[健康] コロナ禍加湿器が多用されるが、加湿器肺(炎)とは、洗浄が不十分な加湿器が菌の繁殖源であり、まき散らしている可能性がある [2020/12/07]

加湿器肺(炎)

清潔度が低い加湿器を長期に使用した結果、加湿器から放出された水以外の物質が肺で作用して、肺炎や、全身的なアレルギー反応に進展する場合がある。清潔にされていない加湿器の水タンクや関連する装置の部分で、カビや細菌が繁殖した場合、これらカビや細菌が蒸気とともに空気中に拡散する。呼吸により肺に取り込まれることで、加湿器肺の症状を呈する。加湿器肺は、肺機能の低下により血中酸素濃度の低下を招く場合があり、危険な状態に陥ることもある。

加湿器のタイプごとの特徴

以下の、4タイプがあり、それぞれに一長一短があり、結局は、ライフスタイルに合わせて、機器の選択が必要です。いずれにしても、清掃は必要です。

  • 気化式
    • 自然蒸発の原理により、給水スポンジなどに水を吸い上げて、ファンなどにより空気中へ水分を放出させる
    • 清掃が必要
  • 超音波式
    • 超音波による振動板の振動により、水をミストにすることで、空気中に水分を放出する
    • 清掃が必要
  • スチーム式
    • 加熱による蒸気の放出原理のため、高音となる装置内での菌の繁殖はないが、過加湿になりがちなので、部屋のカビの発生の原因になりやすい
    • カビや細菌の繁殖予防のための清掃は、基本的に必要ではないが、加熱槽に供給水由来のスケール付着があるため、その除去のための清掃が必要
  • ハイプリッド式
    • 気化式または超音波式とスチーム式の併用原理で蒸気を発生させる
    • 個別の清掃が必要

運用方法

エアコンをオンにして、その下に加湿器を置き、エアコンの風向は、向かいの壁に向ける。その戻ってきた風は、加湿器にあたるようにする。

注意) エアコンが動いていない場合、加湿器は稼働させないこと。エアコンが稼働していない場合、加湿器が放出した湿度によりエアコンの故障の原因になる。

情報源 : お笑いコンビ、メッセンジャーのあいはらさんが、今年3月に加湿器を買い替えて寝室で使用を開始してから、5月には、加湿器肺と診断され、意識不明の状態にまでなりました。入院し回復はされましたが、その後遺症として、清潔でない加湿器が、近くにあるとアレルギー反応が出るようになったとのことです。(ミヤネ屋、2020/12/07)

編集履歴
2020/12/07 Mr.HARIKIRI

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