カテゴリー: BIOLOGICS
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[Data Link] 緩衝液 (Buffer) – まれに中性域のバッファーとして使用される – HEPES buffer – ID4212 [2019/12/10]
HBS (HEPES-buffered Saline, ヘペス緩衝生理食塩水)
リン酸カルシウム法でDNAを細胞に導入する際に用いる。
以下では、2X HBS液の作成方法を示す。最終濃度 (2X HBS)
NaCl 274 mM
KCl 1 mM
Na2HPO4·2H2O 1.5 mM
D-glucose 0.2 %
HEPES 42 mM調整方法
NaCl 1.6 gram
KCl 0.074 gram
Na2HPO4·2H2O 0.027 gram
D-glucose 0.2 gram
HEPES 1 gram
0.5N NaOHで、pHを7.05に調節。
H2Oで、100 mlにメスアップ。
ろか滅菌後、小分けにして-20度で保存。備考
より簡便な組成として、
NaCl 0.8 gram (140 mM)
Na2HPO4·2H2O 0.027 gram (1.5 mM)
HEPES 1.2 gram (50 mM)
もある。 -
[Bio-Material] GMP製造に使えるNucleaseの種類と価格 – ID3859 [2019/12/09]
はじめに
AAVベクターを製造する場合、宿主細胞の破砕によりDNAが溶液中に混入して溶液の粘度が上がり、取り扱いが難しくなってしまいます。
その際、DNAを酵素で切断する工程を設けます。その酵素について、以下調査しました。
DENARASE
c-LEcta
The Nuclease that cleaves all forms of DNA and RNA.
Advertorial: Outstanding cGMP Enzymatic Technology in Purification
Price :
€290/100KU
€890/500KU
Benzonase®
Merk Millipore
¥29,100/10kU
TurboNucleaseTM
Accelagen
$885/250KU
編集履歴
2019/12/09 はりきり(Mr)
2020/06/25 文言整備 -
[Data Link] 抗体医薬などのバイオ医薬品の物理化学的評価 (工事中) – ID4192 [2019/12/09]
抗体医薬などのバイオ医薬品の物理化学的評価 (抗体医薬などのバイオ医薬品の物理化学的評価, 内山 進, 2016)
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調査 – 遺伝子治療 – LONZAの動向 – ID3803 [2020/05/07]
AAV
AAVは、病原性が無いとされるウイルスである。正式名はAdeno Associated Viris (AAV、アデノ随伴ウイルス)である。Adeno Virusが存在しないと複製できないため、Adeno Virusに感染している場合に感染していることが多い。
背景
最近のモダリティの拡大が意識されるようになってから、遺伝子治療の分野は、最もホットな分野の一つである。医薬品メーカーは、研究開発に余念がなく、既に先取りした研究開発の成果である特許出願がされており、その特許成立の波がやって来ている。製造を請け負うCDMOにしても、抗体医薬に続く大きな受容を期待しており、次の成長分野である。
世界規模でいえば、自動車産業を既に抜いているのがバイオ医薬品産業である。日本もこの分野へのテコ入れが進んでいる。
LONZAの動向
世界のCDMO (Contract Development Manufacturing Organizer)の優である、LONZAは2016年頃よりAAV Ancestralの使用を進めてており、また、世界の大手CDMOは、AAVベクターの委託製造サービスに本腰を入れてきている。
Evaluation of AAV production in insect cells using chemically defined media, 2020, Jerome Jacques, Amber Jones, Daniel Xing, Kenneth Low, Alexis Bossie Lonza Walkersville, Inc., Walkersville, MD, USA
https://bioscience.lonza.com/lonza_bs/CH/en/download/content/asset/36112Lonza、Akouos、およびMassachusetts Eye and Ear (MEE)は、聴覚障害および平衡障害に関する戦略的遺伝子治療ライセンス契約を発表しました(2017/11/30).
LonzaとMEEは、すべての聴覚障害と平衡障害のために、プロプライエタリな先祖AAV(Anc-AAV)ベクトルの独占ライセンスをAkouosに付与した。
Anc80は、約40,000種類の新規キャプシドのポートフォリオにおける主要なAnc-AAVであり、内耳での優れた遺伝子発現が可能な強力な遺伝子治療ベクターです。
Akouosは、5AM Ventures、New Enterprise Associates、およびPartners Innovation Fundから750万ドル(8億円)のエクイティファイナンスを調達しています。2016年に設立され、感音性難聴の遺伝子治療薬の開発を進めており、MEEとLonzaとパートナーシップをムスクでいる。
Individual by Investing.com (株価情報,会社概要)
参考 – Lonza AAV関連のGoogle調査結果
Google search “aav ancestral lonza”
Lonza to Offer Novel Anc-AAV Gene Therapy Technology Through Exclusive Licensing Agreement with Massachusetts Eye and Ear (HARVARD MEDICAL SCHOOL)
Anc80L65 AAV vectors now available through VVF
Going Viral: The Next Generation of AAV Vectors
Delivering the next transccformative class of gene therapies
AKOUOS ANNOUNCES NEW DATA AT THE AMERICAN SOCIETY OF GENE & CELL THERAPY 2019 ANNUAL MEETING
Applying old Know How to New Challenges: The Manufacturing of Emerging Therapeutic Modalities
2019/12/09 はりきり(Mr)
2020/05/07 追記 (rAAV製造における培養培地) -
[Bio-Edu] タンパク質を調製するための原材料 – ID9804 [2019/12/08]
タンパク質調製のための原材料
遺伝子組換え細胞
mammalian
- CHO細胞
- バイオ医薬品のほとんどは、CHO細胞の組換え体で作られます。
- HEK細胞
- 抗体医薬での使用されるケースはありません。Labでの使用が殆どですが、抗体以外のバイオロジクスでは、使用されていました。
Fungal
- 酵母
- ビキア
株価細胞培養上清
- 遺伝子組換えしていない株化された不死の細胞を培養して得られる培養上清。組換遺伝子技術が普及するまで、この方法が用いられてきた。
血液
- 血液から血球成分を除去した画分: 血漿
- 尿 (尿由来の医薬品がある)
組織のホモジナイズ抽出液
動物由来
- 内臓のホモジナイズ (トリプシンは、動物由来の膵臓から作られる)
植物
- タバコの葉
- トウモロコシ
編集履歴 2019/12/08 Mr.HARIKIRI 2020/12/06 文言整備
- CHO細胞
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[Bio-Edu] 遺伝子組換え技術でタンパク質サンプルを得るまでのフローと装置 : 培養→精製→分析→保管 – ID9802 [2019/12/08]
原材料
- 遺伝子組み換えによるタンパク質の製造に使用する原材料は以下の記事を参照してください。
USP(培養)
バイオロジクスではUp Stream Process (USP)は、細胞の培養です。
- 培養
- 浮遊培養(バッチ式)
- 連続培養
- 培養するための原材料
- media
- nutrient
- 装置
- ambr system (培養条件初期検討)
- フラスコ培養システム (種培養)
- Media Preparation
- WAVE System (~20L; 拡大培養)
- Bioreactor (10L, 50L, 1000L, 2000L; プロダクション培養)
DSP(精製)
バイオロジクスでは、Down Stream Process (DSP)は、培養工程で得られたプロダクトの精製です。
- タンパク質(蛋白質)の精製手法のいろいろ
- 装置
- AKTA System (クロマト精製)
- UF/DF System (濃縮、バッファ置換)
- 濾過システム (細胞除去、工程毎濾過)
- 遠心機(細胞除去)
- バッファタンク
分析
- 精製検討を目的とした分析
- SDS-PAGE
- RP-HPLC (for quantitative)
- GP-HPLC
- DNA (Picogreen)
- HCP ELISA
- 製造におけるインプロセス試験(IP test)
- SDS-PAGE
- OD
- 高度な分析と装置
- MFI
- DLS
- AEX-HPLC
- RP-HPLC
- アミノ酸配列分析
- 糖鎖分析
- Endotoxin測定
- HCP測定
- Aggregates測定
- 等電点測定 (糖鎖脱落、脱アミド、酸化)
- MS
- CDスペクトル
- SDS-PAGE
- 一般装置
- HPLC System
- 電気泳動装置(with パワーサプライ、ゲル振とう器)
- 96穴蛍光光度およびUV測定計
保管
- インプロセスにおける保管の条件(短期保管)
- 5℃保管
- -20℃保管
- 室温保管
- 長期保管の条件
- -60℃~-80℃
- 必要な装置
- 冷蔵庫
- 冷凍庫(Freezer, Deep Freezer)
一過性発現培養
フラスコ培養装置
for GMP
Class 2 area for media preparation
編集履歴
2019/12/08, Mr.Harikiri
2024/01/02,サイト内リンク訂正