カテゴリー: BUSINESS

  • [思考するための知識] SWOT分析 – 強み・弱み・機会・脅威についてTOWSも含めて分析する手法 – ロジカルシンキングのためのフレームワーク  [2025/04/15]

    [思考するための知識] SWOT分析 – 強み・弱み・機会・脅威についてTOWSも含めて分析する手法 – ロジカルシンキングのためのフレームワーク [2025/04/15]

    はじめに

    SWOT分析とは、事業や製品、プロジェクトなどの戦略立案のために、内部と外部の環境要因を4つの視点で整理するフレームワークです。企業戦略、マーケティング戦略、新規事業企画などに幅広く使われます。


    ✅ SWOT分析の基本構造

    分類内容対象領域
    S:Strength(強み)他社より優れている要素、自社の競争優位性内部要因
    W:Weakness(弱み)改善すべき課題、リソース不足内部要因
    O:Opportunity(機会)外部環境におけるビジネスチャンス外部要因
    T:Threat(脅威)外部からのリスクや競争圧力外部要因

    ✅ SWOT分析の目的

    • 自社のポジションを客観的に理解する
    • 戦略上の強化点・改善点を特定する
    • 市場変化に対応する戦略の指針を作る

    ✅ SWOT分析の例(例:国内カフェチェーン)

    分類内容例
    Strengthブランド力、立地の良さ、オリジナル商品開発力
    Weakness原価率の高さ、店舗スタッフの離職率の高さ
    Opportunity高齢者のカフェ利用増、海外進出ニーズ
    Threatコンビニカフェの台頭、原材料価格の高騰

    ✅ SWOTを活用した戦略例(TOWSマトリクス)

    SWOTの要素を掛け合わせて、戦略に落とし込むことも可能です:

    マトリクス内容
    S×O(攻めの戦略)自社の強みを活かして市場機会を最大化する(例:ブランド力でシニア層向け商品を展開)
    W×O(補強戦略)弱みを機会で補う(例:スタッフ教育で高齢者接客対応を強化)
    S×T(守りの戦略)強みを活かして脅威を回避(例:独自メニューで価格競争を回避)
    W×T(危機回避戦略)弱みと脅威が重なる領域への対策(例:価格上昇に対応する原価管理体制の整備)
    TOWSとは・・・

    TOWSとは、SWOT分析で得られた「強み・弱み・機会・脅威」の4つの要素をもとに、戦略を体系的に導き出すためのフレームワークです。
    「SWOTの逆読み」で名付けられた名前ですが、意味としては「SWOT分析を戦略に落とし込む実践的ツール」と理解してください。


    ✅ TOWSマトリクスとは?

    SWOTの4つの要素を掛け合わせて、4種類の戦略オプションを導きます。

    外部環境\内部環境Strength(強み)Weakness(弱み)
    Opportunity(機会)SO戦略(積極戦略)
    強みを活かして機会を活用
    WO戦略(改善戦略)
    弱みを克服して機会を活用
    Threat(脅威)ST戦略(防衛戦略)
    強みを使って脅威を回避
    WT戦略(回避戦略)
    弱みと脅威を最小化・撤退も検討

    ✅ 各戦略の解説と例(飲食店を例に)

    戦略概要例(個人経営カフェ)
    SO戦略強みを活かして機会を最大化する地元食材の調達力(S)を活かし、健康志向ブーム(O)に対応した新メニュー開発
    WO戦略弱みを改善し、機会を活かす接客ノウハウの不足(W)を改善して、観光客増加(O)に対応した英語メニュー導入
    ST戦略強みを活かして脅威を回避ブランド力(S)を活かして、コンビニカフェの拡大(T)に差別化で対抗
    WT戦略弱みと脅威の影響を最小化する(撤退含む)客単価が低く(W)、周囲に競合が増加(T)しているため、業態転換を検討

    ✅ SWOTとTOWSの違いと関係性

    項目SWOTTOWS
    機能状況把握(要素の整理)戦略立案(アクション策定)
    分析順S・W・O・Tの順で整理T・Oを先にし、S・Wと掛け合わせて考える
    出力強み・弱み・機会・脅威の4分類SO・WO・ST・WTの4戦略案

    ✅ TOWS活用のステップ(テンプレ)

    1. SWOT分析を実施する(要素を整理)
    2. TOWSマトリクスを作成する(4象限に分類)
    3. 各象限ごとに戦略を検討する
    4. 優先順位と実行計画に落とし込む

    ✅ TOWSマトリクス テンプレート(空欄)

    外部要因\内部要因強み(S)弱み(W)
    機会(O)SO戦略:WO戦略:
    脅威(T)ST戦略:WT戦略:


    ✅ SWOT分析の進め方(ステップ)

    1. 分析対象を明確にする(企業全体/特定製品/事業単位など)
    2. 内部要因(S/W)を整理(経営資源、ノウハウ、組織力など)
    3. 外部要因(O/T)を調査(PEST分析や競合分析を活用)
    4. TOWSマトリクスで戦略化する

    ✅ SWOT分析テンプレート(簡易表)

    内部要因外部要因
    Strength(強み)Opportunity(機会)攻めの戦略(S×O)
    Weakness(弱み)Threat(脅威)危機回避戦略(W×T)

    ✅ よくある誤り・注意点

    誤り解説
    要素が抽象的すぎる「強いブランド力」→「20〜30代女性に認知度80%以上」など定量化・具体化する
    機会と脅威の混同外部要因(O/T)と内部要因(S/W)を混ぜないようにする
    ただの整理で終わる必ず戦略の方向性に活用することが重要

    ✅ 補足:SWOTとPESTの違い・使い分け

    項目SWOTPEST
    分析対象内部・外部両方外部環境のみ
    目的戦略立案(企業個別)マクロ環境の影響把握
    組み合わせPEST→SWOT(外部要因抽出)に活用できる

    編集履歴

    2025/04/15 Mrはりきり(AIバージョン)

  • [思考するための知識] PEST分析 – 政治・経済・社会・技術- 外部環境分析 – ロジカルシンキングのためのフレームワーク  [2025/04/15]

    [思考するための知識] PEST分析 – 政治・経済・社会・技術- 外部環境分析 – ロジカルシンキングのためのフレームワーク [2025/04/15]

    はじめに

    PEST分析とは、企業の経営戦略や市場分析を行う際に、外部環境を「マクロ環境」の4つの視点で体系的に整理・分析するフレームワークです。特に新規事業立案、海外進出、製品戦略などにおいて広く活用されています。


    ✅ PEST分析とは(概要)

    項目意味主な内容
    P:Politics(政治)政治的要因政治情勢、法規制、税制、貿易政策など
    E:Economy(経済)経済的要因景気動向、金利、為替、物価、失業率など
    S:Society(社会)社会的要因人口動態、ライフスタイル、教育、価値観、文化など
    T:Technology(技術)技術的要因技術革新、IT・AI動向、研究開発、特許制度など

    ✅ PEST分析の目的

    • 外部環境(企業がコントロールできない要因)の整理
    • 中長期的リスク・機会の把握
    • 戦略立案やシナリオプランニングの支援

    ✅ 各項目の具体例(日本企業を例に)

    分類具体例(日本市場)
    Politics医薬品の薬価制度改革、消費税増税、労働法改正、規制緩和、外交関係(例:米中摩擦)
    Economy円安/円高の影響、GDP成長率、物価上昇(インフレ)、最低賃金の上昇、原材料費の高騰
    Society高齢化社会、働き方改革、少子化、Z世代の価値観変化、サステナビリティ意識の高まり
    TechnologyDX(デジタルトランスフォーメーション)、AI・IoTの進展、5G・6G、バイオ技術の進化、スマート工場の導入

    ✅ 使用シーン

    使用場面目的
    新市場への参入進出先のマクロ環境分析(例:ASEAN各国)
    事業戦略立案将来起こり得る外部変化を予測し戦略に組み込む
    SWOT分析の補助外部要因(O:機会、T:脅威)をPESTから抽出

    ✅ PESTの発展系

    名称説明
    PESTEL分析PESTに「環境(Environment)」と「法律(Legal)」を加えた6分類(例:環境規制や判例の影響分析)
    DESTEP分析Demographic(人口統計)などを含むより細かいフレームワーク

    ✅ PEST分析テンプレート(簡易)

    分類要素影響の有無対応戦略
    P○○規制の強化強い/弱い製品設計変更、認証取得強化など
    E為替変動強い価格設定見直し、仕入先多様化
    S高齢化進展強いシニア向け製品・サービス強化
    TAI活用の加速強いR&D投資、業務効率化戦略強化

    ご希望があれば、

    • PEST分析の事例(業種別)
    • SWOTとの統合テンプレート
    • Excelテンプレート なども提供可能です。必要ですか?

    編集履歴

    2025/04/15 Mrはりきり(AIバージョン)

  • [健康] アトピー性皮膚炎とオンコスタチンM

    [健康] アトピー性皮膚炎とオンコスタチンM

    オンコスタチンM

    は、IL6ファミリーに属するサイトカインである。アトピー性皮膚炎の細胞に存在するようだが、サイトカインの分子量は20kDa程度なので、抗体医薬が作れる。さらに、アトピー性皮膚炎にはIL31も関与しているらしく、この両方のサイトカインの作用を抑える抗体医薬がアトピー性皮膚炎の症状を相当抑えるとの発表がなされている。

    今後が楽しみだが、抗体医薬品の開発には、これから、細胞株の構築、精製方法の開発、臨床試験用サンプル調製のためのGMP製造で臨床試験P1、P2, P3も必要だ。これから7年以上は医薬品としては出てこない。

    1. Oncostatin M: OSM、理論分子量は24,400Da, ヒトの体内では糖化しているので30kDa。
    2. IL31 : Interleukin 31, 分子量 15kDa

    編集履歴

    2024/01/26 Mr.HARIKIRI

  • [用語] 5S; 生産管理用語

    [用語] 5S; 生産管理用語

    5Sとは

    5S; 5つのS, 整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)の五つを指す生産管理関連の用語。生産を効率的に行うことを目的とした各種活動や制度の1つ。実生活でも役立つ用語です。

    • 整理は、必要なものを捨て、必要な物を残すこと
    • 整頓は、整理の結果残った必要なものを並べたりして使い易くすること
    • 清掃は、文字通り掃除すること
    • 清潔は、以上の作業の結果の状態
    • 躾は、清潔を保つ仕組み

    編集履歴

    2020/12/17, Mr.Harikiri

  • [Business] フレームワーク: 「5S」とは – 綺麗な状態を突き詰める  [2020/08/17]

    [Business] フレームワーク: 「5S」とは – 綺麗な状態を突き詰める [2020/08/17]

    5S

    フレームワークとは、物の考え方を0から考えるのではなく、その考え方のポイントを示したものです。5Sもその一つですが、生産管理という製造現場で使われる考え方のポイントを5つのSで示しています。

    • 整理(せいり)
      • いらないものを捨てること
    • 整頓(せいとん)
      • 必要なものを分かりやすく並べたりすること
    • 清掃(せいそう)
      • 日頃の掃除の必要性を示しています
    • 清潔(せいけつ)
      • 以上の活動により、いつでも綺麗な状態を保っていること
    • 躾(しつけ)
      • 以上の活動と状態は、「しつけ」が重要であることを示しています。では、教育と訓練の事です

    まとめ

    5Sとは、綺麗な状態にすることについて、突き詰めていくと5Sに至るという事ですが、ここまで突き詰めた考えを得るために、ゼロから考え始めなくても、先人の知恵を活用できるというのが、このようなフレームワークの良さです。

    編集履歴
    2020/08/17 Mr.はりきり
  • [用語] TOB; Take Over Bid ; 株式公開買付 – [2020/08/17]

    [用語] TOB; Take Over Bid ; 株式公開買付 – [2020/08/17]

    ID21333

    TOB

    TOB; Take Over Bid; 株式公開買付、敵対的買収にも使われる

    企業買収の中心的な手段。敵対的とは、非買収会社に合意も断りもなく株式公開買付を行い、無理やりに買収しようとする行為です。合意して行われる場合もあるので、そのような区別が付けられています。

    公開企業の支配権・経営権の取得を目的に有価証券市場ではなく短期の期限を定めて株式を目的に足りるまで大量に買い付けること。

    金融商品取引法では、一定以上の株式買い付けは、公開で行うこととされており、その手続きに従う必要がある。

    英国では、take over bid

    米国では、tender offer

    編集履歴
    2020/08/17,Mr.HARIKIRI
    2022/03/12,追記(敵対的について)
  • [Business] フレームワーク: 「戦略」とは – 存在意義→方針→戦略→戦術、と具体かしていく  [2020/08/13]

    [Business] フレームワーク: 「戦略」とは – 存在意義→方針→戦略→戦術、と具体かしていく [2020/08/13]

    戦略

    戦略とは、古来の戦争における戦い方を意味しており、著名な賢者が研究を重ねてきました。目的(ビジョン)達成のための手段です。

    戦略を具体化したものが、戦略です。戦略は、方針が立てられてから練られます。方針の上にも、その存在意義を明確に示すような、考え抜かれた概念を持つこともあります。それは、存在意義といえばいいかも知れません。企業では、その企業の存在意義、個人であれば、その個人の存在意義です。自ら考えることが大事です。

    戦略のポジション

    • 存在意義 → 方針 → 戦略 → 戦術
    • 存在意義 : 上位概念なので、抽象的で幅広く表現する。「お客様のために~を提供する」
    • 方針 : 少し具体化する
    • 戦略 : これを作成するには、沢山の先人たちのフレームワークがあります。
    • 戦術 : 戦略を具体化

    戦略を作る・策定する目的は何か。

    • 戦うべき相手を知り、環境と自力を踏まえて、戦い方を塾考し作成した成果物を、「戦略」と定義できる
    • 自力とは、自分自身の能力、会社の組織形態/能力、である

    戦略を策定するために、古今東西でいろいろなフレームワークが考案されています。戦略を策定するとは、温故知新が必要です。

    • 孫氏の兵法
      • 敵を知り己を知れば百戦危うべからず
    • クラウゼビッツの戦略論
      • 一点突破

    ビジネスへの応用

    もともと戦略は、古今東西の戦争論です。ビジネスへの応用では、著名な学者が基本理論を考案してきました。

    • アンゾフ
    • チャンドラー
    • P.F. ドラッカー
    • コトラー
    • M. ポーター

    フレームワーク

    SWOT

    基本的なフロームワークとして、環境、自分の2軸で考案された、SWOT分析が有名です。横軸に強みS、弱みWを、縦軸に機械O、脅威Tを配置して4象限で描画します。

    • 強み (Strengths)
    • 弱み (Weaknesses)
    • 機会 (Opportunities)
    • 脅威 (Threats)

    分析の仕方は、各交点の戦い方を塾考していきます。

    例えば、

    1. 交点(S/O)では、強みを機会に活かす
    2. 交点(S/T)では、強みを脅威に対応させる
    3. 交点(W/O)では、弱みを補強・克服して機会に適応する
    4. 交点(W/T)では、弱みの克服はしない

    ファイブフォース分析

    現状の環境分析として、(1) 自社・競合を含めた「競争環境」、そこに、同製品・同サービスに関わる (2)売り手(製造メーカー、サプライヤー、卸)、(3)買い手(直接の顧客、自己がメーカーの場合では卸やB2Cの直接的な顧客)、また、同製品・同サービスが現存するもので代替される場合の(4)代替品(技術革新によって思いもしない新製品も含む)、最後に現状の競争環境に現れる企業を(5)新規参入として、「競争環境」を現状分析及び未来分析する。

    図的には、(1)競争環境を中心に、周りの環境としての(2)から(5)が関わっている図となる。

    1. 競争環境(現状)
    2. 売り手(現状)
    3. 買い手(現状)
    4. 代替品(現存・未来)
    5. 新規参入(未来)

    競争優位の戦略

    M. ポーターの競争優位とは、1つの軸には、(1)コスト、(2)差別化が基本である。もう1つの軸には、集中について、する/しないで戦略を区別する。

    コストリーダーシップ

    コスト低減化の戦略を、特にコストリーダーシップという。いかなる組み合わせでも良いが、基本的には、組み合わせが増えるほど、そのオペレーションは増大し戦略の意味が薄れてくる。戦略とは、何かを捨てることにあるからである。

    差別化

    コスト以外の差別化をいう。サービス、品質、機能、技術力、などについて、どれを前面に出すかである。

    集中

    集中とは、自己視点ではない、顧客への差別化と言える。目的の顧客を顧客層に絞り、中高年をターゲットにしたり、地理的なロケーションを絞ったりして、自己の領域を定め集中する。

    まとめ

    戦略の策定について、至って表面的な分析手法を紹介した。その心を知るには、更に深堀りの戦略策定を行う事も必要である。

    それは、戦術よりの分析も必要となるという事である。具体的には、組織構造や、組織と戦略との関わりとしての組織が先か戦略が先かの議論も必要になる(チャンドラー, 組織は戦略に従う、アンゾフ, 戦略は組織に従う)。7S分析、QCD, 商業的な分析では、AIDMA分析などの人間の情緒も扱うフレームワークなど、他種、多様のフレームワークがあり、分析をプラットフォームして進めることも必要になってくる。

    編集履歴
    2020/08/13 Mr.HARIKIRI
  • [Business] フレームワーク: ビジョンから戦術まで [2020/08/12]

    [Business] フレームワーク: ビジョンから戦術まで [2020/08/12]

    ビジョンから戦術まで

    会社経営において、会社の目指すビジョンの設定は、まず必要な作業です。

    このビジョン/ミッション/方針がなければ、その下位概念である戦略、戦術を策定することは無意味です。

    個人的な「夢」の実現にも同様の作業を行うことは効果的です.

    夢とは、お金儲けでもいいし、なりたい自分でも、世界平和でもいいのです。そのビジョン/ミッション/方針が決定できたら、その手段としての「戦略」を策定し、その具体的な策としての「戦術」を順次策定します。

    最初に設定すべきは、ビジョンです。上位から下位に,すなわち「ビジョン/ミッション/方針」→「戦略」→「戦術」と立案する.

    1. ビジョン/ミッション/方針
    2. 戦略
    3. 戦術

    ビジョン

    ビジョンは、簡潔です。会社経営のビジョンの場合、顧客視点で策定するのが、最近の定石です。例えば、食に関わる業種・業態の場合は、「消費者の健康的な食生活の達成」、旅行やIT産業の場合は、「顧客のエクスペリエンスを最高にする事」、サービス業の場合は、「顧客の美の要求を充足させる事」、などが思い浮かびます。

    医薬研究者なら、「Xという病気の根本原因を究明し患者さんの治療法の選択肢として最高のものを提案する」でもいいし、製造研究者なら、「現行製造コストを低減化する事で、安価に製品を提供し顧客のクオリティ・オブ・ライフに貢献する事」などのビジョンを設定することができます。

    どんな業種・業態・職業・役割など、どんな思いにもビジョンは設定可能です。

    Appleのビジョン/ミッション

    Apple Inc. (UNITED STATESSECURITIES AND EXCHANGE COMMISSIONWashington, D.C. 20549)の情報から、以下の言葉が拾えます。

    to bringing the best user experience to its customers through its innovative hardware, software and services source: sec.gov /カスタマーの革新的なハードウェア、ソフトウェア及でサービスを通じてユーザーのエクスペリエンスを高める事

    mission-statement.com

    Microsoftのビジョン/ミッション

    to empower every person and every organization on the planet to achieve more. /地球上の全ての個人と企業に更なる達成の力を与える事

    戦略

    戦略 (strategy)とは、その下位の複数の戦術という駒をどのように配置して、どのようなタイムラインや条件で、順次動かしたり、撤退したりする作戦です。研究者なら、Aという研究データを先に取得するか、その前にBという研究データを取得した方が、Aの研究の作業時間が少なくなるのか、色々な方向から戦略を考えて、効果的、効率的、低コスト、期間、データの質などを考慮して戦略を決定します。

    戦術

    戦術は、具体的な策です。研究者なら、それは実験方法です。キットを使うのか自前で開発した測定方法を使うのか。戦術自体の決定のレベルは、戦略にも関わります。戦略として市販のキットを使う方が、データの取得時期が早まるのであれば、戦略として、キットを使う戦略もあり得ます。

    まとめ

    物事を始めるためには、先ず最初に明確な思い、自分としてしっくりくる思いの設定作業が、今後の成果の良し悪しに影響します。会社組織を作るベンチャーにおいて、創業者の思いは重要なファクターです。このビジョン/ミッションを投資家は重要視しています。会社組織内においても、自分の役割について、どれくらいの強い想いがあるのかで、その成果も変わってきます。その強く熱い思いを具体化していく作業が、今回紹介した「ビジョン → 戦略 → 戦術」のフレームワークです。

    編集履歴
    2020/08/12 Mr.HARIKIRI
    2022/10/23 修正: MSのビジョン/ミッションのリンクが切れていたので復旧
  • [用語] COGs

    [用語] COGs

    COGs; Cost of Goods 単位当たりの製造費用

  • [用語] CAPEX; Capital Expenditure; 投資コスト

    [用語] CAPEX; Capital Expenditure; 投資コスト

    CAPEX; Capital Expenditure; 投資コスト・設備投資。

    CAPEXは資本的支出。単なる修繕費ではな、不動産の価値や耐久年数を延ばす経費。資産に参入され減価償却の対象になる。

    対局のコストに、OPEX; Operating Expenditure; 事業運営の諸々費用がある。事業する場合、CAPEXにするかOPEXにするか、そのコスト配分が考え所である。