はじめに
「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」は、CINS(Collective Intelligence Network Security)が提供する脅威インテリジェンスに基づくシグネチャで、過去に悪質な活動が確認されたIPアドレス群からの通信を検知・警告します。これらのIPは、マルウェア配信、スパム、スキャン、C2通信などの疑いがあると評価されています。SnortやSuricataなどのIDS/IPSにより、ネットワーク内への不審なアクセスを検出した際に出力され、セキュリティ対策としてIPの遮断や通信端末の確認が推奨されます。
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ChatGPT : このログは、SnortやSuricataなどのネットワーク型侵入検知システム(NIDS)により出力されたアラートの一種です。アラートは**「ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16」**というルールに基づいています。
✅ 解説(主要項目)
項目 | 内容 |
---|---|
アラート名 | ET CINS Active Threat Intelligence Poor Reputation IP group 16 |
意味 | アクセス元IPが「悪意のあるIPアドレスグループ(Group 16)」として知られており、CINS(Collective Intelligence Network Security)によりリスト化されています。 |
該当IP群 | 14.47.x.x 〜 15.235.x.x など多くのIP(全て明示的にブラックリスト入り) |
通信方向 | any -> $HOME_NET any (任意のIP・ポート → 自ネットワーク上の任意のIP・ポート) |
発報条件 | 一定時間内(3600秒)に同一送信元IPから1回以上アクセスがあると発報 |
参照URL | http://www.cinsscore.com(悪質IPのスコアリング提供元) |
SID(シグネチャID) | 2403315(アラートを一意に識別) |
分類 | classtype: misc-attack (分類:その他の攻撃) |
重大度 | signature_severity: Major (高リスク) |
更新日 | updated_at: 2025_03_21 (シグネチャ最終更新日) |
🔐 実際の意味と影響
このログは、「悪意があると評価されたIPアドレスから、社内ネットワーク($HOME_NET)への通信があった」ことを示します。これは単なる通信の検知ではなく、既知のボットネット、スパムサーバ、マルウェアホストなどと通信している可能性があるため、セキュリティ上の警告と捉えるべきです。
⚠️ 取るべき対応
対応内容 | 詳細 |
---|---|
該当IPの通信先確認 | 自ネットワーク内で該当IPと通信した端末(宛先IP)を特定する |
ファイアウォールで遮断 | 該当IPアドレスをブロックリストに追加(IPベースの遮断) |
内部端末のマルウェアスキャン | 該当通信があった端末が感染していないか確認する |
SIEM連携・ログ監視 | 他にも同様の通信が継続していないか、ログ監視体制を強化する |
定期的なIOC更新 | ブラックリストやThreat Intelligenceの定期更新を行う |
✍️ まとめ(簡潔)
このログは、外部の悪質と評価されたIPアドレスから社内ネットワークに通信があったことを検知したもので、マルウェア通信、スキャン活動、C2サーバ接続の可能性があります。早急な通信元の特定と遮断、関係端末の確認が必要です。
IP Groupについて
📋 代表的なIP Groupと意味
Group番号 | 説明(目的や特徴) |
---|---|
Group 1 | ボットネットホストとして知られるIP群 |
Group 2 | マルウェアのコマンド&コントロール(C2)サーバ |
Group 5 | スパム送信でブラックリストに載ったIP群 |
Group 8 | ポートスキャンの発信元として検知されたIP |
Group 10 | RDP、SMBなどへのアクセス試行が多いIP群 |
Group 13 | Webアプリ攻撃(SQLi, XSS等)に関連するIP |
Group 14 | 持続的な攻撃挙動(Persistent Threats)を示すIP群:同一IPが長期間にわたり様々な攻撃活動に関与している場合などに分類。APT関連や多段階攻撃が含まれる可能性もあり。 |
Group 16 | 総合的に「悪評(Poor Reputation)」とされたIP(幅広い攻撃履歴あり) |
Group 23 | SSHログイン試行・ブルートフォース攻撃に関与したIP |
Group 26 | IoTデバイスを標的とした攻撃元IP |
Group 30〜 | 高度標的型攻撃(APT)や地域別キャンペーンなど、より詳細な脅威分類グループ(随時追加) |
💡 ポイント
- 各GroupはIPの過去の行動履歴や脅威傾向に基づいています。
- Group番号で分類することで、対応の優先順位や遮断ポリシーを柔軟に制御可能。
- Group 14は特に、**「継続的かつ多様な脅威活動に関与するIP」**とされ、組織的な攻撃に使われる可能性が高いIPが含まれると考えられます。
✅ まとめ(簡潔)
CINSのIPグループは、脅威レベルや攻撃タイプごとに分類されており、Group 14は「継続的な攻撃活動を行うIP」として特に注意が必要です。Group 16は「総合的な悪評IP」、他にもボットネット(Group 1)、C2(Group 2)、スパム(Group 5)など目的別に分かれており、セキュリティ製品ではこれらを使って効率的な防御と監視が行われます。
Groupに応じた適用戦略
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ChatGPT: 以下に、CINS IP Groupごとの遮断ルールの推奨方針と、企業・組織環境での実用的な適用戦略を体系的にまとめてご提案します。
✅ 前提:導入前の準備事項
項目 | 内容 |
---|---|
導入対象 | IPS/IDS(Suricata、Snort等)または次世代Firewall |
更新ポリシー | CINSやETルールセットを定期更新(自動スケジューリングが望ましい) |
ログ保存体制 | SIEMなどによるログ蓄積・可視化 |
通信制御対象 | 社内ネットワーク($HOME_NET)への外部からの着信を基本に対策 |
🔐 グループ別:遮断ルールと推奨対応レベル
Group | 特徴 | 推奨対応 | 理由と例 |
---|---|---|---|
Group 1 ボットネット | 感染ホスト | 即時遮断 | C2通信の踏み台にされる恐れ |
Group 2 C2サーバ | マルウェア制御元 | 即時遮断 | マルウェアの挙動制御の根幹 |
Group 5 スパム発信元 | メール関連 | 遮断 or SMTP限定遮断 | 不要なら全遮断、業務でSMTPが必要ならフィルタリング |
Group 8 スキャナー | ポートスキャン | 遮断(レート制限も有効) | 被スキャン対象になる前に排除 |
Group 10 RDP/SMB攻撃 | 脆弱性狙い | 遮断 | SMB/RDPは重大な侵入口(例:WannaCry) |
Group 13 Web攻撃 | XSS, SQLiなど | WAFとの併用 + 遮断 | Webサービス稼働時は要注意 |
Group 14 持続的攻撃 | 長期にわたる攻撃元 | 遮断 + 監視強化 | APTなどの兆候、内部感染の可能性も |
Group 16 悪評総合 | 多目的 | 遮断(ログ残し) | 要因特定は難しいが潜在的リスク大 |
Group 23 SSH攻撃 | ブルートフォース | 遮断 + Fail2Ban設定 | 遠隔アクセスは要対策 |
Group 26 IoT攻撃 | 特定ポート攻撃 | 遮断 + DMZでの分離 | IoT機器の脆弱性狙いに対処 |
🛡 自社環境への適用戦略(段階的)
🔸 ステップ1:通信の可視化
- IDS/IPSで各Groupごとの通信ログを取得
- 実際に通信が発生しているグループと宛先をリストアップ
🔸 ステップ2:段階的な遮断と検証
- Group 1, 2, 10 などの高リスクグループから遮断開始
- 遮断ポリシーが業務に影響しないかを1週間程度観察
🔸 ステップ3:自動遮断ルールの適用
- Firewallに「IPセット」や「オブジェクトグループ」で動的遮断リストを反映
- Suricata連携例: bashコピーする編集する
suricata-update add-sid 2403315 suricata-update
🔸 ステップ4:SIEMや通知連携
- 重要アラート(Group 14, 16など)はメール通知 or Slack連携
- 内部端末のアクセスがあれば即座に調査
📊 カスタムポリシー例(Firewall設定)
# CINS Group 14 遮断ルール例(ファイアウォール)
if src_ip in CINS_GROUP_14 then
drop packet;
log event "Persistent threat source - CINS Group 14";
※FortiGate、PaloAlto、ipset + iptables などでも適用可能。
📝 まとめ
優先度 | Group | 対応方針 |
---|---|---|
高 | 1, 2, 10, 14 | 即遮断・ログ化・通知 |
中 | 5, 8, 13, 16, 23 | 遮断と業務影響の確認 |
低〜応相談 | 26, 30〜 | 環境に応じて選択的に適用 |
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結論
この発信IPは,永久ブロックと判断する.
編集履歴
2025/04/19 Mrはりきり(with AI)