PAD4
自己免疫疾患において、関節リウマチの位置づけは小さくない。
関節リウマチ患者の血清中に存在するケラチンやフィラグリンに対する自己抗体が、シトルリン化されたペプチドと反応することが明らかにされている。
関節リウマチの発症に関与する主要組織適合系複合体[MHC II (HLA-DRB1*0401)]がシトルリン化されていないペプチドよりもシトルリン化されたペプチドと高い親和性を示す。これは免疫系がシトルリン化ペプチドに反応するそもそも備わった免疫系である。
関節リウマチ患者ではPAD遺伝子の変異が高いことと正相関していることは、遺伝的要因、即ち、個人差が間接リウマチの罹患率に関わっている。
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- 関節リウマチ
- ケラチン
- フィラグリン
- シトルリン化
- MHC II
- PAD4
参考文献(1)
https://user.spring8.or.jp/sp8info/?p=2650
関節リウマチ原因タンパク質PAD4の構造生物学
Volume 11, No.5 Pages 319 – 328
2. 最近の研究から/FROM LATEST RESEARCH