カテゴリー: WordPress

  • [WordPress] Cool Timeline Pro プラグイン (有料版)の導入 [2019/08/07]

    [WordPress] Cool Timeline Pro プラグイン (有料版)の導入 [2019/08/07]

    Cool Timeline Pro

    は、有料版もあるWordPress用のプラグインです。現在利用を中止しています(2020/10/04)

    時系列でスタイリッシュに投稿をタイムラインで表現したい→Cool Timelineを導入

    Plugin of Cool Timeline Pro Installing for WordPress, 3,022円(USD 25)

    WordPress用のタイムライン記述プラグイン。Synology NASのWordPressに導入した。嬉しがりすぎだよね^^)

    記述方法

    1. HTML Short codeのLayout
      • 「compact」を使用すめば、間延びしなくていい
    2. HTML Short codeのcategory
      • Gutenbergエディターのグループとしてまとめる場合に使う
    3. HTML Short code
      • 「order」で昇順/降順の表記切り替えが可能
    4. HTML Short codeのanimation
      • 未評価

    利用中止

    Cool Timelineは良い機能が豊富にあるプラグインですが、機能が多いことは、AMPページには相性が悪いです。AMPプラグインが、JavaScriptや余分と思われるCSS, HTMLを削除します。

    今日2020/10/04をもって、Cool Timelineプラグインの使用を中止することにしました。このプラグインで記述していた全ページについて、書き換えを完了させました。timeline表記ではなく、単にリスト形式に置きまえました。

    編集履歴

    2019/08/27 Mr.はりきり
    2020/07/28 文言整備
    2020/10/04 追記 (利用中止について)
  • [WordPress] SPAM Management – Throws SPAM away プラグイン – スパムコメントの排除 [2019/08/07]

    [WordPress] SPAM Management – Throws SPAM away プラグイン – スパムコメントの排除 [2019/08/07]

    Throw SPAM away

    は、ロボットや冷やかしのコメント対策のプラグインです。

    • Throws SPAM away プラグインのインストール
    • 機能
      • 日本語が無いコメントは無視する
    • 設定
      • コメント入力欄の近くに、”Please copy and paste Japanese Title of this site to your comments”を記述した。
      • ロボットでなければ、この記載を読んでくれると思う。
      • 2019/08/28 スパムコメントは全くこなくなった

    編集履歴

    2019/08/28 Mr.はりきり
    2020/07/28 文言整備
  • iPhone/iPadでWordPressの管理する場合、動画ファイルで標準でないmovファイルはどうするか

    iPhone/iPadでWordPressの管理する場合、動画ファイルで標準でないmovファイルはどうするか

    iPhone/iPadの写真をスライドショーにするとmov形式になるが、WordPressでは、標準ではmovを再生はできないので、プラグイン (TinyMCE Advance)やフォーマット変換Appなどを使用しなければならない。

    Windowsではmovもmp4も再生できるが、WordPressの管理をiPadやWindowsで行う場合、それぞれの端末で動作が異なるので注意が必要である (2019/07/28)。

  • [WordPress] ブロガーになる(1) – WordPressのコード修正に必要なWindows用エディター「EmEditor」とWordPressのバックアップ

    [WordPress] ブロガーになる(1) – WordPressのコード修正に必要なWindows用エディター「EmEditor」とWordPressのバックアップ

    はじめに

    WindowsでWordPressを少し本格的に管理したり表示の具合をCSSを編集して見栄えの良いページにしたりするには、エディタは選んだ方が良いでしょう。

    WordPressでは、PHP言語でプログラム、設定が書かれています。PHPに対応するエディタであれば、構文などを色分けしたり、インデントしたりを自動でしてくれます。

    Windows環境でのWordPressの管理には、エディタとしてEmEditorをインストールしておいた方がよいということをお世話になっているプロガーさんの記事から知りました。

    EmEditorをWindowsにインストール

    Windowsの検索窓からEmEditorと入力して,MSストアに行きEmEditorをインストールします.

    個人で使用する場合は,観音寺さんがホームページ記事を書いているようにダウングレードすればサブスクリプション費用をかけずに無料で使用可能となるようです.この情報は、少し古い(2019/07現在)ので、ダウングレードがまだ可能かは不明です。

    プロのプログラマーでない限り,ダウングレード版で十分.

    WordPressのバックアップ

    WordPressのバージョンアップを行う前は,バクアップは是非行っておいたほうがよい.

    ソフトウェアはバグが付き物です.サイトを引っ越しするときにも役立つ.

    Synology NASを使用しているのであれば,wwwディレクトリにwordpressフォルダがあるので,そのフォルダ全体をNASの外付けHDDやネットを介してPCにコピーすればいい.

    ルートのフォルダ名は、通常”wordpress”となっているが、他の名前に変更して”blog”などにしている場合は,それのフォルダーまるごとをコピーする.

    バックアップの方法

    NASのシステム、Windows、およびNASのWordPressのプラグインからバックアップする方法の3種類があります。

    • Synology NAS DSMからバックアップ
    • Windowsから共有フォルダとしてWindowsに接続のHDDにバックアップ
    • NASにインストールしたWordPressの拡張機能としてインストールしたプラグインからバックアップ

    Hyper Backupでファイルをバックアップ

    この方法は、NASのシステムからバックアップする方法です。

    • コントロールパネル -> 外部デバイス : USB Diskがマウントされていることを確認する。NASのHDDとは個別の扱いとなる。
    • パッケージセンターからインストールしたHyper Backupを起動する
    • 最初の起動ではウィザードが起動するが、2回目以降は、”➕“によりバックアップメソッドを作成する
    • “➕” -> データバックアップタスク – ローカル フォルダ&USB ->”次” -> “マトンウトしたHDDを選択、作るフォルダ名の設定” -> “次” -> “web”選択 -> “次” -> “Web Station”選択 -> “次” -> “パックアップスケジュール”をとりあえず無効 -> “次” -> ローテーション設定なし -> “適用”
    • 今すぐパックアップ -> マウントしたHDDに作るフォルダ名+”hbk”というフォルダができる

    以上のHyper Backupによるバックアップの詳細は、以下の記事もご覧ください。

    WindowsのRobocopyでファイルをパックアップ

    この方法は、Windowsのrobodopyというロバストネスを誇るコピーツールでバックアップする方法です。

    • robocopyの場合,WindowsのHomeエディションよりも上のエディションでは,ロバストなコピーツールが使える
    • この場合だと、NAS上のWordpressはLinuxのファイルシステムになっているので、属性をそのままパックアップできているのかよくわからない。今後調査する必要がある。
    robocopy.exe \\NAS\web\wordpress c:\desktop\wordpress *.* /E /FFT /W:1 /R:3 /LOG:.\log.txt

    *.* : すべてのファイルを対象 (オプション)

    残りのオプションは,robocopy.exeの説明を参照のこと.

    プラグインからバックアップ

    WordPressのプラグインを使うのも良い法法です。その方がミスもなく安全です。以下の記事もご覧ください。

    この方法は、WordPress全体、データベース単独など、色々と選択してバックアップがの可能です。

    • Synology NASのデータベースのバックアップの場合、MariaDB 10のデータベースのテーブルに保管されているので,そのテーブルをエクスポートしてバックアップしておく.

    WordPressで使用するMariaDBにおけるユーザー名の確認方法

    • wp-config.phpファイルをEmEditorで開き,sqlで検索してみる.”データベースのユーザー名”と”データベースのパスワード”を確認できるはずです.

    編集履歴

    2019/07/12 Hr.Harikiri
    2021/11/03, 記載整備
  • [Synology] NAS DS918+のcacheとして挿していた2枚のWestern Digital (WD)製SSDの内、1枚が不調になったので交換

    [Synology] NAS DS918+のcacheとして挿していた2枚のWestern Digital (WD)製SSDの内、1枚が不調になったので交換

    Synology NASのSSDの不調

    概要

    年末に1枚購入してcacheを構築しようとしたが、1つではcache構築ができない仕様であることが分かり、急遽もう 1枚買い足してcacheを構築していました。

    今年の3月に入り、1つのSSD cacheが不調である、とのシステムアラートが出ていた。

    予算が無かったことから、キャッシュ・エラー(キャッシュ不使用)のまま過ごして、4月に入って同SSDを購入して交換しました。

    • DS918+には、SSDのスロットが2か所ある
    • SSDを1枚(1スロット)では「キャッシュ構築の設定」を進めることができなかった
    • 2枚目のSSDを購入、2か所目のSSDスロットに装着しキャッシュを有効にでき運用していた
    • 3ヶ月後、キャッシュ・エラーが出た
    • 同SSDを購入し、交換
    • 故障したSSDは、WDに連絡して交換

    交換方法

    交換方法は至って簡単だった。DS918+の電源ボタンを数秒押してシャットダウンさせた後、NASの底面にあるSSD (No.1)の蓋を開けて交換し、電源ボタンを押してシステムを再起動させた。

    • DS918+のシャットダウン
    • 電源コンセントを外す
    • DS918+の底面のSSDスロットのフタを取り外す
    • SSDを装着し、フタを付ける
    • 電源コンセントを装着する
    • 起動スイッチをオン

    ログインが可能になるのを待って、愛用のiPadからDS918+にログインして、ストレージマネージャを起動。SSDキャッシュ・タグを選び、修復ボタンを押した。数十分後修復が完了しシステムは正常に戻った。

    • 端末からDSMにログインする
    • ストレージマネージャを起動
    • SSDキャッシャ・タグから修正ボタンを押す
    • SSDキャッシュの修正が開始される
    • 完了する数十分間待つ

    後始末

    故障したSSDは5年間保証を謳っているので、Western Digital日本法人に連絡して交換してもらう予定です。

    • WDサポートに問い合わせ (事前、実手続)

    事前の問合せ

    以前に、今回の故障について電話で問合せしたときには、デバイスのシリアル番号を伝えて欲しいと言われていました。番号は控えて電話していなかったので、後ほど改めて連絡するとことで電話を切りました。

    実手続

    その後、故障したSSDのS/Nを控えてWDのサポートで電話をして交換を申し入れました.

    2枚挿しで片一方がシステムエラーを吐いたことを伝えると,故障している可能性が高いので交換して頂けるとのことでした.

    自分のe-mailアドレスを伝えました。その後、送って頂いたメールには、商品の交換方法等を記載してました。

    この記載された手順に従って交換手続を行また。

    詳細は、以下のリンクに、WDの故障対応についてまとめていますので、ご参照ください。

    まとめ

    DS918+のSSDの交換は、至って簡単でした。WDのSSDは、5年間の保証がついています。WDサポートも親切に対応していただけました。交換してもらったSSDは、今後の故障に備えて予備品としておきます。

    編集履歴

    2019/05/06 はりきり(Mr)
    2019/06/07 追記 (WDへの電話での問い合わせ)
    2020/04/24 文言整備

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  • [WordPress] 自宅NASに設置のWordPressのプラグイン更新を出先から行う場合に、毎回出てくるパスワード入力を省略する設定

    [WordPress] 自宅NASに設置のWordPressのプラグイン更新を出先から行う場合に、毎回出てくるパスワード入力を省略する設定

    出先から自宅NASのWordPressのプラグインを更新

    自宅に設置したDS918+にWordPressを立ち上げています。既にWordPressにログインしていても、WordPressのプラグイン更新には,デフォルトでパスワードを求めて来くる設定になっています。

    wp-config.phpの編集

    以下のようにwp-config.phpを編集すれば、パスワードは求めて来なくなります。

    いつもお世話になっている観音寺さんのblogにあるように,出先からWordPressのプラグインを更新する場合、初期設定では,パスワードやhttp addressを求めてきます.それを不要とし省略するには,以下の設定で可能です。.

    1. wordpressフォルダにあるwp-config.phpをDSMにあるエディターを使って以下のように編集する
    2. define (‘DB_NAME’, ‘??’);を指標に,そのあたりの行に以下の1行を追加
    3. define (‘FS_METHOD’, ‘direct’);
    4. 保存して終了

    以上で、出先からは自宅サーバーのWordPressにログインした後は、プラグイン更新には、追加の認証は求められなくなります。

    編集履歴

    2019/05/06 Mr.Harikiri
    2020/09/20 文言整備
  • [Synology] 自宅にNASを設置しWordPressを構築 – blogサイトを立ち上げる – DS918+/DS920+ — 動機編からDS1621xs+拡張序章編 – △[2022/01/04]

    [Synology] 自宅にNASを設置しWordPressを構築 – blogサイトを立ち上げる – DS918+/DS920+ — 動機編からDS1621xs+拡張序章編 – △[2022/01/04]

    ID212

    自宅にサーバー、そしてWordPressを構築する

    Synology NASの導入の最初の理由

    Synology NASを購入した当時(2018/11)、まさか、blogをするとは思っていませんでした。最初は、自宅のメディアサーバーを構築して家庭内で楽しむために、性能が高いと思われたSynology NASを選択しました。

    NASを導入した当時、DiskStation Manager (DSM)に用意されているパッケージをインストールして遊んでいました。Audio StationVideo StationPhoto Stationに出先から繋いでいることで十分でした。

    • Audio Station
    • Video Station
    • Photo Station

    数ヶ月経過したくらいからblogでも、と思い立ったわけですが、今となっては、パックアップの選択肢が多い、BtrfsやRAID 6にも対応できるDS918+を選んだ事は、間違いではなかったと思います(2020/04/24追記)。ただ、RAID6は、個人ではやり過ぎですね。RAID6では、パリティHDDが2つ必要です。個人では、バリティHDDは1つのRAID5にしておいて、追加で古いHDDにバックアップを取る体制にしておけば十分です。

    世の中は進んでいた

    2018年まで10年以上の間、NASがこんなに高性能となっていたことを知りませんでした。それに、オープンソースソフトウェア(OSS)のWordPress(※)というものがあって、blogのサーバーの基本中の基本ということも。

    基本的にNASのOSはLinuxが採用されています。実は、「blogのサーバー」と表現しましたが、WordPressの機能は、blogの内容の編集、訪れたネットユーザーへのレスポンス(ワン・カラムやサイド・カラムにしたり)、画像の表示、広告の表示など、いわゆる、ホームページを作成するアプリケーションです。実際にパケットを処理してレスポンスするサーバーは、実は、Apacheというwwwサーバが担っています。WordPressは、Apacheを介してinternetの世界に発信されるのです。便宜上、以下では、WordPressをblogサーバと表現します。

    blogサーバは、WordPressだけではない

    実は、WordPressというのは、CMS (Content Management System)と言って、その他類似するシステムがあるようです。
    https://baremetal.jp/blog/2019/08/26/913/
    シェアは、WordPressがトップ(34%)ですが、その他のCMSも上記のリンクに記載があります。2位は「Joomla」, 3位は「Drupal」, 4位は「Shopify」と続き、それぞれのシェアは5%以下です。詳細は、リンクをご参照ください(2020/09/24, Mr. Harikiri)。

    1. WordPress
    2. Joomla
    3. Drupal
    4. Shopify

    おもちゃのNAS

    これまでの約10年間、オモチャのNASやDesk TopのWindowsをメディアサーバーにしたりして遊んでいました。オモチャのNASとは、IO-DATAのRockDiskを意図していますが、もちろんOSはLinuxです。NASに採用されているLinuxでは、最小限の機能でシンプルに稼働できるようにチューンされています。

    WordPressはデータベース・システム(MariaDB)を使う動的なWebサイトです。昔は、静的なフォルダー形式でページを配置していました。

    それは、IBMが開発したOS/2というPC用のOSがWindowsに対抗して頑張っていた時代のことです。MicrosoftのWindows NTとIBMのOS/2には、一部同じコードが使われていた時期がありました。この事実は、MicrosoftとIBMは一時期、Windowsを共同開発したしていたためです。結局、IBMのOS/2によるPCにおけるOS地位の奪還は叶いませんでした。

    • MD-DOSからWindows
    • WindowsとOS/2
    • UnixからLinux
    • Windowsは生き残った

    その頃に市販が開始された「IBM HomePage Builer」というホームページ作成ソフトを使ってローカルに自分だけのためのホームポージを作っていました。静的にページを配置(保存)して静的にリンクを貼るタイプです。目的は、自分だけの「知識のポータル・サイト」を持つことで、いつでも参照できるようにすることでした。忘れてしまいそうなことや、今後、しっかり覚えたいことなど、どんどん追加していました。今では、Synology NASが、そのかわりになっています。当時の「静的なホームページ」の作りは、構造上では至ってシンプルです。作成した目的のhtmlファイルが存在するリンクを作っていくだけです(2020/07/10追記)。

    しかし、データベースを使用できないことは、その他の関連情報の自動表示など、動的な表示は全くできなかったため、必要と思われたことは、せっせとhtml文で追加するしかありませんでした。WordPressでは、データベースを使用しているので、様々なプラグイン(plug-in)、または、知識がついてくれば自分でコーディングすることで、複雑な機能を簡単に追加することができます。本当に素晴らしいことです。

    レンタルサーバーの選択肢はなかった

    ブログ(blog)を立ち上げる場合、自宅のPCやNASを用いずに、プロバイダーのサーバーをレンタルすことが多いと思います(レンタルサーバー)。初期投資も少なくて済むし、知識もあまり必要ではありません。不具合の対応やバックアップサービスがあったり、何よりサーバー(機器)のメンテナンスが必要ありません。

    PCを長年趣味にしてきた愚か者としては、自宅から情報発信したいと思うのは抑えきれませんでした。

    データ保護の観点や速度など、自宅で構(かま)えるよりは、レンタルサーバーが効率的で良いことは明らかですが、自宅にサーバーを置くという「今は茨の道」であったとしても、その向こうには「素晴らしい世界」があることを信じて、今日までコツコツとblogサイトを構築して来ました。

    セキュリティについてもコツコツとやっていくことも必要です。セキュリティに関しては、NASとしての対策、WordPressとしての対策の2つに大きく分けることができます。これらは、それぞれ必要です。

    NASサーバーを構築する

    ひと昔では、サーバーと言えばPCでしたが、今時は、NASでサーバーをお手軽に構築できるようになりました。個人でも十分に高性能な機種を低コストで選べます。

    僕の考えでは、(1) PCは、何かの作業をするGearです。複雑な作業を短時間に実施する高性能なCPU、沢山のメモリ、高解像度のディスプレイが必要です。創造的な作業を短時間にできる性能が基準軸です。(2) NASはサービスを提供するGearです。ある程度ルーチンになったことをサービスするには、PCのように高性能は、ある意味必要ではありません。サービスに必要な性能が基準軸になります。

    Synology NAS – DS918+をチョイス

    NASの導入は、少し奮発して2018年末にSynology NAS DS918+を購入しました。色々調べてみるとBlogサイトには、WordPressという素晴らしいサーバーアプリを使用するのが一般化しているようでした。

    2020/07から、DS920+をSSD 1TBでblogを移行しました。以下の関連記事もご覧ください。サイトのレスポンスが改善すること、および、サイトに訪れてきてくれた際のHDDのアクセス音の静音化のために新規に購入して、blogを移行させました (2020/08/01 追記)。

    WordPressや関連するPHPなどの書籍やネットで調べたりして、先ずはNASの構築を開始しました。

    WordPressはPHPというプログラム言語が使われています。PHPは発信するページの体裁を整えるために使われています。サーバー管理者は、少し込み入った事をしようとしない限り、基本的にこのプログラム言語を理解する必要はありません。まず、基本は、テーマと呼ばれる基本プログラムを選択し、更に必要な追加機能は、沢山のプラグインから追加すれば済みます。

    • 基本を提供するのが、「WordPress」であり、PHPで作られています。以下に説明するものも「PHP」で作られいます。
    • WordPressでは、さらに、表示体裁やちょっとした機能を提供するために、「テーマ」を選択します。
    • さらに、機能を強化したい場合は、「プラグイン」という追加機能をインストールします。
    • 更に、足りなければ自分で自信で以上のコードを書き換えて好きな機能を追加できます。ここはハードルが高いです。
    • 表示系では、html文のスタイルを操作できるCSS (Cascading Style Sheets)という文法の言語で定義する方法が使われます。

    個人で使用する場合、プラグインは、最低限度の範囲で使用する費用はかかりません。更に、機能アップした有償版もあるので必要に応じて購入できます。僕も5つ程度を購入(クレジットカード)しました。

    現在使用している有償版プラグイン

    1. Cool Timeline Pro (どうだったか)
    2. Encyclopedia Pro (1年のサブスクリプション)
    3. EWWW (画像数に応じた支払い)
    4. Advanced Ads Pro (1年のサブスクリプション)
    5. その他

    外付けHDD

    データのバックアップとしてUSB接続で外付けHDDを使用しています。個人的な実績として信頼性があるのは、センチュリーのHDDケースです。

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    必要なマシーンとプログラム (基礎編)

    1. 自宅でNASの構築(出先からのアクセス管理、セキュリティ)
    2. WordPress (ページの体裁等、サーバー管理者の思いを具体化してApacheに繋げる)
      • NASにインストール
      • WordPress用のプラグイン・ソフト : 画像表示、投稿の表示、広告の表示、など色々あります。
    3. Apache HTTP Server (クライアント端末との通信を担うサーバーソフト)
      • NASにインストール
    4. MariaDB (blogなどの文書や動画などは、個別のファイルとして、このデータベースに登録され検索される)
      • NASにインストール
      • 動的ホームページ構築のエンジンです
    5. PHP (WordPressのphpファイルをプログラム言語として処理する)
      • NASにインストール
      • バージョンが、5や7があります。blogサイトのレスポンスは、5は最悪です。7以降を使いましょう。

    アプリ/ツール

    先ずは、NASのパッケージセンターから、DSM (Disk Station Manager)用の必要な機能を選び、NAS用のアプリとしてインストールできます。アプリをインストールするとは、基本的にNAS上にサーバーを置くことを意味します。アプリには、Microsoftの「one note」と同様のことができる「note station」やメディア関連では、「メディアステーション」や「Audio Station」などがあります。出先からNASにアクセスできます。

    次に、Windowsやモバイル(携帯電話など)から操作するためのアプリとしてPC用であれば、「Download Center」で取得してインストールできます。これは、基本的にNASに対するアクセス・ツールです。

    Download Center – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/support/download/DS918+#utilities

    最後に、モバイル用のアプリは、iPhoneを使用しているのであれば、App Storeでアプリをインストールできます。「ds」、「synology」で検索できます。これは、NASの管理ツールであったり、クライアントとしてのアプリであったりの機能が使えるようになります。

    参考

    結局、大変参考になったのは、ネットからでした。Synology NASとWordPressを使って基礎からシステムを構築されて、情報発信されている観音寺さんの「ホームネットワーク研究所」は、丁寧に解説されています。

    私みたいな新参者でも理解が助けられます。1から10までお世話になっているサイトです。

    以下の事を実現させたい方には、力強いサイトなので是非訪れてみてください。

    • Synology NASの運用、関連ツールの設定
    • WordPressの導入と設定

    ホームネットワーク研究所 : https://nw.myds.me

    Synology NASの型番について

    • DSは、「DiskStation」を意味しています。
    • RSは、Rack mount型です。「RackStation」と明記されています。
    • SAは、Rack mount型です。明記されていなので、憶測ですが「StorageAchiever」では無いかと、説明文から理解しました。
    • FSは、Rack mount型です。「FlushStation」と明記されています。link
    • 「9」は、拡張ボックスを使用下最大のドライブスロット数
    • 「20」は、発表した年の下二桁
    • 「+」は、不明
    • DS920+とDS720+は、性能は同一です。大きな違いは、ドライブスロット数が異なる程度。DS920+のWeb Serverとしての反応性能は、10862です。一方、DS1621xs+のWeb Serverとしての反応性能は、64730です。DS920+の約6倍です。

    更に高性能なNAS

    現在は、DS920+でblogのサーバーを立ち上げていますが、Serverのレスポンスに不満を持っています。実は、DS920+にはHDDスロットの4つ全てを使用してSSDでRaid5を構築しているのですが、DS918+のようにメモリ(標準システムメモリ: 4GB)の追加(8BGx2)やキャッシュ(SSD)の追加はしていません。それでもSSDの構成ではシステムの再起動は数十秒で完了します。DS920+をフルスペックする手もあるかもしれません。それでも、基本性能として更に高性能なNASを触ってみたいのです。ネット回線の問題もあるかも知れないので、持っている不満は解決するかはわかりません。

    DS920+のカタログ

    DiskStation DS920+
    Scalable NAS with SSD cache acceleration capability

    https://www.synology.com/en-global/products/DS920+

    DS920+ Data Sheet

    https://global.download.synology.com/download/Document/Hardware/DataSheet/DiskStation/20-year/DS920+/enu/Synology_DS920_Plus_Data_Sheet_enu.pdf?_ga=2.14052148.2022724892.1636367018-1993726491.1635251237

    DS920+とDS720+のカタログ比較 – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/products/compare/DS920+/DS720+

    因みに、その内導入したいと考えているNASはDS1621xs+です。DS1621xs+とDS920+の比較が、下のリンクに示されていますが、PHP反応性能は約6倍です。

    DS1621xs+は、High End NASと説明されており、採用されているCPUは、DS920+搭載のものより高性能である「Intel® Xeon D-1527 4-core 2.2 GHz」です。具体的な性能比は、DS920+が10,000程度、DS1621xs+が60,000程度と約6倍のPHP反応性能差があります。それに見合うだけの周辺性能(メモリ、3つのLANポートの内1つは10G)が付加されています。価格も高価で約3倍です(DS920+が約7万円、DS1621xs+が約21万円)。

    DS1621xs+とDS920+のカタログ比較 – Synology –

    https://www.synology.com/en-global/products/compare/DS920+/DS1621xs+

    DS1621xs+のカタログは以下のリンクを参考にしてください。

    メモリーは、ECC(Error-Correcting Code)メモリーが使用できます。ECCメモリーは、金融機関や高度な化学計算において1ビットでもエラーが許されない分野で使用されているメモリーです。

    DiskStationDS1621xs+
    High-end scalable NAS in desktop form factor

    https://www.synology.com/en-global/products/DS1621xs+

    DS1621xs+は、Rack mount型の高性能なServerと比較しても、約半分の性能まで迫っています。Desk Top型のNAS Serverとしては、相当な高性能です。

    Performance

    Synology strives to enhance the performance of our NAS with every software update, even long after a product is launched. For enterprises and users that demand uncompromising performance from their servers, check the figures below to find the most suitable choice.

    https://www.synology.com/en-global/products/performance#sa_and_xs_plus

    実は、2021年年末に、DS1621xs+を購入しました。WD 8TB HDD Red Plus x 2とDS918+から抜いたRed HDD x 4の合計 6HDDの構成です。今はPlexを導入してホームサーバーとして性能を確認中です。その内、レポートします(2022/01/04, by Mr.HARIKIRI)。

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    まとめ

    この記事では、Synology NASを使ったblogサイトの立ち上げの取っ掛かり、および、近況(2022/01/04)について記事にしました

    以上

    関連記事

    編集履歴

    2019/05/06 はりきり(Mr)
    2020/04/24 追記(関連記事)、読み返した感想です。もう1年も経ち懐かしく思い出しました。
    2020/05/01 追記(レンタルサーバーの良さについて)
    2020/07/10 追記(静的ホームページ)
    2020/08/01 文言整備、追記(DS920+について)
    2020/08/10 追記(OS/2とWindows NTは、元々同じOSだった)
    2020/08/15 文言整備
    2020/09/24 追記(WordPress以外のCMS)
    2021/02/12 追記(文言整備、バックアップとセキュリティ関連の記事リンク)
    2021/08/28,追記(アプリ/ツール)
    2021/11/18,追記(その内、High End NASと銘打っているDS1621xs+を導入したい)
    2022/01/04,追記(購入した有償版プラグインリスト)
    2022/02/06,コード修正(Adsense関連Pluginを自前コードに置き換え)