースBioreactorで設備設計と経済性を見積もる – ID3834 [2019/12/03]

    mAb製造における

    Single Useシステムをベースとして、設備設計、経済性分析を、Biopharm Service Ltdのソフトウェア BioSolve cost-modeling software, version 4.0を使って実施した文献について紹介する。

    Single-Use Technology
    and Modular Construction Enabling Biopharmaceutical Facilities of the Future
    (2013) – BioProcess International –

    試算前提

    前提は、培養は2000Lのプロダクションスケール、Depth FilterのでHarvest、3カラム精製をデザインとする。Drug Product (DP)は10mL ガラスバイアル。培養生産性は、5g/Lの高発現として(5g/L x 2000L=10kg)、精製バルクは、7kg/batchを取得、Vial fillingで60,000 vialsを取得できるとする。

    見積もる項目

    • Stainless Steal(SS) & Single Use Bioreactor(SUB)
      • 2000L
      • Stainlessタンクでは、Clean In Place (CIP)などの洗浄システム、蒸気滅菌システムなど配管システムが必要となる
    • Media & hold tank
      • 培地調整用のhold tankについては、特に高い無菌性が必要であり、Stainlessタンクでは、洗浄・滅菌に付随する機能と作業が必要
      • 因みに、培地を液体で蒸気滅菌するには、日本では1種圧力容器が必要
    • Buffer & buffer hold tank
      • Stainlessタンクでは、洗浄・滅菌に付随する機能と作業が必要
    • process water & water for injection (WFI)
      • 自家で精製水製造システムを持つか、購入すること考慮が必要
    • 63cm diameter columns packed to 20cm bed heights
      • Pre-packedカラムでは、カラムの性能試験は済んでいるが、自家でパッキングする場合、性能試験の実施作業などが必要
    • Cell culture time is 32 days
      • Cell bankのvial thaw、拡大培養及び本培養の期間
    • SSおよびSUBで15 batch/year, 1回の培養失敗
      • 培養の失敗回数を見積もる
    • Stainless Stealでは2週間かそれ以上の洗浄と滅菌が必要
    • 2 weeks shut-down in a year
      • 定期点検の期間が必要
    • Protein A回収率 : 70%

    試算結果

    SS: $23,620,868, $1,574,725/batch, $225/g
    SUB: $18,324,748, $1,221,650/batch, $175/g

    編集履歴

    2019/12/03, Mr.Harikiri
    2024/01/02, 文言整備、一部追記

  • 気になる企業 – ProteNova – 日本のベンチャー企業 – ID3820 [2020/11/28]

    気になる企業 – ProteNova – 日本のベンチャー企業 – ID3820 [2020/11/28]

    ProteNova

    ProteNovaは、従業員7名、徳島県発のバイオ関連ベンチー企業です。

    抗体のアフィニティ精製用担体の製造に使用するリガンドの開発に特化して開発を行ったいるようです。Protein AやProtein Lをベースに改変を加えて工業的な使用耐え得るリガンドの開発を進めています。

    一方で、糖鎖分析などの受託業務も行っています。

    感想

    日本のバイオベンチャー及びそれを支えるバイオ関連ベンチーには、頑張って欲しいと強く思っています。世界3位のGDPを誇る日本でも、バイオの世界では、世界から置いてきぼりです。バイオ医薬品は、様々な分野の技術が密に組み合わせって、その結果、高度なバランスで作られる非常に高性能な製品です。ProteNovaは、その一躍を担っており、目的タンパク質の精製、特に、抗体医薬品の最初の精製ステップであるキャプチャリングに関わる精製担体のリガンドを開発・販売しています。

    しかし、近時、世界のバイオ医薬品における抗体医薬品は、もう既にコモドディティ化が進んでおり、参入障壁は急激に下がって来ています。ある意味、誰でも、抗体医薬関連分野に参入することが可能であり、競争が激しい段階に入りました。

    世界のバイオ医薬品は、遺伝子治療に舵(がじ)を切っています。世界の大手医薬品メーカー、大手製造受託会社(CDMO)は、遺伝子治療用の医薬品の開発を独自で進めてきたベンチャー企業の買収や、その技術導入をほぼ完了してしまいました。今後は、目的物質であるAAV Vectorという病原性の無いウイルスパーティクルのアフィニティー・リガンドについて、大手の部材メーカー二より開発が、進められるでしょう。何故なら、AAV Vectorの精製方法は、まだ確立されておらず、誰どても高度に精製できるものでは無いためです。しかしながら、すでに、Thermo Fisherは、AAV selectという血清型に依存する事なく、高いアフィニティー特性を持つラクダ型抗体を開発し、レジンにカップリングした精製用担体を販売しています。この分野でもCytivaが一番乗りだったものの、性能面では、後発のThermo Fisherの製品が優れているようです。Thermo Fisherが一人勝ちの様相を示していますが、今後は、この精製用担体についても、抗体医薬品の時と同じ様に、更なる高性能を求め、競合他社がひしめき合う状態が、必ず来るはずです。数年もしないうちに。

    プロテノバ、徳島県、日本

    編集履歴
    2020/11/28 Update, Harikiri(Mr)
  • [Bio-Edu] 抗体のFc Domainに強い結合親和性を持つStaphylococcus aureus protein A (通称 Protein A)について – ID3817 [2019/12/03]

    [Bio-Edu] 抗体のFc Domainに強い結合親和性を持つStaphylococcus aureus protein A (通称 Protein A)について – ID3817 [2019/12/03]

    Protein A

    抗体のFc領域に強い結合親和性を持つStaphylococcus aureus protein Aを一般にProtein Aと呼んでいる。ここでは、Pronte A (SpA)と称する。

    SpAは、IgMのFabに対しても結合親和性がある。

    Crystal structure of a Staphylococcus aureus protein A domain complexed with the Fab fragment of a human IgM antibody: Structural basis for recognition of B-cell receptors and superantigen activity

    2次構造

    E-D-A-B-C

    3次構造

    • Protein A 3D構造 :
      • 1DEE : SpA bound to human IgM Fab
    • Protein A (B-domain)
      • 1BDD : SpA B-domain (3 x Helix)
      • 5U4Y : SpA B-domain (3 x Helix) bound to IgG Fc
      • 1BDD : SpA B-domain (3 x Helix)
      • 4NPF : Two tandem B-domain
    • Protein A (C-domain)
      • 4WWI : bind to IgG Fc
  • [抗体医薬] デュピクセント; dupilumab – アトピー性皮膚炎 –  Regeneron/Sanofi、個人的には画期的な医薬品と思ったが、薬価はそうは判断していない – ID3809 [2020/05/21]

    [抗体医薬] デュピクセント; dupilumab – アトピー性皮膚炎 – Regeneron/Sanofi、個人的には画期的な医薬品と思ったが、薬価はそうは判断していない – ID3809 [2020/05/21]

    デュピルマブ

    SanofiとRegeneronの製品。適応症は重症のアトピー性皮膚炎

    • 抗体医薬
    • IgG4
    • 炎症性サイトカインのIL-4とIL-13の過剰な働きを抑制する、抗IL-4/IL-13受容体抗体 source: pmda 非臨床概要
      • IL-4Rαサブセットに対する抗体
      • IL-4Rαに結合することで、I型受容体とII型受容体によるシグナル伝達を疎外する
      • I型受容体(IL-2RγとIL-4Rα複合体)
      • II型受容体(IL-13Rα1とIL-4Rα)
      • IL-4シグナル伝達、IL-13シグナル伝達を阻害する
    • ステロイド外用薬との併用も可能

    アトピー性皮膚炎に抗体医薬登場 (引用、日経メディカルより)

    Regeneron 社(売上高約80億ドルInvesting.com調べ)が開発したデュピルマブ(商品名デュピクセント皮下注300mgシリンジ, 薬価83152円, 2019/12現在、サノフィ販売)は、アトピー性皮膚炎治療薬(AD)として、2018年1月19日に製造販売承認がなされた。用法用量は、成人に対して初回は600mgを投与し、その後2週間隔で300mgを投与する。

    IL-4, IL-13の受容体

    • Th2細胞がIL-4とIL-13を放出
    • 刺激を受けたB細胞は、IgEを放出
    • IgEはマスト細胞に結合し、そのIgEにアレルゲンが結合
    • 刺激を受けたマスト細胞は、Histamine, Leukotrieneを放出
    • 気道過敏を生じる source, 2003

    EUでは、

    2017/09/28, SanofiとRegeneronは、EUで重症のアトピー性皮膚炎の成人患者に対する抗体医薬としてdupilumabの承認取得を発表したsource

    ジュピクセント

    (150mg/mL x 2mL, 300mg)

    薬価

    2019/12現在¥83,152
    2020/03改定¥66,356
    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067283

    Advice

     AD (atopic dermatitis)は、掻くことで更に増悪し、2型炎症反応による皮膚の炎症反応、活性化Th2細胞から産生されるサイトカイン(IL-4、IL-13)によって、引き起こされる。

    参考情報

    デュピルマブと同じ適用症(アトピー性皮膚炎)を狙ったAnaptysBio社が開発していた「エトキマブ」は、Phase 2b (ATLAS)で主要評価項目を達成できなかった(2019/11/8発表)ため、開発が中止された。

    編集履歴

    2019/12/03 はりきり(Mr)
    2020/05/21 追記(薬価改定)
    2020/06/25 追記 (I及びII型受容体、EUでの承認取得)
  • 気になる企業 – WuXi Biologics – 生産能力を精力的に拡大中 – ID3693 [2020/07/14]

    気になる企業 – WuXi Biologics – 生産能力を精力的に拡大中 – ID3693 [2020/07/14]

    WuXi Biologics

    WuXi Biologics

    • 2019年の売り上げは、約3,980億円
    • 培養タンクは、PerfusionおよびFed-batchを整備している
    • 現在、中国に4つのPlantにおいてSUB 2,000Lをメインに稼働している
    • MFG 4には、SUB 4,000Lを擁している
    • 今後も、Singapore, Irlandなどに製造サイト増設を予定
    • 子会社のWuXi Vaccineは、ワクチン製造にIrelandで製造所を建設

    WuXi Technology as platform

    • WuXiBody
    • OMT Platform
    • ADC Platform
    • More

    Manufacturing site

    表1. WuXi BiologicsのFacilityまとめ

    2020/07/14現在

    SiteBioreactor typeCapacity
    Wuxi city (MFG 1), 2012GMP Perfusion200L x 2 (ATF6(TM))
    (approved by U.S. FDA, EMA)GMP Fed-Batch200L x 1
    500L x 1
    1,000L x 1
    2,000L x 3
    Primary purification suitesPre-viral
    Final purification suitesPost-viral
    Wuxi city (MFG 2), 2017GMP Perfusion1,000L x 2 (AFT10 (TM))
    GMP Fed Batch (suite 1)2,000L x 7
    GMP Fed Batch (suite 2)2,000L x 7
    Shanghai (MFG 3), 2018GMP Perfusion200L x 1
    500L x 2 (ATF6(TM))
    1,000L x 1 (ATF10(TM))
    GMP Fed-Batch200L x 1
    500L x 1
    1,000L x 1
    2,000L x 2
    Purification 2 suitespre and post-virus
    Process development labs
    GMP cell banking suites and storage x 10
    Wuxi city (MFG 4), 2019GMP Fed-Batch1,000L x 2
    2,000L x 2
    4,000L x 1 (ABEC)
    Harvest room dedicatedcentrifuge/depth filtration
    Segregated purification roompre and post-riral
    Bulk drug substance fill isolator
    Media and buffer preparation systemdisposable
    Wuxi city (MFG 5 & 9)GMP Available Q1 2021/2022
    60,000L fed-batch (9 x 4KL ABEC, 12 x 2KL GE)10,000L for clinical in MFG 9
    12K-16KL for commercial in MFG 5
    Ireland (MFG 6 & 7)GMP Available 2021for commercial
    Perfusion1,000L x 6
    Fed-batch48,000L
    Shijiazhuang city (MFG 8)GMP Available 202248,000L for clinical and commercial
    Singapore (MFG 10)GMP Available 2022
    Perfusion500L (ATF6(TM))
    Fed-batch2,000L x 2
    Worcester, MA, USA (MFG 11)GMP Available 2022Perfusion 500L
    Fed-batch 2,000L x 2
    Chengdu city (MFG 12)GMP Available 20224,000L x 12
    Crandury, NJ, USA (MFG 18)GMP Available 2021Fed-batch 200L to 2,000L
    https://www.wuxibiologics.com/services-solutions/commercial-drug-substance-cgmp-manufacture/#wuxi1

    Bioreactor : ABECの4,000L SUBを持つ

    Bioreactor capacity 180,000L by 2022

    スケールアウトの戦略

    20,000Lなどの巨大なBioreactorを揃えるのでなく、それより小さいBioreactorで容量を達成するために、その数を増やす戦略が、スケールアウトです。これまでは、スケールアップが一般的でしたが、WuXiは、スケールアウトで、処理量の拡大化を進めています3)

    参考文献

    1)

    Bayer and WuXi Biologics enter into an agreement on a Leverkusen drug product plant

    https://media.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/Bayer-and-WuXi-Biologics-enter-into-an-agreement-on-a-Leverkusen-drug-product-plant
    2)

    WuXi Biologicsの子会社であるWuXi Vaccinesが、生物製剤の発見、開発のために、2億4千万USDを投資してダンダルク、アイルランドに新しいワクチン製造施設を建設すると発表 (2019年11月22日)。2019年初めにWuXi Vaccinesによって20年間の製造業許可書(Letter of Intent: LOI)を得ている。

    https://media.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/Bayer-and-WuXi-Biologics-enter-into-an-agreement-on-a-Leverkusen-drug-product-plant
    3)

    Scale-Out Biomanufacturing – A Paradigm Change to Scale-Up – Summary of Webinar provided by Dr. Jie Chen, Vice President of CMC Management

    https://www.wuxibiologics.com/News_Media-Press_Release-Perspectives-Scale_Out_Biomanufacturing_A_Paradigm_Change_to_Scale_Up.html

    編集履歴

    2019/11/24, Mr.Harikiri
    2021/06/05,追記(スケールアウト)
  • 気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

    気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

    ABEC

    ABEC

    • Type : Private
    • Headquater : Bethlehem, US
    • 1974年以来、バイオ医薬品業界で製造するための統合プロセスソリューションとサービスを提供するリーダー
    • 世界の製薬企業およびバイオテクノロジー企業の大部分はABECの顧客で、設計、製造、設置、およびサービスを受けている
    • 業界最大のグローバルなバイオ医薬品製造能力を、顧客に提供している。
      • ABECの製造スペース : 32,000m² (東京ドームは47,000m²)
      • 2 x ISO-7クリーンルーム
      • 工場受け入れテスト(FAT)用機器

    ABEC, ベツレヘム、US

    製品にどのようなものがあるかわかる写真

    Thermo Fisherと肩を並べる大型のSUBを供給するインダストリー関連メーカー

    今現在(2019)、6,000LのSUBを製造供給するUS企業

    Bug Mixing Systemを持っているメーカー

    • ABECとThermoは、最大スケールのバイオリアクター供給で競争している(2018)
    • Merck, Pall, Cytiva(旧GE Healthcare), Saint-Gobain, JM BioConnect, DrM, Sartorius Stedim Biotecchは、先進的にはスケール拡大していない(2018)
    • 以上、Single-Use Technology in Biopharmaceutical Manufacture より引用

    ABEC関連

    [Bio-Equip] Single Use Bioreactor, 4,000L – ABEC [2020/09/19]

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    [Bio-SUB] Single Use Bioreactor – バイオ医薬品の要である培養装置 – 製造メーカーまとめ [2020/08/12]

    バイオロジクス(バイオ医薬品)の製造工程の最初のステップである動物細胞の培養には、殆どにおいて、シングル・ユーズ・バイオリアクター (SUB)が使用される。多数の大手メーカーが、使い捨てバッグを含めてSUB製品を提供しており競争は厳しい。今後も競争を激化していく大手メーカーをリストアップした。

    気になる企業 – ABEC、バイオリアクター供給メーカー、日本ではあまり知られていない [2019/11/24]

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  • 気になる企業 – Rentschler Biopharma – バイオロジクスCDMO 製剤・包装のVetter Pharmaとの提携発表 – ID3665 [2020/09/01]

    気になる企業 – Rentschler Biopharma – バイオロジクスCDMO 製剤・包装のVetter Pharmaとの提携発表 – ID3665 [2020/09/01]

    Rentschler Biopharma SE

    • 1927 or 1974年創立
    • ドイツ
    • Headquarters Regions : European Union (EU)
    • Full-service CDMO as outsourcing partner for bioprocess development
      • cGMP manufacturing and filling
    • Early Stage Venture
    • Employees : ~1,000
    • IPO Status : Private
    • 会社形態 SE : Societas Europeae
    • 製造所としてShire plcの子会社を買収(2019/01)source
      • Boston in Milford, Ma, USA
      • 93,000ft2
      • 70 employees
    • Vetter Pharmaとの提携を発表 (2020/07)

    crunchbase.com

    https://www.crunchbase.com/organization/rentschler-biopharma-se#section-overview

    VETTERとコラボレーション – Rentschler News

    https://www.rentschler-biopharma.com/news/press-releases-and-announcements/

    Rentschler Biopharma

    Cell line

    • TurboCell (TM) cell line (CHO-K1)
    • Vectorは、geneの特定部位に導入される
    • 同時に最大20の候補まで調製
    • どんな遺伝子組換えタンパク質にも適用可能

    ベネフィット

    • 7 週間でPool株を作成でき、Material Supply用の培養が開始できる
    • cGMPガイドラインに適合している
    • ロイヤルティ/ライセンスがフリーである
    Stepweek
    Vector + Master TurboCell(TM) Clone -> Transfection (RSMCE/FACS)4
    Producer TurboCell(TM) Pool -> Material7
    Cell Cloning Limiting dilution5
    Expansion2
    10~20 Producer TurboCell(TM) clones -> Stable cell line (material)14
    Total32
    (8m)

    Cell Culture

    • 2,000L SUB
    • 3,000L SS

    Aseptic Filling

    ~60,000 vials

    Formulation

    Strategic Alaianceは、製剤化のためのFormulation検討をLeukocare社 (LEUKOCARE AG, Martinsried/Munich)とアライアンスしている。

    Commercial FormulationはPhase IIIに入る前に決定させるのが一般的である。

    • Initial Formulation (Pre-clinical ~ Phase II)
    • Commercial Formulation (Phase III ~ Commercial)
    図1. Phase IIIからCommercial Formulation

    Leukocare社のFormulation Platform

    Rentschler社では、SPS technolgoyという100以上のExcipientリストによりFormulation検討を実施できるLeukocare社とのアライアンス・サービスを提供している。Phase IのタイミングでのFormulation検討を支持する。

    • Initial Formulation (Pre-clinical ~ IND)
      • Phase Iでは最初の決定したFormulationを提供する
    • First Commercial Formulation
      • Phase I ~ First Commercial
      • SPS key step
        • Step 1 ~ Step 5 : ~9 months
    図2. Leukocare社のFormulation scheme

    Strategic Partner

    Vetter

    • Home Page
    • ドイツ、US, シンガポール、日本、韓国
    • Fill & Finishと包装
    • Employee : 4,600
    • 2019年売上高 : 役900億円 (595 m€) source
    • 2020/07/06, Rentschler BiopharmaとVetterは、コラボレーションを発表 source

    Leukocare Biotechnology

    • Home Page
    • LEUKOCARE is a privately owned, product-focused, clinical-stage biotechnology company founded in 2003 and headquartered in Martinsried/Munich, Germany.
    • SPS Formulation Platform
      • Antibody
      • Biosimiler
      • Vaccine
    編集履歴
    ID 3665
    2019/11/24 はりきり(Mr)
    2020/07/23 文言整備
    2020/09/01 追記(Strategic PartnerのLeukocare, Vetterの情報)
  • 気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    気になる企業 – LONZA Biologics – ID3637

    Lonza

    バックグラウンド

    細胞培養における60年以上の経験を持つLonzaは、治療用途向けのメディアの大手プロバイダーであり、 CHO、Hybridoma、NS0、PerC6、Insect、Hematopoïtic、またはKidney細胞など、すべての一般的な細胞プラットフォーム用の培地の完全なポートフォリオがありる。 クライアントのすべての要件を満たすために、プラットフォームごとにいくつかの処方が存在します。 これらのプラットフォームは、単純な無血清、無タンパク質、または化学的に定義されたものから、動物以外の排他的な成分を使用して作られる。

    LONZABiologicsIbexLonza Glance

    製造施設

    モノクローナル抗体(mAbs)と哺乳類細培養からの組換えタンパク質の受託製造の先駆者の1つとして、Lonzaは、以下の4つの最先端cGMPマルチ製品施設で製造を行なっている。せいぞう設備は、MES化が進められておりリアルタイム管理が進んでいる。

    ロンザ・バイオロジクス生産サイト:前臨床から臨床

    • Slough, UZ
      • 1985~
      • 5 x 1,000L of Bioreactor
    • Taus, Singapore
      • 200L
      • 1,000L
      • 5,000L
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
    • Portsmouth, US
      • 3 x 5,000L(Airlift)
      • 4 x 20,000L of Bioreactor
      • Since 2001 the Portsmouth facility has hosted 33 regulatory inspections by FDA, EMA, Health Canada, Japan, Brazil, Mexico, the Korean FDA and the Turkish MOH. 8 customer product currently. 33 regulatory inspections.
    • Porriño, Spain
      • 20L~8,000L(Inoculum)
      • 4 x 10,000L
    • 中国に進出 – Lonza to Establish Strategic Biomanufacturing Base in China Using GE Healthcare Solution – in 2020, 広東省にGEのKUBioを導入(by Bloomberg)

    哺乳類細胞培養生産サービス

    • モノクローナル抗体と組換えタンパク質
    • 大手製薬会社へのバイオテクノロジーのスタートアップ
    • 細胞株の構築と規制当局対応
    • 商業供給への実験室規模
    • 工業用哺乳類細胞培養で30年以上
    • 攪拌タンク、エアリフト、使い捨てバイオリアクター
    • 高度な技術
    • GS Gene ExpressionSystem®、Epibase®
    • Potelligent®CHOK1SV™  

    プロセス R&Dサービス

    LonzaのプロセスR&Dサービスは、ベクターの構築や細胞株の開発から本格的な製造にまで及ぶ。 これらには、臨床試験および市場での供給のための完全な分析サービスと規制サポートが含まれる。

    DNAからBLAまでのフルライン開発および製造、一部のサービスも提供する。 さらに、抗体薬物コンジュゲートの生産に関する幅広いサービスを提供している。 Vispの化学設備と連携して、目的のmAbを生成し、選択した薬物に結合させることができる(ADC抗体)。

    Ibex Service

    Ibex Serviceは、スイスのVispサイトで実施されます。VIspには化学設備があり、ADC抗体製造が可能となっています。

    • Ibex Design : Gene to Vial in just 12 months
    • Ibex Development : Process Characterization to BLA in just 22 months
    • Ibex Dedicate : コマーシャル製造のためのフレキシブな専用設備。自社製造設備の投資判断を30ヶ月遅くすることができる。自社製造設備は4~5年はかかり、着工からでも2年は必要。

    AAV製造

    2018年、Lonza社は、細胞/遺伝子治療の生産に特化した30,000ft2の工場を開設。CEO Mark Funkは、最近のインタビューで45の顧客とウイルスベクターに取り組んできたと述べている(BioPharma Diveより)

    編集履歴
    2019/11/24 Mr.HARIKIRI

    KUBio関連

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  • 気になる企業 – パセオン(patheon) – ThermoFisherグループ – 抗体/rAAV – ID3631 [2020/08/20]

    気になる企業 – パセオン(patheon) – ThermoFisherグループ – 抗体/rAAV – ID3631 [2020/08/20]

    パセオン

    バイオロジクス・サービス

    • 高分子
      • Therm FisherプランドのGibco™Freedom™CHO-S™細胞株は、ロイヤリティや年会費が不要
      • Quick to Clinic™for Biologics
        • 14ヶ月でDP(安定性1ヶ月データ)を提供
        • 細胞株開発
        • 細胞培養および精製プロセス
        • 液体充填バイアル製剤
        • 分析方法
        • 毒性学研究のための初期の非GMP資料
        • GMP原薬を放出
        • GMP製剤を発売
        • ウイルスクリアランスおよび安定性研究データ
      • Clinical Supply
        • Batch Size : 500L, 1,000L and 2,000L
      • Cold Chain & Storage service source
        • Ambient (15°C to 30°C)
        • Refrigerated (2°C to 8°C)
        • Freezer (-25°C to -10°C)
        • Ultra-low freezer (-70°C to -90°C)
        • Vapor-phase liquid nitrogen (-135°C to -196°C)
        • Liquid-phase liquid nitrogen (-195°C)
      • 柔軟なバイオ製造ソリューション
        • 中型バイオファーマに対するトップエキスパートのアドバイス YouTube
    • 低分子・バイオ原薬(製造実績100以上) CDMO
      • 治験薬の製造、サプライチェーン
      • 細胞構築
      • プロセス開発
      • 商業生産
      • PCからの製剤開発、ADC製剤・製造
    • 遺伝子治療薬
      • rAAV vectorの受託開発・製造 (Brammar担当)
    • 拠点
      • 開発・製造 : 北米(Single Use, ワンとルイス)、欧州、オーストラリア
    • NDA実績
      • 過去10年で、COM最多の107年(

    https://ptj.jiho.jp/product/30813/company/129663

    ロジスティック・サービス

    経験豊富なロジスティクスプロバイダーで病気の発生の複雑さを克服する – patheonより

    https://go.patheon.com/CNT-FS-CTD-TTM-COVID-19-3-Selection_Content-Page-2.html

    今回のCOVID-19では、医薬品のサプライチェーン滞りが懸念される。医薬品の欠品は許されない。

    ThermoFisherは、CDMOとしてのpatheonの経験を生かして、サプライチェーン支援サービスを提供している。

    世界各国の宅配業者、関税などに精通している。

    ThermoFisherグループ

    2017年に、Thermofisherにより72億円で買収されている。

    https://www.genomeweb.com/business-news/thermo-fisher-completes-72b-patheon-acquisition#.Xnhry4FcW-o

    pahteon

    バイオロジクスへの本格的テコ入れ

    2008年から2017年までに、低分子・高分子などを含めクライアントの117の新薬申請(NDA)の承認を得ている。 これは、他のCMO / CDMOの2倍。

    バイオロジクスに関しては、2014年以降から本格的な活動となっており、コマーシャルに関する技術移管は180を数えている。

    バイオロジクスのサイト

    • BRISBANE, AUSTRALIA
      • 250~2,000L SUB
      • 50~500L perfusion.
    • COKE, IRELAND
      • 400人
      • 5 commercial site (450L~16,000L Bioreactor)
      • ~2,500LのPilot

    Large Molecule Quick to Clinic™ Program

    • Fast:  released drug product in as little as 14 months, which is enabled by our:
      • Platform cell culture and purification processes
      • Automation:  Beacon, ambr® 15, and Tecan systems
      • Integration of drug substance and drug product timelines where work is done in parallel
      • Pre-qualification of common vials
      • Templated, QA-reviewed documentation
      • > 45 年の経験 
    • Flexible:  we will work with your cell line, our cell line, or a third-party’s cell line:
      • We give you the flexibility to work with your cell line and media, a third party’s, or our own.
      • Your process is not tied to proprietary media
      • Our Gibco™ Freedom™ CHO-S™ cell line is free from royalties and annual fees – there is a simple one-time fee for a single or multiple molecules
      • With the Freedom CHO-S cell line, you have the ability to transfer or sell the molecule without any additional fees
      • The Freedom CHO-S cell line is well established and fully documented

    培養技術は、XD Cell Culture Techdnologyを持っている。


    世界の製薬会社上位20社、バイオテクノロジー企業上位20社のうち18社の信頼を得ている。

    過去10年間で、patheonの施設は325件以上の規制検査を受けており、33件の事前承認検査(PAI)がFDAによって免除されている。

    昨年だけで、70か国以上で承認された700以上の大小分子製品を製造した。 しかし、成功とは規模だけではなく、優れた品質とサービスを提供する当社の能力も反映している。 2008年、2010年、2011年、2012年に、最も効果的なスケールアップと技術移転が認められ、欧州アウトソーシング賞を受賞している。
    出典:PharmSource®Trend Report、2016年3月。

    編集履歴
    2019/11/24 Mr.HARIKIRI
    2020/08/20 内容補充(バイオロジクス-高分子)
  • 気になる企業 – DM Bio – Meiji Seikaファイルマグループ – 韓日両国の強力で誕生したバイオ医薬品専門企業 – ID3543 [2021/06/06]

    気になる企業 – DM Bio – Meiji Seikaファイルマグループ – 韓日両国の強力で誕生したバイオ医薬品専門企業 – ID3543 [2021/06/06]

    DM Bio

    DM Bioは、Meiji Seikaファルマのグループ会社。韓国のバイオ医薬品原薬、製剤の製造及びその受託業務を行う、CMOです。全工程は、QbDアプローチとPATを適用し最高品質の医薬品を提供します。

    • 2011年、現在の東亜製薬とMeiji Seikaファルマがが合弁で建設
    • 概念設計と基本設計は、ドイツのM+W PI社とで1年をかけた
    • 詳細設計と施工は、サムスンエンジニアリングが行った
    • 2012/9に建設着工され、2013/末に完成
    • 2年半の歳月をかけた

    韓日両国の強力で誕生したバイオ医薬品の専門企業、DM Bio! グローバルバイオ企業に成長します。

    https://www.dmbio.com/jap/about/history.do

    設備

    建屋は3Fとなっており、以下の設備が設置されている。

    Bioreactor

    • 20L
    • 50L
    • 200L
    • 500L, single use bioreactor
    • 2,500L x 3 Stainless steel Bioreactor for multi product (GMP)

    Harveest

    • Depth filter system
    • Continuous centrifuge

    Purification

    • Merck Millipore のカラム・パッキング・システム
    • クロマトシステム
    • バッファープレパレーション
    • UF/DFシステム

    充填・包装

    • Pre filled syringeが可能
    • 10,8000 syringe/hr by pellistaric and piston pump, glass and plastic syringe.ブリスター包装からカートン包装

    出荷試験、安定性試験

    QC部門とQA部門があり、試験と出荷が可能です。

    編集履歴

    2019/11/23,はりきり(Mr)
    2021/06/06,追記(DM Bioホームページから内容の更新)