カテゴリー: BIOLOGICS

  • [Bio-Lab] Nalgene® メディアボトル、スタイル2019 [2020/09/19]

    [Bio-Lab] Nalgene® メディアボトル、スタイル2019 [2020/09/19]

    ラボ製品

    メディアボトル

    タンパク質精製工程の途中で得られるサンプルの保管に使用する。

    nalgen

    Nalgene® メディアボトル、スタイル2019

    https://www.sigmaaldrich.com/catalog/product/sigma/z768677?lang=ja&region=JP&gclid=Cj0KCQjwlN32BRCCARIsADZ-J4uUgPNvxIgdO4AA6T9v5pnJ2oy2hyH17Ly-Yfg6E6mvsh2da9Lp90kaAvnNEALw_wcB
  • 新型コロナワクチン開発、日本はどうする?[2020/06/07]

    新型コロナワクチン開発、日本はどうする?[2020/06/07]

    GDPの1位と2位は先行

    国の豊さを知る指標としてGDPがある。2018年のGDPは、アメリカが2220兆円、中国が1443兆円、日本は、536兆円であるsource。人口は、それぞれ、3.29億人、14.3億人、1.27億人であるwiki

    アメリカのと中国のGDPは、世界1位と2位であり、それぞれの国のベンチャー企業である、ModernaとCanSinoは、新型コロナウイルスのmRNAワクチン開発でフロントランナーとして駆けている。

    Modernaは、2020/04/16, Biomedical Advanced Research and Development Authority (BARDA, 米国生物医学先端研究開発局)から最高4億8,300万ドル (約500億円)助成金の供給が決まっており、商用製造を見据えたパートナーとしてCMOの優であるLonzaと提携したことも発表されている。資金は潤沢、用意は万全のようだ。

    一方、CanSinoは、アメリカの企業である製剤処方の技術を持つPrecision NanoSystemsとの提携を発表している。CanSinoは、自社のmRNA技術、Precision NanoSystemsは、mRNAの製剤技術であるLNP(脂質なの粒子)組成開発能力と自動製造システムを、それぞれ持ち寄り臨床試験を進めている。CanSinoのマーケットは、日本を除くアジア圏、Precision NanoSystemsは、その他の国々の権利を有する。

    Moderna、CanSinoは、それぞれ、2020/03に新型コロナウイルス・ワクチンの臨床試験に入っている。

    さて、日本では、どれだけのベンチャー、技術に助成できるのか?

    2016年、武田製薬は、2016年にジカ熱の治療薬開発にBARDAから3億1200万円(337億円)の助成を受けると発表しているsource

    日本のベンチャー企業からすれば、投資をしてほしいのだか、日本政府としては、それだけの技術があるのかが心配であろう。その場合、技術の目利きが無いと投資は出来ないか、小額になっていまうのが関の山だ。しかし、そもそも、開発資金がないと技術の磨き上げはできない。鶏と卵であるが、最終的には、資金提供者がリスクを負うべきと考える。

    編集履歴

    2020/06/07 はりきり(Mr)
  • [Bio-Equip] – Univessel Glass  [2020/09/19]

    [Bio-Equip] – Univessel Glass [2020/09/19]

    Sartoriusのガラス培養装置

    • 1L, 2L, 5L and 10L
    • 洗浄が容易
    • 容易なハンドリング
    • 軽量化
    • ジャケット無し
    • 2重ジャケット

    UniVessel Glass

    sartorius stedim biotech

    https://www.sartorius.com/download/10340/6/broch-univesselglass-sbi1554-j-data.pdf
    編集履歴
    2020/06/20 はりきり(Mr)
  • [抗体医薬] イラリス; Canakinumab – 高IgD血症として知られている難病治療薬 by Novartis/中外 [2020/06/23]

    [抗体医薬] イラリス; Canakinumab – 高IgD血症として知られている難病治療薬 by Novartis/中外 [2020/06/23]

    最初に

    高IgD症候群(Hyper IgD Syndrome:HIDS)は、別名メバロン酸キナーゼ欠損症(Mevalonate Kinase Deficiency:MKD)とも言い、コレステロール生合成経路に関わるメバロン酸キナーゼ(MVK)の活性低下により発症する周期性発熱症候群である。血清IgDが高値である症例が多いことで命名がなされているが、本邦での初診時にIgDの上昇を認めないことが多い。

    Novartisは、IL-1βを標的とした抗体医薬イラリス;canakunumabを持っており、適応症を多数に拡大している。

    編集履歴
    2020/06/23 はりきり(Mr)

    適応症

    • 以下のクリオピリン関連周期性症候群
      • 家族性寒冷自己炎症症候群
      • マックル・ウェルズ症候群
      • 新生児期発症多臓器系炎症性疾患
    • 高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)
    • TNF受容体関連周期性症候群
    • 既存治療で効果不十分な下記疾患
      • 家族性地中海熱
      • 全身型若年性特発性関節炎

    臨床試験以外の薬理活性など

    • IL-1βに結合(解離定数:40pM)することで、受容体に結合した場合のシグナルを抑制する
    • IL-1β刺激による皮膚線維芽細胞からのIL-6産生を抑制
    • IL-1β刺激による黒色主細胞におげるIL-8のプロモーター活性を抑制
    • IL-1βで誘発されるマウス関節空気嚢への好中球浸潤を抑制
    • IL-1βで誘発されるラットの発熱を抑制

    高IgD症候群(指定難病267)

    https://www.nanbyou.or.jp/entry/4751

    イラリス皮下注射液150mg – Novaritisサイト – より

    https://drs-net.novartis.co.jp/siteassets/common/pdf/ila/pi/pi_ila_t_202004.pdf
  • [Bio-Equi] Sterile Filter – Merck Millipore [2020/09/19]

    [Bio-Equi] Sterile Filter – Merck Millipore [2020/09/19]

    MerckMillipore Sterile Filter

    Labスケールでは、小型のOpticapやMillipacを使用します。

    • Merck site
    • 種類
      • Durapore 01 μm & 0.22μm filters
      • Multilayer Durapore 0.45μm/0.22μm
      • Durapore Multimedia Filtees
      • Durapore CBR 0.1μm & 0.2μm
      • Charged Urepore 0.22μm membrane filters
    • Format
      • Cartridge : 専用のハウジングが必要
      • Capsules :
      • OptiScale Capsule
      • Opticap
      • Millipak
    • ジョイント
      • フェルール
      • シリコンチュープ
  • [Bio-Equi] TFF System – Cogent – MerckMillipore [2020/09/19]

    [Bio-Equi] TFF System – Cogent – MerckMillipore [2020/09/19]

    MerckMillipore TFF System

    Cogent

    タンジェンシャル・フロー・フィルトレーションによるバッファー置換と濃縮を行う機材

    • 種類
      • Cognet M1 TFF system source
        • 運転容量 : 300mL最小
        • Bench top
        • 300mL ~ 100L
      • Cogent μScale TFF system source
        • 運転容量 : 16mL最小
        • Pellicon 3 (88 cm2 cassette, maximum 264 cm2)
        • PelliconXL 50(150cm2 maximum)

    このページの親へは下のリンクから

    気になる企業 MerckMillipore – ろ過膜の総合メーカー [2020/06/26]

    気になる企業 MerckMillipore – ろ過膜の総合メーカー [2020/06/26] はコメントを受け付けていません
    編集履歴
    2020/06/26 Mr.HARIKIRI
  • [Bio-Equi] Depth Filter – MerckMillipore [2020/09/19]

    [Bio-Equi] Depth Filter – MerckMillipore [2020/09/19]

    MerckMillipore Depth Filter

    培養終了後の培養液の清澄ろ過、クロマトグラティのロードサンプルろ過によるカラム劣化の保護、など工程間のろ過に使用します。

    • Merck site
    • 種類
      • Pre-treated feed
        • Clarisolve gardes
        • 60HX : 60μm, Cationic polymer flocculants
        • 40MS : 40μm, Cationic Polymers such as pDADMAC
        • 20MS : 20μm, Acid Precipitation
      • Millistak+ HC grades with diatomaceous earth and cellulose
      • Millistak+ HC Pro grades with polyacrylic fiber and silica(synthetic)
      • Millistak+ grades with diatomaceous earth
      • Millistak+ grades with cellulose only
      • Millistak+ grades with activated carbon
        • CR40 : Removal of color, contaminants, HCP for Protein A elution pools
    • 特徴別
      • Primary clarification
        • C0HC, C0SP(synthetic)
        • CE
        • D0CH, D0SP(synthetic)
        • DE
      • Secondary clarification
        • A1HC: post tangential flow or depth filtration
        • B1HC : post centrifugation
        • F0HC : post-centrifugation or pre-treated feed streams
        • X0HC, X0SP(synthetic): post depth or centrifugation, for protect chromatography columns
  • [Bio-Equi] TFF – MerckMillipore  [2020/9/19]

    [Bio-Equi] TFF – MerckMillipore [2020/9/19]

    MerckMillipore TFF

    タンジェンシャル・フロー・フィルトレーションによるバッファー置換と濃縮を行う機材

    • Merck site
    • 種類
      • Pellicon sigle pass TFF
        • 循環をせずに一定量のろ液量とスルー量により、連続的に濃縮されたスルーが回収できる
      • Pellicon Capsule
        • Ultracel Membrane
        • Holder一体型
        • Single use TFF
      • Pellicon 3 cassette
        • mAb, IgG, Insulin 血漿、ワクチンの処理
        • 高粘度用
      • Pellicon 2 cassette
        • Ultracel
        • Biomax Membrane
        • Durapore Membrane
    編集履歴
    2020/06/26 Mr.HARIKIRI
  • 気になる企業 – Ultragenyx  [2020/10/09]

    気になる企業 – Ultragenyx [2020/10/09]

    Ultragenyx Pharmaceutical Inc.

    • Headquarter : 60 Leveroni Court Novato, CA 94949, United States
    • ホームページ
    • クリニカル・ステージ・カンパニー
    • 希少疾患をフォーカス
    • 2020/01, 同社が保有するアデノ随伴ウイルス(以下「AAV」)ベクターを用いた遺伝子治療薬製造技術を非独占的に第一三共に利用させる契約(技術移転)を締結, source
      • 2025年には、治験薬製造の開始を目指す
      • 契約締結時、1億2,500万USドル、技術移転完了時、2,500万USドルを支払いを受ける
      • 販売ロイヤリティを含む
      • 7,500万USドルの出資も受ける
    • 2016/06, 武田薬品との共同研究(戦略的提携) source
      • 武田薬品から特定の疾患領域に関して独占的ライセンスを獲得、共同開発・製品化の独占的オプション権を得る
      • 別途、5年間の共同研究の実施し、両者で合意できた希少疾患についてライセンス取得オプションを有する
      • 武田薬品は、以上で得られた新薬候補の独占的製品化オプション権を日本・アジアで有する
      • 武田薬品から、2回に分けて最大6,500万USドルの投資を受ける
        • 1回目は、この契約締結後に2,500万USドル相当のUltragenyx社株式に1,500万USドルのプレミアムを付けて購入するとしている
      • 参考) 本契約のクロージングは、1976年制定、ハート・スコット・ロディノ反トラスト法による審査が条件となっている

    パイプライン

    生物学的製剤

    • Crysvita(R) ; ブロスマブ, 承認
      • Xリンク低リン酸血漿 (XLH)
      • 腫瘍誘発性軟骨化症 (TIO)
    • Mepsivii (R) ; ベストロニダーゼアルファ, 承認
      • ムコ多糖症7型 (MPS 7)

    低分子

    • Dojolvi(TM) ; トリヘブタノイン, 承認
      • 長鎖脂肪酸化障害 (FAOD)

    核酸医薬

    • GTX-102 (2020/11現在)
      • GeneTx Biotherapeutics社との共同開発
      • アンジェルマン症候群(1.2万人~2万人に1人の発症)治療薬
      • 15番染色体(UBE3A遺伝子)に由来する
      • Genomic Imprintingに関わるアンチセンス(UBE3A-AS)が制御していることが知られている
      • GTX-102は、UBE3A-ASを阻害する
      • P1/2 (NCT04259281)、小児5例

    遺伝子治療

    • DTX301
      • オルニチントランスカルバミラーゼ (OTC)欠損症, Phase 2
        • AAV遺伝子治療
        • 尿素回路障害、アンモニア解毒酵素の遺伝的欠損、血中高アンモニア、全世界で10,000人の患者、80%は遅発性、
    • DTX401
      • 糖原病Ia型 (GSDIa), Phase 2
        • AAV遺伝子治療
        • GSDIaは最も一般的な遺伝性糖原病で、低血糖症を示す
        • 特定の臓器や組織に糖-コラーゲン複合体を蓄積し、機能障害を生じる。その結果、乳酸アシドーシス発症、腎不全に進行し、乳幼児期に死亡する例がある。
        • 全世界で、推定患者数は、6,000人

    技術

    • 希少な遺伝子疾患
    • AAVベクターによる遺伝子治療薬の開発に関する技術を持つ
    • 生産細胞: HeLa, HEK293
    編集履歴
    2020/09/17 はりきり(Mr)
    2020/10/09 追記 (これまでの日本企業との提携、パイプライン)
  • [Bio-Edu] 再生医療・遺伝子治療の市場調査 (amed-再生医療研究課)  [2020/09/08]

    [Bio-Edu] 再生医療・遺伝子治療の市場調査 (amed-再生医療研究課) [2020/09/08]

    再生医療・遺伝子治療の市場調査

    日本医療研究開発機構(AMED)の再生医療研究課が、取りまとめた資料が公開されています。

    • 調査委託先 : アーサー・ディ・リトル・ジャパン(株)

    再生医療・遺伝子治療の市場調査 2020/04/21 – PMDA 再生医療研究課 –

    1. 研究開発動向・製品動向の調査と分析、その他医療技術との競合

    2. 市場調査と予測

    3. 産業化の将来予測と市場獲得シナリオの提案、施策・支援のあり方

    https://www.amed.go.jp/program/list/01/02/shijou_chousa.html
    編集履歴
    2019/07/21 HARIKIRI(MR)