日本国内のALS治療薬
- リルテック (Sanofi), 1999
- ラジカット(MTPC), 2015
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- ロゼバラミン(メコバラミン, エーザイ), 2024
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編集履歴
2024/08/14 Mrはりきり
ALS; 筋萎縮性軸索硬化症
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態機序解明および特異治療法の開発研究、東京医科大学
http://square.umin.ac.jp/teamkwak/message.html
TDP-43が、ミトコンドリアに侵入しmPTPを介してミトコンドリアDNA (mtDNS)の放出を引き起こし細胞質内で蓄積しcGAS / STINGを活性化することで、ALS特有の炎症・神経変性が引き起こされる(Cell, 2020/10)。
ADAR2という酵素が減っているとされる(東京大学医学系研究科の郭伸先生) source: Telescope Magazine
2021/05/20, パーキンソン病の適応薬であるロピニロールを投与する(下リンク参照)ことで、発症を約半年間遅らせる効果が見られたとの報道があった(NHK総合)。iPS細胞を用いた試験の成果です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象としたロピニロール塩酸塩徐放錠内服投与による第Ⅰ/Ⅱa相試験
https://rctportal.niph.go.jp/s/detail/jm?trial_id=JMA-IIA00397
ロピニロール, ドパミンD2 受容体系作動薬
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00066192.pdf
ロピニロール – PMDA –
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1169013G1049_1_03/
ALSを引き起こすタンパク質の新機能発見 (2020)
TDP-43は、メッセンジャーRNA(mRNA)と結合する性質を持っており、数多くのmRNAと結合し細胞内での成熟や輸送に働くことが示されています
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200828_1
筋萎縮性側索硬化症病体におけるTDP-43(2017)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnt/34/2/34_72/_pdf/-char/en
TDP-43の生理的機能とALS病態における意義 (2015)
https://www.kitasato-u.ac.jp/ktms/kaishi/pdf/KI45-2/KI45-2p079-085.pdf
-遺伝性ALS患者81人の臨床情報と生化学的特性の相関を解析- (2012)
https://www.riken.jp/press/2012/20121218/
TDP-43 蓄積症の概念と病態解明への展望 (2009)
https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/049110783.pdf
シンポジウム 3 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnt/34/3/34_257/_pdf/-char/en
司会の言葉
編集履歴 2020/07/27 Mr.HARIKIRI 2020/10/10 追記 (ミトコンドリアの放出が神経損傷に繋がる新説) 2021/05/20 追記 (パーキンソン病の適応薬であるロピニロールの有効性が確認された)