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  • [健康] 突発性難聴の診断と治療 (KOMPAS) – ID2719 [2019/10/13]

    [健康] 突発性難聴の診断と治療 (KOMPAS) – ID2719 [2019/10/13]

    はじめに

    僕が興味を持つ健康について記事を作っています。突発性難聴は、僕自身にも降りかかった健康障害になってしまったことから、主観的な記事ななってしまうことは否めません。僕の場合は、左耳に起こりました。

    難聴の障害箇所の分類

    以下のような分類が可能です。

    • 外耳中耳: 伝音難聴 -> 突発性難聴ではない
    • 中耳: 感音性難聴 -> 突発性難聴の可能性あり

    発症機序

    2つの有力な病因が、現在考えられている。いずれも内耳に異常が生じる。

    具体的には、何らかの原因で、内耳循環障害(蝸牛循環障害)又はウイルス性内耳炎が、直接的な突発性難聴の原因と考えられている。

    循環障害とは、具体的には血栓などが詰まること。しかし、一方で、多くの発症者は、中年の比較的健康な方に生じるため、血栓などを全ての突発性難聴の原因とすることは無理があり、そのストレスによってけいれんが生じるなども病因と考えられる(一定数で発症前に風邪になっていた方がいる)。

    1. 感冒 -> ウイルス感染 -> ウイルス感染性内耳炎 (又は、蝸牛循環障害) -> 突発性難聴
    2. ( (ストレス・自律神経失調症) -> 血管痙縮・スラッジ) 又は (血栓・閉塞・出血) 又は (ストレス・自律神経失調症) -> 蝸牛循環障害 ->突発性難聴

    診断

    主症状

    1. 突然の難聴
    2. 高度な感音性難聴
    3. 原因不明

    副症状

    1. 耳鳴 : 発症を前後して耳鳴を生ずる
    2. めまい及び吐き気、嘔吐

    参考

    1. 聴力の改善・悪化の繰り返しはない
    2. 一側性の場合が多いが、両側の同時罹患の例もある
    3. 第VIII脳神経症状以外に著名な神経症状を伴わない

    治療

    一週間以内の高濃度副腎皮質ステロイド投与。内耳循環改善として、プロスタグランディンE1, ATPなどの血管拡張薬、向神経ビタミン製剤(B12)、3ヶ月程度まで回復の可能性がある。

    完治率は30%、改善は50%、改善なしは20%

    文献

    慶應義塾大学病院 KOMPAS医療・健康情報サイト:

    http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000558.html