ribosome
mRANから蛋白質を翻訳する細胞内機関。リボソームまたはリボゾーム(英: ribosome; ライボソーム)は、あらゆる生物の細胞内に存在する構造であり、粗面小胞体 (rER) に付着している膜結合リボソームと細胞質中に存在する遊離リボソームがある。wikipedia
DNAからrRNA、そしてprotein
核 (genome → DNA →RNA polimerase(DNA→ mRNA)1) → 細胞質 (mRNA → Ribosome (tRNA-amino acid)2) ) → protein
- RNA Plymerase1)
- DNAをmessenger RNA (mRNA)に変換する酵素
- 2本鎖DNAを1本ずつに解き、1本を鋳型にしてmRNAを合成
- Ribosome2)
- 50種類以上のタンパク質と数種類のrRNAからなる複合体である。
- 主要な構成成分は、rRNAである
- 原生生物のRibosomeは、70S
- large sub unit (50s)は、23SのrRNAと5SのrRNAで構成される
- small sub unit (30s)は、16SのrRNAで構成される
- タンパク質
- 真核生物のRibosomeは、80S
- large sub unit(60s)は、28SのrRNA、5.8SのrRNAおよび5SのrRNAで構成される
- small sub unit(40S)は、18SのrRNAで構成される
- タンパク質
- small sub unitは、tRNAのアンチコドンとmRNAのコドンを正確に対応させる機能を持つ
- large sub unitは、アミノ酸間のペプチド結合形成の機能を持つ
- 機能部位
- A部位 : アミノアシルtRNAと結合できる部位
- B部位 : ペプチジルtRNAと結合できる部位
- E部位 : tRNAの出口
- 伸長反応
- 伸長因子 (elongation factor)が、ペプチド合成を正確に且つ早くする
- 大腸菌の伸長因子
- EF-Tu
- グアノシン三リン酸(GTP)と結合してEF-Tu-GTPとなり
- アミノアシルtRNAと結合し機能する
- EF-G
- グアノシン三リン酸(GTP)と結合してEF-G-GTPとしtRNAの移動速度を促進される
- EF-Ts
- EF-Tu-GTPが加水分解されてできたEF-Tu-GDPをEF-Tu-GTPに変換する機能
- EF-Tu
- mRNA鋳型にして、5’末端からコドンをアミノ酸に変換する
- ポリペプチドは、N末端をスタートとして、C末端に1つずつ合成されていく
- ポリペプチドのC末端には、ペブチジルtRNAが結合している
- 次に合成付加されるアミノ酸は、アミノアシルtRNAの形でやってくる
- アミノアシルtRNAは、ペプチジルtRNAが切断された後に置き換わる
- 以上の繰り返しで、ポリペプチドは伸長していく
- 50種類以上のタンパク質と数種類のrRNAからなる複合体である。
1) RNA Polymerase
DNA to RNA Transcription
http://hyperphysics.phy-astr.gsu.edu/hbase/Organic/transcription.html
2) Ribosome
翻訳 -ポリペプチド鎖の伸長- , NS遺伝子研究室
http://nsgene-lab.jp/expression/translation_extend/
編集履歴
2020/07/11 Mr.HARIKIRI 2020/12/24、追記(RNA Polymeraseの解説を追加して、Ribosomeの上流を追加することで、周辺知識の拡充を図った)