[Blender 4.4.0] 現在のboneの状態,即ちposeを一括して保存する方法.[2025/04/12]

blender

はじめに

キャラクターをモデリングすると多数の関節にboneを付けるのだが,これら一つひとつのboneの回転(x,y,z)を調節してポーズ(pose)を作り上げていくという地道な作業が生じてくる.

このboneの状態,即ちposeを記憶させておく機能の必要性は当然に先達は気づきAdd-onにdefaultで用意されている.だか,初心者では,どれがどれか当たりを引くのは時間がかかるし面倒な作業だ.このような場合,AIに聞いた方がいい.

AIに聞いてみた(ChatGPT 4o)

Q : blenderにおいて現在のboneの状態,即ちposeを一括して保存する方法

ChatGPT:

Blenderにおいて現在のBoneの「Pose状態」を一括して保存する方法としては、以下の手段があります。


✅ 方法1:Pose Library(アクションベースの保存)

Blender 3.0以降では、Pose Libraryが「アセット」として統合され、簡単に現在のポーズを保存できるようになっています。

手順:

  1. Poseモードに入る
    • Armatureを選択 → Ctrl + Tab で Pose モードへ。
  2. 現在のポーズを整える
  3. 「アセット」からポーズライブラリを作成
    • 「アニメーション (Amination)」ワークスペースに切り替える
    • Pose メニュー > Pose Library > Create Pose Asset
  4. 保存されたポーズは「アセットブラウザ」で確認可能
    • .blendファイルを保存しておくと、ポーズもアセット化される

確認) Blender 4.4.0 のポーズライブラリ (Pose Library)は,Version 2.0がdefaultで入っている (2025/04/12).

*1 : Dope Sheetとそれ以外のメニューおよびその機能

Q : lenderのAnimationワークスペースを開くと,下部にDope Sheetが最初に現れる.Dope Sheet以外にもメニューがあるので,そのリストと説明をお願い

ChatGPT:

はい、Blenderの「Animation」ワークスペースで下部に表示される Dope Sheetエディタには、上部のドロップダウンメニューから選べる**複数のモード(サブエディタ)**が存在します。
これらはアニメーション作業を効率化するためのビューです。


✅ Dope Sheetのモード一覧と解説

Blenderの Dope Sheet エディタで、左上にあるドロップダウンから選べる主なモードを以下に示します:

モード名機能概要主な用途
Dope Sheet標準モード。すべてのオブジェクトとボーンのキーをタイムライン上で一覧表示全体の動きの流れを把握・編集
Action Editor単一の「アクション(=アニメーションデータのまとまり)」を編集アクション単位のポーズ編集・Pose Library用アクション作成
Shape Key Editorシェイプキー(表情・モーフ)アニメーション用顔の表情・口パクなどの制御
Grease Pencilグリースペンシル(手描きアニメーション)のキー編集手描きアニメやアノテーション制御
Maskマスクのアニメーション(VFX用)を制御映像編集・コンポジット用のマスク制御
Cache FileAlembicなどのキャッシュファイルのアニメーションデータを表示外部キャッシュとの連携確認(読み取り専用)

✅ 各モードの特徴(詳細)

🔹 1. Dope Sheet(通常ビュー)

  • キーフレームの全体的な流れが視覚的にわかる
  • オブジェクトごと、ボーンごとのキーフレームが横に展開
  • まとめてキーを移動・削除したいときに便利

🔹 2. Action Editor

  • 現在の「アクション(アニメーションのひとまとまり)」に焦点を当てた表示
  • アクションを新規作成・切り替えできる
  • Pose Libraryと組み合わせてポーズを保存する場合はここを使う

🔹 3. Shape Key Editor

  • モデリング時に作った「シェイプキー」の値を時間経過で操作
  • 例:笑顔→怒り→驚きなど、顔の変化を制御

🔹 4. Grease Pencil

  • 手描きアニメーション(2D)のキーフレーム制御
  • 2Dストーリーボード、スケッチアニメ制作に使う

🔹 5. Mask

  • ビデオシーケンスや合成(Compositor)で使う「マスク」のアニメ制御
  • 指定領域だけのぼかしや、マスクの移動・変化などを設定可能

🔹 6. Cache File

  • AlembicやUSDなど、外部から読み込んだキャッシュ形式データのアニメーションを確認
  • 例えば流体や群体の動きをシミュレート済みのデータとして表示

✅ どのモードを使えばいい?

作業内容推奨モード
一般的なボーンアニメ編集Dope Sheet
Pose Libraryを作るAction Editor
表情変化をシェイプキーで作るShape Key Editor
手描きアニメを描くGrease Pencil
映像編集でマスクを動かすMask
他ソフトからキャッシュを読み込んで確認Cache File

*2 : “新しい「アクション」を作成”とは・・・

Blenderにおける Pose Library(ポーズライブラリ) の「アクションを作成する」という手順について、初心者でもわかるように 実際の画面操作と意味を交えて具体的に 説明します。


Pose Library作成の流れを簡単に言うと…

「ポーズ状態」を アクション(1フレーム分の動作)として記録し、それをPose Libraryの1つの”ポーズ”として保存するという流れです。

Blender内部ではポーズも「アニメーションの一部(アクション)」として扱われます。


✅ 具体的な操作手順(Blender 3.0以降)

🔸 1. Armature を選択して Pose モードに入る

  • 3Dビューで Armature(リグ)を選択
  • Ctrl + Tab または上のモード切り替えから「Pose Mode」へ

🔸 2. 保存したいポーズを手動で作成する

  • 各ボーンを回転・移動などして、ポーズを完成させます(例:Tポーズ、走り出しのポーズなど)

🔸 3. 「アニメーション」ワークスペースに切り替える

  • 画面上部タブで Animation を選択(または Dope Sheet が表示されるレイアウトに変更)

🔸 4. 下部エリアを「Dope Sheet」 → 「Action Editor」に切り替える

  1. タイムライン部分(下部)をクリック
  2. 左上の「Dope Sheet」→「Action Editor」を選択

これで現在のアクション(ポーズを記録する入れ物)が表示されます。


🔸 5. 「新しいアクションを作成」する

  • Action Editorの右側にある 「New」ボタン をクリック
  • 新しいアクション(ポーズ保存用)を作成
  • わかりやすい名前(例:T_pose_action)を入力しておく

🔍 ここが「アクションを作成」の意味です:
➡ ポーズ状態を記録するアニメーションクリップ(=アクション)を定義する作業です。


🔸 6. Pose メニュー → Pose Library → Create Pose Asset を選択

  • 3Dビュー上部メニュー「Pose」→ Pose LibraryCreate Pose Asset
  • このポーズがアセットとして保存されます

📁 アセットブラウザから「Pose」カテゴリで確認できるようになります


✅ まとめ:アクションって何?

項目内容
アクション(Action)ボーンの動きを記録するためのアニメーションクリップ
ポーズ保存時に必要な理由Pose Library はアクション内の特定フレームを「ポーズ」として切り出して使うため
複数ポーズ保存アクション内に複数のポーズ(フレーム)を登録し、それぞれをアセット化できる

✅ 保存後の確認方法

ドラッグして他のボーンに適用も可能!

左上メニュー WindowAsset Browser

カテゴリで Pose を選択

先ほど作ったポーズがサムネイル付きで表示されます


✅ 方法2:アクションとして保存(NLAストリップを使う)

これは「ポーズの状態」を1フレームのアクションとして記録しておき、NLA(Non-Linear Animation)で使い回す方法です。

手順:

  1. Poseモードにして希望のポーズを作成
  2. タイムラインの任意のフレーム(例:1フレーム)で
  3. Iキー → Whole Character もしくは LocRotScale を挿入(キーフレーム)
  4. Dope Sheet → Action Editor でアクションに名前をつけて保存
  5. NLAエディタでストリップとして管理・切り替え可能

✅ 方法3:スナップショット的に現在のPoseを保存

これは一時的な記録ですが、次の方法でも保存状態を作っておけます:

  • Ctrl + C で全ボーンのPoseをコピー
  • または、PythonスクリプトでPoseの状態をダンプして保存しておくことも可能
*1:「別の場所」とは・・・

「別の場所」とは何を意味するか?

種類説明
同じArmatureの異なるフレームタイムラインを進めて、他のフレーム上にポーズを貼り付ける(アニメーション用途)
同じBlenderファイル内の別のArmature別オブジェクトとして複製されたArmature(コピーされたRigなど)
別のシーンや.blendファイル他のシーン・別ファイルにペースト(ただし、この場合は一度テンポラリとして保持されている間に限る)
同じArmatureのアクションキー未登録状態例えば、ポーズだけ適用して保存せずに切り替えるとき(Pose Library風の操作)
別オブジェクトとしてのミラーRigや対称用の片側だけのコピー左右反転のポーズ作成(+ Paste X-flipped Pose 機能と併用)

使用例:タイムラインでのポーズ貼り付け

plaintextコピーする編集する1. フレーム1でポーズを決める
2. `Ctrl + C` で全ボーンコピー
3. フレーム20に移動
4. `Ctrl + V` でペースト → その時点にポーズを挿入可能
5. 必要に応じて `I` → キーフレームを打つ

この方法は、**Poseを「コピー」→「時間軸で貼り付け」→「アニメーション化」**するのによく使われます。


使用例:別のArmatureに貼り付け

plaintextコピーする編集する1. 元のArmatureを選択してPoseモードにする
2. `Ctrl + C` でPoseをコピー
3. 別のArmatureを選択 → Poseモード
4. `Ctrl + V` → 同名ボーンがある場合、Poseが再現される

※ ただし、ボーン名が一致していないと反映されません。


補足:Blenderが内部的に保持する「Poseバッファ」

  • Ctrl + C でコピーされたPoseは、Blenderの一時バッファに保持されます。
  • 他のソフトのような「クリップボード」ではなく、Blender専用のコピー内容として扱われます。
  • Blenderを再起動したり、他の操作でバッファが消えると再利用はできません。

関連機能:Poseペーストのバリエーション

操作機能
Ctrl + V通常のPose貼り付け
Pose メニュー → Paste X-Flipped Pose左右反転したPoseを貼り付け(左右対称作業に便利)
Shift + Ctrl + Vこれも「X軸反転ペースト」ショートカット


✅ 補足:Pose LibraryとActionの違い

項目Pose Libraryアクション保存(NLA)
用途静的ポーズの保存動的なポーズまたはアニメーションの管理
編集単一ポーズ(フレーム)タイムライン上で複数ポーズ
使いやすさ高い(3.0以降は特に)アニメーション制御向けに最適

編集履歴

2025/04/12 Mrはりきり (まだ未確認なので参考に止めること)