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はじめに
尿酸の値が高いと、腎機能にも影響する。できるだけ適正値にすることで、腎機能への影響がないようにすることが重要です。フェブリクを投薬することで、尿酸を低く抑えることができますが、利尿剤などによる尿酸の排泄にも気を使うことも必要です。
腎機能
若い頃から血中の尿素窒素、尿酸、クレアチニンが少し高く、正常値の上限で推移していました。
50歳ごろに、尿酸値が8を超えたため、フェブキソスタッド(フェブリク)の服用をはじめました。
これまで5年間(2018年現在)、フェブリク20mg錠剤/日で、尿酸値は5程度に安定させることができていますが、それだけでは十分ではないと考えています。生活面での工夫も必要です。
生活面の工夫
血中クレアチニン(Cr)の値から理論的に腎機能の計算ができます。 僕の場合、慢性腎不全手前の計算結果です。
腎臓に負担をかけないように、フェブリクの服薬を始めて以来、以下の排尿量を上げる工夫をしています。
排尿量を上げることは、尿酸値の低減化に多少の寄与があると思っています。
ブラック・コーヒーを毎日飲むこと。
- コーヒーを最低でも朝、昼前、3時に1杯ずつ
- 夕方4時以降は睡眠に影響が出るらしいので、積極的には飲まないが、休日の前などには、スタパで飲むこともある
実際、2015年のアメリカの大規模研究では、高尿酸血漿になるリスクは、毎日6杯以上コーヒーを飲んでいると、リスクは、0.4倍とのことで、高尿酸血漿のリスクを下げることが期待できます1)。
それまで、コーヒーを生活の中で飲むことは滅多にありませんでした。実際にコーヒーを飲みだすと、その利尿作用を実感できました。
最初は、缶コーヒーで実践していましたが、当時の缶コーヒー製品には,糖分が多く含有しているものが多かったので、ソルブルコーヒーをブラックで飲むようにしました。苦くて美味しいとは思いませんでしたが、今では、コーヒーの苦さには、慣れてしまいました。
効用を考察する
水分摂取は重要です。血液の粘度が高く(ドロドロに)なると腎臓への負担が高まるため、腎臓の損傷が進むと考えられます。以下は、個人的な考えです。
- 血液の粘度が高いと、血圧があがるため腎臓の毛細血管を壊しやすくなると考えられます
- 尿量が少ないと、腎臓による血液のろ過による老廃物の排泄効率が低下する。そのため、その老廃物による腎臓に対する損傷が間接的に生じ安くなると考えています。
- 水での水分補給では、利尿作用が高くないため、腸への水分量が多くなり、下痢になり易くなるのでは無いかと考えています。僕の場合は、コーヒーを飲むようになってから、下痢症が改善しました。
まとめ
以上の考えから、生活に取り入れやすく簡単で継続可能な血液への水分補給として、コーヒーを飲むこと選択しました。コーヒーは、ブラックで飲む(飲める)ようにしました。余分な糖や脂質は、体に悪影響を及ぼしかねないためです。
以上
1) コーヒーは高尿酸血漿のリスクを下げる・・・
血液中の尿酸値と寿命 (2015)
http://www.hhk.jp/kenko-telservice/2015/0702-181713.php
編集履歴
2020/02/25 文言整備
2020/05/07 追記 (関連記事)
2021/10/31,記載整備(タイトルと内容)