ポビドンヨード
ポビドンヨードとは所謂、消毒薬の褐色のイソジンです。
2020/08/04, 大阪府、吉村知事がポビドンヨードの「うがい」により、軽症患者(対象群を含めて41人)の唾液中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が日に日に(継時的に)低下する試験データを公表しました。 source
以下の「うがい」の詳細は、TV番組「ひるおび」の松山晃文先生(はびきの医療センター・次世代創薬創生センター長)に対してのインタビューからまとめた(2020/08/05)
- 毎日4回、唾液中のPCR検査の実施
- うがいの方法
- うがいは、朝食の前(1), 昼食の前(2), 夕食の前(3)及び寝る前(4)
- 唾液サンプルは(1)の前に取得してPCR検査
- 60mL水に4mLのポビドンヨード(エビデンスとして2mLのデータはなかったので、4mLで実施した)
- (60+4 mL)を3回に分けて「うがい」
- 15秒 – 下を向いて、口の中全体のクチュクチュ
- 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
- 15秒 – 上を向いて、ガラガラうがい
- RCR検査中が、ポビドンヨードうがいをする群では、しない郡と比較して、日々低下した
- うがいをしない群でも、日に日にウイルス量は低下してしていることが分かった。これは、発症2日前から感染させ得るウイルス量が出ているという事実から考えると、その後、ウイルス量が低下していくことは妥当であると思われる(by Mr.はりきり)
- SARS-CoV-2が感染してから6時間後に増えて出てくるので、6時間間隔のうがい間隔を設けたとのこと
- SARS-CoV-2のSタンパク質は、ACE2受容体に結合して細胞内に入り込む
- 作用機序として考えられる事は、ヨードによって、Sタンパク質に結合して感染を阻害する効果がある可能性とDNAの酸化による無害化する可能性があるとのこと
- マレーシアとシンガポールの試験管研究では、ポビドンヨードがSARS-CoV-2を無毒化する報告があるとのこと
- 副作用についての注意。妊娠中、授乳中の方、甲状腺に問題があるかたなどは、医者の指示に従うこと。
公表されたデータは、どのような意味があるのか、以下に素直に考察します。
考察
公表されたデータの要点は1点です。「ポビドンヨードでの”うがい”により、軽症患者の唾液中のSARS-CoV-2の量が日に日に(継時的に)低下していく」
- 喉を含む口の中のウイルス量が低下することは、ないを意味するのか?
- ヒトの体内における口の中というクラスターをたたく効果になっていると考えられる
- もしも、口腔内のクラスターが重要な意味を持つならば、計り知れない効果が期待できる
- もしも、口腔内のクラスターが重要な意味を持つならば、計り知れない効果が期待できる
- 味覚異常につながる舌へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
- 味覚異常という後遺症の低減化につながる可能性がある
- 味覚異常という後遺症の低減化につながる可能性がある
- 口中のウイルスが、気管支を降って肺に行くウイルス量が少なくなり、肺へのウイルスによる持続的な攻撃が少なくなると考えられる
- これが奏功すれば、肺炎リスクが低下すると考えられる
- これが奏功すれば、肺炎リスクが低下すると考えられる
- 環境へのウイルスの放出を低くできると考えられる (廊下、家具、テーブルへのウイルス拡散の低減化)
- これが奏功すれば、家庭内感染リスクが低下すると考えられる
- これが奏功すれば、家庭内感染リスクが低下すると考えられる
- 他人にウイルスを移すリスクが低くなると考えられる(ヒトとのコミュニケーション時のウイルス拡散の低減化)
- これが奏功すれば、市中感染リスクが低下すると考えられる
- これが奏功すれば、市中感染リスクが低下すると考えられる
- 生体内でのウイルスの巣の一つである口腔内のウイルス量を低減化できることは、当然、生体内全体としてのウイルス量の低減化につながると考えられ、生体にとっての免疫力の振り向け先を効率化できると考えられる
- これが奏功すれば、治癒までの期間が短くなる可能性が考えられる
- ヒトの体内における口の中というクラスターをたたく効果になっていると考えられる
編集履歴 2020/08/05 Mr.HARIKIRI