課題
- mRNAワクチン
- 皮下投与であるため高性能なDDSは必要ない
- 標的細胞へのDDS
- 脂質ナノ粒子 (LNP, 非開示): 炎症反応の惹起がある。
- ポリマー粒子: 組織浸透性が優れている
- 免疫反応の低減化
ワクチン
一般的に、DDS併用でない場合、免疫賦活化作用が十分ではない。部分的にmRNAの二本鎖構造にして、抗原提示能と免疫賦活作用を併せ持つmRNAの開発も行われている。
mRNAワクチンで先人を切っているのは、米国のmoderna社です。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
がんワクチン
- 液性免疫と細胞性免疫に適用可能
- 2017年、BioNTechのメラノーマワクチン(new-antigen mRNAワクチン)
- PD-(L)1阻害剤 (免疫チェックポイント阻害剤)との併用。BioNTechは、Genentechと共同で臨床試験実施。CureVacはEli Lilly, ModernaはMerckと併用の臨床試験を実施。
一般治療
- 成長因子 (overdoseが抑制できる)
- VEGF mRNA (心虚血疾患、二型糖尿病皮下投与、アストラゼネカ)
- 組織再生(徐放): 軟骨、椎間板
- シグナル
- 非分裂成熟細胞(脳神経系など)
- 酵素
- 遺伝性稀少疾患(酵素補充)
- 膜タンパク質
特許
天然の核酸分子の配列では、特許は取れない。
以上
参考文献
1) mRNA 医薬開発の世界的動向, 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス
mRNA 医薬開発の世界的動向, 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス,PMDRS,50(5),242 ~ 249(2019)
http://nats.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20190717095649-6ABC2FA50410294C82EBEF7D74463510333BCF1FB717B3F864612BCB0CA9F6B2.pdf
2) メッセンジャー RNA 医薬を実現する DDS 開発と疾患治療への応用
メッセンジャー RNA 医薬を実現する DDS 開発と疾患治療への応用、Drug Delivery System 31―4, 2016
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/31/4/31_343/_pdf
3) ゲノム解析とは
ゲノム解析とは – nite – より
ORFは、開始コドンと呼ばれる3塩基から始まり、終止コドンと呼ばれる3塩基で終わります。また、アミノ酸に対応するコドンも解読されており、ORFの推定はコンピュータを用いて行います。
https://www.nite.go.jp/nbrc/genome/description/analysis2.html
4) 非翻訳領域
非翻訳領域 – wikipedia – より
https://ja.wikipedia.org/wiki/非翻訳領域
5) mRNAサーベイランスとは
mRNAサーベイランスとは、大野研究室 分子細胞生物学 Cell Signaling – より
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~ohnos/research/mRNA.html